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白馬から善光寺へ  (拡大地図を表示)

 さて、今回は「白馬から善光寺」へのくるま旅。
きっかけは「一生に一度は参れ善光寺」の言葉。前々から、その内に何かのついでが有ったら寄ってみようかなと思っていました。これが是非に行ってみたいに変わったのが、2008年の北京オリンピック。長野での聖火リレーの出発地を善光寺が辞退したことです。チベット弾圧に抗議してのものでした。ひと昔まえに見た映画「セブンイヤーズインチベット」の中で描かれた状況が現在も続いていて、結果としてこの出発地辞退につながって来たのでしょう。

 1998年の20世紀最後の冬季オリンピック長野大会、1964年のアジアで初めてのオリンピック東京大会でも出発地の任に就いています。その善光寺が仏教徒としての意思を表し、辞退した決断力に敬意を覚えました。

 明けて、次の2009年は7年に1度の善光寺御開帳があり、多くの参拝客が訪れることが予想されました。交通規制なども引かれパークアンドバスライドなどが実施になりました。当然にこの年は敬遠して、今回やっと訪問できました。

 行くにあたり、冬季オリンピック長野大会で、日の丸飛行隊が大活躍した白馬ジャンプ競技場にも寄ることにしました。いまでも思い出すと胸が熱くなります。スキージャンプ競技・ラージヒル団体。日本は1本目が終わり、まさかの4位。ここから逆転し、日本に記念すべき100個目の金メダルをもたらしました。

 このくるま旅の主な目的地は、安曇野(大王わさび農場、安曇野ちひろ美術館)、白馬ジャンプ競技場、戸隠神社、善光寺です。
 
□2010.04.18(日)□   【夜間に渋滞区間を抜けろ】
 ETC休日特別割引の有効利用と、それに伴う渋滞を回避するため、いつものように夕食と風呂を済ませて20時20分に出発。夜の内に渋滞区間を抜けてしまう作戦だ。
 東海ICから伊勢湾岸自動車道に入る。東海環状自動車道から中央自動車道に乗り継ぐ。21時43分に恵那峡SAに到着した。渋滞もなく作戦通り。

 左端奥の駐車場に止めた。ここは24時間営業の売店やメインのトイレから離れているが、別のトイレには近い。売店などを利用する車が入ってこないので、静かなのが良い。ファミリーマートで予備食としてスナックパンを購入した。
22時30分に就寝。
 
恵那峡SA(上り線)・左奥の駐車場
恵那峡SA(上り線)
左奥の駐車場
□2010.04.19(月)□   【自己中は駄目だよね】
 6時30分に起床。曇。持参したおにぎりと野菜サラダ、それにインスタントの味噌汁で車中朝食。エリア内を散策。恵那峡SA(上り線)の周囲は住宅地だ。SA出口ランプの下で交差するように国道19号が走っている。このSAがこんなに町中にあるとは思っていなかった。
8時40分に出発。
駒ケ岳SA・遊歩道にて
駒ケ岳SA
散策路にて
 駒ケ岳SAに9時30分に到着。スタンプ休憩。ここには散策路が併設されていた。早速に散策。樹林の中にコースができている。あまり整備されているとは言えない。しかし、地道に落ち葉が積っていてクッションになり歩きやすい。これはこれで趣がある。
 10時に出発。岡谷JCから長野自動車道へ入る。10時43分に梓川SAに到着。晴れていればここからの眺めは素晴らしいが、今日は生憎の曇天。全体に白っぽく見えてしまうのが残念だ。

 左から蝶ヶ岳、常念岳、燕岳、餓鬼岳、連華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳などの北アルプスの山々を見ることができる。中でも常念岳のピラミッド形をした山容はすっきりとしていて、とても美しい。

 展望公園には山名入りの大きなパノラマ写真が設置してある。山々と見比べることで、誰でも山名が分かるようになっている。
梓川SAからの眺め・中央が常念岳
梓川SAからの眺め
中央が常念岳
 安曇野スイス村をナビで検索して11時に出発。5分で豊科ICに到着。ETC休日特別割引で1000円。一般道に出た。

 11時15分に安曇野スイス村に到着。ここにはワイナリー、乗馬クラブ、土産物店などがある。まずワイナリーへ。当然にワインの試飲ができる。妻だけは。私は残念ながらジュースを試飲。妻の試飲の結果で白ワインを購入。土産物店に移動。各種名物を試食。信州りんご乙女を購入した。これが逸品でりんごの香りと味が豊かな煎餅だ。
安曇野・あずみアップルスイス村ワイナリーにて
安曇野
あずみアップル
スイス村ワイナリー
にて
安曇野スイス村付近
安曇野スイス村付近
 12時3分に出発。スイス村と県道310号を挟んだ反対側に、桜が満開でその根元の芝桜も満開になっている一角があった。この地方は桜と芝桜が同時に満開になるのか。めずらしいなと写真をパチリ。
道草をしたが15分で大王わさび農場に到着した。駐車場も入場も無料。丁度昼時。駐車場で自宅から持参したおにぎりと野菜サラダで車中昼食。ちなみに農場内への弁当類の持ち込みは禁止になっている。農場入口の案内看板に書いてあった。

 そこに「わさび田豆知識」が載っていて「面積15ha(東京ドーム11個分)」とあった。あれ、地元の名古屋ドームの建築面積は48000u。つまり4.8ha。名古屋ドームと比べると3個分しかないの? 東京ドームってそんなに小さいの? うーん。分かった。東京ドーム11個分とは東京ドームのグラウンド面積13000uとの比較だ。でもこの表現って少し変だよね。横道にかなりそれてしまった。
 広大な敷地に緑のわさび田が広がり、その中を清らかな水がさらさらと流れている。この緑のわさび田の景色はこの時期までしか見ることができない。この先、日射しが強くなってくるとわさび田に寒冷紗(黒い薄い布)が掛けられるためである。寒冷紗の有無でわさび田の印象は違ってくる。私も妻も緑のわさび田の方が好きだ。

 わさび田の畔(あぜ)と言うのか土手と言うのか分からないが、わさび田を区切っている道が散策路になっている。わさび田を抜けてくるさわやかな風が心地よい。わさび田の上に架かる幸いの橋を渡って、右に上がるといわな茶屋がある。名前のとおりいわなの塩焼きを食べることができる。昼食をすませたばかりなので、デザートとしてわさびソフトをいただいた。いわなの塩焼きは次回の楽しみにしよう。

 散策路を回って、幸いの橋を渡る手前の売店に戻った。売店の前には環境庁の「日本名水百選」に認定された湧水の飲み場があり自由に飲むことができる。

 売店で芳醇仕立・焼きねぎ味噌を購入した。この味噌の風味が気に入り、この方面に来るたびに購入することになった。農場の入り口横の売店でわさびかりんとを購入。蓼川(たてかわ)の水車小屋を散策してアズサに戻った。 
大王わさび農場・わさび田と幸いの橋
大王わさび農場
わさび田と幸いの橋
大王わさび農場・双体道祖神と
双体道祖神と
大王わさび農場・蓼川の水車小屋
蓼川の水車小屋
安曇野ちひろ美術館にて
安曇野ちひろ美術館にて
 安曇野ちひろ美術館をナビで検索して13時50分に出発。安曇野ちひろ美術館の手前に有る松川神社には、のぼりやぼんぼりが出ていました。桜の名所なのだろうか。

 14時15分に到着。アズサを安曇野ちひろ公園の駐車場に入れた。駐車場は無料。入館料が必要。入館時にちひろの絵のついたしおりと絵ハガキがもらえる。しおりは数種類の絵の中から気に入ったものを自分で選ぶことができた。恥ずかしながら、ここに来るまで「いわさきちひろ」が女性とは思っていなかった。妻に言ったら「見ればわかるでしょ」と軽く言われた。言われてみれば確かに女性の絵かな。

 館内からも北アルプスの山並みを望むことができ、ゆったりとした気持ちで、ちひろの世界が観賞できる。絵の他にもちひろが使っていた画材や身の回り品、年表などの展示があり、人がらを知ることができる。安曇野ちひろ公園を散策しながらアズサに戻った。
安曇野ちひろ公園
安曇野ちひろ公園
 今日の車中泊予定地の道の駅・白馬をナビで検索して15時30分に出発。木崎湖、青木湖を左に見ながら国道148号を行く。16時35分に道の駅・白馬に到着した。シーズンオフなのかこの時間は数台のくるましか止まっていない。トイレの位置などを確認。

 さっそく温泉に行くことに。この近くにはどこに行こうか困ってしまうほど沢山の日帰り温泉がある。
国道148号側から見た青木湖
国道148号側から
見た青木湖
 白馬駅近くのみみずくの湯をナビで検索。白馬駅に向かう途中にマックスバリュ白馬店があった。帰りに夕食を購入しよう。みみずくの湯は、行ってみると思ったよりもこぢんまりとしていた。ここをパスして十郎の湯へ行くことに。ナビで検索。道の駅・白馬の方にかなり戻ることになる。

 先程のマックスバリュ白馬店を通るので先に夕食を購入。駐車場の日が当たらない所には雪が積み上がっていた。まだこんなに雪があるのか。日が落ちると風が冷たく感じるわけだ。店内でダウンコートを着ている地元の人を多く見かけたのも納得できる。

 十郎の湯へ着いたら18時になっていた。割引券が利用できたので入浴料金が100円引き。さっぱりして道の駅・白馬へ戻る。買ってきた天ぷらを肴に一杯やりながら夕食にしよう。ルンルン。
 ところがここですごく気分を害する、とんでもない経験をすることになった。最初にここに来たときに確認しておいたトイレに近い駐車スペースに、軽四2台が1台分の駐車スペースを空けて止まっていた。そこにアズサを止めた。そこは夜中にトイレに起きた場合に都合の良い位置。両隣の軽四もご夫婦で車中泊するようだ。お仲間だ。挨拶と情報交換でもと思っていたら、思いがけずクレームが付いた。

 トイレに近い方の広島ナンバーの車の人が「車中泊をする車で1台分の駐車スペースを開けないで止めるお前はセンスが悪い」と行って来た。移動させるべきではないかとのこと。

 センス(感覚)? マナー(作法)の間違いでは。違いを知っていて使っているのかな。違いを知っていてセンスを使っているのなら反論は「感覚的なことなら私個人のこと。初対面のあなたに言われる筋合いはない。」になる。でも多分マナーのつもりで使っていると思ったので「そんな話は聞いたことも無い。ここは公共の場所なので誰がどこに止めても良いはずです。」と移動を断った。すると、聞えよがしに私を非難するご夫婦の大きな話し声。何かされても困るので他の場所にアズサを移動した。なんだか気分が悪い。でも夕食はルンルンとまでは行かないが楽しくすませた。

 夜更けてトイレに行く途中に移動前の駐車場を見て胸をなで下ろした。果たしてその駐車エリアだけが、駐車スペースの空き無く詰まっていたのである。無論、私が追い出された駐車スペースにもワンボックス車が入っていた。センスもマナーも関係なく、ただの我ままが証明されていた。彼の人に「自己中は駄目だよね」と声をかけて見たかったがそれは遠慮した。
気分爽快。22時30分に就寝。
 
□2010.04.20(火)□   【間違えた戸隠の三本杉】
 6時10分に起床。曇空だ。雨にならなくて良かった。炊飯して車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。白馬ジャンプ競技場をナビで検索して8時10分に出発。16分で到着。駐車場は無料。リフトの往復料金が必要。その料金には芝スタンド裏手に有るオリンピック記念館の入館料も含んでいる。
白馬ジャンプ競技場・ペアリフト
白馬ジャンプ競技場
ペアリフト
 駐車場からノーマルヒルのジャンプ台の下をトンネルで抜けてリフト乗り場へ向かう。ジャンプ選手も使用するペアリフトに乗ってスタートタワーの1階まで上る。私たち以外にお客はいなかった。

 途中で雨が降り出したが1階のエレベータホールに着いた時には止んでいた。ここからエレベータか階段で各階へ向かう。
 最高階の4階は展望室、3階はラージヒルスタート地点、2階はノーマルヒルスタート地点。各階は等間隔ではなく、2階と3階の間はとても長い。軟な私たちは4階までエレベータで上がった。展望室には冬季オリンピック長野大会の写真パネルが展示してある。懐かしい。階段で3階へ。
白馬ジャンプ競技場・スタート地点への渡り廊下
スタート地点への
渡り廊下
白馬ジャンプ競技場・スタート地点への渡り廊下より
スタート地点への
渡り廊下より
白馬ジャンプ競技場・スタート地点へ上る階段
スタート地点へ上る
階段
白馬ジャンプ競技場・ラージヒルのスタート地点
ラージヒルの
スタート地点
 ラージヒルスタート地点へは渡り廊下を行く。両側がパンチングメタルで囲ってあるだけなので風通しがよい。以前は床もパンチングメタルのままで下が透けて見えていたらしい。さぞかしスリルが有ったと思われる。今はマットが敷いてあるのでそれ程のスリルは無い。
 廊下の先の階段を上るとやっとスタート地点だ。眼下に白馬の家々や畑が拡がる。そこには標高908mの表示板が掛かっていた。標高差は138m。ここから滑りだすのかと思っただけで足がすくむ。

 また雨が降り出した。スタートタワーに戻った時には止んでいた。やはり山の天気だ。変わりやすい。この様な自然の中でのジャンプ競技には運も必要だなと思う。
白馬ジャンプ競技場・スタート地点からの景色
スタート地点からの
景色
 3階から2階も階段で下りる。ノーマルヒルスタート地点。ラージヒルと同じように渡り廊下を行き、その先の階段を上る。ノーマルヒルスタート地点に立った。標高差は107m。充分の高さが有るのだが、ラージヒルのスタート地点を体験しているので、かなり低く感じてしまう。
白馬ジャンプ競技場・夏シーズンへの衣替え工事
夏シーズンへの
衣替え工事
 白馬ジャンプ競技場は夏でも練習できるようにオールシーズン化されている。ちょうど夏のシーズンへ向けた衣替えの工事中だった。アプローチの斜面で滑らないように足を踏ん張って網状のロープを取り外していた。緊張を強いられる作業だ。
 1階に下りて、ペアリフトに乗る。入口のリフト乗り場へ向かう途中で、初めて別のお客とすれ違う。あちらもご夫婦のようだった。ペアリフトを降りてから駐車場へのトンネルではなく、正面に有る聖火台に向かう。2本のジャンプ台の中を抜ける。右がノーマルヒルの、そして左があのラージヒルのブレーキングトラック。ジャンパーが振り向いて電光掲示に一喜一憂するところだ。 白馬ジャンプ競技場・ブレーキングトラック付近にて
ブレーキングトラック
付近にて
白馬ジャンプ競技場・記念碑と聖火台
記念碑と聖火台
 思いだします。冬季オリンピック長野大会で日本の最後のジャンパー・舟木が飛び終えた。金メダルを確定した瞬間だ。感極まって舟木は雪に倒れ込み、原田、岡部、斎藤らが駆け寄り抱き合った感動の舞台がここにある。それを見続けた聖火台は意外と小さかった。

 芝スタンドを回って駐車場へ向かう。芝スタンドからオリンピック記念館が見える。歩いても行けるが、隣に駐車場があり、帰路なのでアズサで移動することにした。
 オリンピック記念館には誰もいなかった。係の人も。ドアは開くので中に入ることはできる。でも、良いのかな。まぁ、良いかと、勝手に判断して中に入った。考えてみれば貴重品がいっぱいあるのに不用心な話だ。

 見どころは長野大会の金銀銅の各メダル。鋳造と七宝焼、漆と蒔絵、精密金属加工技術の融合で作られている。間近かで初めて見た。素晴らしい出来です。参加選手から寄贈された品々や長野大会関連のピンバッチ、写真パネルなどの展示もあり楽しめた。
冬季オリンピック長野大会の各メダル
冬季オリンピック
長野大会の各メダル
 戸隠神社をナビで検索して10時45分に出発。国道406号を行く。鬼無里(きなさ)に入りすぐのところで道路工事による片側交互通行。通行車両は僅かなのでそのまま通過できた。

 少し行くと水芭蕉の看板があった。鬼無里は水芭蕉で有名なのかな。帰宅後に調べてみると尾瀬よりも大きな規模で日本一と言われる奥裾花自然園(おくすそばなしぜんえん)があることを知りました。
鬼無里の風景・場所不明
鬼無里の風景
場所不明
 鬼無里の信号交差点から信濃信州新線(県道36号)へ入る。道は簡易舗装?で狭い。対向車とすれ違うのに無意識ではいられない程度か。カーブも多いが後続車も対向車もなく快調に走行。

 ふと道路脇の小さな看板が目に入った。通り過ぎてしまった。右側に展望台と書いてあった様な気がしたが。Uターンして確認。旧道への分岐がある。展望台は旧道にあるようだ。行ってみることに。
大望峠展望台
大望峠展望台
 少し行くと左に展望台があった。そこには「伝説の谷・大望峠1055m」と書いた看板が立っていた。12時9分到着。ライトバンが1台止まっていた。中で昼寝をしているようだ。

 大望峠パノラマ図(景色を説明した図画)が設置してある。それによると、正面に北アルプスの爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが見えるはずだ。雲が低く立ち込めていて山の中腹しか見ることができない。山はすぐ近くなのに。雲が無ければ素晴らしい景色が広がっているだろうと思うと残念だ。

 12時22分に出発。展望台入口に標識があり、戸隠まで5キロとある。標識に従って旧道をそのまま行く。すぐに陸橋がある。陸橋を渡って少し行くと信濃信州新線に自然と合流する。先程の陸橋は信濃信州新線を跨ぐために架けられている。つまり、展望台のために掛けられたのだろうか。何だかもったいないような気がする。戻っても大した距離ではないのにね。
大望峠展望台にて
大望峠展望台にて
 12時38分に戸隠神社・中社の駐車場に到着。駐車場は無料。駐車場の中にトイレも有る。参拝前におにぎりと春雨ヌードルで車中昼食。境内には除雪して積み上がった雪が各所に沢山残っていた。参拝して御朱印もいただく。

 戸隠の三本杉を見たくて正面の鳥居に向かう。石段を下りる。鳥居手前の最後の石段の上にその杉はあった。1本の幹が地上3メートルくらいから3本の幹に分かれて天高く伸びている。まさに三本杉だ。すごいね。と納得。しかしこれは思い違いだった。

 この杉の脇には三本杉を説明した看板が立てられていた。大きな字で「戸隠の三本杉」とあり、「三樹各七二米間隔正三角形状にある。・・・」と説明が続いている。「戸隠の三本杉」だけを読んでこれだと思ってしまった。

 その後の説明をしっかり読めばここで気が付くことができた。「3本の杉の木が正三角形状に配置され、その一辺が72メートルである。」と言うことだ。つまりこの杉の斜め右と左の72メートル先にある2本の杉を含めて戸隠の三本杉と言っているのだ。

 帰宅後に、説明看板を撮った写真を見て気が付いた。情けない話である。しかし、この杉の樹形からも間違えやすいのも確かだ。とやっぱり納得する自分がいた。
戸隠神社・中社・拝殿
戸隠神社・中社・拝殿
戸隠神社・三本杉の内の1本
三本杉の内の1本
戸隠・信濃信州新線からの景色
戸隠・信濃信州新線
からの景色
 戸隠神社・奥社をナビで検索して13時40分に出発。さらに山奥へと向かう。道路の両側の森の中は一面が雪景色。場所によっては1メートルくらい積もっている。道路は除雪されているので、走行に支障はない。雨が降り始めた。

 14時に戸隠神社・奥社の参道入口の駐車場に到着した。周りに積雪はあっても、駐車場や道は除雪されている。雨の量は多くは無いが傘を持って参道入口の鳥居に向かう。鳥居の少し先からは参道にも積雪がある。参道の状態が良くても、ここから奥社までは、30分くらいは掛かる。途中から勾配もきつくなると聞いている。天候も気になる。軟な私たちは参拝を断念した。
戸隠神社・奥社の参道入口
戸隠神社
奥社の参道入口
 戸隠からくり屋敷へ向かう。ここも当然に冬季閉館中。入口の塀の上から中を覗いてみた。かなりの積雪。これではまだまだ開館できそうにないな。駐車場近くの土産物店へ。観光客は少ないが営業している。そば菓子を購入。お店の女性と少し話をしたら、奥社まで行って参拝して来た人も有ったとのこと。すごいね。長靴などのそれなりの装備をしていたらしい。 戸隠からくり屋敷にて
戸隠からくり屋敷にて
戸隠神社・宝光社の鳥居
戸隠神社
宝光社の鳥居
 戸隠神社・宝光社をナビで検索して14時20分に出発。宝光社の駐車場は県道36号から右の脇道に入ってすぐだ。14時40分に到着。宝光社の参道は270段余りの石段だ。駐車場は県道36号から70段?くらい上がったところにある鳥居の下に出る。ここから200段。時節柄、息は上がっても汗は出ないので助かる。参拝を済ませてアズサに戻る。
 今日の車中泊予定の城山公園をナビで検索して14時55分に出発。城山公園は善光寺の隣に有り、無料の駐車場がある。事前の情報収集で見つけた。その近くに城山動物園もある。そちらの方にも駐車場があるらしい。15時25分に到着。

 城山公園の駐車場は立体駐車場だった。道路に面した駐車場が2階で1階へはスロープを下って入る。1階は高さ制限がある。2.2メートル。アズサは入れない。2階なら入れるが、この駐車場には時間制限があった。8時30分〜21時。

 ここを諦め、城山動物園の奥の駐車場に止めた。ここは道路が行き止まりで、方向転換のためのロータリーになっている。そこの一部が駐車場になっていた。止めることができた。
長野市城山公園・駐車場入口
長野市城山公園
駐車場入口
 トイレの確認を兼ねて周辺散策。アズサを止めたすぐ前が神社・信濃招魂社だ。境内には当然にトイレは無い。右が長野市少年科学センター。夜間は閉鎖される。後ろが城山動物園。入場無料。営業時間は9時から17時。北門から入り園内を時計方向に回って正門から出た。猛獣などはいません。さる、キジ、リス、うさぎ、モルモットなどです。アシカ、ペンギン、フラミンゴもいます。メリーゴーランドやモノレールなどのアトラクションも有りました。小学校低学年までのファミリー向きの動物園です。
 城山公園の方に足を延ばす。道沿いの桜が満開だ。桜まつりが開催されていた。23時までライトアップされるようだ。そのためか道路に駐車している車が多い。

 交差点の脇に公衆トイレがあった。アズサからは400メートルくらいか。結構あるな。その横に駐車スペースがあるが誰も止めていない。何故だろう。ここには移動しにくいな。城山公園の中にもトイレは有るがさらに遠くなる。アズサに戻りおやつ休憩。
長野市城山公園・桜まつりにて
長野市城山公園
桜まつりにて
 トイレまで400メートル、行けない距離ではないので何とかなるかな。などと思案。そのときロータリー横の自転車置き場の波トタンから音が聞こえた。雨が降りだしたのだ。雨の中を行くには遠すぎる。他の場所に移動することを決意。一番近い道の駅・オアシスおぶせをナビで検索して16時40分に出発。雨はさらに強くなった。17時30分に到着。

 ここは上信越自動車道の小布施PAと小布施ハイウェーオアシスと道の駅が一体化している。マットゴルフ、テニスコート、デイキャンプ場、ドッグラン、美術館、レストランなどがあり、ここだけで一日中遊べそうです。早速に売店へ。小布施は栗の名産地。栗らくがんを購入。妻がなつかしいと、みすず飴を購入した。子供の頃に長野の親戚の方が来るたびに土産でもらったそうだ。

 アズサに戻り夕食の支度。スパゲティーだ。キャベツと一緒に茹でて塩昆布と混ぜるだけ。これが結構うまい。スープはお湯を入れるだけの春雨ヌードル。これに少々のアルコールとちょっとしたおつまみ。夜更けて雨は上がった。22時20分に就寝。
 
□2010.04.21(水)□   【極楽の錠前を探して】
 6時10分に起床。炊飯して車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。8時25分に善光寺に向けて出発。9時に城山公園の立体駐車場に到着した。当然に2階に駐車した。
善光寺・旧御本陣藤屋旅館付近
善光寺
旧御本陣藤屋旅館付近
 善光寺境内入口の駒返り橋まで徒歩18分くらい。境内には入らないで仲見世を通り国道406号まで行ってみた。西側の角に市営の善光寺表参道駐車場がる。その手前の門前農館でこごみのお浸しと山くらげを購入した。道路の東側には大正14年に造営されたアールデコ様式の洋館御本陣藤屋旅館(現在はイタリアンレストランにリニューアル)がある。
 その前を通り、仁王門まで戻る。門には善光寺の山号である定額山(じょうがくさん)の文字が掲げられている。仁王門をくぐり仲見世を覘きながら行く。左手に延命地蔵尊があります。300年ほど前まではこの場所に善光寺の本堂があった。それを記すために地蔵尊が置かれたようです。

 駒返り橋まで戻った。左手に案内所があり、そこにポスターが掲げられていた。ダライ・ラマ法皇14世 来日特別記念公演。平成22年6月20日ビックハット、主催・善光寺とあった。聖火リレーの出発地辞退が歴史の一コマとしてこの様につながって行くのだなと感じた。
ダライ・ラマ法皇・来日特別記念公演ポスター
ダライ・ラマ法皇
来日
特別記念公演ポスター
善光寺・六地蔵
善光寺・六地蔵
 右手に六地蔵があります。一番右の地蔵尊は蓮台から左足を踏み出しています。恥ずかしながら帰宅後に写真を見て気付きました。調べてみると、六地蔵の前にそのことを説明した看板が立っていたようです。これも見逃していました。

 その説明文は次の様にかかれていました。「六地蔵は、われわれ衆生が輪廻を繰り返す六つの世界(六道)に現れ、迷いや苦しみから衆生を救って下さる菩薩です。向って右から地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界の地蔵菩薩です。地獄界の地蔵菩薩が蓮台から片足を踏み出しているのは、一刻も早く衆生を救いに行こうとするお気持ちの顕れだと言われています。」真にありがたいお地蔵さまです。

 その先に三門があります。善光寺では山門とは書かないようです。寺院のそれぞれの理由により使い分けられているようです。三門には善光寺と書かれた「鳩字の額」が掲げられています。その善光寺の文字の中に鳩が5羽隠れているそうです。
善光寺・鳩文字の額
善光寺・鳩文字の額
 三門をくぐった内側の壁に「全国善光寺会・会員分布図」が掛っていました。善光寺という名の寺院が119、ご本尊と同じ形式の善光寺仏が443体現存しているとありました。凄い数ですね。
 いよいよ本堂です。国宝に指定されています。階段を上がった所が外陣(げじん)。十六羅漢の一人・びんずる尊者が安置されています。内陣券を購入して内陣に入ります。弥勒菩薩像に手を合わせ、内々陣の奥の瑠璃壇に安置するご本尊にお参りをします。

 いよいよ楽しみにしていたお戒壇めぐりです。内々陣の右側奥へと進みます。お戒壇めぐりとは、瑠璃壇下の真っ暗な回廊を手探りで進み、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れると、極楽往生がかなうと言われているものです。

 朱色の欄干に囲まれた階段を下りて行きます。階段には手すりが付いています。床まで下りると手すりは無くなり、右側の壁を手で確認しながら進みます。中は真っ暗です。私が先で、妻は私の上着を握っています。右手を上下に動かして壁を擦り「極楽の錠前」を探しながら進みます。ガチャ。金属的なものに手が触れた。鍵だ。両手で形を確認した。「ここ、ここ」と鍵をガチャガチャさせて妻にも教えた。妻もしっかりと触った。よかった。

 最後の角を回って階段を上がる。地蔵菩薩像に手を合わせ、内陣を後にした。本堂内では日中法要が始まっていた。鐘が鳴り響いています。法要中はご本尊の前の幕が上がっていると、どこかのガイドが説明していた。外陣の妻戸台(鐘、太鼓が置かれた舞台)の方に移動して、ご本尊を納めた厨子を拝することができました。 
善光寺・本堂にて
善光寺・本堂にて
善光寺・記念撮影場所にて
記念撮影場所にて
善光寺・乳牛親子像(善子さん・光子さん)
善光寺・乳牛親子像
善子さん・光子さん
 本堂を出て境内を散策。ちょうど昼時。境内は飲食禁止と思ったので城山公園へ戻ることにしました。でも、城山公園側の境内に休憩所がありました。椅子、テーブルがあり、屋根も有って日影になっています。ここでおにぎりの昼食です。鳩がおこぼれを狙って寄って来ます。

 後で知ったのですが、この近くに鳩ぽっぽの歌碑があるそうです。もう少し境内を散策して城山公園を抜けてアズサに戻りました。
 今日は風呂に入らなくては。まっぷるマガジン・信州に載っていた豊野温泉りんごの湯をナビで検索して13時11分に出発。13時45分に到着。露天風呂も有ります。5の付く日はりんごを浮かべてりんご風呂になるそうです。入って見たかった。りんご風呂に入れなかったので売店でりんごを購入した。でも湯船に浮かべるためではなく、お腹に入れるためですよ。

 自宅に向けて国道19号を南下する。帰りはもっぱら、道の駅のスタンプ収集だ。道の駅・信州新町をナビで検索して14時45分に出発。15時36分に到着。小腹がすいたので信州おやきを食べました。国産小麦粉100パーセントの添加物なしです。安かったです。チラシには形は少し「ぶかっこう」ですが愛情はたっぷりですと書かれていました。美味しかったです。十割そばと、何故か「かんてんぱぱ」のスープ用糸寒天が有ったので購入。春雨ヌードルの増量用に重宝してます。

 道の駅・大岡物産センターをナビで検索して16時13分に出発。16時40分到着。野菜特産物直売所で、ごぼう、白木くらげ、きゅうりを購入。今日の車中泊予定の道の駅・池田をナビで検索して17時に出発。道の駅のすぐ手前にマックスバリュー信州池田店が有ったので夕食を購入。18時に到着した。周辺を散策。この道の駅はハーブセンターを併設している。すぐ隣にはローソンがあった。道の反対側にも駐車場があり、休憩用の東屋が建っていた。

 アズサに戻り車中夕食。善光寺の門前農館で買った、こごみのお浸しは美味しかった。
22時10分に就寝。夜半過ぎから雨になった。
 
□2010.04.22(木)□   【メダルの輝きは作り人の心】
 6時10分に起床。雨だ。他のくるま旅の詳細の中でも度々書いているので、私たちの次の行動は想像が付くと思います。そうです。道の反対側の駐車場に移動です。そこに建っている東屋の下で炊飯しました。

 車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。出発の準備をして元の駐車場に移動。売店でらくがんを、農産物直売所で栗豆を購入した。栗豆は名前の通りで、栗のような食感と甘みのある豆でした。池田町で採れるのだろうか。
桜木と松本城
桜木と松本城
 松本城をナビで検索して、9時30分に出発。10時05分に到着した。降りて観光しようと思っていたが、雨が気持ちを変えさせた。松本城を周回する道路を2周して、車中より写真をパチリ。

 道の駅・木曽ならかわをナビで検索して出発。松本市内を走行して気になったことが一つ有る。信号の間隔が長い。そう感じたのは自分だけだろうか。
 国道19号が20号・153号と分岐する塩尻市高出交差点。ここを過ぎて少し南下すると塩尻ワインのワイナリーが多く集まる地域だ。国道沿いに多くの看板が出ている。急きょ試飲目的で井筒ワイナリーへ寄ることにした。看板の案内で難なく到着した。11時17分。駐車場には1台も止まっていない。客は私たちだけだった。

 試飲用のワインはガラス張りの冷蔵庫に入っていて、自分で注いで試すことがでる。私は仕方なくジュースを試飲。ジュースも5種類くらい用意されている。長居をするとあまりアルコールには強くない妻が酔ってしまうので11時40分に出発した。
 道の駅・木曽ならかわに12時07分に到着。ここには漆器の展示と販売を行う木曽くらしの工芸館が併設されている。一流の漆器作家の作品を見ることができます。どれも素晴らしい出来映えです。

 全く知らなかったのですが、冬季オリンピック長野大会の金銀銅の各メダルはここで製作されたと有りました。
道の駅・木曽ならかわ・木曽くらしの工芸館
道の駅・木曽ならかわ
木曽くらしの工芸館
 白馬ジャンプ競技場のオリンピック記念館で見たあの素晴らしい金銀銅の各メダルを、ここでも見ることができます。おまけにここでは製作工程ごとのメダルの展示とその説明もあります。最後の工程は「微粒子の研磨剤をつけ、手の指で艶を出す」です。あのメダルの輝きは作り人の心を込めた証しだったことを知りました。

 箸と桧製箸置きを購入しました。外に出ると雨は少し強まっているようだ。ここから10分くらい先の奈良井宿を散策する予定。でしたが中止です。おにぎりと昨日マックスバリューで買ったおからで車中昼食にした。それから昼寝を30分。道の駅・日義木曽駒高原をナビで検索して14時35分に出発。
 奈良井宿を過ぎて少し行くと道の駅・奈良井木曽の大橋がある。駅に併設されている奈良井川に架かる総桧造りの橋脚を持たない太鼓橋の名が駅名になっている。

 ここは駐車場とトイレだけのめずらしい道の駅だ。国道19号側の駐車場にはトイレは無く、橋を渡った対岸の駐車場にしかない。冬は凍結するので橋が閉鎖される。要注意だ。スタンプは先程の道の駅・木曽ならかわで押すことが出来た。
奈良井宿のパンフレット
奈良井宿の
パンフレット
 橋を下から眺めると、木組みの美しさに目が奪われると、どこかのホームページに書かれていた。見たかったが雨も強いのであきらめてここを通過。道の駅・日義木曽駒高原に14時56分に到着。スタンプと売店を少し覘いただけで、次の道の駅・大桑をナビで検索して15時20分に出発した。走りだしてしばらくすると雨が上がりだした。国道19号を南下し、道の駅・大桑まであと数分のところ。右手に感動的な景色が現れた。
道の駅・大桑からの景色
道の駅・大桑からの
景色
 今年の2月25日に出雲の足立美術館で見た、横山大観の雨霽る(あめはる)と同じ景色がそこに在った。幾重にも連なった山並みと山間から溢れ出す雲。走行中で写真に収められなかったのが残念だ。道の駅・大桑に15時53分に到着。

 急いでアズサから降りて写真を撮りました。山並みとの角度が異なっているので印象が随分と違ってしまったが雰囲気はこんなものか。
 館内に「やきたてパンの店」があった。きれいなお姉さんがこだわって作ったと言うメロンパンを購入した。次の日の朝食でいただいたが美味しかった。道の駅・賤母(しずも)をナビで検索して16時34分に出発した。到着は16時55分。スタンプだけを押して、今日の車中泊予定の道の駅・きりら坂下をナビで検索して17時02分に出発。
 国道19号から右折して国道256号の木曽川に架かる弥栄橋を渡るとすぐ左にある。8分で到着した。同じ敷地内にショッピングセンター・サラがあった。昼食を食べた道の駅・木曽ならかわからここまで、国道19号沿いに食品スパーが全く無かった。ショッピングセンターに近い駐車場にアズサを止めた。さっそく夕食を購入。

 その後、アズサを道の駅のトイレに近い駐車場に移動した。
車中夕食。21時30分に就寝。

 ところでここに来るまで「きりら坂下」を勝手に「きらり坂下」と読み間違えていた。ナビで検索する時はほとんど電話番号検索をしているので、間違えていても問題はなかった。

 「きりら」とは何なんだ。調べてみました。木曽川の右岸の頭文字。きそ・リバー・ライトサイド。分かる訳がないよね。
 
道の駅・きりら坂下
道の駅・きりら坂下
きりら坂下の隣のショッピングセンター・サラ
ショッピングセンター
サラ
□2010.04.23(金)□   【テレビの力、恐るべし】
道の駅・きりら坂下・花馬祭りの像
道の駅・きりら坂下
花馬祭りの像
 炊飯をしないので少し遅めの6時30分に起床。メロンパンと前日のおにぎりの残りで車中朝食。周辺を散策。

 坂下町は花馬祭りの里と有りました。参拝客の勇壮で豪快な「花取り(奪い)」があると書かれていました。馬の背の花串をどのように取り合うのか見てみたいですね。
 道の駅・そばの郷らっせぃみさとをナビで検索して、9時15分に出発。国道19号から離れ国道418号に入る。9時54分に到着。

 農産物直売所で出来たてのパック入りの筍ご飯を購入。とても美味しそう。名前の知らない菜っ葉。妻が食べ方を聞いて購入していた。
道の駅・そばの郷らっせぃみさと・農産物直売所
道の駅・そばの郷
らっせぃみさと
農産物直売所
 道の駅・おばあちゃん市・山岡・日本一の木製水車
道の駅
おばあちゃん市
山岡
日本一の木製水車
 道の駅・おばあちゃん市・山岡をナビで検索して、10時16分に出発。ここに至るルートは色々とあるが、ナビの案内通りに行った。小里川湖(おりがわこ)を右に、左に展望公園の標識があった。道が狭そうなのでパスして進む。小里川ダムに出た。ダム堤を行く。

 道の駅に設置された直径24メートルの日本一の木製水車が見える。突き当りを右折すれば駐車場だ。えっ。何と満車状態。駅舎から少し離れたところが空いていた。道の駅・おばあちゃん市・山岡に10時57分に到着。

 平日なのに何でこんなに混んいでるの。道の駅がこんなに混んでいるのは初めての経験だ。お店の中も人で一杯。お食事処・みはらし茶屋では寒天ラーメンが食べられるとガイドブックに載っていた。食べてみたかったが、超満員で入ることもできない。何かイベントでもしているのかな。そんな様子もない。

 レジカウンターの女性に聞いてみた。すると、昨日のCBCテレビ(中部日本放送)の夕方の報道番組「イッポウ」の中で、ここが紹介されて、今日の大盛況になったとのこと。テレビの力、恐るべしである。
おばあちゃん市・山岡・満席のみはらし茶屋
満席のみはらし茶屋
 寒天ラーメンはあきらめて、周辺を散策。日本一の木製水車は近くで見てもさすがにデカイ。

 奥に向かうとダム湖の入江に架かる吊り橋がある。橋を渡った先に小里川ダム管理所があり、中に資料館の小里川ダムふれあい館がある。その前の広場に20人くらいの子供たちが集まっていた。管理所の職員らしき人から何やら説明を受けているようだった。その横の看板に「小里川ダム堤体内一般開放・無料・ここから徒歩10分」と書かれていた。
道の駅・おばあちゃん市・山岡・吊り橋
道の駅・吊り橋
小里川ダム・1F出入り口
小里川ダム
1F出入口
 ダムの堤体内を見学できることころはあまりない。行かなくては。道の駅に来るときにアズサで通ったダム堤の中頃に堤体入口がある。見学用エレベータで堤体内を下りる。入口は4F。2F通廊、1F通廊と2ケ所に停止する。2F通廊は堤体中間にある展望テラスに出ることができる。1F通廊はギャラリーになっていてダムについての説明が多数掲げられている。扉を出るとそこはダム堤の基底だ。

 ダム堤を見上げると中央の放水口から放水が行われていた。小里川ダムは中央の常用余水吐(吐:ばき)と、両側の常用洪水吐の放水口がある。常用余水吐はダム湖を満水位に保つために使用する。今日はそのための放水だ。常用洪水吐は常用余水吐より下に設備されている。洪水に備え予め水位を下げておくときに使用する。それでも水量が多く最高水位を超えた場合には、ダム堤の道路のすぐ下を自然越流するようになっている。ギャラリーの説明を読んで少し勉強になった。

 階段をさらに下りると発電所がある。ここも中に入って見学できる。扉を開いて中に入ると自動で照明が点く。ガラス越しに発電設備を見ることができる。装置の名称の書いた押しボタンがある。例えば発電機のボタンを押すと発電機にスポットライトがあたるようになっていた。とても分かりやすい。

 見学を終え、アズサに戻った。駐車場はますます混雑していた。遠く離れた方の駐車場も満車だ。丁度昼時だ。寒天ラーメンはまったく食べられそうにない。道の駅・そばの郷らっせぃみさとで買った筍ご飯で車中昼食にしようと思ったが、それも迷惑かと考え次に移動することにした。 
小里川ダム・常用余水吐からの放水
常用余水吐からの
放水
小里川ダム・ダム堤の基底にて
ダム堤の基底にて
小里川ダム・発電機
小里川ダム・発電機
 道の駅・土岐美濃焼街道をナビで検索して12時20分に出発。13時に到着した。駐車場の奥にアズサを止めて早速に車中昼食。筍ご飯は見た目通りでとても美味しかった。

 道の駅・土岐美濃焼街道は杉焼ため池の畔にあります。杉焼ため池には遊歩道や吾妻屋などが整備されていてのんびり過ごせそうです。ここを目的地に遊びに来てみたいです。
道の駅・土岐美濃焼街道・杉焼ため池
道の駅・土岐美濃焼
街道・杉焼ため池
道の駅・土岐美濃焼街道・スタッフによる作陶
土岐美濃焼街道
スタッフによる作陶
 この道の駅は愛称を「どんぶり会館」と言います。ここのレストランではどんぶり付のメニューがあります。つまり、食べた後のどんぶりが持ち帰れるのです。面白いですね。

 陶芸教室も有ります。生徒さんは居ませんでしたがスタッフの方が作陶していました。しばらく見学させてもらいました。粘土のかたまりが見る間に薄くなり、器になって行きます。上手いものですね。
 14時30分に自宅に向け出発。土岐南多治見ICから東海環状道に入り、伊勢湾岸道へ。15時25分に刈谷ハイウェーオアシスに寄る。いつもの様に下の産直市場おあしすファームで野菜などの食材を購入する。15時58分に出発。東海ICを16時08分に下りる。

 自宅到着16時17分。荷物を降ろし、今回のくるま旅を無事終了した。
 
 
 
 
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