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戸隠奥社・ダムカードと試食の旅 拡大地図を表示

 このくるま旅の記録を大幅に割愛編集して、オートキャンパー誌の日本列島くるり旅日記に投稿し、2016年11月号に掲載されました。

 さて、今回は「戸隠奥社・ダムカードと試食の旅」。
きっかけは妻の一言。「奥社まで行けるかな」でした。

 奥社とは戸隠神社の五社の内の一つ。他の4社は中社、宝光社、火之御子社、九頭龍社。戸隠山の麓にそれぞれ離れて鎮座されているが、奥社と九頭龍社だけは隣り合っている。ここへの参拝は山の中をほぼ直線に伸びた2kmの参道を行かなければならない。そして参道の終盤はきつい上り坂だ。

 妻の「奥社まで行けるかな」の言葉には二つの意味があると思った。一つ目は積雪。6年前の4月に戸隠神社を参拝した。「白馬から善光寺へ」のくるま旅。このとき奥社の参道には積雪があり、天気も良くなかったので行くのを断念していた。5月も中旬になれば積雪の心配はない。実は2年前の6月にもこの地を訪れている。「鬼無里・大望峠」のくるま旅。その時は別の目的があり、時間に余裕が無かった。

 二つ目は2kmの参道。体力的なことを気にしているのだろう。奥社の参拝を断念した当時と比べると年齢による体力の低下や、その間に体力に影響する出来事も色々とあったからね。でも「休憩しながらなら行けるよ」と言うことで戸隠神社・奥社を今回のくるま旅のメインテーマにした。

 サブテーマは3年ほど前から始めたダムカードの収集。さらに今回は大盤振る舞いの試食ができることで超有名なところを訪問することもテーマに加えてみた。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、かんてんぱぱガーデン、別所温泉・北向観音、上田城跡公園、戸隠神社・奥社、浅間酒造観光センター、八ッ場ダム建設現場・やんば見放台、吹割の滝、少林山達磨寺、碓氷(うすい)第三橋梁・めがね橋、こんにゃくパーク、シャトレーゼ・白州工場、うなぎパイファクトリーです。

 入浴した温泉は訪問順に、
砂払温泉、別所温泉・葵の湯、裾花峡温泉・うるおい館、四万温泉・四万やまぐち館、大江戸温泉物語・伊香保、箕郷(みさと)温泉・まねきの湯、両神温泉・国民宿舎両神荘、三富温泉郷・白龍閣、雄踏(ゆうとう)温泉・浜名湖ロイヤルホテルです。

 ダムは16カ所を訪問した。

□2016.5.17(火)□   【ダム湖の名前がややこやしい】
 妻が昼食のおにぎりと夕食の惣菜を用意して、自宅を10時32分に出発。道の駅・どんぐりの里いなぶへ向かう。

 11時41分に豊田スタジアム前を通過。渋滞も無く順調。11時55分に王滝渓谷駐車場で最初の休憩。12時41分に道の駅・どんぐりの里いなぶへ到着した。ここで車中昼食。いつもの昼寝を20分。13時53分に出発。道の駅・信州平谷へ向かう。国道153号を北上。道路は概ね上り勾配だ。27分で到着した。

 最初の目的地の松川ダムをナビに設定してすぐに出発。国道153号をさらに北上する。阿智川橋を渡るとT字路。左折すると昼神温泉から妻籠や馬籠、あるいは園原の里へ行くことができる。

 今回はT字路を右折。ここから飯田市内の飯田インター西交差点までは国道153号と国道256号の重複区間。その飯田インター西交差点を直進して国道256号の単独区間に入る。その先で長野県道8号に入り中央自動車道の下を抜ける。ここに入浴を予定している砂払温泉がある。ここから5kmくらい、15時14分に松川ダムへ到着した。

 堤高・堤頂長:84.3m・165mの重力式コンクリートダム。ダム管理事務所でダムカードを入手。そしてもう一枚。片桐ダムのダムカードもここで配布している。

 ここまでほとんど座り詰め状態だったので、ダム天端をウォーキングして体をほぐす。ダム対岸は山肌を削った壁になっている。壁には階段が付けられていたが入口はチェーンが掛けられ通行止めになっていた。
道の駅・どんぐりの里いなぶ
道の駅
どんぐりの里いなぶ
松川ダム
松川ダム
松川ダム・天端をウォーキング
天端をウォーキング
松川ダム・下流側
松川ダム・下流側
 15時29分に出発。なごみの湯殿・砂払温泉に向かう。道端で猿が寛いでいる。クルマが近づいて行くと慌てるでもなく、の〜んびりと森の中に消えた。ちょうど猿倉の泉への分岐路付近。北へ500mくらい上がると猿倉の泉。茶の湯に適していると言われている名水が湧き出している。この湧水は環境庁の名水百選に選ばれている。

 分岐路は四差路になっていて、猿倉の泉と反対方向に行くと、さるくらモータスポーツランドがある。ジムカーナのサーキット場。猿倉と言うのだからこの辺りはやっぱり猿が多いのかな。
なごみの湯殿・砂払温泉
砂払温泉
 砂払温泉に8分で到着。駐車場はすぐに分かった。でもアズサを駐車する段階では肝心の温泉施設がどこなのか分からなかった。実を言うと温泉施設は県道を挟んだ反対側だった。

 建屋が温泉施設らしくなく、建屋の手前に大型のタンクローリーが止まっていたからだ。タンクローリーのタンクには砂払温泉と名前が大書きされていたのに全く気付かなかった。

 温泉施設の場所を確かめようとクルマから降りて道路の向こうを見たら砂払温泉の文字があった。そして思い出した。ネットにローリー湯と書かれていたことを。

 物味湯産手形を利用しての無料入浴。中に掲げられていた温泉成分表には源泉名・飯田城温泉と書かれていた。湯は、ここから3kmくらい離れた飯田城温泉からタンクローリーで持って来ているようだ。だからローリー湯。広くはないがジェットバスや電気風呂などの設備が用意されている。露天風呂もありました。さっぱりしてアズサに戻りおやつを食べながら少し休憩。
なごみの湯殿・砂払温泉・温泉成分表温泉成分表
 16時59分に出発。片桐ダムへ向かう。中央自動車道に沿うように行く長野県道15号に入り、松川IC手前付近で地方道に入る。

 道路脇で畑仕事をしている人が作業の手を休めてこちらをずーっと見ていた。こんな時間に見なれないクルマが、山の中で行き止まりになる道を行くのだから無理はないかな。心配してくれたのか、不審車両とでも思ったのかな。

 17時30分に片桐ダムへ到着した。
堤高・堤頂長:59.2m・250mの重力式コンクリートダム。ダムカードは既に松川ダムでもらっている。写真撮影が目的だ。

 ダム天端へのクルマの進入は禁止。ここでも天端をウォーキング。天端からの景色はなかなかのものだ。ダム湖のある上流側を望めば中央アルプス、下流側を望めばはるか遠くに南アルプスを見ることができる。

 ダム湖の名は松川湖。では先ほどの松川ダムのダム湖は・・・。調べたけれど分からなかった。名前が無いわけがないとさらに調べまくったら、長野県公式HPの中の松川ダム管理事務所のページにダム諸元表が掲載されていた。

 ダム湖名の欄に「まつかわだむこ」と書かれていた。片桐ダムが松川湖で、松川ダムがまつかわだむこ。ややこやしいね。おっとこれは名古屋弁。標準語はややこしいだった。横道にそれたね。でも横道にそれられるのもくるま旅の醍醐味でしょう。意味が分からなくなってきた。もとへ戻ろう。
片桐ダム
片桐ダム
片桐ダム・天端をウォーキング
天端をウォーキング
片桐ダム・松川湖
片桐ダム・松川湖
片桐ダム・下流側
片桐ダム・下流側
 片桐ダムを17時42分に出発。道の駅・花の里いいじまへ向かう。ここで車中泊の予定。長野県道15号に戻り20分で到着した。4月〜10月の営業時間は18時30分まで。閉店までにまだ20分ほどある。
道の駅・花の里いいじま
道の駅
花の里いいじま
 暇つぶしに店に向かうと女性スタッフが店外の案内看板を片付けている。「閉店ですか」「まだですよ」とのことで、店内へ。惣菜が値引きされている。今日はくるま旅の初日。夕食の惣菜は用意してきている。買いたかったが、日持ちしないようだったので止めにした。

 19時20分に車中夕食。22時20分に就寝。 
□2016.5.18(水)□   【超豪華な夕食】
 6時15分に起床。雲ひとつない快晴。駅舎の向こうに中央アルプスの山々がみえる。頂きに残雪を見せているのは南駒ヶ岳と空木岳(うつぎだけ)か。青空に映えている。

炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。このくるま旅は帰宅する最終日は雨になったが、その他は天候に恵まれた。一日だけを除いて毎朝炊飯することができた。

 山が美しかったので景色を眺めながら周辺を散策。
道の駅・花の里いいじま・中央アルプスの山々
花の里いいじまより
中央アルプスの山々
  8時20分に出発。試食のサブテーマに沿って、かんてんぱぱガーデンに向かう。長野県道15号から伊那西部広域農道に入る。最初の信号を直進すれば伊那西部広域農道に自然と入って行く。後は道なりに行くだけ。8時47分にかんてんぱぱガーデンへ到着した。
かんてんぱぱガーデン・西エリアの水汲み場
西エリアの水汲み場
 ここはショップやレストラン、ミュージアムやフォトギャラリーなどがある複合施設。

 施設の詳細は、初めてここを訪問した2010年のくるま旅「上高地・乗鞍・安曇野」で紹介しているのでそちらを参照して下さいね。

 試食ができるショップの開店は9時。少し早かったね。ここには「地下130メートルからくみあげているおいしい水」がある。水汲み場は東第1駐車場の奥。行ってみると水汲み場は閉鎖されていた。なんでもメダカ育成のためらしい。そして西エリアの水汲み場を利用して下さいとあった。そちらに移動。

 水汲み場は西第1駐車場と西第2駐車場の間にあった。2リットルのペットボトル2本に詰めた。ショップに一番近い東第2駐車場に移動。

 開店して間もないのに、試食の寒天ゼリーがガラスケースの冷蔵庫に並べられていた。早速に試食。売り場の方には寒天ソフトキャンディーの試食もある。以前はキャンディーの全ての種類に試食が用意されていた。今回は試食できる種類が少なくなっている。ご時世なのかな。寒天ゼリーやスープ用糸寒天などを購入。5513円。沢山買ったね。    
かんてんぱぱガーデン・西エリアの水汲み場
かんてんぱぱガーデン
かんてんぱぱガーデン
 9時36分に出発。高遠ダムに向かう。国道361号を行く。長野県道211号に入り3分ほど行くと高遠町歴史博物館がある。「天下第一のさくら」と称される高遠城址公園の南側だ。その歴史博物館の奥に高遠ダム管理所がある。10時2分に到着した。

 奥に入る手前で地面を掘り起こしての工事が行われていた。管理所へ行こうとすると工事スタッフが「人が行くよ」と声掛けしてくれた。

 高遠ダムは堤高・堤頂長:30.9m・76.1mの重力式コンクリートダム。ダム本体のほとんどを3門のラジアルゲートが占めている。ダム湖・高遠湖は満水に近い状態だ。3門すべてを開放して放水している最中だった。カメラでパチリ。

 ここのダムカードは少し変わっている。表面にライトアップされたダムの写真が使われているのだ。夜景のダムを印刷したダムカードは、いままでのところ見たことが無い。おまけに裏面の左下の端に「Photo:星野夕陽」と撮影者の記名入り。この様な記名入りのダムカードを見たのも初めて。

 帰宅後にネットで調べてみたら、ダムについて色々と活動されている方でした。でも「ダム関係の仕事はしていません」と明記されていた。経歴に日本ダム協会認定ダムマイスターとありました。

 恥ずかしながら初めて聞く言葉。これも調べてみると、ダムを知りたいと思う人を手助けする役割を担う「ダムの達人」のことらしいです。2010年11月に最初の認定が行われたとありました。

 ダムカードと同じアングルで写真を撮ろうと白山橋に移動。ダムが放水している写真を撮ってから9分しか経っていないのに放水は終了していた。残念。
高遠ダム
高遠ダム
高遠ダム・放水中
高遠ダム・放水中
高遠ダム・ダムカード
高遠ダム・ダムカード
高遠ダム
高遠ダム・白山橋より
 10時20分に出発。別所温泉へ向かう。妻の従姉妹のKさんが別所温泉に住んでいる。もう何年も逢っていないらしい。そのKさんとの再会が目的。

 Kさんはご主人のMさんと二人で北向観音・常楽寺の近くで酒場・壱福をやっている。このくるま旅のテーマを戸隠奥社にした時から寄ろうと思っていた。すでに連絡もしてある。でも横道にそれることもあるから、日にちは決められなかった。

 差し当たり道の駅・マルメロの駅ながとをナビに設定した。国道152号を北上。10時55分に茅野市で中央自動車道の下を抜ける。市内のGSで初めての給油。白樺湖沿いを11時30分に通過。マルメロの駅ながとに11時56分に到着した。

 ここまで来れば到着時間の予想もつく。Kさんに電話。温泉街の一番奥まったところにある日野出食堂で待ち合わせることになった。Kさんは昼間の空いた時間に日野出食堂を手伝っているとのこと。

 すぐに出発。平井寺トンネル有料道路を利用する。通行料金は210円。12時30分に到着した。ちょうど昼時で日野出食堂の駐車スペースは満車。空いていたとしても広くはないのでアズサは駐車できないかも。同じ敷地内の臨泉楼柏屋別荘の駐車スペースに停めて、妻だけが日野出食堂へ。Kさんが柏屋別荘に頼みに行ってくれて、暫く駐車させてもらえることになった。
別所温泉・北向観音・縁起の看板
北向観音・縁起の看板
 日野出食堂で昼食。自分たちは昼食のおにぎりを用意していることを告げると、もって来て食べたら良いとのこと。ざるそばを注文。そしておにぎりも3人で食べた。ざるそばはKさんがご馳走してくれた。

 昔の話や近況報告で盛り上がる。そこへ一人のお客さん。Kさんが声をかけた。その話から柏屋別荘のご主人のようだ。遅い昼食を食べに来たらしい。今日は保健所の定期の検査で忙しく昼食がとれなかったとのこと。

 Kさんの案内で北向観音を参拝。これで両方を参ることができた。両方の一方は善光寺。善光寺は来世の、北向観音は現世のご利益をもたらすと言われていて、一方だけを参拝すると「片参り」になり、ご利益も半減してしまうらしい。善光寺は何度も参拝している。これで両参りになったので、ご利益半減は免れたかな。

 ここには小説「愛染かつら」や同名映画で有名になった愛染カツラの木がある。カツラの木の下で愛を誓った男女の物語。カツラの木の葉がハート形をしているのをここに来て初めて知った。

 アズサに戻り壱福の横の駐車場に移動。開店前のお店でコーヒーをよばれる。よばれるって名古屋弁かな。標準語ならご馳走になる。

 この後はKさんと別れて戸隠方面へ向かうことにしていた。Kさんから今日は泊まって壱福へ飲みに来てと誘われた。別所温泉観光協会が運営する観音下駐車場にはトイレハウスもあり車中泊が出来そう。トイレハウスも最近リニューアルしたと言っていた。そして別所温泉には日帰り温泉もある。

 予定を変更して寄らしてもらうことにした。観音下駐車場の営業時間は9時〜16時30分で駐車料金は500円。営業時間外は料金の徴収はない。駐車料金を節約するためと、壱福の営業開始までは随分と時間があるので、どこかを観光して時間を潰すことにした。
別所温泉・北向観音・本堂
北向観音・本堂
別所温泉・北向観音・愛染堂
北向観音・愛染堂
別所温泉・北向観音・愛染カツラの木
愛染カツラの木
別所温泉・北向観音・観音下駐車場
観音下駐車場
 現在放送中のNHKの大河ドラマ・真田丸で盛り上がりをみせる上田城跡公園が近いらしい。14時35分に出発。長野県道177号から65号へ。25分で到着した。

 ナビが案内したのは上田城跡公園体育館近くの無料駐車場。野球場もある。「ここで良いのかな」。すぐ近くに案内看板があった。少し歩けば西櫓(にしやぐら)脇の門から入場できそう。

 ここに駐車して出発。400mくらいで櫓門に出た。門を入ると真田十勇士の一人、根津甚八が出迎えてくれた。実は信州上田おもてなし武将隊。平日でも結構な人出がある。真田神社参拝、上田市立博物館などを見学しながら公園内を散策。信州上田真田丸大河ドラマ館もあるがここはパス。

 公園外の上田観光会館売店へも足を延ばす。妻は花豆栗羊かんを購入した。その理由が、2月末から出かけた九州の上半分のくるま旅。花まめようかんが美味しそうだったけれど買いそびれた。商品は違うが似ていたからとのこと。その食べ物への執着、恐るべし。

 アズサに戻り、16時53分に出発。途中でTSURUYA・神畑店に寄り朝食用のカット野菜とミニトマトを購入。17時34に観音下駐車場へ戻った。
上田城跡公園・西櫓脇の門
上田城跡公園
西櫓脇の門
上田城跡公園・根津甚八と共に
根津甚八と共に
上田城跡公園・真田神社
真田神社

真田井戸
(城外との抜け穴)
上田城跡公園・上田市立博物館
上田市立博物館
上田城跡公園・信州上田真田丸大河ドラマ館
真田丸大河ドラマ館
上田城跡公園・NHK大河ドラマ真田丸ポスター
真田丸ポスター
別所温泉・観音下駐車場入口
観音下駐車場入口
 まずは日帰り温泉へ。別所温泉には150円で入浴できる外湯が三つある。石湯、大師湯そして大湯。三湯とも色々な歴史を持っていて中々に面白い。興味のある方はネット検索してね。

 石湯は昼食を食べた日野出食堂の正面、大師湯もその近く。共に壱福とは反対方向。壱福から100mほど先にある大湯へ行くことにした。

 いつものお風呂セットを持って出発。徒歩5分ほどか。風格さえ感じさせる三層になった瓦屋根。手前に飲泉設備。葵の湯と書かれた石柱が立っている。入口左の自動販売機で入浴券を購入して入場する。脱衣場も浴室も清潔でした。露天風呂もありました。石鹸とシャンプー、ドライヤーは置いていない。これは想定内。でもコイン式ドライヤーも無かった。これは想定外だった。いったんアズサに戻る。妻の髪も夜風で乾くだろう。

 19時20分に壱福へ。地元の常連さん、一人旅のお客さん。KさんとMさん、そして私たち。全員が昔からの知り合いのようになって夜は更けて行った。

 22時を回ったので、そろそろお勘定かな。でもお金を取ってくれなかった。刺身盛り合わせ、なめろう、鯛のしろこ、鯛の炙り、牛肉の炙り、こしあぶらの胡桃味噌和え、マカロニサラダ・・・と瓶ビール2本をご馳走になってしまった。恐縮の限りでした。

 こちら方面に来た時は、また寄ろうと思っている。今度は必ずお勘定をさせてくれるようにお願いした。今回は本当にありがとうございました。
22時30分にアズサに戻る。23時50分に就寝。 
別所温泉・大湯(葵の湯)
別所温泉・大湯
別所温泉・酒場壱福
酒場・壱福
別所温泉・観音下駐車場・右手前がアズサ・奥がトイレハウス
観音下駐車場
右奥がトイレハウス
□2016.5.19(木)□   【準備は万端で奥社へ】
 6時15分に起床。今日も快晴。車中朝食。今朝はKさんの自宅に寄って氷を調達してから出発することになっていた。出発の支度をしていたらKさんが氷を届けてくれた。心配りがうれしかった。

 駐車場の営業開始まで15分の余裕を持って、8時45分に出発。戸隠神社・奥社へ向かう。国道18号を行く。千曲市内で2度目の給油。

 長野市街に入り長野大通りを直進。この道路の下には長野電鉄長野線の地下区間2kmが通っている。駅は4つ。長野市唯一の地下鉄(とは言わないのかもしれないね)。今日と明日で長野大通りを都合3回も走行することになる。
 長野県道506号の浅川ループラインから戸隠バードラインを北上。10時43分に飯綱高原・一の鳥居苑地で休憩。大きな駐車場と清潔なトイレハウスがある。

 道路の反対側の樹林の奥は長野カントリークラブ。手前にカントリークラブ入口の看板があった。森の中ではバードウォチングをしているご夫婦。鳥のさえずりが聞こえる。三脚に装着した望遠鏡を覗きこんでいる。この時期はクルマも少なくバードウォチングには最適な場所だね。
浅川ループライン・真光寺ループ橋
浅川ループライン
真光寺ループ橋
戸隠神社・奥社入口
戸隠神社・奥社入口
 すぐに出発。道なりに行くと道路は長野県道36号に変わる。戸隠神社・宝光社前を通過。少し行くと戸隠神社・中社が右側にある。さらに5分ほど北上すると戸隠神社・奥社入口の駐車場。

 11時2分に到着した。有料駐車場もあるが、その先の道路脇に無料で駐車できるエリアがある。白線も引かれていて、れっきとした駐車場だ。当然にこちらから埋まって行く。まだ2〜3台分の駐車スペースが運よく空いていた。

 さあ、奥社を参拝するぞと気合を入れる。ご朱印帳とお茶、所要時間が読めないのでお弁当のおにぎり、薄手の上着にデジカメの予備電池もリュックに詰めた。準備は万端整った。

 11時17分に出発。駐車場から大鳥居までは100mほど。舗装されている。大鳥居から2kmの参道が始まる。森林の中に平坦な地道が伸びている。踏み固められているので歩きやすい。1kmほど行くと隨神門(仁王門)。ここを過ぎると杉巨木の並木道になり、空気感も変わってくる。踏み入る前にここで休憩。

 ふと見ると、大鳥居付近で見かけた参拝者も休憩していた。私たちと同じくらいのペースだ。最初に見かけたときに、妻と「珍しいね」と話していた。一人旅の若い女性。最近は神社仏閣への参拝が流行っているのだろうか。

 杉巨木が立ち並ぶ様に圧倒されながら進む。左に旧院坊跡の立て札。つまり昔はここに住居があった。冬でも住んでいたのだろうか。右に大講堂屋敷跡の立て札。

 ここを過ぎたあたりから、いよいよ登り坂が始まり奥社まで続く。道は一部が崩れるなど荒れている。最後は急な石段が続く。もうふうふうだ。石段の途中で左に90度曲がるとやっと社殿が見える。「あともう少し」とまた元気が出てくる。やっと手水舎に到着。55分掛かった。ここで身を清め、さらに石段を上がる。

 正面に奥社本殿。左奥に九頭龍社。共に灯明を供え参拝。ご朱印をもらうため社務所へ向かう。4人程が列を作っていた。その中に先ほどの女性。やっぱり一緒になった。

 ご朱印は奥社と九頭龍社の両方をお一人で書かれているので結構な時間が掛かる。運が悪いことに列の中に団体旅行の引率者の方がいて、大量のご朱印帳を持ち込んでいた。それでも、団体、個人、団体・・・と交互に書いてくれていたので、途方もない時間を待つ必要は無かった。

 12時37分に奥社を出発。坂を下り終えた大講堂屋敷跡で休憩。おっと、ここでも先ほどの女性と一緒になる。まったく同じペースだ。妻が声を掛けた。関西からの、やっぱり一人旅。公共交通機関での移動でこれから清里へ向かうと言っていた。

 45分で大鳥居まで戻って来た。戻りは早い。お店を見たりしながらアズサに戻る。妻も何とか行って来られて良かったが、本当に疲れた様子。おにぎりを持って行ったけれど食べられなかった。外は日差しが強いので、車中で遅い昼食。それから昼寝を20分。
戸隠神社・奥社・隨神門までの参道
隨神門までの参道
戸隠神社・奥社・隨神門(仁王門)
隨神門(仁王門)
戸隠神社・奥社・隨神門・右大臣
隨神門・右大臣
戸隠神社・奥社・隨神門で休憩
隨神門で休憩
戸隠神社・奥社・隨神門からの参道
隨神門からの参道
戸隠神社・奥社・参道終盤の石段
参道終盤の石段
戸隠神社・奥社・参道最後の石段
参道最後の石段
戸隠神社・奥社・本殿にて
奥社・本殿にて
戸隠神社・九頭龍社
九頭龍社
戸隠神社・奥社・社務所前から見た戸隠山
社務所から見た戸隠山
 元気を取り戻して14時35分に出発。奥裾花ダムに向かう。長野県道36号を戻る。戸隠神社前郵便局のT字路を右折。クルマはほとんど通っていない。以前もこの道を利用している。2度とも白馬から戸隠神社に向かっていた。今回は反対方向。

 14時55分に大望峠展望台。前にも2度寄っているので通過しようかとも思ったが、せっかくなので立ち寄った。雲は無いのに霞んでいて遠くは見通せない。正面に北アルプスの爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが見えるはずなのに、まだ一度も見たことが無い。

 すぐに出発。その先は自然と国道406号に入って行く。しばらく行くと奥裾花自然園の案内看板。案内に従って右折し林道大川線に入る。

 15時27分に奥裾花ダムへ到着。
堤高・堤頂長:59m・170mの重力式コンクリートダム。ダムカードをもらい、やっぱり天端を散策。

 上流側を見るとダム管理事務所の向こう側に鉄骨のアーチが見える。行ってみると大きなアーチ橋が架かっている。帰宅後に調べてみたら、橋長320mの奥裾花大橋。正式には中路式ローゼ橋と言うらしい。長野市商工会のHPによると、中路式ローゼ橋としては国内最長らしい。
大望峠展望台・西側の展望
大望峠展望台
西側の展望
奥裾花ダム
奥裾花ダム
奥裾花大橋
奥裾花大橋
鬼無里の湯・出火お詫びの張り紙出火お詫びの張り紙  15時35分に出発。裾花ダムに向かう。国道406号まで戻って来た。左折すると来た道を戻る方向で裾花ダム。急きょ予定を変更して右折した。

 3kmほど行くと鬼無里の湯がある。RVパークを併設していて、つわものツアーの登録スポットにもなっている。2年前に入浴したことがある。その温泉施設が5月5日に焼失してしまった。現況を見てみようと寄り道することにした。

 15時54分に到着。スタッフに話を聞くと、温泉以外の施設は営業を再開してる。RVパークも利用できる。しかし温泉が無いので魅力は半減してしまったね。温泉施設はまだ手付かずの状態に見えた。温泉の再開はいつになるのだろう。   
鬼無里の湯・焼失した温泉施設
焼失した温泉施設
 16時に出発。裾花ダムに向かう。国道406号を戻り、長野市街方向に向かう。裾花大橋を渡り少し行くと短いトンネル。そして次のトンネルに入ってすぐのところに裾花ダムの案内看板。トンネル内で左折。速度を出していると曲がれないかも。

 16時28分に裾花ダムへ到着。堤高・堤頂長:83m・211mのアーチ式コンクリートダム。さすがアーチダム。ダム堤体が切り立っていてやっぱり迫力がある。裾花ダム管理事務所でダムカードをもらう。そして湯の瀬ダムのダムカードも配布してもらった。

 スタッフの方から「(湯の瀬ダムのダムカードも配布していることを)皆さん良くご存じですが、どこで知ったのですか」と聞かれた。「国交省のホームページです」と私。

 国交省のHPでは、湯の瀬ダムの下流12kmにある北信発電管理事務所での配布が上段に、ここは下段に書かれている。本来の配布場所は北信発電管理事務所なのだろう。

 親切な方でその後、色々と話をさせてもらった。興味深かったのは、点検のためにダム堤体に取り付けた通路を行く時は、やっぱり足がすくむと言われていたことです。
裾花ダム
裾花ダム
裾花ダム
裾花ダム
湯の瀬ダム
湯の瀬ダム
 16時40分に出発。湯の瀬ダムへ向かう。国道406号を3kmほど行った先を急角度で左折。地方道に入る。裾花川を渡り対岸へ。8分で到着した。
堤高・堤頂長:18m・140mの重力式コンクリートダム。裾花発電所の放流水を一定量に調整するための小さなダムだ。

 写真を撮ってすぐに出発。裾花峡温泉・うるおい館へ向かう。国道406号まで戻り、長野市街へ。長野県庁前を通過してもう少し。17時8分にうるおい館へ到着した。3階建ての立派な建物の温泉宿泊施設。日帰り温泉にも力を入れているようだ。

 温泉博士を利用しての無料入浴。湯は茶色でぬるっとした感じ。大きな露天風呂もありました。施設内のパン屋さんで50円引きのPOPを見つける。これは買わなくては。玉子サンドとカツサンドを購入した。
裾花峡温泉・うるおい館
裾花峡温泉
うるおい館
 18時44分に出発。城山公園駐車場に向かう。ナビで城山公園駐車場を検索できなかったので、近くにある長野清泉女学院を検索した。

 国道19号から長野大通りへ。2回目の走行。途中にイトーヨーカドー・長野店。寄ることに。隣に立体駐車場。でも高さ制限で入れそうもない。手前を左折したら、そこにイトーヨーカドーの物資搬入口。トラックが8台くらい停められそうになっている。建屋のシャッターは閉まっていて搬入は終了しているようだった。ここに停めさせてもらって店内へ。夕食の弁当と惣菜を購入。

 19時20分に出発。城山公園駐車場へは8分で到着した。ここで車中泊の予定。入口に利用時間は午前6時30分〜午後9時。時間外は閉鎖すると書かれている。

 昨年2月8日に善光寺ライトアップと第十二回長野灯明まつりを見学した。その時もここを利用させてもらった。多くのクルマが駐車していて、入口は利用時間を過ぎても閉鎖されなかった。

 でも今回は違った。着いた時には何台も駐車していたクルマは知らない内にいなくなり、入口は閉鎖されていた。
19時40分に車中夕食。22時30分に就寝。
 

城山公園駐車場・入口
城山公園駐車場・利用案内看板
利用案内看板
城山公園駐車場・奥は長野清泉女学院
城山公園駐車場
奥は長野清泉女学院
□2016.5.20(金)□   【鯉の泳ぐ音を聞きながら】
城山公園・紅テント(演劇用テント)
城山公園
紅テント
(演劇用テント)
 6時15分に起床。薄曇り。車中朝食。駐車場はすでに解錠されている。多くのクルマが駐車場内でくるっと方向転換をして、すぐに出て行く。窓から外を見ていてその理由が分かった。家族が学生を女学院まで送って来ていた。この駐車場の前の道路の一方は、城山動物園のところで行き止まりになっている。だから駐車場内で方向転換なのだ。

 城山公園を散策。芝生広場に幾つものテントが張られている。行ってみるとそれは演劇用のテント。反対側に回ってみると、広告看板。「当日券あります」の張り紙と共に「唐組・第57回公演 秘密の花園」と書かれていた。今日から3日間の公演。演劇には全く疎い。帰宅後に調べてみたら、このテントは紅テントと言い、演目も有名なものでした。
城山公園・演劇広告看板
演劇広告看板
 9時1分に出発。菅平ダムに向かう。長野大通りに出て南下。3回目の走行。長野県道58号を行く。

 上信越自動車道の須坂長野東ICの手前にGS。両側にあるが反対車線の方がかなり安い。信号交差点でUターンして安い方へ。給油の後で元の道に戻るのが少し大変だった。道路に分離帯があるので周辺を一周することになった。

 この先国道406号に合流。20分くらい行くと左に菅平ダム湖、その先に菅平ダムが見えてくる。案内看板を左折。そこはダムの天端。そのまま走行して対岸の菅平ダム発電管理所へ。

 10時20分に菅平ダムへ到着。
堤高・堤頂長:41.8m・149.7mの重力式コンクリートダム。ダムカードをもらい周辺を撮影。
菅平ダム
菅平ダム
菅平ダム
 10時38分に出発。試食のサブテーマに沿って浅間酒造観光センターへ向かう。国道406号と国道144号との重複区間に入る。10時51分に鳥居峠で長野県から群馬県に入る。

 ここは分水嶺で長野県に降った雨は日本海へ、群馬県に降った雨は太平洋へ注ぐ。国道144号はこの先の長野原町で終点になり国道145号に変わる。
浅間酒造観光センター
浅間酒造観光センター
 11時26分に浅間酒造観光センターへ到着。ここへは2011年6月に「草津温泉・白根山の湯釜」のくるま旅で寄ったことがある。

 豊富な品揃えと豊富な試食。さすがは旅行新聞新社が主催するプロが選ぶ、観光・食事施設100選と、土産物施設100選の両部門で何年も連続第1位の実績を誇っていると納得した。

 でも今回はすこし違う。全体に規模が小さくなったような気がする。調べてみたら2015年も観光・食事施設が2位、土産物施設が1位に選出されていた。しかし2016年はどうなるのかな。草津温泉くろみつ饅頭が50円引きになっている。3箱購入。
 次に向かうのは道の駅・八ッ場ふるさと館。ナビにデータが入っていない。この付近の国道145号は2ルートが指定されていたり、国道146号、292号、406号などが重畳していて分かりにくい。

 男性スタッフに道を聞いたら親切に教えてくれた。おまけに、道の駅からもう少し行くと、八ッ場ダムの工事現場を見られるところがあると教えてくれた。民主党政権時代に「コンクリートから人へ」のスローガンの下に建設を中止。その後に建設を再開したダムだ。その他にもこのダムには、天下りや費用の増大など色々ないわくが付きまとっている。一時騒がれたダムなのでやっぱり見てみたい。

 11時45分に出発。レシートを整理していた妻が「50円引きになっていない」ことに気が付いた。1分も走っていないのでUターン。カード支払いしていたが現金で150円を返金してくれた。レジのデータが変更されていなかったのかな。気付かずに行っちゃった人もいただろうに。
 12時に八ッ場ふるさと館へ到着した。まずは情報コーナーへ。訪問記念スタンプを押印。ここで八ッ場ダムの場所を確認をしようと思ったが、生憎と女性スタッフは先客の応対をしていて長引く様子だった。後にしよう。

 農産物直売所を見てから、アズサに戻り車中昼食。昼寝を20分。もう一度情報コーナーへ。先客はいなかった。さっきの女性スタッフが「八ッ場ダム関連整備事業」のリーフレットを出してくれた。リーフレットには地図が掲載されている。それに赤ペンで印を入れながら親切に説明してくれた。
道の駅・八ッ場ふるさと館
道の駅
八ッ場ふるさと館
うどん専科麦の香り・八ッ場店
うどん専科麦の香り
八ッ場店
 13時30分に出発。6分で到着した。駐車場はうどん屋の前の道路の反対側。うどん屋はうどん専科麦の香り・八ッ場店。その奥の高台に無料展望台とやんば見放台の看板が掲げられている。やんば見放台まではスロープが付けられている。少し息を切らして上りきると左に八ッ場ダム。現在はダム堤体と繋がる岸部分の基礎工事が行われている。ダム本体の姿かたちは全くない。

 右が上流。つまりダム完成後に水没する地域。完成した八ッ場大橋が見える。その下を多くのダンプカーが行き来している。本体工事が始まるともっと見ごたえがあるだろうな。

 やんば見放台を下りて、来るときとは異なる道を戻る。うどん屋の裏手に小屋仕立てのお店。ソフトクリームの幟(のぼり)が立っている。
朝は曇っていたのに日差しが出て来て結構暑い。良いところにお店を出しているよな。抹茶ソフトを一個購入。西尾の抹茶を使用と書かれている。西尾は愛知県の南に位置し、抹茶用茶葉の生産量は日本トップクラス。妻はお店のスタッフに「愛知県から来たのよ」「地元の抹茶をここで頂くなんて」などと話しかけている。コミュニケーションは大事だからね。一人で一個は多過ぎるので分け合うことに。      
八ッ場ダム・無料展望台・やんば見放台
やんば見放台
八ッ場ダム・やんば見放台からの景色
やんば見放台より
八ッ場ダム・ダム本体の基礎工事
ダム本体の基礎工事
八ッ場ダム・水没地域と八ッ場大橋
水没地域と八ッ場大橋
八ッ場ダム・やんば見放台・駐車場側
写真奥が駐車場側
 
14時に出発。道の駅・あがつま峡に向かう。またも6分で到着。温泉施設や足湯、広い緑地を活かしたウォーキングコースやドッグランなどを備えている。この様な施設があると重宝するだろうな。訪問記念スタンプを押印。 道の駅・あがつま峡
道の駅・あがつま峡
中之条ダムと四万湖
中之条ダムと四万湖
 14時17分に出発。吾妻発電所事務所へ向かう。中之条ダムのダムカードを配布している。国道145号から国道353号へ入り4分ほど行って脇道に入る。狭い道。吾妻発電所事務所の手前の分岐路は急角度で切り返さないと回れなかった。

 14時45分に到着。ダムカードをもらってすぐに出発。中之条ダムへ向かう。国道353号を北上。14時59分に到着。

 ここはアーチ式コンクリートダム。嬉しくなっちゃう。
堤高・堤頂長:42m・118.2m。小さくても周りの景色と調和した好い雰囲気のあるダムだ。

 ダム湖・四万湖の湖水の色はコバルトブルーで光の加減や時間帯で何度も変化するとダムカードに書かれている。またダム堤体は半径が18.5mから44m、厚さは6.4mから2mに変化する変半径アーチダムとも書かれている。

 でもダムカードには、それらのこととは無関係に、ダム堤体を下から撮ったコンクリートだけの写真が使われている。全くつまらない。
中之条ダムにて
中之条ダムにて
中之条ダムとアズサ
中之条ダムとアズサ
 15時6分に出発。四万川ダムへ向かう。国道353号をさらに北上する。国道353号は分断国道で、四万川ダムから先が不通区間になっている。つまり四万川ダムが群馬県側の終点。

 15時19分に到着した。
堤高・堤頂長:89.5m・330mの重力式コンクリートダム。ダム湖・奥四万湖もコバルトブルーの美しい湖だ。ダム本体の下流側の斜面は化粧型枠を使って四角模様が施されていて見栄えがする。

 四万川ダム管理事務所は対岸。天端の先に見えている。でもダム天端は進入禁止の標識が立っている。クルマ止めなどは無い。いつものダム関係者以外は進入禁止なのだろうと天端を走行。

 管理事務所の入口には、職員不在のラミネートした紙が掛けられていた。ダムカードはこしきの湯で配布している旨が書かれている。場所は国道353号側でほんの少しダム上流側。天端を渡って戻り右折してすぐ。こしきの湯は町営の日帰り温泉施設。ロビーの一部にダム資料館・四万せせらぎ資料館がある。ダムの立体模型やダム周辺区域地形模型などが展示されている。

 こしきの湯の受付カウンターの女性スタッフに話してダムカードを配布してもらった。奥四万湖を一周できる周遊道路があることも教えてくれた。

 一周は4km。そして、何とその道は一方通行。ダム天端前の進入禁止は一方通行の出口を示す標識だった。対向車が来なくてよかった。

 外に出ると駐車場の横に階段。高台が展望台になっているようだ。上ってみると奥四万湖を多少俯瞰して見ることができる。しかし周囲の樹木が少し邪魔かな。

 周遊道路を行ってみることに。一方通行でもキープレフト。私みたいに勘違いする輩がいるといけないのでね。途中に赤沢やすらぎ公園とか稲包(いなつつみ)せせらぎ公園などが整備されている。稲包せせらぎ公園にはトイレハウスもあるので車中泊出来そう。でもちょっと怖いかな。ゆっくり周回して15分くらいだった。
四万川ダム
四万川ダム
四万川ダム・奥四万湖
奥四万湖
四万川ダム・天端
ダム天端
四万川ダム・下流側・日向見公園
下流側・日向見公園
こしきの湯・四万せせらぎ資料館・四万川ダムの立体模型
四万せせらぎ資料館
ダムの立体模型
四万川ダム・こしきの湯・横の展望台より展望台より 四万川ダム・奥四万湖・赤沢橋より
奥四万湖・赤沢橋より
奥四万湖周辺案内図
奥四万湖周辺案内図
 
四万温泉・四万やまぐち館四万やまぐち館  15時58分に出発。入浴予定の四万(しま)温泉・四万やまぐち館へ向かう。国道353号を戻り9分で到着。

 大きな温泉旅館で駐車場もそれなりに広い。金曜日と言うこともあるのか満車状態。一部に空き。でもそこは近ツリの観光バスが入るらしく停められない。町営駐車場を教えてもらって移動した。そこからゆっくりと歩いて15分。この日は涼しくてよかった。

 温泉博士を利用しての無料入浴。駐車場が遠くなっても文句は言えないよね。温泉施設は桧をふんだんに使った凝った造り。空間的にも余裕が感じられ、温泉に浸かっていると気持ちさえ大きくなる。17時35分にアズサに戻る。車内でコーヒーなどを飲みながら休憩。
四万温泉・四万やまぐち館
 17時50分に出発。車中泊予定の道の駅・霊山たけやまに向かう。国道353号を5分ほど戻り地方道へ入る。中之条町のメガソーラーの前を抜けて群馬県道53号に入る。18時8分に霊山たけやまへ到着。

 鯉のぼりが泳いでいる。とても数えられない。HPによると108匹で、見られるのは22日・日曜まで。見られて良かった。

 鯉のぼりを吊るしたワイヤーは、霊山・嵩山(たけやま)の中腹の男岩からダイナミックに道の駅を通り越し、道の反対側の親都(ちかと)神社まで伸びている。川や谷にワイヤーを渡した鯉のぼりは何度も見たことがある。でもこれは凄いな。 見とれてばかりはしていられない。夕食はどうしよう。途中にコンビニはおろか食品を調達できる店は何もなかった。
道の駅・霊山たけやま
道の駅・霊山たけやま
道の駅・霊山たけやま・鯉のぼり
嵩山・鯉のぼり
 夕食は予備食にしようか。一応コンビニを最寄り検索。「15分か、遠いな」。それでもまだ明るいので行ってみることに。18時36分に出発。13分でセーブオン・西中之条店へ到着。売れてしまったのか、何だか弁当類が少なめ。この先にももう一軒ある。セブンイレブン・中之条折田店。クルマも多く停まっている。弁当類も多い。弁当と惣菜を購入。

 19時6分に霊山たけやまに戻る。19時40分に車中夕食。時折聞こえるパタパタと鯉の泳ぐ音。その音を聞きながら、23時に就寝。
 
□2016.5.21(土)□   【徹底した施錠管理】
嵩山・鯉のぼり
嵩山・鯉のぼり
 6時30分に起床。今日も快晴。鯉の上に青空が広がっている。車中朝食。昨日は道の駅の閉店後に到着したので訪問記念スタンプを押せていない。開店は9時。まだ少し時間がある。

 嵩山は標高789m。嵩山三十三観音巡りの登山道とハイキングコースが整備されている。登山道には鎖場もあり結構スリルもあるそうですよ。登山道なんてとんでもない。私たちはハイキングコースをショートカットで散策。ハイキングコースに沿って芝桜が植えられている。5月初旬が見頃で今はシーズンオフ。

 駐車場に戻ってくると、まだ9時なのに多くのクルマ。さすがに土曜日だね。訪問記念スタンプを押印。
道の駅・霊山たけやま・ぼうけん砦
嵩山・ぼうけん砦
道の駅・霊山たけやま・ぼうけん砦にて
嵩山・ぼうけん砦にて
嵩山百体観音
嵩山百体観音
道の駅・霊山たけやま・駐車場
霊山たけやま駐車場
 
 9時18分に出発。道の駅・中山盆地へ向かう。国道145号に入り20分で到着。屋根に大きな三角錐をいくつも乗っけている。道の駅なのに何でそんなに尖がる必要があるのだろう。

 中に入ると農産物販売を中心とした普通の道の駅。日帰り温泉・ふれあいプラザを併設している。ミニトマトと好物のわさび菜を購入。
道の駅・中山盆地
道の駅・中山盆地
道の駅・月夜野矢瀬親水公園
月夜野矢瀬親水公園
 訪問記念スタンプを押印して9時50分に出発。道の駅・月夜野矢瀬親水公園へ向かう。群馬県道36号から国道291号へ。19分で到着した。

 縄文時代の集落跡・矢瀬遺跡を中心に整備した公園。その一角にある農産物販売所・月夜野はーべすと(ハーベスト)に訪問記念スタンプが置いてある。公園利用者用の駐車場は別にあり、販売所前の駐車場は狭かった。押印してすぐに出発。

 公園利用者用の駐車場入口横に縄文時代の復元建物か。写真を撮ろうとクルマを降りてよく見ると何か変。たまたま通りかかった親子連れに聞いたら、道路横断用の地下通路・縄文の道の出入口だった。
道の駅・月夜野矢瀬親水公園・道路横断地下通路・縄文の道出入口
道路横断地下通路
縄文の道出入口
 「なーんだ」と言うことで10時28分に出発。道の駅・たくみの里へ向かう。国道17号から地方道へ。17分で到着。

 工芸品などの手づくり体験や観光農園をメインに据えた道の駅。各施設が周辺に点在しているので、道の駅から離れた所でも散策する多くの人を見かける。総合案内所で訪問記念スタンプを押印。くるみゆべしも購入。
道の駅・たくみの里・周辺の風景
道の駅・たくみの里
周辺の風景
相俣ダム
相俣ダム
 11時6分に出発。相俣ダムに向かう。国道17号を北上。19分でダム手前の相俣ダム資料館に到着。ダムカードはここで配布。資料館の入口や窓ガラスに「ちょっとよってがっさい」と書かれている。群馬弁かな。

 資料館は無人。土足は不可でスリッパに履き替える。机の上にダムカード。自由に持ち帰りことができる。もちろん2人分の2枚だけもらいました。

 ダムまで50m。堤高・堤頂長:67m・80mの重力式コンクリートダム。クルマで移動。アズサの写真も撮りたかったから。でもダムとアズサの位置関係が悪くて撮れなかった。ダム湖・赤谷湖(あかやこ)も少し波立っていて絵にならなかった。残念。
相俣ダム・赤谷湖
相俣ダム・赤谷湖
11時45分に出発。道の駅・みなかみ水紀行館に向かう。国道17号を赤谷湖沿いに少し北上する。赤谷湖の途中から群馬県道270号に入る。ここが県道の起点。終点は国道291号に突き当たるT字路。ここを右折。ナビの案内で最初の信号交差点を左折。

 何か変だ。道が狭くなりそう。またナビが誤った道を案内している。Uターン出来ない。仕方なく前進。工場の駐車場があったので、ここでUターン。
 国道291号に戻り、少し行ったら道の駅の標識。12時11分にみなかみ水紀行館へ到着した。

 昼時も重なり人出が多い。その人出の中に目立つ集団。いや目立たない集団と言った方が良いのかも。足湯の前の緑地の上に、若い男性の集団。思い思いの格好で寝転がっている。とても疲れ果てた感じで。よく見ると女性の姿も。午前中、何していたのかな。

 水紀行館へ。淡水魚の水族館やロッククライミングを体験できる壁が設備されている。当然にどちらも有料。

 訪問記念スタンプを押印してアズサに戻り車中昼食。昼寝を20分。   
道の駅・みなかみ水紀行館
みなかみ水紀行館
道の駅・みなかみ水紀行館・諏訪峡めぐり案内図
諏訪峡めぐり案内図
 13時39分に出発。道の駅・川場田園プラザへ向かう。国道291号を南下。道なりに行くと自然に国道291号と離れ群馬県道61号に入って行く。この後、群馬県道61号と国道291号は利根川を挟むように南下する。

 途中のGSで4度目の給油。利根川対岸の少し上流には午前中に訪問した道の駅・月夜野矢瀬親水公園がある。道の駅のスタンプを3個とダムカードを1枚入手するために、ちょうど一周して来たことになる。距離にして42km。やっぱ、物好きとしか言いようがないね。

 さらに南下して沼田市に入ると群馬県道61号は終了。またまた国道291号に自然と入って行く。4分ほどで国道から離れ地方道へ。沼田公園、沼田市役所前を通過して国道120号に入る。沼田公園は沼田城址を整備して造られた公園。NHKの大河ドラマ・真田丸の前半ではこの沼田城の支配を巡って展開していた。多くの国道や県道が集中して来ていることからも、昔から重要な地であったことが分かる。
道の駅・川場田園プラザ
川場田園プラザ
 関越自動車道の沼田ICを過ぎて群馬県道64号に入る。14時27分に川場田園プラザへ到着した。駐車場はとても広い。停める場所によっては随分と歩かなければならない。

 メインゲートには「川場田園プラザ」と掲げられているが、それ以外の看板などは「田園プラザかわば」となっていた。名称が微妙に異なっている。この様なケースは別の施設でも時どき目にする。何かメリットがあるのかな。デメリットの方が多いと思うのだが。

 池と大きな緑地の周りを取り囲むように色々な店が配置されている。緑地には多くのパラソル。テーブルと椅子がセットされていて人気のようだ。一つも空いていない。

 犬連れで散策する人の姿もあった。犬もOKなのかな。犬は嫌いではないが、この様なところではやっぱり嫌だ。フンが気になるから。

 訪問記念スタンプを押印して14時40分に出発。   
道の駅・川場田園プラザ
道の駅・川場田園プラザ
 吹割の滝へ向かう。群馬県道64号を途中まで戻り、地方道から国道120号に入る。この先に椎坂(しいさか)峠。ナビの表示は右カーブ。でも正面にトンネル。右折する道もある。一瞬迷ったがそのまま直進。

 後で調べたら2013年11月に開通した椎坂バイパスだった。ナビには載っていなかった。トンネルを2つ抜けるだけでワインディングロードをパスできる。おかげでナビの予定時間よりも15分早い、15時19分に到着した。

 駐車場は所々に迷うほどある。決めかねて通り過ぎてしまった。Uターンして、最初に見かけた滝の駅・吹割の無料駐車場に停めさせてもらった。無料駐車場は他にも沢山あるが、ここは何となく胡散臭さが全く無かったから。
 吹割の滝は国の天然記念物に指定されている。国道120号から土産物店が並ぶ小道を下りる。スピーカーから注意喚起の放送が聞こえ始める。落下の危険があるので白線やロープから絶対に出ないようにと、日本語・英語・中国語で繰り返している。

 片品川(片品渓谷や吹割渓谷とも言う)に出ると川沿いに散策路が設けられている。川沿いに出てから吹割の滝まで10分。鱒飛(ますとび)の滝、般若岩などの岩壁群、吹割の滝と写真を撮りながらゆっくりと散策。

 途中2ケ所に警備員。ふざけて歩いている二人ずれにすかさず注意をしていた。今日の水量は少なめでも、落ちたら命の危険もあるからね。

 吹割の滝は見ごたえがあった。川床の段差の高い方に幅8m位の割れ目が出来ている。割れ目が無ければ高さ7mほどの普通の滝。

 割れ目があるので、その周囲から水が流れ落ちる。その景色が人を引き付ける。そして水しぶきが吹き上がってくる。あたかも岩を割るかのように。だから吹割の滝。

 水量が多いと流れ落ちた水が、割れ目から流れ出ることができずに水位が上がる。さほど高くない滝が、もっと低く見えてしまい印象はかなり違ってくるような気がする。

 滝の駅に戻る。そのままでも食べられるもの「何かあるかな」と店内の野菜直売所へ。時間的に主だった野菜は残っていなかった。残念。 
吹割の滝・般若岩などの岩壁群
般若岩などの岩壁群
吹割の滝・般若岩などの岩壁群
吹割の滝
吹割の滝(左上に人)
吹割の滝にて
吹割の滝にて
  15時35分に出発。薗原ダムへ向かう。この時は何も知らずに。国道120号を戻る。椎坂バイパスのトンネルまで行く手前で左折。群馬県道267号に入る。12分で到着。
薗原ダム
薗原ダム
 堤高・堤頂長:76.5m・127.6mの重力式コンクリートダム。管理支所へ。インターホンから連絡。暫くして男性スタッフがエントランスの鍵を開けてダムカードを渡してくれた。ついでにトイレを借用する。トイレから出て来たら、男性スタッフが待っていてくれた。

 道の駅・あぐりーむ昭和へ行くには、椎坂バイパスに戻った方が良いかと聞くと、そのまま県道を行った方が早いかなとのこと。エントランスの鍵を開けて私たちを送り出すと、すぐにまた鍵を掛けた。トイレ借用中も鍵が掛けられていたことに驚いた。これほど徹底した施錠管理は初めての体験だった。

 これを書きながら薗原ダムを調べていたら、いっぱい出て来た。心霊スポットの記事が。最凶の文字も。あの男性スタッフの用心深さはこれが原因か。まさか・・・ね。
薗原ダム・管理支所
 16時に出発。群馬県道267号はすぐにT字路に突き当たり終了。右折して県道62号入る。心霊スポットを明るいうちに脱出して16時27分にあぐりーむ昭和へ到着した。関越自動車道の昭和ICの隣。

最初に目に付いたのは足湯。足湯と言えば吾妻屋の様なちょっとした屋根の下に作られていることが多い。でもここは立派な専用建屋。中はフローリング床で、大きさの異なる円形の足湯が余裕を持って配置されている。こんなの見たことがない。

 農産物直売所・旬彩館へ。夕食用にから揚げなどの惣菜と豆おこわを購入。訪問記念スタンプを押印して16時42分に出発。
道の駅・あぐりーむ昭和・足湯
あぐりーむ昭和・足湯
道の駅・あぐりーむ昭和
大江戸温泉物語・伊香保
大江戸温泉物語
伊香保
 入浴予定の大江戸温泉物語・伊香保へ向かう。国道17号に出て南下する。国道291号から群馬県道33号へ。17時27分に到着。

 男性スタッフの指示で、公式HPの外観写真に写っている駐車スペースと同じ場所に停める。カメラでパチリ。温泉博士を利用しての無料入浴。内湯は無色透明、露天は褐色をしている。どちらも温泉で2種類の泉質を楽しめる。アメニティーも充実していて妻は喜んでいた。
 売店で花まめを加工した羊かんと饅頭を購入。花まめへの執念がまたよみがえったのか。実は上田城跡公園で買った花豆栗羊かんは、別所温泉でお世話になったKさんへの手土産に変わっていた。伊香保温泉の石段街の観光もして見たかったが、もう遅いので次の機会にしよう。

 車中泊は道の駅・こもちを予定していた。距離にして12km。少し戻る方向。何となくそれを嫌気して道の駅・よしおか温泉に予定を変更。

 群馬県道15号に入る。途中にJAファーマーズ野田宿店。氷が欲しかったので立ち寄る。カット野菜などを購入。デリカコーナーに回ると弁当が半額値引き。既にあぐりーむ昭和で食料を調達して、夕食の準備は出来ている。でも半額値引きの訴求力は強かった。やっぱり買ってしまった。
 19時48分によしおか温泉へ到着。利根川の河畔にあり、ゴルフ場や日帰り温泉施設なども併設している。

 ここへ来たのは3度目。でも車中泊するのは初めて。いつ来てもキャンピングカーが多い。20時30分に車中夕食。
道の駅・よしおか温泉
道の駅・よしおか温泉
 夕食後に明日の予定を確認。高崎市に私の友人が住んでいる。会ったのは5年前。「草津温泉・白根山の湯釜」のくるま旅。その友人に会う予定。でもこれは勝手な予定で、友人には連絡していない。横道にそれることもあるくるま旅なので、ぎりぎりまで連絡が出来ないのだ。友人に電話すると午後なら空いているとのこと。

 ちょうど良かった。明日もダムを訪問する予定。でも平日しかダムカードを配布していないダムがいくつかある。だったらダムは月曜日以降にして、明日は高崎市周辺でゆっくりしよう。そろそろ洗濯もしたいしね。23時30分に就寝。
 
□2016.5.22(日)□   【写経とご朱印】
道の駅・よしおか温泉・グライダー展示
グライダー展示
 6時30分に起床。今日も快晴。車中朝食。今日はゆっくりの出発で良い。施設内を散策。温泉施設・リバートピア吉岡の建屋近くにグライダーが展示されている。何故ここに展示しているのか分からない。河原に滑空場でもあったのかな。めずらしい全金属製の機体。複座のソアラーだ。
 グライダーは滑空性能からプライマリー、セカンダリー、ソアラーに分けられる。これは私が学校の部活としてグライダーグラブに所属していた何十年も前の分類。もうこの様な分類はしていないかもしれない。

 今は機体を構成する部材も大きく進歩し、各種の性能も格段に向上している。性能の極めて悪いプライマリーとセカンダリーに分類されるグライダーは製造していないかもしれない。学校にはプライマリーのグライダーがあった。毎日のように庄内川の河原で滑走訓練をしていたことを思い出す。滑空ではなく、あくまで滑走の練習。

 細いゴムを束ねて太くなったゴム索をV字に引っ張る。ある程度の張力を得たところで、機体を固定していたロープ索を外して発航させる。滑走の途中で操縦桿を引けば機体は簡単に地上を離れる。

 でも訓練の主眼はそこではなく、いかに機体の水平を保って直進させるかにある。風の方向は常に変化している。修正舵が遅れれば機体が傾き事故に到ることもある。つまり修正舵が重要なのだ。

 思い入れもあって、またまた横道に大きくそれた。展示されていたグライダーを調べたらチェコ製のL−13ブラニック。3000機以上製作された人気の機体だった。

 物産館・かざぐるまでミニトマト、キューリ、焼きそば等を購入。

 10時15分に出発。少林山達磨寺に向かう。友人に会うのは午後。午前中の予定が空いてしまったので急きょ行くことに決めた。

 群馬県道15号を南下。その先国道17号から国道18号へ入る。道路脇に交通安全と書かれた大きなダルマさんの置物など、いたるところでダルマさんが目に付くようになる。

 信号交差点・少林山入口を左折し鼻高橋を渡る。脇道に入り2分足らずで到着。そのはずが、案内看板の左折矢印を直進と見誤り山の中へと進んだ。気が付いてやっとの思いでUターン。8分掛かって11時05分に到着した。

 駐車場から坂を少し下りると達磨堂。各地の達磨が展示されている。お守りなども頒布している。

 隣に本堂・霊符堂。見守りを終えて帰って来たダルマさんが積み上がっている。ご苦労様と言いたいね。大きな目、ちっこい目と色々あって楽しい。中には笑った目もあった。でもよく見ると片目のまま、あるいは開眼すらしていないダルマさんもいる。可哀そうに。

 階段を下りて瑞雲閣へ。ここでご朱印が頂ける。多くの寺社ではお願いするだけでご朱印を頂ける。しかし、少林山達磨寺ではご朱印の授与について厳格に対応している。

 最初にご朱印の本来の意味を僧侶から説明していただく。ご朱印は写経をお寺に収めた証としての受領印のこと。ご朱印を押して頂くご朱印帳は納経帳とも言われている。つまり経文を書き写してお寺に収めないとご朱印がいただけない。

 写経を持参していない私たちはご朱印を頂くことが出来ない。そこでご朱印の申込書に書かれた般若心経の経題を心静かに筆でなぞって墨書きし、実際に写経して提出。やっとご朱印が頂けた。

 瑞雲閣でもお守りなどを頒布している。ここで小さな福入りだるまと交通安全のお守りを授与してもらった。でも、どうせなら達磨堂で授与してもらえば良かった。達磨堂の担当者はとても親切だったのに、こちらの担当者は・・・。

 隣の鐘楼へ。招福の鐘を撞(つ)いて心の平穏を願う。

国道18号・交通安全のダルマさん
国道18号
交通安全のダルマさん
少林山達磨寺・達磨堂
少林山達磨寺・達磨堂
少林山達磨寺・本堂・霊符堂にて
本堂・霊符堂にて
少林山達磨寺・本堂・霊符堂・帰って来たダルマさん
帰って来たダルマさん
少林山達磨寺・瑞雲閣・写経中
瑞雲閣・写経中
少林山達磨寺・招福の鐘
招福の鐘
 12時3分に出発。フレッセイ・南大類店へ向かう。昨夜調べた情報ではコインランドリーがあるはず。国道18号を戻り国道364号へ。12時28分に到着。

 店舗入口横にクリーニング店はあるがコインランドリーは無かった。困ったな。するとクリーニング店に来ていた男性客が「パシオスの隣にコインランドリーが有るよ」と教えてくれた。パシオスって・・・。分からないのでまごまごしていると、「あのベージュの建物」と遠くの建物を指差ししてくれた。

 お礼を言って出発。3分弱、ちょうど13時に到着。パシオス中居店の隣にクリーニング・協和ドライ中居店。コインランドリーを併設。コインランドリーの機械は急速に進歩しているし、店によってシステムが異なっている。クリーニング店の女性スタッフに使い方を親切に教えてもらった。洗濯中に車中昼食。昼寝を20分。洗濯物を片づけて、もう一度フレッセイへ戻る。夕食の惣菜を購入。
ここで待ち合わせ
ここで待ち合わせ
14時41分に出発。友人の勤める事務所に向かう。6分で到着。思ったより近かった。休日で事務所には誰もいない。待ち合わせは15時なので外で少し待つ。

 友人もご夫妻でやって来た。茶菓子をつまみ談笑。旧交を温める。最近、困ったことが起きていると言う。
 友人は環境の良いところ(地名も聞いたが地理不案内で忘却)に自宅を建てた。温泉も引かれていて、自宅で温泉に入ることができる。終の棲家(ついのすみか)にしようと思っていたらしい。

 その近くで降って湧いたように起きた大問題。福島第一原発事故による廃棄物の焼却処理場の建設計画。午前中はこの件で集会に出ていたらしい。原発事故の負の遺産の影響が福島県以外にも拡散している現実を肌で感じることになった。
 16時25分に出発。箕郷(みさと)温泉・まねきの湯へ向かう。群馬県道28号を北上。途中のGSで5度目の給油。

 16時58分にまねきの湯へ到着。ここも温泉博士を利用しての無料入浴。広い駐車場に露天岩風呂、サウナ、ジェットバス、電気風呂など種類豊富な浴槽。いわゆるスーパー銭湯だ。楽しんで入浴。
箕郷温泉・まねきの湯
箕郷温泉・まねきの湯
道の駅・くらぶち小栗の里
道の駅
くらぶち小栗の里
 18時32分に出発。宿泊を予定している道の駅・くらぶち小栗の里へ向かう。群馬県道137号から県道29号へ。その先、国道406号へ入る。19時05分にくらぶち小栗の里へ到着。

 駐車場奥正面に高崎市倉渕支所、左にJAの出荷場、右が道の駅。倉渕支所だけがまだ開いている。ロビーでポスターなどを見ていたら3、4人の女性が「今晩は」と私たちに声をかけて奥へ入って行った。何かの活動かな。
20時30分に車中夕食。23時30分に就寝。
 
□2016.5.23(月)□   【タッチの差で帰りそびれ、申し訳ない】
 6時30分に起床。久しぶりの薄曇り。車中朝食。道の駅の開店は9時。開くのを待って訪問記念スタンプを押印。販売店舗・ふるさと市場で野沢菜とおやきを購入。

 9時11分に出発。安中市役所谷津庁舎へ向かう。中木ダムのダムカードを配布している。役所なので配布は平日のみ。国道406号を戻り群馬県道48号から県道215号へ。9時35分に到着。ダムカードをもらって中木ダムへの行き方を確認。ナビで検索できなかったから。妙義山の裏側なので少し距離が有るとのこと。詳しい地図などは置いていなかった。
 9時47分に出発。道の駅・みょうぎへ向かう。ここで行き方を再確認しよう。出発してすぐのところに食品スパー・ヤオコー安中店。氷を調達。

 国道18号から群馬県道51号へ。10時13分にみょうぎへ到着。訪問記念スタンプを押印。

 併設の妙義山周辺観光案内所で中木ダムへの行き方を再確認。女性スタッフから詳しい行き方を教えてもらった。差し当たり、ナビに中木ダムのダム湖・妙義湖を設定して10時32分に出発。
道の駅・みょうぎ・妙義山
道の駅より・妙義山
道の駅・みょうぎ・妙義山周辺観光案内所
道の駅・みょうぎ
周辺観光案内所
中木ダム
中木ダム
 来た道を戻り、上信越自動車道の松井田妙義IC横に出て国道18号へ。軽井沢方面へ向かう。セーブオン・松井田バイパス店の次の信号を左折。地方道に入る。本当は直進するところをナビの案内で左折。田んぼの中の隘路。しかも途中で直角に曲がっている。心配になった。

 たまたまトラクターで田おこし仕事をしている人がいたので聞いてみた。この道の入口に車通行不可の看板が出ていたらしい。下の方に何かあったような気はしたが見落としたようだ。ここを通過したら道は広くなり中木ダムの道に出るとのこと。バックするのも大変なので、そのまま行くことにした。直角の道を恐る恐る、何とか通過。

 10時48分に中木ダムへ到着。
堤高・堤頂長:41m・148mの重力式コンクリートダム。

 ダム以外に何も無いかと思っていたら、清潔なトイレハウスと安中市上下水道部・中木ダム管理所、町営妙義湖休憩所があった。休憩所には男性スタッフが常駐。貸しボートや入漁券の販売をしている。写真を撮って11時05分に出発。霧積(きりつみ)ダムへ向かう。
中木ダム・妙義湖
中木ダム・妙義湖
中木ダム・左からトイレハウス、中木ダム管理所、妙義湖休憩所
妙義湖休憩所
 来た道を戻り、先程の隘路を迂回して国道18号へ。左折してさらに軽井沢方面へ向かう。2kmくらい行くと国道18号は碓氷バイパスと中山道に分岐する。中山道に入り、その先で群馬県道56号・旧中山道へ。

 11時23分に霧積ダムへ到着。
堤高・堤頂長:59m・305mの重力式コンクリートダム。

 ダム管理事務所でダムカードを入手。ここでも、もう一枚。坂本ダムのダムカードも配布している。男性スタッフに坂本ダムの場所を聞く。坂本ダムのダム湖は碓氷湖。碓氷湖なら案内看板を見かけた。
霧積ダム
霧積ダム
霧積ダム・霧積湖
霧積ダム・霧積湖
坂本ダム
坂本ダム
 11時33分に出発。来た道を戻り、国道18号を軽井沢方面へ。国道からの入口に坂本ダムの標識も出ていた。8分で到着。

 堤高・堤頂長:36.3m・85mの重力式コンクリートダム。思ったより多くの人が湖畔の木陰で寛いでいる。

 碓氷湖の周囲には1.2kmの散策路が整備されている。歩こうかとも思ったが、今日は予定が立て込んでいる。予定になかった碓氷第三橋梁・めがね橋も近いので見学したい。とても散策は時間的に無理なので止めにした。
坂本ダム・碓氷湖
坂本ダム・碓氷湖
 11時49分に出発。国道18号をもう少し軽井沢方面へ。3分でめがね橋に到着した。旧国鉄信越本線・アプト式鉄道区間のレンガ造りの4連アーチ橋。めがね橋の前を通過。多くの人が写真を撮っている。

 300mくらい行くと大きな駐車場。ここにアズサを停めたのでは、トップページの写真が撮れない。めがね橋の手前の路肩に駐車スペースがあった。Uターンしてそこに戻る。

 ここからなら、めがね橋を背景にアズサが撮れる。でもめがね橋の特徴の4連アーチを1枚の写真に収めることはできないので注意。こちら側から写真を撮っている人は誰もいなかった。
碓氷第三橋梁・めがね橋
めがね橋
碓氷第三橋梁・めがね橋
坂本ダム・碓氷湖・トイレハウス
碓氷湖・トイレハウス
 ちょうど12時。碓氷湖に戻って車中昼食。ここは清潔なトイレハウスもあって好都合。昼食はレーズンパンに紅茶。超軽めで済ます。目的があるから。

 いつもの昼寝を止めて12時24分に出発。道平川(どうたいらがわ)ダムへ向かう。
 道の駅・みょうぎ手前まで戻る。群馬県道191号から県道51号へ入る。国道254号とのT字路に突き当たる。ここを右折。13時05分に到着。

 堤高・堤頂長:70m・300mの重力式コンクリートダム。ダム管理事務所は対岸。ダム天端へのクルマの進入は禁止。天端入口横にダム湖・荒船湖の周遊コース案内看板。一周3km。天端を徒歩で往復するよりは周遊した方が好いかな。

 13時13分にダム管理事務所へ到着。ここはダムカードを、何と4枚も配布している。そして配布は平日のみ。

 道平川ダムが1枚と、このダムに導水するための取水ダムが3枚。上流側から屋敷川取水ダム、市野萱川(いちのかやがわ)取水ダム、相沢川取水ダム。
道平川ダム
道平川ダム
道平川ダム・荒船湖周遊コース案内看板
荒船湖
周遊コース案内看板
こんにゃくパーク
こんにゃくパーク
 13時20分に出発。試食のサブテーマに沿って、こんにゃくパークへ向かう。期待の無料バイキング。昼食を超軽めにしたのはこのため。国道254号を戻る。上信越自動車道の下仁田ICを過ぎて3分。14時2分に到着。

 蒟蒻とゼリーの製造工場の見学や、完全予約制で蒟蒻の製造体験(これは有料)ができる。そして、工夫を凝らした蒟蒻料理を試食できる無料バイキング。もちろん販売もしている。おまけに製造工場の排熱を利用した足湯まである。まさに蒟蒻アミューズメント施設。

 立ち寄るのは2度目。最初は「上野村・慰霊の園」のくるま旅。初めて体験した無料バイキングは、蒟蒻料理の種類の多さと、その量に驚いた。

 今回も施設に入ると無料バイキングを待つ人の列。最初にランチプレートを取り、順番に蒟蒻料理をプレートに移して行くために時間が掛かり列になっている。

 ここで前回の体験が生きる。この列に加わる必要はなく、そのまま奥へ。奥にもランチプレートや料理が同じように並んでいるから。人が集中しないように同じものが何カ所かに置かれているようだ。

 これならお代りもしやすくなるね。お腹も膨らみ大満足。売店で地元には置いていないような蒟蒻製品をお土産用に購入。
こんにゃくパーク・無料バイキング
無料バイキング
こんにゃくパーク・おみやげコーナー
おみやげコーナー
こんにゃくパーク・見学ルートマップ
見学ルートマップ
 15時18分に出発。ここでちょっと失敗。駐車場出口に向かっていると駐車場のスタッフが大声で「止まれ」と叫んでいる。「何だろう?」。

 この日は朝の薄曇りから雲が取れて暑くなった。駐車場へ停めた時に、車内換気のためボーンバーでバックドアを少し開けておいた。そのことを忘れて出発してしまった。
 ボーンバーは自作。作り方は「我が家のアズサ・主な持ち物」の中で紹介しています。このボーンバーを使用するとバックドアを開けておいても施錠ができる。しかし、開いていても警告表示が出なくなるのだ。

 スタッフはバックドアが開いていることを一生懸命に教えてくれていた。ありがたかった。
ボーンバー
ボーンバー
  神水(しんすい)ダムへ向かう。ナビは名前での検索ができなかったので住所を設定。国道254号から群馬県道41号へ。その先、地方道を抜けて国道462号に入る。
 標識を見落としたのか。16時13分に道の駅・上州おにしまで来てしまった。道の駅で聞いてみよう。店内には女性スタッフが1人。神水ダムを通り過ぎていることは間違いないが、場所がはっきりしない。配布時間も迫っている。「下久保ダムへ行って聞いてみたら」と言うことになった。

 場所を教えてもらって16時17分に出発。下久保ダムはナビで検索できた。でも教えてもらった道はナビとは異なっている。教えてもらった道をたどる。国道462号を行き、下久保トンネルを抜けたらすぐに左折。少し行くと下久保ダムの天端。

 ダム管理所は対岸の小高い山の上。天端は普通に走行可能。8分で到着した。ナビの案内で行っていたらどうなっていたことか。

 堤高・堤頂長:129m・605mの重力式コンクリートダム。8つある関東の水がめの一つで貯水容量は2番目に大きい。堤頂長605mは重力式コンクリートダムでは日本一の長さ。ダム管理所でダムカードをもらい、神水ダムの場所を聞いた。
下久保ダム・神流湖
下久保ダム・神流湖
下久保ダム・ダム管理所
ダム管理所
下久保ダム
下久保ダム
神水ダム
神水ダム
 16時33分に出発。国道462号を戻り、上州おにしの前を通過。最初の信号交差点を右折。16時41分に到着した。

 堤高・堤頂長:20.5m・130.5mの重力式コンクリートダム。小さなダムだ。急いで管理所へ。ここのダムカードの配布時間は16時まで。でもスタッフが在中していれば大概は配布してもらえる。良かった。入手することができた。
 16時48分に出発。藤岡土木事務所・万場事業所へ向かう。塩沢ダムのダムカードをもらうため。「上野村・慰霊の園」のくるま旅で塩沢ダムを訪問した。

 ダムに隣接したダム管理事務所でのダムカードの配布は平日のみ。平日でも火曜日は配布していない。訪問したのはその火曜日。そのことは承知していた。これから行く万場事業所で火曜日も配布していることを知っていたから。ダムカードを入手できると思っていた。しかし、諸般の事情と誤解によりダムカードは入手できなかった。

 今回はそのリベンジ。国道462号を西進。上州おにしの前をまたまた通過し下久保トンネルを抜ける。配布時間の17時が過ぎる。神水ダムの場所が分からずに、行ったり来たりしたのがいけなかった。行くだけ行って誰も居なければしょうがないと諦めかける。

 そのとき「電話しようよ」と妻。妻が電話を掛けたら女性スタッフが出てくれた。たまたま1人だけ残っていたとのこと。20分には到着するので、少しだけ待ってくれるように頼み込む。17時18分に到着。塩沢ダムのダムカードを配布してもらう。

 電話がもう少し遅かったら、女性スタッフは帰っていて入手することができなかった。反対の立場で言うと、タッチの差で帰りそびれてしまった。それなのに嫌な顔一つせず、親切に応対してもらって感謝している。

 事務所を出て駐車場に停めたアズサに戻る。今日の入浴予定の両神温泉・国民宿舎両神荘をナビで検索していると、事務所の施錠を終えた女性スタッフが「気を付けて行って下さいね」と声を掛けてくれた。

 17時25分に出発。群馬県道71号を南下。土坂トンネルを抜けると埼玉県。群馬県道71号は埼玉県道71号に変わる。県をまたぐと号数が変わる場合もある。号数の付け方の基準はあるのかな。

 この道はクルマが全く走っていないな。と思ったらポルシェが猛スピードでアズサを追い越して行った。明らかにスピード違反。暫くしたらこのポルシェ、今度は反対車線を猛スピードで走り抜けて行った。ワインディングロードを楽しんでいるのか、危ない遊びだ。
 17時48分、何もない山の中の道路沿いにポツンとトイレハウス。気付くのが遅れ、行き過ぎてから停止。そのままバックして駐車場へ。

 浅谷公衆トイレと書いてある。二階屋でその2階は集会所かな。万場事業所でトイレを借りようと思ったが、これ以上遅くなるのが申し訳なくて言い出せなかった。ここにあって助かったよ。
浅谷公衆トイレ
浅谷公衆トイレ

山西省友好記念館
 埼玉県道37号へ。国道299号との信号交差点手前角にセイブオン・小鹿野飯田店。夕食の惣菜を購入できて良かった。

 18時12分に国民宿舎両神荘へ到着。隣に大きな緑地があり、その奥に中国風の建物。調べてみたら山西省友好記念館。埼玉県と山西省の友好記念で建てられてもので中国文化を紹介する施設らしい。時間的にもう誰もいない。

 車中泊予定はすぐ近くにある道の駅・両神温泉薬師の湯。日帰り温泉を併設している。でも国民宿舎両神荘なら温泉博士で無料入浴できる。やっぱり無料の方を利用するよね。

 ここは強アルカリ性の温泉でぬるぬる感がある。内湯も広く露天風呂もあった。

 19時26分に出発。2分で両神温泉薬師の湯へ到着。
20時20分に車中夕食。23時に就寝。
国民宿舎両神荘
国民宿舎両神荘
道の駅・両神温泉薬師の湯
両神温泉薬師の湯
□2016.5.24(火)□   【4個がやっと】
 6時30分に起床。快晴。道の駅は定休日。今日は炊飯をしない。昨日は超軽めの昼食でおにぎりが残った。夕食でも食べたがまだ残っている。そのおにぎりと味噌汁、野菜サラダで車中朝食。

 9時05分に出発。道の駅・大滝温泉へ向かう。ここも日帰り温泉を併設している。温泉博士も利用できる。昨夜の車中泊は、ここにしようかと迷った。少し遠かったのと、トイレが階段の上にあるので止めにした。
道の駅・両神温泉薬師の湯
道の駅
両神温泉薬師の湯
道の駅・大滝温泉・郷路館
郷路館
 埼玉県道37号を終点まで南下。国道140号に突き当たる。T字路を右折。9時27分に大滝温泉へ到着。

 日帰り温泉は10時から。待ち時間もあるし、この先に温泉博士が利用できる三富温泉郷・白龍閣もある。

 郷路館や特産品販売センターなどを少し覘いて9時49分に出発。
 その白龍閣へ向かう。少し行くと滝沢ダムの前に架かる大きなループ橋。調べてみると雷電廿六木橋。とても読めないね。「らいでんとどろきばし」と読む。

 そして上り始めの方が廿六木大橋、上り終りの方が大滝大橋。2つの橋で構成されているらしい。橋の銘板がネットにアップされているので間違いないだろう。

 ループ橋の中間付近にループ橋駐車場がある。左回りのループで、その外側にある。入るためには右折。

 対向車が無かったので入ってみた。道路標識にはループ橋駐車場と書かれていたが、廿六木望郷広場とも言うらしい。景色はさほどでもなかった。
雷電廿六木橋
雷電廿六木橋
雷電廿六木橋と滝沢ダム
雷電廿六木橋と
滝沢ダム
 10時24分に雁坂トンネルに入る。出口に料金所。料金は730円。トンネルだけが有料区間とすると、キロ単価は110円。かなり高い。迂回路が無いので仕方ないか。

 少し行くと道の駅・みとみ。ここはいつもパス。嫌いだから。理由は「草津温泉・白根山の湯釜」のくるま旅に記載。

 10時35分に白龍閣に到着。入浴の準備をしていると1台の高級乗用車。ご夫婦が降りて中へ。私たちも続いて中へ。入浴料金を支払って入浴する正規の日帰り温泉のお客さん。私たちは温泉博士を利用する無料入浴。ちょっと気が引けるが、やっぱり得した気分が上回る。

 道路と同じ高さにあるエントランスが4階。入浴施設は1階。すぐ下に笛吹川が流れる。内湯からさらに一段下がって、落ち葉なども舞い込む風情ある露天風呂。先客の男性は本を片手にその露天風呂へ。湯に浸かりながらの読書。ゆったりと時間が流れている。この様な楽しみ方もいいかな。私たちはごく普通に入浴。
道の駅・花かげの郷まきおか
道の駅
花かげの郷まきおか
 11時45分に出発。国道140号を南下。5分で道の駅・花かげの郷まきおかに到着。プランターに花いっぱいの道の駅。

 ここで早めの昼食。炊飯していないので、おにぎりの用意はしていない。春雨ヌードと小餅にレーズンパンで車中昼食。

 食品が入手できない時のために、自宅から適当に持参している言わば非常食。今日も昼寝をパス。
 これから試食のサブテーマに沿って、シャトレーゼ・白州工場に向かう。ここも期待のアイスの食べ放題がある。

 15時までに到着しないと入場できないから。余裕を持って12時33分に出発。国道140号を南下。ガソリンが心もとなくなって来た。西関東道路入口交差点近くにGS。高過ぎる。それでも不安解消で10Lだけ給油。

 万力ICから西関東連絡道路へ。高規格道路も6kmで終了。その先、国道20号で北上。14時にシャトレーゼ・白州工場へ到着。
 ここの詳細は「白州で工場見学の美味しい旅」で紹介しているので省略です。この時は予約してガイド付きツアーで入場。今回は予約なしの自由見学。見学コースを自由に見学して試食のできる広いフロアーへ。

 アイスクリームケースとベンチが置かれている。アイスは常時10種類くらい有るかな。自由に取って試食できる。4個食べるのがやっとだった。帰りに売店で焼き菓子を購入。
シャトレーゼ・白州工場白州工場にて
 15時35分出発。6分で道の駅・はくしゅうへ到着。ここには白州の天然水があり、無料で汲むことができる。2Lのペットボトル4本と10Lの清水タンクに給水した。

 そうこうしているうちに眠気が。ここでやっぱり昼寝を20分。隣の食品スパー・エブリィ白州でカット野菜を購入して氷も調達。16時48分に出発。
 車中泊予定の道の駅・富士川へ向かう。国道20号を戻り、国道52号へ。途中のGSで給油する。ここも高かったのでやっぱり10Lだけ。

 途中から国道52号のバイパス・甲西道路に移る。全線のほとんどが中部横断自動車道の高架の下を走っている。沿線に民家などが無く随分と走りやすい。
道の駅・富士川
道の駅・富士川
 増穂ICを過ぎるとショッピングセンター・フォレストモール富士川がある。その前を通過し、すぐに左折して大きく回り込む。17時52分に道の駅・富士川に到着した。

 2014年7月に開業した新しい道の駅。すぐ隣で中部横断自動車道の延伸工事と増穂PAを建設中で現在進化中の道の駅。販売コーナーのある観光交流センターへ。営業は18時までですぐに閉店。
夕食はフォレストモール富士川の中の回転寿司・はま寿司。平日なので一皿税別90円。徒歩で5分くらいか。徒歩なのでビールも飲める。好い気分で20時10分にアズサに戻る。23時に就寝。
□2016.5.25(水)□   【大変なことに遭遇】
 6時30分に起床。曇空。車中朝食。少し周辺を散策。見つけちゃいました。ポツンとさりげなく。ハート形が刻まれた敷レンガが1枚。ハートのエースを見つけた気分かな。

 気になって調べてみた。ハート形と思ったのは四つ葉のクローバーの片割れとのこと。つまりハート形が刻まれた敷レンガは全部で4枚あるそうです。
道の駅・富士川・ハートが刻まれた敷レンガ
 でも不粋を承知で言わしてもらえば、4枚がくっ付いていればこその四つ葉のクローバー。離ればなれでは、やっぱりハートが4枚だよねと、突っ込みたくもなるが・・・。

 クローバーの茎だけの敷レンガもあるのなら納得なんだけれど。もし行くことがあったらハート形が刻まれた敷レンガを探してみてね。
道の駅・とみざわ
道の駅・とみざわ
 9時16分に出発。今日から帰宅の途。差し当たり、道の駅・とみざわへ向かう。国道52号を南下。途中のGSで8回目の給油。安めの価格。やっと満タンにできた。これがこのくるま旅での最後の給油。

 10時16分にとみざわへ到着。大きな竹の子のモニュメントが出迎えてくれる。そんな訳でビンに入った竹の子の水煮を購入。
 10時41分に出発。道の駅・掛川へ向かう。国道52号をさらに南下。駿河湾に突き当たって国道1号のバイパスに入る。12時30分に道の駅・掛川へ到着。

 昼時と言うこともあるのか、売店に近い方の駐車場は満車。少し待ったら運よく空いた。車中昼食。昼寝を20分。

 特産物直売所へ。大きな売り場。産直野菜の販売に力を入れている。値段はそこそこ。帰宅は明日になるので多くは買えない。ミニトマトとキューリを購入。
道の駅・掛川
道の駅・掛川
うなぎパイファクトリー
うなぎパイ
ファクトリー
 14時に出発。うなぎパイファクトリーへ向かう。国道1号のバイパスを西進。浜松に入り坪井ICを降りる。食品スーパー・ベイシアの大きな看板が見える。ここは場所的に都合が良さそう。差し当たり、静岡県道65号を北上。

 15時2分にうなぎパイファクトリーへ到着。こちら方面へ来た時は度々訪問している。ここは工場見学と試食ができて、お土産までもらえる。そして運が良ければ徳用袋を買うことができる。割れが入った訳あり品。早くに売り切れになることが多いが今回は運が良かった。2袋購入した。
うなぎパイファクトリー・徳用袋
徳用袋
 15時27分に出発。入浴予定の雄踏温泉・浜名湖ロイヤルホテルへ向かう。その前にベイシアへ寄ることにした。来た道を坪井IC手前まで戻りベイシア浜松雄踏店に到着。夕食の弁当と惣菜を購入。ついでに妻がこれは安いからとカップヌードル、マヨネーズ、サラダドレッシングも購入した。さすが主婦。しっかり見ている。
 浜名湖ロイヤルホテルには16時10分に到着した。駐車場が満車状態。カイロプラクティックの講習会と商工会の集まりがあるようだ。ここの温泉は何度も利用させてもらっているが、いつも何らかの集まりが催されている。きっと営業努力のたまものかな。

 エントランスを入り、ロビーをまっすぐに抜けて直接に温泉施設へ。以前はロビーのフロントで受付して、女性スタッフが温泉施設まで案内してくれていた。現在は温泉施設入口のカウンターで受付するように変わっている。省力化しているのだろう。
浜名湖ロイヤルホテル
浜名湖ロイヤルホテル
 内湯も露天風呂も広いし、アメニティーも充実している。そして何よりも清潔に保たれていてお気に入りの温泉。入浴を済ませて、涼みがてらショッピングプラザへ。

 どすんと音が聞こえた。ロビーの階段付近。男性客が階段の途中から下へ仰向けに倒れ頭を打ったようだ。医者らしき男性客がロビースタッフに何やら指示している。すぐにタオルを大量にもってきて男性客に渡す。頭の下に入れたタオルが血に染まっていくのが遠目にも分かる。暫くしたら救急車が到着して搬送されて行った。大変なことに遭遇してしまった。
もう一度ショッピングプラザへ。少しお高い洋菓子を購入。

 18時7分に出発。雄踏大橋、中之島大橋を渡り弁天島を抜けて国道1号へ。JR東海道本線・新居町駅の前を左折。18時20分に新居文化公園へ到着。トイレハウスがあるので何度も車中泊している。でも、そのトイレが凄く汚れていたことがあった。その時はここでの車中泊を止めにして、国指定特別史跡・新居関所の駐車場で車中泊した。ここにもトイレハウスがある。それ以降に新居文化公園に来るのは初めて。様子を見に来たのだが、やっぱり止めにした。公園内を散歩。

 18時34分に出発。5分で新居関所の駐車場へ到着。前に車中泊した時と同じように消防団が駐車場の一部を利用していた。手押し車の付いた放水ポンプのエンジン掛けのテストをしているようだ。19時前頃には作業を終了して帰って行った。

 19時30分に車中夕食。23時に就寝。

 ここのトイレハウスの照明が不思議。暗くなると人を感知して照明が点灯する。しかし、ある時を境に点灯しなくなる。しかし真夜中を過ぎた頃になると女性側だけは、また人を感知して照明が点灯するようになる。男性側は全く点灯しない。前回車中泊した時も同じだった。何故だろうか。
□2016.5.26(木)□   【レジでびっくり】
 6時15分に起床。予想外の雨。昨夜のうちにお米をかしてしまっているので炊飯しないといけない。おっと名古屋弁。お米をかすは、お米を水に浸すこと。炊飯器を小屋の屋根の下に移動して炊飯。車中朝食。今日は帰宅の日。

 8時55分に出発。道の駅・潮見坂へ向かう。国道1号に出て9時7分に到着。新鮮野菜や地場海産物をお値打ちに購入できる。ここの道の駅は妻のお気に入り。レジバスケットに野菜が盛り上がって行く。店にカートは置いていない。持つのは私。大変です。ししゃものくぎ煮、ちりめんもレジバスケットへ。そして、レジでびっくり。ぴったり5千円。

 9時38分に出発。国道23号のバイパスから一般道の23号、愛知県道41号、国道247号で衣浦大橋を渡り愛知県道46号へ。近所のスーパーに寄り玉子を購入。11時間53分に自宅へ到着。荷物を降ろし、今回のくるま旅を無事終了した。

 
 
 
 
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