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能登一周そして九頭竜へ 拡大地図を表示
 さて、今回は「能登一周そして九頭竜へ」のくるま旅。
きっかけは別になし。何気にくるま旅に出たくなったから。ちょうど1年前にも同じようにして「能登から一乗谷へ」のくるま旅に出た。その時と同じように頼りになるのが温泉博士。無料の温泉手形を利用できる施設が多く集まっている地域が狙い目だ。

 その地域への周遊ルートを大雑把に決める。それから、興味の沸く観光個所、まだ入手していないダムカードを配布しているダム施設、訪問記念スタンプを押印していない道の駅、つわものツアーの旅楽ポイントが獲得できるスポットなどをピックアップして旅程が決まって行く。そして今回も偶然か必然か、何故か能登半島へのくるま旅になった。 

 このくるま旅の車中泊施設は宿泊順に、道の駅・塩津海道あぢかまの里、道の駅・内灘サンセットパーク、RVパーク・ねやフィシングパーク太公望、道の駅・狼煙、道の駅・高松(高松SA)、道の駅・一乗谷あさくら水の駅、道の駅・九頭竜、道の駅・飛騨金山ぬく森の里温泉・道の温泉駅かれん、道の駅・立田ふれあいの里です。
□2016.4.11(月)□  【宇宙戦艦ヤマト】
 自宅を10時35分に出て、いつものGSで満タンにしてから出発。道の駅・池田温泉へ向かう。名古屋市内を抜けて名岐バイパス(国道22号)に入る予定。

 名古屋市内も順調に走行し、熱田神宮南交差点で国道1号を横切り、国道19・22号の重複区間にはいる。国道19・22号はここが起点。片側5車線の道が名古屋市内を南北に貫いている。5車線は日本銀行・名古屋支店のある日銀前交差点まで続いている。国道19号はその交差点を右折する。国道22号は直進。

 その片側5車線区間で突然渋滞が始まった。急に全く動かなくなった。真中の車線を走行していたので脇道に逃れることも出来ない。暫くしたら少しづつ動き出した。別院さん(真宗大谷派名古屋別院)のある古渡交差点の一つ前の信号交差点での交通事故が原因だった。4車線が規制されている。事故は起きたばかりのようで、救急車が2台停まっている。1台がピーポーピーポーと動き出した。500mを16分掛かって、11時32分にやっと通過した。

 名岐バイパスは渋滞も無くスムーズに流れている。12時を過ぎた。そろそろ昼食。昼食のおにぎりと夕食の惣菜は、出発前に妻が用意してくれている。バイパス沿いに大きなショッピングセンターがあれば好都合。でもこういう時って中々見つからないのが常。でも今日は10分ほど走ったらエディオン・一宮本店があった。

 建屋の下が駐車場になっている。屋根のない平面駐車場も建屋の下を通らなくては行けない。高さが気になって入るのを躊躇していたら、スタッフが誘導してくれた。駐車場とトイレを借用するだけなのに誘導までしてもらってちょっと申し訳ない気がしたが、そのまま利用させてもらった。日陰の駐車スペースで車中昼食。そしていつもの昼寝を20分。
13時20分に出発。
 名岐バイパスの新木曽川大橋を渡ると岐阜県。その先を左折して国道21号へ。大垣市内で国道417号へ。14時21分に道の駅・池田温泉へ到着。案内所のカウンターにコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を置いて訪問記念スタンプを押印していると、「それ三脚ですか。珍しいですね」と中にいた女性スタッフの方から話し掛けてきてくれた。

 くるま旅中はコンデジに三脚を付けっぱなしにしている。三脚はベルボン社のCUBE。キューブの名前通りなら立方体なのだが、実物は直方体の組み合わせで平べったい形をしている。その形に特徴があり、確かに珍しいかもしれない。

 スタッフは快活な女性で、そこからくるま旅の話になり、楽しい時間を持つことができた。

 CUBEについてもう少し説明すると、脚は3本同時にワンタッチで伸縮でき、カメラのアングル操作も、縦位置にするのもワンタッチで出来るすぐれもの。コンデジ単体よりも三脚を付けていた方が、握りが安定して撮りやすくなる。

 14時40分に出発。横山ダムへ向かう。

道の駅・池田温泉

道の駅の案内所

コンデジとCUBE

横山ダム
 岐阜県道254号から国道303号へ。道の駅・星のふる里ふじはしを通過。15時15分に横山ダムへ到着。ダムカードを配布している管理支所は国道沿いにある。堤高・堤頂長:80.8m・220mの中空重力式コンクリートダム。

 ダムカードには「ダムの中に空間がある大変珍しい型式のダム」「日本国内の約3000基ものダムの内、中空重力式コンクリートダムはわずか13基しかありません」と記されている。「そうなのか」と感心したのは、13ではなく3000の数字。ダムってこんなにあるんだと。

 ところで横山ダムの中空部分には宇宙戦艦ヤマトの地球防衛軍地下ドッグがあったことを知っていますか。2009年の話です。

 2010年公開の映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の地下ドッグのロケ地になったんです。映画に映し出されたのはほんのわずかな時間だったけれどね。

 15時22分に出発。道の駅・夜叉ヶ池の里さかうちへ向かう。ダム湖・奥いび湖を2011年完成の奥いび湖大橋で渡り14分で到着した。この道の駅は何度も立ち寄っているが、何故かいつも時間外か休館日あるいは臨時休館で、未だに道の駅の訪問記念スタンプが押せていなかった。5年越しでやっとスタンプが押せた。

奥いび湖大橋

道の駅・夜叉ヶ池の里さかうち
 15時45分に出発。温泉博士が利用できる奥びわ湖を望む宿・つづらおへ向かう。受付時間は15時から17時で入浴は18時まで。時間的にかなり厳しい状況。でも国道303号は走行車両が全く無くて、まさにマイウェイ状態だった。おまけに木之本の町中に入る手前3kmまで信号機が一つも無かったのも幸いし、16時37分に到着した。

 ここは温泉博士に掲載されていても温泉ではなく地下水の沸かし湯。浴室は展望風呂になっていて、名前通り奥びわ湖を望むことができる。露天風呂もあった。入浴を済ませ17時56分に出発。  

奥びわ湖を望む宿
つづらお

海津大崎の湖岸道路
 少し遠回りになるが、海津大崎を経由して道の駅・塩津海道あぢかまの里へ向かう。海津大崎は奥琵琶湖の湖岸4kmにわたって、樹齢50年以上の桜木が植えられ、その数は約600本と言われている。

 今が観桜時期。2012年に桜めぐりのくるま旅で訪れて以来だ。ちょうど満開。湖面を観桜船が進んでいく。でもここの桜はライトアップされていないので日が落ちてくると、その艶やかさが失われてしまうのが残念だ。

 18時58分にあぢかまの里へ到着。19時20分に持参した惣菜で車中夕食。
22時50分に就寝。

観桜船
□2016.4.12(火)□  【会員カード】
 6時25分に起床。天候は晴れ。気温は1.3℃。今日は少し冷えこんだ。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 ふと外を見ると(35mm換算で)100mmくらいのレンズを付けたデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)を駅舎の庇に向けて、しきりに写真を撮っている男性がいる。

 気になったのでそれとなく見に行くと、駅舎の庇にはツバメの巣が多数あり、ツバメが活発に行き来していた。飛んでいるツバメをフレームに収めるのは手強いぞ。私は張りに止まっているのをパチリ。

 8時47分に出発。広野ダムへ向かう。

道の駅・塩津海道
あぢかまの里

樋に止まったツバメ

広野ダム
 国道8号を北上。9時2分に敦賀バイパスに入る。北陸自動車道の敦賀IC入口を過ぎ、敦賀バイパスを降りて国道476号に入るところでナビが不自然な方向へ案内した。10分以上も右往左往して何とか国道476号へ入った。

 福井県道231号に入り、9時52分に広野ダムへ到着。監視所でダムカードを入手。堤高・堤頂長:63m・162mの重力式コンクリートダム。ダム湖の名前が「ダム湖」。つまり広野ダム湖。何の思い入れも無く単純に命名された感じだね。それでも湖岸に桜が咲いていて中々の景色だ。

 10時16分に出発。桝谷ダムへ向かう。

広野ダムとアズサ
 福井県道231号を戻り地方道へ。簡単に書いたが実は地方道へ入るところでもナビが変な案内をした。たまたま通りかかった軽トラの男性に道を確認することができたので、少し行き過ぎただけで戻ることができた。16分で到着した。

 堤高・堤頂長:100.4m・345.8mのロックフィルダム。ダム監視所の入口に「別の場所で作業中です」のプレートが掛けられている。プレートには「ダムカードが必要な方は広野・桝谷ダム統合管理事務所へ連絡して下さい」と電話番号も書かれていた。ナビで電話番号検索をしたがヒットしない。

 ロックフィルダムの裾に広い駐車場と広場があり、ポツンとトイレハウスが建っている。そこに戻ってトイレ休憩。この付近は携帯電話がつながらない。差し当たり福井県道231号まで戻ることにする。

 県道の手前に宇津尾地区・青少年育成センター。ここで統合管理事務所の場所を聞こうと中へ。何かの工事をやっているようでセンターは閉館中のようだ。工事の責任者らしい高齢スタッフに声を掛けて場所を尋ねた。分からないのでと、わざわざ市役所へ電話して場所を確認して、丁寧に行き方を教えてくれた。

 JR北陸本線・今庄駅近くの今庄地区公民館や今庄サイクリングターミナル等が集まっているところの一角にあるらしい。

 国道365・476号に入る。11時23分に広野・桝谷ダム統合管理事務所へ到着。ダムカードを入手出来た。

 同じ敷地内にD51形蒸気機関車が展示されている。説明看板によると全走行距離・2,268,615.7km(地球を57周)と書かれている。0.1km単位まで表記できるだけのバックデータが残っているって凄いですね。

 11時36分に出発。道の駅・西山公園へ向かう。

桝谷ダム

作業中のプレート

トイレハウス

D51形蒸気機関車

D51の説明看板

道の駅・西山公園
 国道365号から国道8号へ。西山公園近くのGSで初めての給油。高かったので10リットルにした。

 12時14分に西山公園へ到着。利用するのは2度目。日本庭園や動物園などがあるが今回はパス。車中昼食と昼寝を20分。売店で干し芋と饅頭を購入。

 13時23分に出発。道の駅・一向一揆の里へ向かう。
 1年前に訪問した時は月曜日で休館だった。月曜日の休館は知っていたが、春からは無休になるので4月からと勘違いしていた。実際は5月からが無休。春の訪れが遅いのかな。

 国道8号を北上。途中の加賀IC近くに宇佐美鉱油のGSがあったので満タン給油。Usappy会員に登録しているので会員価格で給油できる。支払いはENEOSカード。

 会員カードを何枚も持つのが嫌なので、宇佐美鉱油のGSで会員登録を勧められても断っていた。数年前に身延町のGSで、登録はENEOSカードで出来るので、従来のENEOSカード1枚で済むことを聞いて早速登録した。ただ同じ宇佐美鉱油のGSでも場所によって高いところもあるので注意が必要。

 国道360号に入り、15時23分に一向一揆の里へ到着した。やっと訪問記念スタンプを押印できた。花壇に植えられていた水仙が満開だ。食彩館せせらぎで好物のわさび菜とまたまた干し芋を購入。

 15時43分に出発。松任CCZ温泉・シーサイド松任へ向かう。

道の駅・一向一揆の里

一向一揆歴史館

一向一揆の里
食彩館
 16時54分にシーサイド松任へ到着。南北1.5kmにわたる松任海浜公園の北側の一角にある。南側の端には北陸自動車道の徳光PAがあり、徳光スマートICが接続している。色々な施設はこちら側に集中している。PAにクルマを止めて、徒歩でも公園を利用できる。

松任CCZ温泉
シーサイド松任
 シーサイド松任は温泉博士を利用しての無料入浴。ほんの少し褐色かかった源泉かけ流しの温泉。内湯しかないけれど奥の壁が一面ガラス張りになっているので開放感はある。

 アズサに戻りおやつを食べながら休憩。18時10分に出発。ふと見ると、松任海浜公園の駐車場脇にトイレハウスがある。ここなら車中泊出来そう。一瞬迷ったが予定通り道の駅・内灘サンセットパークへ向かう。
 18時49分に到着。駅舎は全面改装の工事中で入ることができない。松任海浜公園で車中泊すれば良かったと思いつつトイレを確認。トイレは使用可能だったのでここで車中泊。

 19時40分に購入した惣菜とスパ鍋で車中夕食。
23時30分に就寝。
□2016.4.13(水)□  【やっぱり世界一長いベンチ】

サンセットブリッジ内灘
 6時25分に起床。天候は晴れ。逆光の中にサンセットブリッジ内灘(内灘大橋)の2本の主塔が見える。その右側は河北潟。その奥には立山連峰。でもその方向にだけ雲が湧いていて見ることができなかった。右に目を移せば白山連峰も見えるはずなんだけれどね。残念。

 炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。駅舎の工事スタッフが来ていたので、いつ開業するのか聞いてみたら5月9日とのこと。コールデンウイーク後なんだ。商売気が無いね。

 8時48分に出発。差し当たり自動車専用道路・のと里山海道の高松SAへ向かう。SAが道の駅・高松として登録されている。

 内灘ICからのと里山海道に入る。能登半島の自動車専用道路は2013年4月1日からすべて無料化されているのでありがたい。

 9時3分に到着。売店でかほっくり饅頭を購入。かほっくりとは登録商標で、この地方のさつま芋に付けられたブランド名。

 9時24分に出発。旧福浦灯台へ向かう。

河北潟

かほっくり饅頭
 のと里山海道を今浜ICで降りて、千里浜なぎさドライブウェイに入る。このドライブウェイは能登半島国定公園に属する千里浜海岸の砂浜の波打ち際を走行することができる観光道路。大型観光バスでも走行できるのは驚きだ。

 走行するのは初めて。2011年に訪れた時には荒天により通行止めになっていた。波打ち際を走行するのは中々に気持ちが良い。

 途中で停車して記念写真。その後が大変だった。靴に細かい砂が付着して、払っても落ちてくれない。結果、床に敷いたマットが砂だらけになってしまった。走り出す時に少しはタイヤがスリップするかと思ったが普通に走り出した。

 多くのクルマは千里浜ICへの連絡路から千里浜なぎさドライブウェイを出て行く。まだ先に行けそうだったので直進した。千里浜レストハウスがあり、そこから先も行けそう。でも不安だったのでここから一般道に向かう。千里浜なぎさドライブウェイの走行距離は5.9kmだった。

千里浜なぎさ
ドライブウェイ

福浦みなと会館
 国道249号を少し走り、柳田ICからのと里山海道へ戻る。西山ICで降りて国道249号へ。県道に入り旧福浦灯台近くまで来たがアズサを止めるところが見当たらない。道路端にアズサ寄せて、ここに止めて置くことも出来ないしと思案していたら、運よく高齢の男性が通りかかった。事情を説明すると「この先を左に入るとあるよ」と教えてくれた。

 行ってみると狭い路地。「ここかな?」。入る気になれず、アズサを降りて徒歩で確認。あった。福浦みなと会館と書かれている。奥にわりと広い駐車場。

 10時24分に到着。会館入口の道路に、プレートが埋め込まれている。旧福浦灯台のイラストに方向を示す矢印と270mの文字。とても分かりやすい。旧福浦灯台は日本最古の木造灯台。石川県の指定史跡になっている。

 海岸脇の崖の上のあぜ道を5分ほど行くと、四角垂の上に大きな百葉箱を載せた様な姿をしたかわいい灯台が見えてくる。

 外壁塗装のための足場が組まれていたのがちょっと残念。もう少し後に訪れていたら、化粧直しが済んだきれいな灯台にお目にかかれたのにね。

 10時49分に出発。能登金剛センターへ向かう。
 能登金剛の景勝の一つ巌門洞窟がある。ここも2011年に訪れている。やはり荒天で波が高く危険を感じて洞窟に入るのを断念している。

 石川県道36号にはいり6分で到着。能登金剛センターの下を抜け階段とスロープを下ると巌門洞窟の入口の隧道。今日は何の不安も無く入ることができる。隧道を階段で抜けると巌門洞窟。ちょうど遊覧船が入って来るところだった。

 海とは反対方向から観光客のご夫婦がやって来た。隧道を抜けなくても巌門に来られるんだ。知らなかった。帰りはそちらの道へ。少し離れたところに階段が付けられている。階段から不動の滝が見えるがこの時は水量が少なく「あれが滝?」状態だった。

 10時37分に出発。


 温泉のある道の駅・ころ柿の里しかへ行こうかとも思ったが、時間が早いので道の駅・とぎ海街道まで足を延ばすことにした。

 国道249号に入る。生神トンネル、はたごトンネルと連続する手前で、交通誘導員が海沿いの旧道を行くように指示している。トンネル工事で片側通行にしているようだ。

 少し行くと旧道脇に機具岩(はたごいわ)。二つの岩の間にしめ縄が掛けられている。伊勢・二見浦の夫婦岩に似ていることから能登二見とも呼ばれるようで石碑にもその名が刻まれている。

 でも夫婦岩は大きい方が男岩だけれども、機具岩では大きい方が女岩なのだ。何だかこちらの方が今風だね。

 前に来た時は荒天で、車内からパチリの手抜き撮影。今回は機具岩を通過する予定だった。けれどトンネル工事のおかげで記念写真を撮ることができた。はたごトンネルの先で国道249号に戻り11時53分にとぎ海街道へ到着した。

機具岩

機具岩にて
 ここには日本海を前にした海岸線に世界一長いベンチがある。増穂浦海岸沿いのベンチだ。1998年にギネスに認定されている。その後に各地で世界一長いベンチが作られギネスに認定された。しかしそれらはすでに撤去されているらしく、常設で現存しているのは、ここ増穂浦海岸のベンチだけらしい。

 現在のギネス世界記録は富山県南砺市の瑞泉寺のベンチ。イベントの一環として一日で組み立てられギネス認定された。その後は速やかに撤去されている。つまり「世界一長くて、(寿命が)世界一短かったベンチ」だよね。

増穂浦海岸のベンチ
 「長期間(例えば10年以上とか)常設され続けている世界一長いベンチ」として増穂浦海岸のベンチがギネスに登録されるべきだと思うけどね。私の中ではやっぱり世界一は増穂浦海岸のベンチと言うことかな。

 アズサに戻って車中昼食。昼寝を20分。地元特産物直売所で調味料を購入。
 13時32分に出発。道の駅・ころ柿の里しかへ向かう。国道249号を南下。つまり戻る方向。15分ほど行くと、国道左側に桜並木の公園。満開だ。公園入口に志賀町・せせらぎ自然公園の立て看板がある。ちょっと寄り道して散策でもと思い左折。

 公園内の道路の先で何やら工事中。手前の駐車場に止める。周辺の桜木を写真に収めて散策は止めてすぐに出発。
 14時03分にころ柿の里しかへ到着。目的は併設する志賀千古温泉・アクアパーク シ・オンだ。温泉博士が利用できる。大きな施設で露天風呂、サウナはもちろん温水プール(これは別料金)もある。湯は肌にべたつき感が少し残るナトリウム塩化物泉。湯ざめしにくいとされている。

 早めに入浴を済ませて15時44分に出発。能登島のRVパーク・ねやフィッシングパーク太公望へ向かう。
 道の駅のすぐ前にロッキー・志賀の郷店があるので、ここに寄り夕食の惣菜を調達。西山ICからのと里山海道へ入り北上。徳田大津JCTで能越自動車道へ。和倉ICを降りて石川県道47号を行く。能登島大橋で能登島に渡る。

そこに通過車両の台数を表示する電光掲示板がある。「あなたは今日1976台目の来町車です」と表示していた。最初の信号T字路を左折。

 16時48分にねやフィッシングパーク太公望に到着した。

七尾北湾の鴫島入江
 パークの前は七尾北湾の鴫島(しぎしま)入江。釣り人が2人。糸の先を見つめている。自然を感じさせるロケーションだ。

 ここで車中泊。ここのRVパークは100V電源を使用しなければ無料で利用できる。能登島での車中泊は2度目。最初は道の駅・能登島。ここの存在を知っていれば、その時もきっとここで車中泊したと思う。ご主人が気さくで話しやすい。天気予報では夕方から雨。トイレに横付けしたいので、お店側の駐車場に止めさせてもらった。

 掲げられた看板によるとお店の営業は10時〜15時。その時間はとっくに過ぎている。でもお店には地元のお客さんが3人程で酒宴?の真っ盛り。

 トイレに出て来たそのお客さんの1人が興味深げにアズサを見ているので声を掛けてみた。キャンピングカーの中を見るのが初めてだったようで、しばし見学会。その内、店の中のお客さんやご主人まで加わって大盛り上がりになった。

 店に引き揚げるときに「一緒にどうぞ」と誘われたが、それは流石に遠慮させてもらった。後になってご主人が、タニシに似た貝の味噌和えを差し入れてくれた。夕食時に美味しく酒の肴になりました。予報通り雨が降り出した。
23時15分に就寝。

RVパークの100V電源

トイレに横付け
□2016.4.14(木)□  【るるぶに載っていない能登大仏】
 6時30分に起床。雨は上がっていて薄曇り。雨が残ると思っていたので炊飯の支度はしていない。朝食は予備食の春雨ヌードルと昨日ロッキーで買ったサンドイッチ。

 8時10分頃、アズサのスライドドア越しにご主人が「イルカがいるよ」と教えてくれた。カメラをもって急ぎ堤防へ。

 10頭前後の群れがすぐ近くを泳いでいる。餌になる小魚の群れを追いかけて来たのだろうとのこと。時折りジャンプを見せながら移動していく。そのジャンプを撮ろうとカメラを構えるも思い通りにはジャンプしてくれない。妻が「飛んだ」と言った時にはすでに遅し。別のところを見ていて見逃してしまった。撮るのは中々に難しく諦めた。

 この辺りにイルカが姿を見せ始めたころは3頭ほどだったとのこと。湾に住み着き頭数も増えた。イルカの食事量も多くなり漁業に影響が出て来ているらしい。自然との共存と簡単には言えるけれど、漁業には生活が掛かっているから難題だね。

 アズサに戻り出発準備。もう一度、じっくり周辺を散策。イルカはまだ周辺を泳いでいた。

お店側の駐車場

イルカの群れ

ねや
フィッシングパーク
にて

穴水駅
 道の駅・あなみずへ向かう。昨年末に開駅したばかりでナビにデータが入っていない。走って行けばいつもの案内標識が出ているだろうと言うことで9時13分に出発。

 ツインブリッジのとを渡り、能登島を後にして能登半島に戻る。国道249号に入り北上。少し行くと国道沿いに、2kmくらいにわたってチューリップの植え込みがあり、そこに小さな鯉のぼりが連続して飾られていた。

 穴水町の役場口の信号交差点まで来てしまったが案内標識は出ていなかった。周辺を右往左往。交差点手前のファミリーマート穴水川島店の駐車場にアズサを入れる。すぐ前にGS。トコトコと歩いてGSへ。スタッフに道の駅の場所を聞くと、穴水駅にあるらしく行き方も教えてくれて、最後に「何もないよ」を付け加えた。「記念スタンプの収集なので」と私。

 穴水駅はのと鉄道・七尾線の終点駅。以前は穴水からさらに能登半島を北に横断して輪島まで行っていたが15年前に廃線になった。

 出発して2分で到着した。穴水駅の右側に穴水町物産館・四季彩々の看板を掲げた店がある。道の駅の表示は見当たらないが、多分ここだろう。店内へ。エントランス左に大相撲関取・遠藤聖大(しょうた)の実物大の写真パネル。着けた化粧まわしには、穴水町後援会と書かれている。妻の要望で遠藤関と腕を組んだ写真を記念にパチリ。店内には遠藤関のグッズが多数売られている。訪問記念スタンプを押して10時11分に出発。

物産館・四季彩々

遠藤関と

四季彩々の店内
 中居湾ふれあいパークへ向かう。ここにあるぼら待ちやぐらがつわものツアーの登録スポット。国道249号にもどり9分で到着した。

 ぼら待ちやぐらとは、ボラの回遊ルートに見張やぐらを立て、網を海に沈めてボラの群れが泳ぎ来るのを見張台でひたすら待ち、現れたら網を上げて収穫する漁法のこと。まあ何とも辛抱強く、悠長なのんびり漁法だ。

 そのぼら待ちやぐらを見て気が付いた。道の駅・あなみずにあった写真パネルの遠藤関が着けていた化粧まわしの図柄。丸太組みの向こうに海から昇る朝日。その丸太組がぼら待ちやぐらだった。調べてみると、ここ中居湾ふれあいパークからの景色を描いたものらしい。

 パーク内の桜は散り始め。ひらひらと舞う花びらとぼら待ちやぐら。のんびり漁法とあいまって風情があるね。

中居湾ふれあいパーク
ぼら待ちやぐら

ぼら待ちやぐら
説明パネル

ふれあいパークにて
 トイレハウスの横に穴水町の観光を案内した大きなパネル。それを見ると能登大仏と能登ワインが近いようだ。事前の観光情報の収集に観光雑誌・るるぶをよく利用している。能登大仏はそのるるぶにも載っていなかった。つまり、その存在を全く知らなかったのだ。

 残念なことに能登大仏は戻る方向。でも折角ここまで来ているので観光することに。10時37分に出発。国道249号を戻り、12分で到着した。あらかじめ知っていれば中居湾ふれあいパークとの往復で要した24分は節約できたのにね。

 能登大仏は仏教系の文化施設・真和園の中にある。駐車場、入場ともに無料。駐車場からも大仏のお姿を見ることができる。

 高さは8.4mとのこと。大きな大仏様だ。裏へ回り込み少し行くと三重塔がある。その他にも11体の仏像が各所に置かれていて、散策路を伝って11ヶ所巡りができるようになっているらしい。かなり大きな敷地なので、ある程度の時間が必要かもしれない。11ヶ所巡りはパスしたので詳細は分からない。

観光案内のパネル

真和園駐車場にて

能登大仏

三重塔

弘法大師・御堂
 11時18分に出発。能登ワインに向かう。国道249号を行く。中居湾ふれあいパークを通過。その先で一般道に入り、11時37分に到着。

 広〜い駐車場の北側に能登ワイン。反対側の端には、穴水まいもん体験農園の関連施設と自然観察塔が建っている。周りには商業施設など何もなく田畑が広がっているだけ。畑の多くはワイン用のブドウ畑。ここにいるとのーんびりしますよ。

 能登ワインでは当然にワインの試飲ができる。でも試飲をするのは妻だけで、運転担当の私は「見てるだけ」。ジュースなどを製造していれば、それらを試飲できるのだろうが、残念ながらそれもなかった。

 能登ワインは能登で収穫したブドウだけで、単一品種のワインを製造している。ブドウの品種名がそのままワインの商品名。そして熱処理をしない生ワイン。時間と共に熟成が進む。白と赤のワインを1本づつ購入。赤は辛口のヤマソーヴィニオン、白は中口のサンジョベーゼ。さて飲み頃はいつかな。

 ちょうど昼時だったのでここで車中昼食。炊飯していないので予備食のカップヌードル、餅、パン。そして昼寝を20分。

 午前中でのこと。ワインを品定めしているときに男性客が入って来てワインパイを5箱も買って行った。その時は全く買うつもりは無かったけれど・・・。やっぱり、そのことが気になっていたのか、目覚めてから「あれ美味しそうだったね」となった。もう一度お店に戻ってそのワインパイも購入した。サクッとした食感とワインの香りが豊かで美味しかった。

能登ワイン

穴水まいもん体験農園

周辺のブドウ畑

ワインの試飲

ヤマソーヴィニオン

サンジョベーゼ

ワインパイ
 

柳田植物園・入口
 13時48分に出発。観桜目的で柳田植物園へ向かう。ここは花菖蒲が特に有名で6月が見頃。国道249号に入り高鳥トンネル?を抜けて信号交差点を左折。地方道に入り14時25分に到着。奥の駐車場は20台ほどしか止められなくて満車。Uターンして道路側の大駐車場に止める。

 桜は満開。場所によっては道の両側から張り出した枝で、さながら桜のアーケード。ピンクのぼんぼりも配置されて桜まつりの雰囲気を盛り上げている。

 その他、プラネタリューム、バーベキューハウス、キッズカーコース、グランドゴルフ、パットゴルフ、芝生広場などがあり、一日中遊べそうだね。

桜のアーケード

花菖蒲園

たたら池

のとキリシマ
推定樹齢430年
 
 14時53分に出発。ホテルのときんぷらへ向かう。ここは湯YOUパークのパートナー施設。入浴と車中泊を予定している。一般道を戻る。先ほどの信号交差点を直進し国道249号を突っ切ってそのまま一般道を行く。16分でホテルのときんぷらへ到着した。

 ところで「きんぷら」とは変な名前。ホテル入口のプレートを見てやっと理解できた。能登勤労者プラザ。略して「のときんぷら」なんだね。
 まずは温泉博士を利用しての入浴。ここも奥びわ湖を望む宿・つづらおと同じで、温泉博士に掲載はされているが温泉ではない。日本海・小木沖の水深320mから取水した海洋深層水を使った沸かし湯。保湿効果に優れているとのこと。肌触りのよいお湯でした。

 入浴を終えてからフロントで湯YUOパークをお願いする。でも女性スタッフ2人の反応が「・・・?」。意味が通じていないよう。アズサからiPadを持って来て、くるま旅クラブの湯YUOパークの画面を見せて説明。駐車場で車中泊させてもらえるシステムをやっと分かってもらえた。湯YUOパークの利用をお願いされたのは初めてと言っていた。

 その後は男性スタッフが戻って来きたのでスムーズに手続き終了。手続きと言ってもくるま旅クラブの会員証を見せて口頭で利用をお願いするだけだった。

 湯YUOパーク利用者第1号?かな。利用できるのは体育館側の少し離れた下の駐車場。トイレを確認すると21時頃までホテル内が使用できるとのこと。夜間が使えないのは辛い。湯YUOパークを一応お願いしておいて、もしかしたら他の場所に移動するかもしれないとスタッフに伝えた。下の駐車場へ移動。やっぱりトイレが問題だ。調べてみると道の駅・すずなりまで20km。移動しよう。

ホテルのときんぷら
エントランス

案内看板

体育館側駐車場
 16時43分に出発。国道249号に入り北上。珠洲市内のGSで給油。高かったけれど満タンにした。能登半島の先端部に向かっているので、さらに高くなる気がしたから。

 17時17分に到着。まずはナビの最寄り検索で食品スーパーを探す。DAIMARUが一番近い。1分で到着。弁当と惣菜、野菜などを購入。

 アズサに戻ったのが17時40分。夕食までにかなりの時間がある。「先へ行こうか」となり、道の駅・狼煙(のろし)へ向かうことにした。石川県道12号を北上。その先で県道287号に変わり内陸部を行く。能登半島の先端部の海岸線に出ると県道28号に変わる。

 そのころから周辺にもやが掛かったようになり、いつしか雨が降り出した。風も強くなってきた。道の駅・すずなりで車中泊にしておけばよかったと後悔。

道の駅・狼煙
 18時3分に狼煙へ到着。トイレハウスの入口のすぐ近くにアズサを止めた。そこは駐車スペースの白枠は無かったが、言わば緊急避難。広い駐車場には駅舎から離れたところに2台ほどクルマが停まっている。そのクルマも知らぬ間にいなくなりアズサ1台だけになった。

 19時30分に車中夕食。23時に就寝。雨は夜半過ぎに上がったようだ。
(以下の文章は4月28日の雑記からの引用)
ところで車中泊の夕食中は情報を得るため概ねNHKラジオを聞いている。この日は広島VS中日5回戦を放送。中日は3回表に先制したが、その裏から失点を重ねて行く。聞く気にならず、ラジオを途中で切ってしまった。

 もう試合も終わったと思い、ラジオを入れて、思わず「え!」と声が出た。熊本地震が発生。正直、ぞっとした。先月上旬に、まさに震源地近くを観光。南阿蘇村の白川水源では水を補給していた。

 九州へのくるま旅は、1カ月遅れのこのくるま旅の日程にしようかと迷っていた。暑いのは苦手なので早めに行って来たが、もしこの日程で行っていたら被災者になって、地元の方々にも何かとご迷惑を掛けていたかも知れない。そのことだけでも、ほっと胸をなでおろした。
 
□2016.4.15(金)□  【次はシベリア】
 6時30分に起床。天候は晴れ。アズサを正規の駐車スペースへ移動。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 8時30分に直売所が開店。早速にお店へ。カウンターのすぐ横で名物のおからドーナツ、おからコロッケを揚げる支度をしている。昔懐かしいお手玉があったので購入した。
 禄剛ア灯台への行き方を確認。2011年に訪れた時は雨で行くのを断念している。今回は雨が上がって本当に良かった。お茶などを用意して出発。

 県道28号を挟んだ反対側に登り口がある。ここから昇り詰めて徒歩8分。広場のようになっていて、先端に高さ12mの灯台がある。灯台としては高くは無いが、高台にあるので水面から灯火までは48mの高さになる。ここから海を眺めると地球は「やっぱり丸いんだ」と実感できる。海から昇る朝日と、海に沈む夕日の両方を見ることができるらしい。

 こんな標識もあった。東京302km、上海1598km、釜山783km、ウラジオストック772km。ここからだと釜山よりウラジオストックの方が近いんだね。

 その他にも「日本列島ここが中心」なんて石碑もあったよ。色々な根拠を示して、日本の中心を自称しているところは多数ある。調べてみたら、ここは国土地理院が計算した国土の重心位置が根拠。実際は禄剛ア沖の海の中。一番近い陸地のここに石碑を立てたらしい。確認のために国土地理院のHPへ行ったけれど、国土の重心位置(質量の中心)に関する記事は見つけられなかった。

禄剛ア灯台の登り口

禄剛ア灯台

禄剛ア灯台・説明看板

おからドーナツ

標識

石碑にて
日本列島ここが中心

モニュメント
海風の灯

おからコロッケ
 道の駅へ戻る。おからドーナツとおからコロッケが美味しそうなきつね色に揚がっている。これは買わなくては。ドーナツはアズサに戻ってむしゃむしゃ。おからってこんなにも、もちもち感があるんだね。コロッケは夕食の酒の肴に。時間が経ってもサクサクだった。

 9時55分に出発。
 空中展望台のある聖域の岬へ。パワースポットとしても有名。少し戻る方向。16分で到着。

 見た瞬間に「あれが空中展望台スカイバード?んんん・・・」状態。期待が一気にしぼんでいった。無料なら仕方ないかと思ったがまさかの有料。その奥には青の洞門など多くの絶景ポイント。ここへ行くにも別料金が必要。左の崖下には、よしが浦温泉・ランプの宿がある。

 どこへ行くにも、料金が発生する。いわばプライベート岬になっている。おっと、自然環境保護センターと駐車場は無料。

 滞在15分で10時26分に出発。世界農業遺産・白米の千枚田へ向かう。石川県道28号を戻り狼煙の前を通過。国道249号へ入る。八世乃洞門新トンネルを抜けて500mくらいに窓岩ポケットパーク。

聖域の岬・空中展望台
スカイバード

よしが浦温泉
ランプの宿

窓岩ポケットパーク
にて
70mmで撮影
(35mm換算)
 石川県道28号を戻り狼煙の前を通過。国道249号へ入る。八世乃洞門新トンネルを抜けて500mくらいに窓岩ポケットパーク。

 小休止のついでに窓岩を背景に記念写真をパチリ。こんな時にキューブは役立ちますよ。この写真、人物も遠く離れた背景も大きく写っていて結構うまく撮れているでしょう。

 ズームレンズの望遠側の圧縮効果を利用する、ちょっとしたテクニック。ただし難点が。カメラの絞り値(F値)を大きく(絞り込む)しないと背景がぼけてしまう。だから天気が良くないとこのテクニックは使えない。コンデジは構造上もともとぼけにくいので影響は少ないが、デジイチではなかなか難しい。

 もっともポートレートなら絞り値を小さくして背景をぼかし、人物を強調させることも。でも記念写真で背景がぼけていては記念にならないからね。

 そしてもう一つ。望遠側を使うのでカメラの位置が遠くなる。セルフタイマーで自撮りするので妻(被写体)のところまでダッシュしなければならない。足場が悪いと大変だ。

 11時8分に出発。

窓岩
上と同じ距離で撮影
24ミリで撮影
(35mm換算)
 11分で白米の千枚田へ到着。ここは道の駅・千枚田ポケットパークでもある。2011年に訪れた時とは様変わりしている。当時は広くはない駐車場から階段を5、6段上がったところに広場と小さな売店があった。入口横の外のカウンターでよもぎたい焼きを焼いていて、店内では高齢女性が(黄色いつぶつぶをまぶした)えがらまんじゅうを蒸かしていた。美味しかったことを思い出す。

 それも今は昔。そこが観光バスも入れる大きな駐車場になり、売店も立派になっていた。でも何か淋しい。世界農業遺産の白米の千枚田の方は当時のまま。その千枚田を散策。

 畦道ですれ違った観光客の男性が「美味しいよ」とウドを手渡してくれた。大丈夫かなと思いつつ、始めてかじったその味は・・・。水気だけだった。これはと言うような味は感じなかった。不味くもなく、美味しくもないが食べることはできる。

 白米の千枚田にはオーナー制度があり、会員になると標柱を立ててマイ田んぼにできる。戻る途中に小泉純一郎元首相の、もう少し行くと進次郎議員の標柱があった。

 アズサへ戻り車中昼食。そして昼寝を20分。

道の駅
千枚田ポケットパーク

白米千枚田

千枚田を耕す
 13時28分に出発。輪島キリコ会館へ向かう。国道249号を南下。10分で到着。それらしい建物はあるが、使われていない様子。潰れたか移動したか。あきらめて輪島朝市の駐車場へ向かう。次の機会に車中泊が出来そうか確認しておくため。3分で到着。手前に輪島市マリンタウン競技場。外周が全天候型の400mトラック。その内側にサッカーグランドが整備されている。観客スタンドが無いのでグランドで練習している人達の姿が車窓からも良く見える。

 その先に輪島朝市の有料駐車場。ただし昼12時から翌日8時30分までの利用は無料。トイレハウスもあるので車中泊は出来そう。翌朝にゆっくりし過ぎると駐車料金が発生するので要注意だ。

 マリンタウン競技場の反対側へ回り込むと、何とそこに輪島キリコ会館があった。ここに移動してたのだ。何故か入館する気が失せてしまっていて、そのまま通過して道の駅・輪島ふらっと訪夢へ向かう。

再現された輪島駅
 所用3分ほど、13時50分に到着。ここには廃線になったのと鉄道・七尾線の終点駅・輪島のプラットホームが再現されている。

 そこに立っているのが廃線前から名物だった駅名標。駅名標には隣駅「のといちのせ」と、反対方向(日本海方向)は終点駅なので空白のはずが「シベリア」と書かれている。そのプラットホームで記念写真をパチリ。前に来た時は雨降りで写真を撮らなかったことを思い出した。

 ところでシベリアと言えば10月3日のサンケイビズの記事。日露経済協力協議でシベリア鉄道を延伸して、大陸からサハリン(樺太)、さらに北海道までをつなぐ大陸横断鉄道の建設案が浮上していると書かれていた。次は「サハリン・シベリア方面」なんて駅標柱が日本のどこかの駅に立つかもね。

輪島駅にて
 14時25分に出発。道の駅・ころ柿の里しかへ向かう。志賀千古温泉・アクアパーク シ・オンで入浴予定。13日に入浴しているが今日は15日。今日から温泉博士5月号の温泉手形が使用できる。4月号に掲載されていたアクアパーク シ・オンが、5月号にも掲載されているので、新たに温泉手形が使用できる。国道249号を南下。
 14時58分に道の駅・赤神。店内に猿山岬灯台の多面フレネルレンズが展示されている。レプリカではない本物。前に来た時は、実物をこれほど近くでは見たことがないと興奮して写真を撮るのも忘れて見入ってしまった。なので写真を撮ろうと寄り道。でも閉店しての改装中だった。ガラス越しに見ることはできたけれどやっぱり残念。すぐに出発。
道の駅・赤神
 15時20分に道の駅・とぎ海街道の隣にあるスーパー・トミクルに寄る。食材を購入して氷も調達。15時58分に道の駅・ころ柿の里しかへ到着。アクアパーク シ・オンへ。ゆっくりと入浴。アズサに戻り少し休憩。

千里浜海岸
アズサとサンセット
 ここで車中泊にしようかとも思ったが、やっぱり先へ進むことに。ロッキー・志賀の郷店へ移動。夕食の弁当や総菜を購入。

 18時3分に出発。 高松SA(道の駅・高松)へ向かう。西山ICからのと里山海道へ入り南下。内陸部を10分ほど走行すると海岸線に出る。海を見ると、空を茜色に染めながら夕陽が日本海に沈もうとしている。ちょうど千里浜ICの手前。急きょ、のと里山海道を降りて千里浜なぎさドライブウェイへ。アズサとサンセットをパチリ。

 18時28分に出発。11分で高松SAへ到着した。ここで車中泊。19時30分に車中夕食。23時に就寝。SAでも夜は走行車両がガックっと減るので意外と静かだった。

高松SA
道の駅・高松
□2016.4.16(土)□  【ダムと堰の違いは】
 6時15分に起床。天候は晴れ。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。道の駅・山中温泉ゆけむり健康館へ向かう。山中温泉には、つわものツアーの登録スポット・山中座がある。

 8時41分に出発。のと里山海道から石川県道8号へ。北陸本線・松任駅近くで格安のGSを見つけ満タン給油。給油機にスロット機能が付いていて当たりが出てさらに2円引きになった。ラッキー。国道8号から石川県道39号へ。
 10時22分に山中温泉ゆけむり健康館へ到着。妻が「これ美味しそう」と幸栄堂の加賀棒茶エスプレッソケーキを購入。その間、私は山中座の場所をスタッフに聞いていた。10時40分に出発。戻る方向。3分で到着。来るときに通った道の筋違いだった。

 無料駐車場は山中座の斜め角にあるが10台程度しか止められない。しかも1台分のスペースが狭い。運よく入りやすい場所に1台分だけ空いていた。

 山中座は催し物がなければ見学自由。入口を入ってすぐのところに2012年に亡くなった森光子さんの写真が置かれている。生前に名誉館長を務められていたとのこと。

 山中座はコンベンションホールとしても使用できるように床がフラットにできるらしい。この日は13時30分から山中節・四季の舞が上演されるので、劇場仕様になっていた。

山中座

菊の湯(女湯)
山中座に併設

山中座・舞台

山中座
舞台から見た客席

からくり時計と
足湯・笠の露
 11時04分に出発。龍ヶ鼻ダムへ向かう。国道364号を南下。8分で我谷(われたに)ダム。天端が国道になっている。堤高・堤頂長:56.5m・126mの重力式コンクリートダムだ。残念ながらダムカードは配布していない。そのまま天端を通過。

 その先の丸岡山中温泉トンネルを抜けると福井県。少し行くと祭りでもあるのか人出とクルマが増えた。消防団らしき人達が信号交差点の前後で交通整理をしている。龍ヶ鼻ダムはその信号を左折。消防団の指示に従って左折し福井県道259号に入る。

龍ヶ鼻ダム
 11時23分に到着。堤高・堤頂長は79.5m・215mの重力式コンクリートダム。管理事務所で龍ヶ鼻ダムに加え永平寺ダムのダムカードも一緒に、つまり2枚入手できた。

 管理事務所の男性スタッフは話し好きなようで、色々な話題で談笑した。ダム湖・龍ヶ鼻湖はクルマで一周できることも教えてくれた。

 11時42分に出発。ダム湖を一周してから鳴鹿大堰(なるかおおぜき)へ向かう。まずはダム湖沿いに県道259号を進み、最初の龍ヶ鼻橋で対岸に渡る。そこからダム湖に沿って進み、Y字路を右にとってダムに戻って来る。最後にトンネルを抜けてダムの天端を通行して一周。走行だけなら10分で周ることができる。   

龍ヶ鼻ダム周辺案内図
 国道364号に戻り南下。越前竹人形の里の前を通過し、九頭竜川を鳴鹿橋で渡って12時13分に鳴鹿大堰へ到着。

 堤高・堤頂長は5.7m・311.6mで九頭竜川に設けられた可動堰。この地点で永平寺川と合流するがこちら側には堰は設けられていない。

 堰の目的はダムと同じ。多くは利水のため河川や湖沼に設けて水をせき止め貯留する。そして堤高・15m未満を堰と呼んでいる。洪水時の運用面でも違いがある。ダムは洪水調整のためにある程度貯留して放水量を調整するが、堰は上流側が氾濫しないようにゲートを開放して流れにまかせるものが多い。

 九頭竜川資料館でダムカードを入手。館内をさらっと見学。アズサに戻り車中昼食。昼寝を20分。

 鳴鹿大堰から150mくらい上流に見学橋が設けられている。橋は手前の永平寺川を越え、九頭竜川の川幅1/3ほどまで張り出しているので、鳴鹿大堰をほぼ正面から見ることができる。

 橋の途中に魚道観察室へ下りる階段がある。行ってみると、堤の先端方向にさらに階段があり、ここが魚道観察室への入口。魚道観察室は壁の一部がガラス張りで魚道を側面から見られる。時期が良ければ力強く魚道を遡る魚を見ることができる。この時期は水の流れしか見ることができなかった。残念。

 アズサに戻る途中で、先ほど九頭竜川資料館で話をした男性スタッフと出会った。「あれ、キャンピングカー?」とアズサに興味があるような様子。「見ますか」とまた見学会になった。

鳴鹿大堰

魚道観察室・入口

魚道観察室・観察窓

九頭竜川資料館

道の駅
パークイン丹生ヶ丘
 13時56分に出発。道の駅・パークイン丹生ヶ丘へ向かう。国道416号を西進し、国道8号を南下。その先国道417号を行く。14時48分にパークイン丹生ヶ丘へ到着。訪問記念スタンプを押印。
15時02分に出発。

 ふくい健康の森・健康の森温泉へ向かう。15分で到着。ふくい健康の森は400mトラックコースを中心にして、周りにテニスコート、ゲートボール場、サッカー場1面がとれる多目的運動広場や生きがい交流センターなどの施設が配置されている。

 その生きがい交流センター内に健康の森温泉がある。温泉博士を利用しての入浴。ここは別に入湯税100円が必要。泉質は硫酸塩・炭酸水素塩泉で、いわゆる美人の湯だ。ゆっくりと入浴。   

ふくい健康の森温泉
 17時1分に出発。道の駅・一乗谷あさくら水の駅へ向かう。1年前に道の駅として登録された直後にも立ち寄っている。福井県道32号を東進。途中に食品スーパー・ハニー麻生津店。行き過ぎてUターン。でも弁当類が少なくて何も買わなかった。この先にスーパーは無くてもコンビニくらいはあるだろうと思っていたが・・・。

 17時39分に一乗谷あさくら水の駅へ到着してしまった。コンビニもなかった。予備食はあるけれどと思いながら、ナビの最寄り検索で食品スーパーを探す。2.6km離れてJAくみあいマーケット東郷店。行ってみると最初から弁当類は置いていないような規模のお店だった。助六寿司、冷凍シュウマイ、白玉うどん、焼き豆腐、白菜を購入。今夜はうどん鍋だ。

 18時3分に一乗谷あさくら水の駅へ戻る。この頃から風が強まり小雨が混じり出した。19時に車中夕食。23時に就寝。

 夜半を過ぎて風はさらに強まり、ヒューヒューを通り越しゴーゴーと唸りを上げている。アズサが大きく揺れる。外では何かが転がって行く音がする。寝れる状態ではないなと思いながらも知らぬ間に眠りについていたようだ。
□2016.4.17(日)□  【愁いを含んだ麻那姫像】
 6時15分に起床。風はまだ強く小雨が残っている。炊飯の支度はしていない。予備食での朝食。私は電子レンジで温めたパックごはんとお味噌汁。妻はロールパンと春雨ヌードル。それと野菜サラダ。

 朝食が終わった頃には小雨も上がったので周辺を散策。駅舎のすぐ東側に足羽川頭首工がある。残念ながらダムカードは配布していない。

 堰柱の上にある機械室が特徴的。白壁に切妻屋根の和風造りになっている。一乗谷朝倉氏遺跡が近くにあるので和風にしたのかな。でもいくつもある機械室の一つだけを見ていると、何だかトイレハウスにも見えてしまうのは私だけだろうか。もう一工夫あっても良かったかな。

 駅舎に戻り特産品販売コーナーへ。スタッフが出来たての竹の子ご飯を並べている。美味しそう。2パック購入した。   

足羽川頭首工
竣工記念碑

足羽川頭首工

佐々木小次郎の銅像
 9時24分に出発。一乗滝へ向かう。足羽川沿いの福井県道31号から、支流の一乗谷川沿いの福井県道16号に入り南下。5分で一乗谷朝倉氏遺跡。1年前にも来ているので遺跡の散策はパス。その時の詳細はくるま旅の記録「能登から一乗谷」に記載しています。

 一乗滝への行き方を確認するために復元町並の売店に立ち寄る。一乗小学校の信号交差点を左折して道なりとのこと。9時36分に出発して8分で到着した。

 ここは佐々木小次郎の剣術修行の場で、秘剣・燕返しを体得したところと言われている。小次郎は高齢になった後に巌流島の決闘で若き宮本武蔵に敗れている。滝への入り口には修行に励む佐々木小次郎の銅像が建てられている。

 一昨年にはここでHKT48の指原莉乃が滝行をしている。2014年AKB総選挙で2位に終わり、1位になれなかったら滝行するとの公約を果たしたもので、ソフトバンクのCMとして全国放送された。滝の落差は12m。滝幅は2m。水量が多いので指原さんも大変だっただろうな。

 滝口の右側に不動明王を祀った白滝神社がある。下から見える部分は覆屋。滝のわき道を上がらないと社殿を見ることはできない。      

一乗滝

右上に白竜神社の覆屋
 9時58分に出発。永平寺ダムへ向かう。ダムカードは龍ヶ鼻ダムでもらっているので写真撮影が目的だ。足羽川まで戻り国道364号に入る。10時19分に永平寺ダムへ到着。堤高・堤頂長:55m・177mの重力式コンクリートダム。

 約1km下流には曹洞宗大本山永平寺がある。ダム湖・大佛湖はこぢんまりとした湖だ。
  10時34分に出発。道の駅・禅の里へ向かう。今年の3月に開駅したばかりなのでナビにデータが入っていない。国道416号沿いにあるらしいので、画面上でこのあたりかと適当に地点登録して目的地に設定した。国道364号に戻る。昨日渡った九頭竜川の鳴鹿橋の手前を右折して国道416号に入った。

道の駅・禅の里
 11時に道の駅・禅の里へ到着。駅舎の西隣に永平寺温泉・禅の里を併設している。温泉施設のオープンは開駅より早い2013年。

 今日の行程には温泉博士が利用できる施設はないので、ここで入浴してもよいが時間が早すぎる。特産品販売コーナーで新じゃがの揚げ煮を購入。訪問記念スタンプを押して11時20分に出発。浄土寺川ダムへ向かう。
 国道416号と国道157号を結ぶ福井県道261号に入る。勝山市内のGSで給油。安くはなかったが、この先は山に入っていくので満タン給油。

 近くに越前大仏があるので寄ることにした。国道157号に入りGSから6分、12時3分に到着。駐車場には1台の車もなく閑散としている。日曜日なのに。拝観には拝観料が必要。拝観は止めて外観だけを写真に収める。

 門前町の建屋の隙間から南側の駐車場が見える。多くのクルマが置かれている。観光客は向こうの駐車場に止めているのかな。行ってみることに。何と駐車場で中古車の展示販売をしていた。ここにもお客はいなかった。こんなことで大仏様を維持できるのだろうか。
12時12分に出発。

越前大仏・五重塔

越前大仏・講堂

浄土寺川ダム
国道157号を少し戻る。地方道に入り12時28分に浄土寺川ダムへ到着。ダム監視所でダムカードを入手。堤高・堤頂長:72m・233mの重力式コンクリートダム。ダム湖には名前が付いていない。何かあるだろうと調べてみたが分からなかった。浄土寺川ダム湖と書いてあるサイトはあったが・・・。

 堤体には何本もの溝(縦線)が入っている。洪水吐(こうずいばき)のようにも見えるが、実際に水が放流されている溝以外は全てデザインで付けられている。ダムカード裏面に「シビックデザインを採用」と書かれている。

 シビックデザインって・・・。何だろう。調べてみたがはっきりしない。ウィキペディアには「地域の歴史・文化と生態系に配慮した、使いやすく美しい公共土木施設の計画・設計」とあったが、やっぱりよく解らんね。

 もう一つダムカード裏面のランダム情報に「市街地の流雪用水を供給」との珍しい記載がある。でも、ダムカード表面のダムの目的を表す記号欄にはF・N・WだけでSの記号は記載されていない。

 ただし、F:治水、N:不特定用水、W:上水道用水、S:消流雪用水。何故だろう。Nに含まれているということだろうか。

浄土寺川ダム湖

ダムカード
 ちょうど昼時。ダムカードを配布している施設近くには通常トイレハウスが設置されている。または施設内のトイレが使用可能になっている。しかしここはどちらも無く、1kmほど上流の公園まで行かなければならない。ちょっと不便。でもそこへ移動することにした。途中に土砂がダムに流入するのを軽減するための貯砂ダムがあり、公園はそのすぐ上。3分足らずで到着。

 今朝は炊飯をしていない。一乗谷あさくら水の駅で買った竹の子ご飯は夕食用に取って置いて朝に引き続き予備食での昼食になった。パックご飯に野菜スープとカップ麺。昼寝を20分。
 13時44分に出発。真名川ダムへ向かう。国道157号に戻り、越前大仏を通過。14時2分にファミリーマート・勝山南店に寄る。カット野菜を買おうと思ったが置いていなかった。

 出発してすぐの左方向に勝山城、ではなく勝山城博物館の天守風建造物。石垣には龍の彫刻が見える。帰宅後に、妻が走行中に撮った写真を見て龍の彫刻に初めて気が付いた。走行中に撮ったとしては、しっかりと写っているね。(写真はトリミング拡大)

勝山城博物館

真名川ダム
 ナビは九頭竜川を渡って左折を案内。国道157号を直進しても行けるはず。大野市街地をパスするルートかな。案内に従い福井県道170・171号へ入る。そして12kmほど行って、また国道157号に戻った。トンネルを2つ抜けると真名川ダム。14時27分に到着。

 堤高・堤頂長:127.5m・357mの不等厚アーチ式コンクリートダム。アーチ式ダムは切り立っていて、本当に迫力がある。

 管理支所でダムカードをもらって、次に行く予定の笹生川(さそうがわ)ダムまでの道をスタッフに確認。すると、正式には、国道157号(通ってきた道)はトンネルの手前から冬季閉鎖中。

 笹生川ダムまではダム関係者が行き来しているので通行はできるが、あくまでも自己責任で判断して下さいとのことだった。なかなか来られるところではないので、やっぱり行こう。

真名川ダム
 14時39分に出発。国道157号は真名川ダムのダム湖・麻那姫湖(まなひめこ)沿いに南下する。700mほど行くと湖畔に姫姿の像が立ってる。ゆっくりと見たかったけれど、道路状況が心配。気が急いていて通過。

 暫く行くと麻那姫湖青少年旅行村の看板。ナビの案内でそこを左折して福井県道230号に入った。突然にナビが来た道を戻れと案内。いったん停車。笹生川ダムを再検索。全く検索できない。道路が閉鎖中で検索できないのかな。

 似たようなことが前にもあった。その時の詳細はくるま旅の記録「寸又峡へのハプニングなくるま旅」の10月19日に記載しています。

 ナビの案内を諦めて出発。いたるところに落石痕がある。前日から強い風も続いていてとても怖い。道路の中央に折れ枝。跨いで通過したら車体底部からガリガリ音。急ぎ停車して確認したら、折れ枝がドライブシャフトのカーバーに挟まっていた。しゃがんだだけでは手が届かない。仕方なく少しもぐり込んで取り払った。どこも異常が無いようで良かった。
 15時6分に笹生川ダムへ何とか到着。監視所にはRV車が止めてあった。スタッフはいるようだ。ここまで来て外出中だと辛いものがあるからね。

 ダムカードを入手。堤高・堤頂長:76m・209.8mの重力式コンクリートダム。

 スタッフに九頭竜へ向かうと言ったら、「この先は危険なので来た道を戻り、国道158号で行ってください」とアドバイスをもらった。

 15時18分に出発。当然に来た道を戻る。慎重に福井県道230号を走行。国道157号へ戻る少し手前の広場に紅白の花桃がきれいに咲いている。麻那姫湖青少年旅行村の一部なのかな。花桃をバックにアズサをパチリ。

笹生川ダム

花桃をバックにパチリ

麻那姫像
 国道157号へ入る。15時46分に姫姿の像まで戻ってきた。この像は大野市が1992年に建立した金色の麻那姫像。

 碑文によれば、今から1200年前のある年、麻那姫はこの地を襲った大干ばつから村人を救うために、自らその身を龍神に捧げるために、真名川に身を沈めたとあった。

 高さ3.5m。台座を含めると6m。本物の金箔が張られた立ち姿の像です。右手を差し伸べたお姿に優しさがあふれ、愁いを含んだ美しいお顔に暫し見とれていました。

 15時53分に出発。
 九頭竜温泉・平成の湯へ向かう。真名川ダムでトイレ休憩。福井県道171号まで戻り、国道158号に入る。16時29分に平成の湯へ到着。2014年10月にリニューアルしていてとても奇麗。露天風呂もありゆっくりと入浴。

 17時50分に出発。

平成の湯

九頭竜湖駅
右側がトイレ
 道の駅・九頭竜に向かう。11分で到着。道の駅はJR越美北線の終着駅・九頭竜湖駅に隣接している。道の駅の施設は18時までで既に閉店。

 駐車場はJRの駅の真ん前と、道の駅の施設の東側にある。トイレの場所が分からずに行ったり来たり。JRの駅にしかないようなので、真ん前の駐車場に止めた。

 駐車場横の駅前広場にはテラノサウルス・レックスの親子が迫力ある姿を見せている。実物大の動く恐竜モニュメントだ。説明看板によると生産物直売所の営業時間中に15分間隔で5分間動くらしい。冬期は雪害対策で4月中旬まで倉庫に保管されているようなので、設置されたばかりかもしれない。

 周辺には道の駅の施設以外にお店などは無いようだ。ここはラジオも入らなかった。18時半頃になるとアズサだけだった駐車場に3〜4台の車が入って来た。暫くしたらディーゼル音を響かせて列車が到着。出迎えの車だった。

 19時10分に車中夕食。おでんに、午前中の道の駅で買った竹の子ご飯と新じゃがの揚げ煮。それにアルコール。

 20時半頃に最終列車が到着。外が少しだけざわついていたが、すぐに元の静けさに戻った。

 23時11分に就寝。
 

九頭竜湖駅・駐車場

テラノサウルス
(動画・You Tube)
□2016.4.18(月)□  【誤解を与えやすい国交省のHP】
 6時25分に起床。天候は曇り。今日は炊飯ができる。車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。突然にテラノサウルスが吠え出した。中々にリアルな響き。8時30分だ。ふれあい会館と生産物直売所が開店。

 ふれあい会館の1階には観光案内所と物産販売コーナーがあり土産品などを販売している。生産物直売所では弁当や総菜を販売している。その量は、こんなに売れるのだろうかと思うほど多い。

 女性スタッフに聞くと、ここで弁当を買って山に入る人達も多いと言っていた。名物の舞茸弁当、舞茸天ぷら、里芋煮を購入した。

 9時19分に出発。鷲ダムへ向かう。

レックスと記念写真

道の駅・九頭竜
 9時19分に出発。鷲ダムへ向かう。ダムカードの配布場所は九頭竜電力所。国道158号を2分ほど行くとアーチダムがある。鷲ダムかな。ナビはさらに先へ案内している。国土交通省のHPによれば配布場所はダムに隣接と記載されていた。ここは違うようだ。

 出発してから9分で到着した。電力所はダム堤体のすぐ下。ダムカードを入手。堤高・堤頂長:45m・276.96mの重力式アーチダム。9時34分に出発。

九頭竜ダム
 九頭竜ダムへ向かう。11分で到着した。管理支所はダムの天端の手前。ダムカードを入手。堤高・堤頂長:128m・355mの土質しゃ水壁型ロックフィルダム。

 天端から堤体下を見ると、見たことのある風景。ガツーン。先ほど鷲ダムのダムカードをもらった電力所がそこにあった。

 つまり九頭竜ダムの堤体の下で鷲ダムのダムカードを配布していて、堤体の上で九頭竜ダムのダムカードを配布していた。そして最初に見たアーチダムが鷲ダムだったのだ。

 国土交通省のHPで配布場所はダムに隣接と記載されていれば、隣接しているダムはダムカードのダムだと思うよね。まさか他のダムとは・・・。

 もっとも鷲ダムのダムカードをもらった時にしっかりと見ていれば、アーチダムとロックフィルダムでは形が全く違っているので、もっと早く気づけたはずだった。

九頭竜ダムと桜
10時13分に出発。道の駅・白尾ふれあいパークへ向かう。国道158号を東進。10時36分に油坂峠の越美トンネル。トンネル内で岐阜県に入る。

 旧道はワインディングロードで油坂峠を越えていた。現在はこの越美トンネルとそれに続く油坂第3〜第1トンネルで峠を難なく抜ける。 ただし油坂第3〜第1トンネル部分は、二つの円弧を描くように走行する。一つ目は右カーブで180度。二つ目は左カーブで300度くらいか。

 スピードが出ているとハンドル操作が難しくなるので要注意。岐阜県道82号に入り10時50分に白尾ふれあいパークへ到着。訪問記念スタンプを押印して11時11分に出発。

道の駅
白尾ふれあいパーク

阿多岐ダム
 阿多岐ダムへ向かう。岐阜県道316号に入る。ダムの手前にトンネル。抜けると県道沿いにダム管理事務所がある。5分で到着した。管理事務所でダムカードを入手。堤高・堤頂長:71.4m・200mの重力式コンクリートダム。

 ダム湖は阿多岐紅葉湖と書いて「あたきくれはこ」と読む。いい感じの名前だね。ダム天端へは徒歩でしか行くことができない。トンネルに入る手前に天端へ行けそうな道路があるがゲートが閉まっている。11時28分に出発。
 ホテル郡上八幡へ向かう。ここもホテルのときんぷらと同じで湯YOUパークのパートナー施設。ここでの入浴と車中泊を予定している。

 岐阜県道82号に戻る。国道156号に入り、長良川に沿って南下する。少し行くと道の駅・古今伝授の里やまとの案内標識。2012年11月に来たことがあるので通過しようと思ったが、昼も近いので立ち寄ることに。

 岐阜県道317号に入り400m。11時53分に到着。無料の足湯がある。そして北隣にはやまと温泉やすらぎ館を併設している。道の駅では地元テレビ局の撮影が行われていた。ここで車中昼食。昼寝を20分。

 13時21分に出発。国道156号に戻ったところにサークルK・郡上大和店。野菜コロッケ、串カツを購入。

足湯

地元テレビ局の撮影

ホテル郡上八幡
 ホテル郡上八幡へは14時1分に到着。思っていたよりは随分と早かった。湯YUOパークの温泉施設は日帰り温泉・郡上温泉宝泉。ホテルの隣にある。

 ホテルのフロントで湯YUOパークをお願いするだけで手続きは終了した。車中泊に利用できるのは、奥の未舗装の駐車場。さらにその奥にある従業員用の駐車場も利用可能。

 問題のトイレは、温泉施設のトイレが24時まで利用できる。また翌朝は5時にホテルのフロントが開くので、声を掛けてから利用して下さいと言っていた。深夜はやっぱり駄目か。
 道の駅・飛騨金山ぬく森の里温泉へ移動しようか。ここなら温泉博士を利用できるし、道の駅なのでトイレも安心。でも40kmくらいはあるかな。迷ったけれど時間も早いので移動することに。ホテルのフロントに断りをいれてから14時25分に出発。
 国道156号を1kmほど戻り地方道に入る。ワインディングロードだけれどセンターラインのあるしっかりした舗装路。岐阜県道328号に合流して1kmくらいで国道256号に入った。

 15分ほど行くと道の駅・和良の案内標識。和良には2012年4月に「桜めぐりのくるま旅」で立ち寄った。近くに鍾乳洞・蛇穴がある。蛇穴から小川となって流れ出ている水が、蛇穴の水として岐阜県名水50選の一つに選ばれている。すっごく美味しい水だった。その水をもらうために寄ることにした。

 道の駅・和良は国道256号から地方道に500mくらい入ったところにある。その前を通過して、まずは蛇穴に向かう。道の駅から700mくらいか、15時5分に到着。2リットルのペットボトル6本と10リットルの清水タンクに給水した。

 15時28分に道の駅へ戻る。観光案内所に入ると正面に大勢の人形が飾られている。一般的に土雛と言われている人形たちだ。内裏雛のほかにも、武者人形や童(わらべ)人形、福助さんやお多福さんもある。こんなに集められていると中々に興味深い。

 観光案内所の前に物産販売所・ちんちろ屋がある。お店で揚げているおさつドーナツが半額だ。これは買わなくては。美味しくいただきました。

鍾乳洞・蛇穴

土雛

物産販売所ちんちろ屋
15時44分に出発。国道256号に戻り16時12分に道の駅・飛騨金山ぬく森の里温泉へ到着。駅舎の中央の看板には道の温泉駅かれんとも書かれている。

 そのかれんへ、温泉博士を利用して入浴。1時間かけてゆっくりと入浴。売店でクッキーが2割引。包装紙に雪だるまの絵があるからかな。2箱も買ってしまった。妻は値引きにすこぶる弱い。

 19時に車中夕食。おでんと菜の花、野菜コロッケと串カツにマイタケ天ぷらとマイタケ弁当。かなり豪華なメニューを肴にアルコール。
23時に就寝。
□2016.4.19(火)□  【宗教施設?】
 6時25分に起床。雲一つない青空。炊飯をして車中朝食。9時2分に出発。昨日はホテル郡上八幡で車中泊して、今日は未訪問の道の駅・ラステンほらどへ最初に向かう予定だった。でも飛騨金山ぬく森の里温泉へ来てしまったので、ラステンほらどからは随分と遠くなってしまった。

 差し当たり道の駅・平成へ向かう。国道256号から国道41号へ。その先、岐阜県道58号に入る。9時34分に到着した。特産品展示販売所・ふる里でゆずしぼりを購入。

 道の駅の裏山が遊歩道や展望台のある公園・しあわせの気の森として国と県の補助を受けて整備されている。

 行ってみると入り口に写真付きの看板。不動明王、龍珠(りゅうじゅ・ひとかかえほどある石の玉)、運勢吉凶の池などを説明している。遊歩道の少し先には鳥居も見える。何だか宗教施設みたい。でも本意は気の森、つまりパワースポットを強調したいのだろう。

 反対側には「本格的ウォーキング・パワースポットコース」の看板。3つのコースが紹介されている。全周コース6時間、古道コース4時間、そして半日コース2時間。それほどゆっくりもしていられないので、不動明王像まで散策することにした。

 鳥居の先の楓の木に「元中日ドラゴンズ監督 高木守道」と書かれたパネルが掛けられている。帰宅後に調べてみたら、植樹する花木の一部をオーナー制として寄付金でまかなったようだ。

 ところで高木守道監督時代のドラゴンズにはいい思いがない。大事な試合にいつも負けていたような気がする。最大のものは、1994年に巨人とリーグ優勝を競い、セリーグの最終戦で勝ったほうが優勝となる10.8決戦に6対3で負けたこと。つまらないことを思い出した。

 不動明王のお堂までしか行かなかったが、遊歩道とその周りはよく整備されている。散策中に誰とも会うことはなかった。         

道の駅・平成

ゆずしぼり

しあわせの気の森入口

高木守道氏の札が
掛かった楓の前にて

運勢吉凶の池と
モニュメント・龍珠

モニュメント
春乃風帆
   
  10時34分に出発。道の駅・ラステンほらどへ向かう。岐阜県道58号を少し行き岐阜県道80号に入る。10時40分、県道は険道に変わった。見坂峠の隘路だ。6分で通過できた。対向車が無くて良かった。

旧名鉄美濃駅
 10時52分に旧名鉄美濃駅。全線廃線になっている名鉄美濃町線の終点駅。その駅舎をパチリ。

 駅舎の駅名看板には「旧名鉄美濃駅」と「旧」の字が入っている。当時のままの駅名看板なら「旧」の字は無いはず。何故に変えてしまったのだろう。せっかく保存するなら当時のままが良かったな。
 岐阜県道81号の起点から入って終点まで走行し、国道156号に入る。11時18分にラステンほらどへ到着。訪問記念スタンプを押印。

 物産館で乾燥椎茸、とまとを購入。屋外のテントでは移動販売業者が海藻類を試食販売している。その試食に惹かれ、茎わかめとめひびを購入。妻は試食にも弱いのだ。

 ここで車中昼食。昼寝を20分。13時21分に出発。

道の駅
ラステンほらど
 道の駅・月見の里南濃へ向かう。国道256号を南下。13時37分に平和堂・高富店。夕食を確保するべく寿司とポテトサラダを購入。13時59分に出発。さらに国道256号を南下。岐阜県道77号に入る。岐阜市内のGSで給油。街中はGSも多いので安めの価格設定がされている。当然に満タン給油。国道21号・岐大バイパスから国道258号へ。

 15時29分に車中泊予定の月見の里南濃へ到着。まずは特産物直売所へ。この時間では買いたいものは残っていない。やっぱり午前中でないとね。アズサに戻り休憩がてら車内でおやつタイム。少し腹ごしらえをして、16時23分に温泉博士が利用できる天然の湯・海津温泉へ向かう。

天然の湯・海津温泉
 11分で到着。ここは温泉博士を利用しても別途に入浴税・40円が必要。ここの湯は鉄分が多い淡褐色。露天風呂もある。時間も早いのでのんびりと入浴。ロビーで茄子を売っていたので購入。

 さて月見の里南濃へ戻ろう。その時にふと思い出した。月見の里南濃の駐車場は大型車と小型車が分離されている。トイレも清潔。車中泊には都合がよい。
 でも不都合が一つある。その不都合はくるま旅の記録「桜めぐりのくるま旅」の4月19日の最後の方で紹介しています。その不都合は我慢できないわけではない。これまでに2度も車中泊しているのだから。

 でも今回は別の場所へ行こうか。ここ海津温泉の駐車場にも、小さいけれどトイレハウスがある。つまり車中泊可能かな。やっぱり道の駅の方が良いかな。
 この先の帰宅方向にも道の駅・立田ふれあいの里がある。ナビで検索してみると、月見の里南濃と同じくらいの距離。立田ふれあいの里へ行くことにして18時8分に出発。

 岐阜県道218号を南下。木曽三川公園から長良川大橋、立田大橋を渡り11分で到着した。営業は既に終了している。

 19時に車中夕食。平和堂で買った寿司とポテトサラダ、道の駅・九頭竜で買った里芋煮。そして、このくるま旅最後のアルコール。22時40分に就寝。
 

道の駅
立田ふれあいの里
□2016.4.20(水)□  【無事終了】
 6時30分に起床。今日も快晴。炊飯をして車中朝食。午前中には自宅に到着するけれど昼食のおにぎりも用意する。

 周辺を散策。愛知県道125号を挟んだ反対側にあいさい新鮮とくとく市場。地元野菜の産直と、石川、富山の新鮮魚介を販売している。里芋とつみ菜を購入。道の駅に戻り、野菜(大根、キャベツ、ブロッコリー、わさび菜、かぶら、サニーレタス、ミニトマト、桃太郎トマトなど)を購入した。

 9時27分に出発。愛知県道125号から国道1号へ。中川運河沿いに南下して、国道23号へ。10時間47分に自宅へ到着。

 荷物を降ろし、昼食のおにぎりを食べて、今回のくるま旅を無事終了した。

 
 
 
 
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