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西国三十三所(3) (拡大地図を表示)
 このくるま旅の詳細は、西国三十三所の第15番札所からのものです。3泊4日の旅です。最初の日は、夜に目的地の近くまで移動しただけなので実質3泊3日です。

□2009.10.28(水)□ 【目的地の近くで前泊】
 天候は晴れ。夕食とお風呂をすませて21時15分に自宅を出発。前泊予定場所の大津SAをめざす。今回は15番札所・今熊野観音寺からの参拝になる。前回と同じで、東海ICから伊勢湾岸道に入る。伊勢湾岸道、新名神高速、名神高速と乗り継いで23時に大津SAに到着。ここで車中泊です。相変わらずトラックが多い。エンジン音が気になるので耳栓を使用。
就寝23時45分。

□2009.10.29(木)□ 【携帯電話を紛失した?】
 今日も晴れ。アズサの後ろの歩道の端で炊飯。ご飯、味噌汁で朝食。昼食のおにぎりも用意する。7時50分に出発。京都東ICから出て13キロ。8時15分に第15番札所・新那智山観音寺(今熊野観音)に到着した。
 入山料は不要。駐車場が無いと思い込んでいたので、隣の泉涌寺の駐車場(無料)に止めさせてもらった。ここから入口の鳥居橋までは250メートルくらいか。その先に台数は少ないが今熊野観音寺の駐車場(無料)があった。ここに停めれば良かった。

 本堂へ向かう石段の前に、子護弘法大師の優しげなお顔のお像があった。本堂に参拝。
今熊野観音寺・駐車場
今熊野観音寺・駐車場
 本堂脇の納経所の前で、仏教の書籍等を販売していた。そこにあった満願寺教化部発行のガイドブック「西国三十三ヵ所・ドライブ観音巡礼」を購入した。発行が平成14年とかなり古いが、その後の巡拝に大いに役立った。 今熊野観音寺・子護弘法大師
子護弘法大師
今熊野観音寺・本堂
今熊野観音寺・本堂
 清水寺近くの清水坂観光駐車場をナビで検索して9時に出発。9時10分に到着。しかし既に満車。当てにしていたので困ったな。この駐車場の前の道・五条坂では、Uターンが難しいのでそのまま直進した。五条坂は松原通に鋭角に突きあたる。鋭角側に左折して松原通を、東大路通方向に向かう。

 道は一方通行で狭い。修学旅行の中学生が、グループ毎にかたまって歩いて来る。端に寄ってもらわないと通行できない。すいません、すいませんと手で合図を送りながら、やっとの思いで東大路通に出た。先ほど通った東大路通から五条坂に入った左角に、駐車場らしきものが有ったことを思い出した。行ってみると平面駐車場と、その奥に2階建ての立体駐車場がある。良かった。平面駐車場が空いていた。9時20分に第16番札所・音羽山清水寺に到着した。駐車料金は時間制。6時間の駐車料金になった。入山料が必要。

 前回のくるま旅で、最後に参拝した元慶寺から今熊野観音寺は6キロなので、参拝してから帰宅することが出来た。あの時に、今熊野観音寺まで参拝しておけば良かった。そうすれば今回は清水寺からの参拝になり、清水坂観光駐車場に、最初に来られるので入庫することが出来たと思う。
清水寺・本堂(清水の舞台)
清水寺・本堂
(清水の舞台)
 この駐車場がこんなに早い時刻から満車になるとは思いもよらなかった。清水坂観光駐車場なら、一日制の低料金で済んだのに。残念。

 京都市内は駐車するのが難しいので、アズサは駐車場に置いて、16番〜19番までを徒歩で巡る予定。清水寺は前に観光で来ている。参拝だけのつもりでも、境内で写真を数枚撮っていたら、思っていたより時間を費やしてしまった。
 10時に17番札所・六波羅蜜寺へ向かう。道程は1.2キロくらいか。先ほどアズサで通った松原通をまっすぐに行って左側にある。お参りをして、あれ、納経所がない。間違えた。ここは隣の西福寺だった。そそくさと辞した。

 10時50分に、第17番札所・補陀洛山六波羅蜜寺に到着。入山料は不要。駐車場は無い。境内は狭いが、宝物館(有料)も有る。ここに有名な、空也上人立像が納められている。
六波羅蜜寺・縁結び観音像
六波羅蜜寺
縁結び観音像
 参拝を済ませ18番札所・六角堂へ向かう。道程は2.8キロくらい。鴨川に架かる四条大橋を渡る。四条通を一つ北に入った、錦小路市場のアーケード街の中を行く。多くの老舗・専門店が軒を連ねる。アーケードを抜けたところに大丸デパートがある。そこにちょっとした広場があり、ベンチが置かれている。まだ11時40分だけれど、歩き疲れたので早めの昼食にした。木陰になったベンチに座り、おにぎりを広げた。お腹に入れてしまえば、荷物も軽くなり、元気も出るので一石二鳥か。

 ここから600メートルくらい。12時15分に、第18番札所・紫雲山頂法寺(六角堂)に到着。入山料は不要。駐車場は無い。ビルの谷間にあるお寺さんだ。山門を入るとすぐ前に本堂がある。華道池坊の発祥の地でも有名である。
四条大橋から見た鴨川
四条大橋から見た鴨川
六角堂・本堂にて
六角堂・本堂にて
六角堂・十六羅漢
六角堂・十六羅漢
 参拝を済ませ19番札所・革堂へ向かう。道程は1.9キロくらい。何はともあれ北へ向かうために、適当なところで左に曲がる。京都文化博物館の前に出た。そのまま行くと御池通にあたる。6車線の広い道路だ。信号交差点まで移動して横断。京都御池中学校、京都御池小学校を右に見て、少し行くと正面に京都御苑がある。

 右に曲がり500メートルくらいか。実は小学校を過ぎてすぐに右に曲がれば、そこからなら300メートルくらいで到着できた。小学校の角を基準に考えれば、300メートルくらい大回りをしてしまった。
 13時10分に第19番札所・霊ゆう山行願寺(革堂)に到着した。入山料は不要。駐車場は無い。参拝を済ませ御朱印を頂く。御朱印は女性が書いてくれた。さすがは尼僧の守る観音寺である。

 納経所の中には二人の女性が居られた。かなりご高齢の方の人が、妻の帽子を見て、幾らで買ったのか聞かれた。昨日も同じような帽子の人がいたらしい。自分も欲しいのだが、その人の物はかなり高額だったとのこと。妻の物は、季節変わりの割引もあり千円でお釣りが来る程度。その価格差に驚いていた。妻は「あなたの方がよく似合うよ」と言われて喜んでいた。何とも気さくなお寺さんだ。
革堂・山門
革堂・山門
革堂・本堂にて
革堂・本堂にて
 徒歩での巡拝はここまで。かなり疲れて来たので、路線バスで駐車場に戻ることにした。納経所の人にバス停を聞いて行ったが、間違えて反対方向のバス停へ行ってしまった。バス停の路線図に清水寺が載っていない。バス待ちの人に、清水寺行きのバス停は反対側と教えてもらった。バスの路線番号は202番。空いていたので座れたが、途中から学生や外国人が沢山乗って来て結構込み合った。

 バスを降りて、携帯電話が無いことに気付く。大変だ。携帯電話は妻の物で、自分は持っていない。もともと我が家には、携帯電話は無かった。くるま旅に出るようになって購入したもの。

 何はともあれ携帯に電話しようとしたが、公衆電話が見つからない。郵便局があったので入ったが、公衆電話は無かった。郵便局で、近くに区役所が有りそこなら公衆電話が有ると教えてもらった。区役所から携帯へ電話するも、つながらない。どうしよう。

 妻の妹に電話して、携帯電話を停止してもらうよう依頼する。その後、納経帳を入れて歩くバックのポケットに入っていることに気付き安堵した。再度妹に電話して出てきたことを伝える。妹は職場だったので、自分の娘に連絡して、手続きをしてもらっていたらしいが、暗証番号が分からないので、停止出来なかったとのこと。結果的には、停止できなくて良かったが、大変迷惑をかけた。
善峰寺・山門
善峰寺・山門
 20番札所・善峰寺をナビで検索して14時55分に出発。五条通の国道1号から国道9号を行く。左に京都明徳高校が有る。そこから1キロくらいを左折し、洛西ニュータウンの中を行く。洛西高校を右に見て、300メートル先の信号交差点を右折。さらにその先を左折してほぼ道なりに4キロくらい。

 15時40分に、第20番札所・西山善峰寺に到着。駐車場は有料。入山料が必要。
善峰寺・本堂にて
善峰寺・本堂にて
善峰寺・遊龍松(五葉松)
善峰寺・遊龍松
(五葉松)
 境内は広く山の中腹にあるので階段が多い。疲れていたのと時間が無かったので奥の院など境内の散策は断念した。

 ここには天然記念物に指定された遊龍松(五葉松)が有る。樹齢600年で枝の長さ40メートル。以前はさらに長く54メートル有ったとのこと。これは本堂から近かったので見学できた。参拝を済ませ駐車場に戻る
 ナビで道の駅・ガレリアかめおかを検索して16時15分に出発。来た道を国道9号まで戻り左折して11キロくらい。17時10分に道の駅・ガレリアかめおかに到着。

 国道9号を来る途中の山を抜けたところに、コンビニのセブンイレブンが有った。この先にお店が無いと困るので、ここで夕食を確保した。しかし実際には大型ショッピングセンターなど、多くのお店が有ったので慌てる必要は無かった。

 この道の駅には、大浴場が併設されている。夕食前に入浴。大浴場で妻が北海道のTさんと知り合いになる。ミニバンでもう一カ月くらい、ご夫婦で旅行中とのこと。すごい。

 アズサに戻りサンドイッチ、あじ一夜干し弁当、助六と少々のアルコールとおつまみで車中夕食。それにしてもアラカルトのメニューになった。有り合わせの物を買ったので仕方ない。それでも、あじ一夜干し弁当は美味しかった。今日は良く歩いたのでやはり疲れたのか、
20時30分に就寝。

□2009.10.30(金)□ 【参道は霧の中に消え入るような橋から始まる】

 濃い霧の朝。アズサの後ろの花壇の端で炊飯した。ご飯、味噌汁、助六の残りで朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 21番札所・穴太寺をナビで検索して8時40分に出発。国道9号の最初の信号を左折し道なりに行く。

霧の中の道の駅・ガレリアかめおか
霧の中の道の駅
ガレリアかめおか
 穴太寺までもう少しのところで、小さな手作りの様な案内標識。左折と書いてあった様な気がしたが、何気なく見過ごして、ナビの指示に従って右折した。これがまた馬鹿ナビの為せる技だった。そこは右手に水路の有る農道。あまりに狭い。引き返したいが、Uターンはとてもできない。バックで戻るしかないか。迷いながらもゆっくりと進んで行くと、先の方に右手の水路に蓋をした小さな空き地があった。ここでヒヤヒヤしながらもUターンすることができた。
 右折したところまで戻り、案内標識の左折に従って、つまり直進して道なりに行く。300メートルくらい行くと、穴太寺の山門が右手にあった。山門前を左折すると遊休地を利用した様な有料駐車場がある。

 8時55分に、第21番札所・菩提山穴太寺に到着した。入山料は不要。山門をくぐると石畳が続き正面に本堂がある。庭園が有名で、京都府の史跡に指定されている。参拝を済ませて駐車場に戻る。

 駐車場の脇に土産物店がある。土産物店の一角は休憩所になっていてお茶などが用意されていた。ここで栗むしようかんと和菓子を買った。この栗むしようかんはいかにも手作りで、とても美味しかった。
穴太寺・山門
穴太寺・山門
穴太寺・本堂
穴太寺・本堂
 お店の人に22番札所・総持寺の行き方を聞いた。「(山門前の)この道をまっすぐ行けばよい。1キロくらい行くと国道(46号)に出るが、国道に入らないでまっすぐ行く方が早い。」とのこと。ただ採石場があるので、ダンプカーが多いとのこと。 ナビでも検索してみると、同じ道を表示した。

 9時30分に出発。この道は京都府道407号。途中から京都府道46号に変わる。変わってからしばらく行くと、採石場の粉塵の影響で、谷全体が白く霞んだ地区に出る。何だか息が苦しくなりそうな気分になる。空荷のダンプカーとのすれ違いが多くなる。道は粉塵で滑りやすくなっているので注意が必要だ。数キロで抜けられるので、そんなにストレスは残らない。
総持寺・山門
総持寺・山門
 国道171号に出たら左折。この先700メートルくらいの、西河原の信号交差点を右折する。さらに1.2キロくらい行くと壮大な山門がある。山門を前にして右手に立派な駐車場がある。

 10時30分に、第22番札所・補陀洛山総持寺に到着。駐車料金が書かれているが不要(後記参照)。入山料も不要。石段を上がり、堂々たる山門を抜けると正面に本堂がある。参拝を済ませ納経所で御朱印を頂く。

 ここで駐車券を確認してもらう。磁気カードの付いた駐車券のデータを書き換えてもらってから10分以内に出庫すれば無料になる。

 アズサに戻り、次の23番札所・勝尾寺をナビで検索してコースを確認していると10分を超えてしまう。駐車場を出て路駐で行った。このことを知っていれば先にナビ検索して、それから参拝に行けば慌てずに済んだ。 
総持寺・本堂
総持寺・本堂
総持寺・駐車場案内板
総持寺・駐車場案内板
 11時10分に出発。国道171号に戻り左折。4キロくらい先の豊川1丁目の信号交差点を右折して京都府道4号に入る。3キロくらい行くと山の中に入る。4キロくらい登る。

 11時50分に第23番札所・応頂山勝尾寺に到着。駐車場は有料。入山料が必要。山門を入ると弁財天を祀る池があり、参道はそこに架かる橋から始まる。池は霧が一面を覆っている。その霧の中に消え入るように橋が延びている。仏に導かれて参拝に向かっているような心持になる。

 実はこれは演出で、橋の下から蒸気を繰り返し放出して神聖な雰囲気を作り出している。しかし、風が無くて蒸気が最高に満ちた時に山門をくぐると言う幸運に恵まれれば「おおー」と声が出そうになります。
勝尾寺・山門(境内より)
勝尾寺・山門
(境内より)
勝尾寺・橋の下から出る蒸気
橋の下から出る蒸気
 このお寺さんは勝ダルマで有名。境内には勝ダルマがいたるところに奉納されていました。朱色も鮮やかな本堂に参拝。

 境内を散策しながらアズサに戻る。その途中に池の傍らにあるトイレを使わせてもらった。床などは大理石(だったと思うが?記憶違いかも)で、とても清潔に保たれて高級ホテル並みである。アズサに戻って、おにぎりとお吸い物で車中昼食。
勝尾寺・勝ダルマ
勝尾寺・勝ダルマ
勝尾寺・本堂
勝尾寺・本堂
勝尾寺・奉納されたダルマ
奉納されたダルマ
勝尾寺・高級ホテル並みのトイレ
高級ホテル並みトイレ
 24番札所・中山寺をナビで検索。13時40分に出発。勝尾寺に来た道をそのまま進む方向に行く。8キロくらい山の中を行く。京都府道9号に出る。右折して6キロくらいで国道176号に入る。5キロくらいで阪急宝塚線中山駅に着いた。中山寺は、駅の向こう側のさらに先にある。徒歩なら連絡通路を抜けられるが、車は抜けられない。ナビの表示はそこを抜けている。馬鹿ナビには呆れてしまう。駅前ロータリーを回って近くの有料駐車場に入れた。
中山寺・山門(境内より)
中山寺・山門・境内より
 14時30分に、第24番札所・紫雲山中山寺に到着した。入山料は不要。連絡通路を抜けて、駅前の駐車場から200メートルくらいで山門に着く。山門の左側には駐車場が有った。やっぱりここまでは来られるのだ。

 立派な山門を抜けると、両脇に朱色の欄干を配した石畳の参道がまっすぐに伸びる。その先に石段がある。登った先にも石段がある。これを登ると本堂に出る。石段にはエレベーターとエスカレーターが設置されていて本堂まではバリアフリー化されている。

 このお寺さんは安産祈願で有名らしい。参拝を済ませ、大師堂など境内を散策しながらアズサに戻る。 
中山寺・欄干を配した参道
欄干を配した参道
中山寺・石段とエスカレーター
石段とエスカレーター
中山寺・本堂
中山寺・本堂
中山寺・大師堂
中山寺・大師堂
中山寺・五百羅漢
中山寺・五百羅漢
 次は番外札所・花山院菩提寺。ここから1時間くらい掛かる。道路事情によっては、17時の納経時間に間に合わないかもしれない。明日は帰宅の予定だ。今回のくるま旅では西国三十三所の中で最西端の27番札所・圓教寺まで参拝したい。そのためには何とか今日中に、花山院菩提寺まで参拝しておきたい。マイルールには反するが、ここは高速道路を使用して、時間を節約することにした。

 ナビで検索して表示した中から、高速道路優先を選択して15時55分に出発。宝塚ICから中国自動車道に入り西宮北ICで出る。左折して国道176号に入る。7キロくらい行った三輪の信号交差点を右折して国道176号から分かれる。ナビの指示に従い道なりに行く。5キロくらい先を右折して参道に入る。参道は整備されているが急勾配で、ローギヤを度々使用して登った。山門のすぐ下に駐車場が有る。

 16時40分に、番外札所・東光山花山院菩提寺に到着した。参道補修維持協力費(駐車料金)が必要。入山料は不要。納経時間に間に合った。大きなお寺さんではないが、綺麗に掃き清められていて心地よい。ここは標高400メートルで眺望も素晴らしい。

 参拝を終わり、アズサへ戻った時に、巡拝者の車が登ってきた。その時すでに納経時間は過ぎていた。「まだ納経できるだろうか」と問われた。「石段を上がって左手が納経所です。急いで行ってみたら」と答えた。4人のグループで一人の方が石段を駆け上がって行った。残りの3人もそれに続いた。暫くしたら石垣の上から腕で大きな丸を作ってOKのサイン。納経できるとのことで良かった。どこかのお寺さんとは大違いだ。
花山院菩提寺・山門
花山院菩提寺・山門
花山院菩提寺・掃き清められた境内
掃き清められた境内
花山院菩提寺・本堂
花山院菩提寺・本堂
花山院菩提寺からの眺望
花山院菩提寺の眺望
道の駅・とうじょうのコンビニ
道の駅・とうじょうの
コンビニ
 ナビで道の駅・とうじょうを検索して17時20分に出発。国道176号の三輪の信号交差点まで戻る。国道176号を横切り県道17号を行く。

 17時55分に道の駅・とうじょうに到着した。この道の駅はコンビニ(ampm)を併設している。通路の屋台でコロッケを販売していたので購入した。コンビニで弁当を購入。ビールを探したがなかった。レストランを覗いたら、ラッキー、缶ビールを販売していた。さっそく購入。それらで車中夕食。

 夕食後に周囲を散策。大阪ナンバーのハイエースで、くるま旅をしているご夫婦に会った。駐車場の端っこに車を止めて湯豆腐で一杯やっていた。湯豆腐は簡単で片付けも楽にできるとのことだった。
トラックがいないので静かだ。就寝22時30分。 

道の駅・とうじょう 奥の背が高のがアズサ
道の駅・とうじょ
奥の背が高のがアズサ
□2009.10.31(土)□ 【ロープウェイで上っても、その先がきつかった】
 快晴。アズサの後ろで炊飯。ご飯、味噌汁、おつまみの残りで朝食。昼食のおにぎりも用意する。25番札所・播州清水寺をナビ検索して8時に出発。県道17号を西へ。中国自動車道と並走する。2.5キロ先を右折して東条湖方面へ向かう。

 車が多い。東条湖手前からノロノロ運転になる。東条湖おもちゃ王国の手前の駐車場に入る車が多い。こんなに早い時刻から遊園地に来るのかな。もう少し遅かったら渋滞に巻き込まれていたかもしれない。後で知ったのですが、ABCゴルフ倶楽部で石川遼選手(前年優勝者)が出場するABCチャンピオンシップが開催されていたためでした。
播州清水寺・山門
播州清水寺・山門
 そこを抜けたらアズサの一人旅になった。突きあたりを右折。2キロくらい先のY字路を左に行くと清水登山道に入る。3キロくらいひたすら登る。山門前まで車で入ることが出来る。

 8時30分に、第25番札所・御嶽山播州清水寺に到着した。入山料が必要。駐車場は無料。山門は近代の物で、朱色も鮮やかな仁王門である。参道は左に曲がりその先に大講堂が有る。参拝を済ませ、大講堂右脇の石段を登り根本中堂へ。

 さらに左奥の山道を少し行った所に有る「おかげの井戸」を散策。この井戸から清水が湧き出たことが寺名の由来になった。水面に顔を映すと3年は長生きすると言われている。もちろん二人とも井戸を覗き込んで映して来ました。
播州清水寺・大講堂
播州清水寺・大講堂
播州清水寺・根本中堂
播州清水寺・根本中堂
播州清水寺・おかげの井戸
播州清水寺
おかげの井戸
 
 アズサに戻り、次の26番札所・一乗寺をナビで検索して9時50分に出発。来た道を戻り道なりに行く。国道372号の信号交差点を左折して国道を行く。27キロくらい先の三口西交差点を左に入る。3キロくらい山間を行くと右側に駐車場が有る。
 10時45分に、第26番札所・法華山一乗寺に到着。駐車場は有料で入山料も必要。山門は無く、参道奥に拝観受付所がある。本堂までは161段の石段を上らなければならない。石段は3つに分かれている。最初の石段を上ると、阿弥陀如来を祀る常行堂。次を上ると安定感の有る三重塔(国宝)が有る。これは見ごたえがる。 一乗寺・三重塔
一乗寺・三重塔
一乗寺・本堂
一乗寺・本堂
一乗寺・鎮守三社の妙見堂と弁天堂
一乗寺・鎮守三社の
妙見堂と弁天堂
 3つ目の石段を上り切ると本堂だ。懸造りの豪壮な本堂は重文に指定されている。参拝を済ませ本堂背後の鎮守三社を拝観。これも重文。

 さらに奥へ行くと賽ノ河原が有るとのことで行ってみた。大小の石が散在するガレ場で、石積みも多数有った。
やはり寒々としたところだった。山道を下り弁天池を回ってアズサに戻った。

 おにぎりとお吸い物で車中昼食。時折小さなどんぐりがアズサの屋根落ちてきた。この時期は、場所を良く考えて駐車しないといけないな。
一乗寺・弁天池
一乗寺・弁天池
 次の27番札所・圓教寺をナビで検索して、12時45分に出発。一乗寺に来た道を、そのまま進む方向に行く。4キロくらい行くと国道372号に出る。左折して10キロくらい国道を行く。姫路城のある姫路公園の方へ左折。右手に姫路城を見る。道なりに行き、夢前川の田井橋を渡り右折して堤防道路に出る。2キロくらいで山陽自動車道の高架が有り、そのすぐ手前に駐車場が有る。
書写山ロープウェイ・山上駅遠景
書写山ロープウェイ
山上駅遠景
書写山ロープウェイ・山上駅にて
書写山ロープウェイ
山上駅にて
 13時45分に、第27番札所・書写山圓教寺に到着。山麓の駐車場は無料。ここにアズサを駐車する。書写山ロープウェイに乗る。山麓駅から山上駅までは4分。ロープウェイは往復(有料)利用した。入山料が必要。ここからさらに勾配のきつい参道が続く。
 納経所のある摩尼殿までは15分くらい。道の両側に西国三十三観音像が祀られている。手を合わせながら行くと山門が有る。石段などもありかなりきつい。

 山上駅からは、マイクロバスも出ている。自分は乗らなかったのでどこまで行くのかは分からない。

 摩尼殿は清水の舞台と同じ懸造りで豪壮だ。(ここの写真を撮り忘れてしまったのが残念。)参拝を済まして摩尼殿の後方の伽藍を拝観。大講堂、食堂、常行堂がコの字型に建っている。大きくて凄いと感じた。食堂では無料で絵巻物等の特別展示をしていた。これも立派だった。
圓教寺・山門
圓教寺・山門
圓教寺・摩尼殿前石段にて
摩尼殿前石段にて
圓教寺・摩尼殿内部
圓教寺・摩尼殿内部
圓教寺・大講堂
圓教寺・大講堂
圓教寺・コの字型に配した伽藍(正面は食堂)
コの字型に配した伽藍
(正面は食堂)
圓教寺・食堂の外廊下
圓教寺・食堂の外廊下
圓教寺・参道
圓教寺・参道
書写山ロープウェイ山麓駅横の駐車場
書写山ロープウェイ
山麓駅横の駐車場
 帰りは別の道(マイクロバスが通る道か?)を辿って山上駅へ向かう。ロープウェイに乗りアズサに戻ったのは16時だった。

 小腹が空いたので車中でおやつをつまんでのコーヒータイムにした。

 予定通り、西国三十三所の中で最西端の27番札所・圓教寺まで参拝することが出来た。さあ帰宅だ。

 高速利用の帰宅をナビに入力。16時20分に出発。16時37分に山陽姫路西ICに入る。山陽自動車道→神戸JCT→中国自動車道→吹田JCT→名神高速→草津JCT→新名神高速→亀山JCT→東名阪自動車道→四日市JCT→伊勢湾岸自動車道→東海ICのコースで帰路に付く。

 17時35分ごろ、中国自動車道の西宮北ICから宝塚あたりまで渋滞。渋滞通過に30分を要した。名神高速を走行中に、東名阪自動車道の四日市JCTで渋滞(通過95分)の情報が入った。これを受けて19時50分に、大津SAの食堂で夕食(ラーメンセット)にした。夕食後アズサで30分くらい仮眠して、20時50分に出発。四日市JCTでの渋滞は解消していて、東海ICまでスムーズに走れた。

 高速料金はETC休日特別割引で2100円だった。この制度には本当に助かっています。22時20分に自宅に到着した。夜遅いので荷物を降ろすのは明日にして、今回のくるま旅を無事終了した。
 このくるま旅では携帯電話紛失騒動がありました。初めての体験で、どうすれば良いか混乱してしまいました。これを教訓に対応方法を予め考えておくことにしました。皆様も一応、頭に入れておくことをお勧めします。
 
 
 
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