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四国一周・時計回りのくるま旅 (拡大地図を表示)

 さて、今回は「四国一周・時計回り」のくるま旅。
きっかけは「坂の上の雲」。2009年11月から放送されたNHKのスペシャルドラマだ。昨年(2011年)の12月25日に完結した。3年間、13回の放送だった。秋山好古、真之の兄弟と正岡子規との交友関係を中心にして、富国強兵を急激に目指した明治という時代を描いていた。物語前半の舞台となった3人の故郷・松山を訪ねて見たくなった。

 そして、もう一つ。2010年のNHKの大河ドラマ・龍馬伝だ。坂本龍馬、岩崎弥太郎らが成長期を過ごした高知も訪ねてみたい。このようにして・時計回りのくるま旅は始まった。

 最後に、四国一周を時計回りにしたのには理由がある。四国の瀬戸内側には自動車専用道路が整備されているが、太平洋側は土佐の一部にしか整備されていない。帰るのに都合のよい地域をくるま旅の後半に持ってくると、自ずと時計回りのコースに決まってしまうのだ。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、阿波おどり会館、美波町(旧日和佐町)、室戸岬、岩崎弥太郎の生家、龍馬の生まれた町記念館、足摺岬、佐田岬、大洲のまち、坂の上の雲ミュージアム、秋山兄弟生誕地、大歩危、栗林公園、四国霊場の第一番〜第三番札所です。
 

□2012.2.6(月)□【帰宅ラッシュの渋滞だ】
 うす曇り。10時12分に自宅を出発。いつものように一般道で行くつもり。まずは国道23号を行く。四日市から国道1号へ。亀山ICから名阪国道(国道25号バイパス)へ入る。
伊賀ドライブイン
伊賀ドライブイン
 12時52分に道の駅・伊賀に到着と思ったら、違っていた。ここは手前の伊賀ドライブインだった。駐車場とトイレがあれば、何はともあれOKだ。持参したおにぎりと野菜スープ、ポテトサラダで車中昼食。そして昼寝を30分。

 垂水(たるみ)ICをナビに設定して14時09分に出発。
 名阪国道の天理ICから先は、西名阪自動車道になり有料区間。ここで降りて国道25号へ。15時17分に法隆寺前を通過。斑鳩の里は一度訪問してみたいところ。今回は通過。国道168号に入る。15時30分に道の駅・大和路へぐりに到着。みかんを購入した。 道の駅・大和路へぐり
道の駅・大和路へぐり
小倉山・金剛寺の山門
小倉山・金剛寺の山門
 16分で出発。 国道163号で大阪市内に入る。16時45分に小倉山・金剛寺の大きな山門の前を通過。

 国道2号へ入ると渋滞が始まった。帰宅ラッシュのためかな。18時丁度に神戸駅前を通過。19時12分にやっと垂水ICに着いた。
 ナビを今日の車中泊予定の道の駅・あわじに設定。明石海峡を越えるために、神戸淡路鳴門自動車道に入る。明石海峡大橋を渡る。

 少し行くと前方に大観覧車が見える。淡路SAに併設した淡路ハイウェイオアシスだ。ここには寄らず、併設の淡路ICを降りる。明石海峡大橋を渡って最初のインターチェンジだ。

 通行料金はETC割引で1150円。距離は11.3km。キロ単価で100円を超えている。建設費が高いので仕方ないとは思うが・・。
ETCが無ければ、通常料金になり2300円。キロ単価で200円超えだ。これはあまりに高過ぎる。ETCを付けていて本当に良かったと思う。

 兵庫県道31号に入る。19時30分に道の駅・あわじに到着。海を越えて来た明石海峡大橋が、淡路島に最初に到達する位置にある。駐車場の上が明石海峡大橋だ。

 暫くしたら雨が降り出した。傘を差して周辺を散策。20時20分に持参した惣菜とおにぎりで車中夕食。今日は月曜日の休肝日。アルコールはなし。

 雨は降り続いている。トイレは駐車場の端から細長く伸びた建屋の奥にある。トイレが遠いと雨降りは本当に不便だ。建屋の反対側にも駐車場があった。そちらの方がトイレに近いし濡れずに行くことができる。その駐車場に移動した。

 入口横にゴミ収集車が停めてあった。従業員の駐車場のようだが1台のクルマも停まっていなかった。朝一で、もとの駐車場に移動しよう。
22時45分に就寝。
明石海峡大橋
明石海峡大橋
淡路ハイウェイオアシスの大観覧車
淡路
ハイウェイオアシス
大観覧車
明石海峡大橋
明石海峡大橋
道の駅・あわじ・従業員用駐車場?
道の駅・あわじ
従業員用駐車場?
□2012.2.7(火)□   【踊りの才能全くなし】
道の駅・あわじ
道の駅・あわじ
 7時に起床。雨は上がって曇り空。アズサを一般の駐車場へ移動。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。売店が開いた。醤油豆といちじくジャムを購入。

 道の駅・東浦ターミナルパークをナビに設定して、10時10分に出発。国道28号を行く。淡路島の唯一の国道だ。この国道は神戸市から明石海峡を越え、淡路島を東回りに縦断し、鳴門海峡を越えて徳島市に至る。いわゆる海上国道。海岸線に沿ってヤシの木が植えられた美しい道路だ。

 10時24分に道の駅・東浦ターミナルパークに到着。バスターミナルの横の駐車場に入れた。バスターミナルは全面ガラス張りの洒落た造りだ。少し離れたところに東浦物産館。道の駅・東浦ターミナルパークの大きな看板が掛かっている。道の駅のスタンプを押すため、そちらの駐車場に移動した。

 でもスタンプはここに置いていなかった。店員に聞くと、「向こうのバスターミナル」と面倒くさそうに教えてくれた。きっとあの大きな看板のせいで、ここへスタンプを押しに来る観光客が多いのだろう。でもあの看板で集客してるのだから仕方ないよね。
淡路島の唯一の国道・国道28号
淡路島の唯一の国道
国道28号
道の駅・東浦ターミナルパーク・東浦物産館
東浦ターミナルパーク
東浦物産館
 アズサをここの駐車場に置いて、散策がてらバスターミナルへ向かう。スタンプは案内カウンターの前にあった。ここから東浦物産館とは反対方向へ回ってみた。猫の墨絵を中心に展示している中浜稔猫美術館や、陶芸体験が手軽のできる淡路市立陶芸館などがあった。これらはパス。
 たこせんべいの里をナビに設定して、10時41分に出発。国道28号を南下。正面に巨大な観音像が見える。何だろうと思いながら前を通過。

 帰宅後に調べてみた。名称は世界平和大観音像。1977年に実業家の私財により建立された。高さは100m。博物館として内部や、首部分にある展望台も見学できたが2006年に閉館。現在は廃墟化し立ち入り禁止らしい。

 兵庫県道66号に入り、津名一宮IC方向に向かう。11時10分にたこせんべいの里に到着。試食が豊富で、コーヒーの無料サービスがある。愛知県美浜のえびせんべいの里の規模を少し小さくしたような感じでした。厚焼きでふんわりとした「はまめぐり」と、私の地元では見かけない「トマト&バジル」などを購入した。
国道28号・正面に世界平和大観音像国道28号・正面に
世界平和大観音像
世界平和大観音像
 道の駅・うずしおをナビに設定して、11時48分に出発。兵庫県道88号で国道28号に戻る。海岸線を行く。イオン洲本ショッピングセンターがあった。12時20分。ここで車中昼食にしようと思ったが、たこせんべいの里で試食を沢山いただいたので、まだ腹もちが良い。おにぎり海苔と氷を調達して出発。

 国道28号はここから内陸に入る。国道沿いのGSで初めての給油。兵庫県道25号に入る。神戸淡路鳴門自動車道を間近にしたところで、兵庫県道25号は右折して淡路南IC方向へ向かう。直進すると兵庫県道237号となり、終点に道の駅・うずしおがある。兵庫県道237号の別名は鳴門観潮線。つまり鳴門海峡のうず潮をみるための道路。この別名と目的のことは帰宅後に知った。

 ナビは直進を案内していたが、ここで思わぬ勘違いをしでかした。出発前に地図を見たときに道の駅のマークが神戸淡路鳴門自動車道にくっ付いていた。それで一般道からも神戸淡路鳴門自動車道からも行けると、勝手に思い込んでしまった。
神戸淡路鳴門自動車道・大鳴門橋
神戸淡路鳴門
自動車道・大鳴門橋
 実際には一般道からしか行けない。四国へ渡るには淡路南ICから神戸淡路鳴門自動車道に入らなければならない。それならとナビの案内を無視して、淡路南ICへ向かい神戸淡路鳴門自動車道に入った。当然ながら道の駅・うずしおへは行けなかった。それでもまだ「反対車線からしか行けないのだ」と神戸淡路鳴門自動車道からも行けると思い込んでいた。
 もう13時30分。道の駅で昼食にするつもりだった。どこか適当な場所を探さなくては。予定通りに最初のインターチェンジの鳴門北ICで降りる。通行料金はETC割引で805円。

 ここは大毛島。徳島県道11号の小鳴門橋を渡るとやっと四国本島だ。小鳴門橋は吊橋。船舶の航行に支障が無いように高い位置に架けられている。橋からはループ状の連絡路で国道28号に下りる。その途中でスーパーのザ・マイケルが見えた。ループのすぐ隣だ。13時47分に駐車場に入れた。おにぎりと玉子スープで車中昼食。昼寝を30分。夕食用にかに御飯、巻寿司、サラダとキャベツを購入。
 阿波おどり会館をナビに設定して15時19分に出発。国道28号から国道11号へ。吉野川大橋を渡り、徳島市の中心街に入る。15時51分に阿波おどり会館に到着。近くの立体駐車場に入れた。下は高さ制限で入れられない。2階へ。重量制限ギリギリちょいオーバーか。駐車車両が少なかったので入れることができた。駐車料金は時間制で、出る時に支払う。300円だった。

 阿波おどり会館には阿波おどりの実演観賞、ミュージアム、眉山ロープウェイ山麓駅がある。それぞれ個別に料金が設定されている。割安のセット料金もある。私達は実演観賞だけ。料金は500円。

 ショーの合い間に踊り体験ができる。阿波おどりは、リズムに合わせて同じ方の手足を同時に前に出す。男踊りは腰を落として、女踊りは背筋を伸ばす。これが基本のようだ。妻と違って私には踊りの才能が全くないことを自覚した。

  短歌 by EMI
  手をあげて 腰をおとして 阿波踊り
  足のはこびの むつかしさ
阿波おどり会館・阿波おどりホール
阿波おどり会館
阿波おどりホール
阿波おどり会館・阿波おどりホール・実演
阿波おどりの実演
阿波おどり会館・阿波おどりホール・実演
阿波おどりの実演
 天然の湯・あいあい温泉をナビに設定して16時45分に出発。国道11号を戻り、吉野川大橋を渡る。帰宅ラッシュで渋滞。徳島自動車道の徳島IC近くの信号交差点を右折。7km足らずに21分もかかってしまった。

 あいあい温泉は冷鉱泉。つまり沸かし湯です。地中から出てきて、温泉法に定める物質を含んでいれば、冷たくても温泉なのですね。大きな露天風呂にゆったりと浸かってきました。
道の駅・公方の郷なかがわ
道の駅
公方の郷なかがわ
 道の駅・公方の郷なかがわをナビに設定して18時18分に出発。国道11号の吉野川大橋を渡る。3度目だ。徳島市街の中ほどで国道11号は終点となり国道55号に変わる。ダイソー・徳島大松店があったので立ち寄る。今年に入って、ワカメの固まりを乾燥した自然食品・スナックわかめが、我が家のブームになっていた。当初は地元のダイソーでも販売していたが、ある日を境に全く見かけなくなった。

 製造メーカに問い合わせたところ、愛知県への出荷は無いらしい。愛媛や徳島方面には出荷が続いていると言っていた。それなので、このくるま旅ではダイソーを見つけたら立ち寄ることにしていた。メーカーの回答通り商品棚にスナックわかめが引っ掛けてあった。全部で2個。当然に2個購入した。

 19時19分に道の駅・公方の郷なかがわへ到着した。かに御飯、巻寿司、げそから揚げなどで車中夕食。アルコールもいただく。
22時30分に就寝。
道の駅・公方の郷なかがわ
□2012.2.8(水)□   【徳島県道25号はマニアックな道】
 7時に起床。快晴だ。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。道の駅のJA産直市は定休日だった。

 道の駅・日和佐をナビに設定して9時25分に出発。国道55号を南下する。福井ダムを過ぎるあたりからトンネルが続く。この先で国道55号は2つに分岐する。まっすぐ行くと旧国道、左折すると国道55号・日和佐道路。ナビの案内に従って、まっすぐに行きかけたが、Uターンして日和佐道路に入った。

 そのまま日和佐道路を行けば快適に走行できたと思う。でも出来るだけ海岸線を行きたいと何気に思っていたので、その先の木岐地区から徳島県道25号へ入った。ほんの少し行くと道路は海岸堤防と民家に挟まれてさらに細くなった。これが県道?と思わせる。そこを抜けるとすぐに道は山へと向かって行く。海岸道路ではなく山道だった。これはまさに険道だ。

 日和佐の海・恵比寿浜に出るまではとにかく狭い。その中間地点くらいに、山座(ざんざ)峠休憩所があった。このときに気付いた。この道は遍路道だ。恵比寿浜に出て少し行くと、県道沿いに奇勝・えびす洞への入口や恋人岬などがある。ウミガメの産卵で有名な景勝地・大浜海岸に寄る。産卵時期は5月から8月頃らしい。ここは日本の渚百選なのだ。湾曲した砂浜。浜近くに小島・立島があり、その向こうに真っ蒼な太平洋が広がっている。その浜に金剛杖で行く一人のお遍路さんを見た。あぁ、ここは四国霊場なのだ。改めて認識した。

 大浜海岸にはNHKの連続テレビ小説・ウェルかめ(2009年後期)で有名になった日和佐うみがめ博物館カレッタがある。交差点の角にはウミガメ公衆電話が設置してあった。

 大浜海岸を散歩していた高齢の男性と話す機会があった。これから室戸方面へ向かうと言うと、南阿波サンラインを教えてくれた。この道路からの景色がとても良いらしい。
徳島県道25号
徳島県道25号
徳島県道25号・山座峠休憩所
山座峠休憩所
徳島県道25号・奇勝・えびす洞への入口
奇勝・えびす洞への
入口
徳島県道25号・恋人岬から見た大浜海岸
大浜海岸・恋人岬から
徳島県道25号・恋人岬の説明パネル
恋人岬の説明パネル
徳島県道25号・恋人岬にて
徳島県道25号
恋人岬にて
景勝地・大浜海岸
景勝地・大浜海岸
大浜海岸を行くお遍路さん
大浜海岸を行く
お遍路さん
日和佐うみがめ博物館カレッタにて
日和佐うみがめ博物館
カレッタにて
道の駅・日和佐
道の駅・日和佐
 11時20分に道の駅・日和佐へ到着。物産館へ。情報コーナーが充実している。専任スタッフがいて旅の相談に乗ってくれる。妻は、女性スタッフのNさんと世間話で盛り上がっていた。

 ここに来るのに木岐地区から県道25号で来たら大変だったと話したら、あの道は地元では誰も利用しない、とてもマニアックな道ですよと話していた。

 ここでもらった黄色い表紙のフリーペーパー・四国で得するパスポートには、共通チケット(割引券)が付いていてとても重宝した。見つけた時は必ずゲットしておきましょう。名物のソフトクリーム・すだち味と桜味を半分ずつ食べ比べた。すだち味はさっぱり感、桜味はやはり風味かな。アズサに戻り、おにぎりとスープで車中昼食。昼寝を30分。
道の駅・日和佐・イラスト案内図
道の駅・日和佐
イラスト案内図
 道の駅・宍喰温泉をナビに設定して13時53分に出発。国道55号を行く。南阿波サンラインの入口は分かりにくいらしいが、迷うことなく左折できた。牟岐町で国道55号と合流するまでの18km。太平洋を眺めながらのドライブだ。展望台が所々に設けてある。第1展望台から第4展望台と名が振ってあった。

 第1展望台は新日本観光地百選入選・千羽海崖の看板が立っていた。第2、第3はパスして第4展望台に寄った。句碑がある。「道つきるところに水の音がある 梅窓」(最後の「る」は消えていたので適当に付けた)。帰宅後に梅窓を調べてみたが、さっぱり分からなかった。

 国道55号と合流。食品スーパー・ママの店があったので鍋セットと天ぷらを購入した。
南阿波サンラインからの眺め
南阿波サンラインより
南阿波サンライン・第4展望台の句碑
南阿波サンライン
第4展望台の句碑
道の駅・宍喰温泉
道の駅・宍喰温泉
 15時28分に道の駅・宍喰温泉へ到着。駐車場は国道沿い。うるさいかと思ったが、夜間は走行車両が少なく静かだった。駐車場の正面に海陽町の産直・すぎのこ市場がある。プレハブ造りの小さな店。色々なグループが商品を出している。めぐみ会が作った柚酢の盛合せ寿司を購入した。

 隣に建つホテルリビエラししくいも道の駅の施設。ここに宍喰温泉があり日帰り温泉として利用できる。16時に温泉へ。四国で得するパスポートの共通チケットの利用で1割引。浴室に入ると海側の壁一面がガラス張り。その手前全部が浴槽になっている。長さは40m。凄いですね。

 19時に車中夕食。メインは盛合せ寿司と寄せ鍋だ。アルコールも。22時に就寝。
道の駅・宍喰温泉・海陽町の産直・すぎのこ市場
海陽町の産直
すぎのこ市場
道の駅・宍喰温泉・すぎのこ市場・めぐみ会が作った柚酢の盛合せ寿司
めぐみ会が作った
柚酢の盛合せ寿司
道の駅・宍喰温泉・隣に建つホテルリビエラ(日帰り温泉)
ホテルリビエラ
(日帰り温泉あり)
道の駅・宍喰温泉・前の海岸(太平洋)
道の駅の前の海岸
(太平洋)

□2012.2.9(木)□   【ドラマとは全く違う人物像】
 6時に起床。快晴。マイナス2℃まで冷え込んだ。フロントガラスが凍ってしまった。炊飯に失敗。寒くて炊き上がらない。カセットガスが上手く気化しないようだ。できたご飯はやわらかい。硬めの粥状態。食べられるだけ良かった。

 昼食のおにぎりには無理みたい。妻はおにぎりの素を混ぜて挑戦してみたが断念。差し当たり車中朝食。

 室戸岬をナビに設定して8時24分に出発。国道55号を南下。8時46分に室戸市に入る。少し行くと、国道脇に猿が2匹並んで座っていた。山が海にせまっていて自然がいっぱいなのだ。

 9時07分に室戸海洋深層水アクアファームに立ち寄る。海洋深層水を知ってもらう展示施設。海洋深層水を使用した製品の展示と、ペットボトル入りの販売はあったようだが試飲はなかった。期待していたので残念。

 展示室中央の水槽の中には深層水と、深層水取水口から一緒に吸い込まれた深海魚(ベニテグリ?)が入れられていた。結構可愛い。
室戸海洋深層水アクアファーム・製品展示
アクアファーム
製品展示
室戸海洋深層水アクアファーム・展示施設
展示施設
室戸海洋深層水アクアファーム・ベニテグリ
ベニテグリ?
明星来影寺・室戸青年大師像・弘法大師像とアズサ
明星来影寺・室戸青年
大師像・弘法大師像
 9時38分に出発。3分で明星来影寺(みょうじょうらいえいじ)・室戸青年大師堂。国道沿いに駐車場がある。

 国道から少し上がった山側に、太平洋に向かって立つ、若き日の弘法大師象が見える。高さは台座を含めて21m。右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に数珠を持ち、左肩から右へ頭陀(ずだ)袋を提げ、背には網代(あじろ)笠(これは国道側からは見えない)、目を半眼に開いた凛々しい旅姿だ。

 露座仁王門などを見学。その先は見学料が必要。国道側からは弘法大師像の背後の、金色の涅槃像も見ることができる。御釈迦様は太平洋の美しい眺めを背に、山側を向かれています。(北枕で)西向きに安置するため仕方ないことなのでしょう。なので入場しないと、お顔は拝見することができません。
明星来影寺・室戸青年大師堂
明星来影寺・入口
明星来影寺・室戸青年大師堂・説明看板
大師堂・説明看板
明星来影寺・室戸青年大師堂・金色の涅槃像
金色の涅槃像
明星来影寺・室戸青年大師堂・弘法大師像
弘法大師像
明星来影寺・室戸青年大師堂にて
室戸青年大師堂にて
 9時51分に出発。2分で御厨人窟(みくろど)。この洞窟に弘法大師が居住し、ここで悟りを開いたと伝わっている。右隣に神明窟がある。こちらには天照大神が祀られている。
御厨人窟にて
御厨人窟にて
御厨人窟
御厨人窟
御厨人窟
御厨人窟・内部
御厨人窟・右隣の神明窟
右隣の神明窟
 洞窟の前は駐車場。ここにアズサを停めたまま海岸に向かう。そこは室戸ジオパーク。

 ジオパークとは地球科学的に重要な地質や地形を自然公園として保護し、自然と人間との関わりを理解する場所として、教育や観光に利用しながら持続可能な地域づくりを目指す仕組みのこと。

 室戸沖にはフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込むことで出来る南海トラフがある。140km先の海底だ。その南海トラフに沿って起きる巨大地震が、新たな大地をこの室戸に作り出してきた。

 室戸ジオパークは昨年(2011年)、日本では5か所目となる世界ジオパークに認定された。海岸には乱礁遊歩道が設けられている。エボシ岩、ビシャゴ岩、弘法大師行水の池などを散策。ガイドマップによれば、遊歩道は、先ほどの室戸青年大師堂から、これから行く室戸岬先端の灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)まで続いている。
室戸ジオパーク・イラスト案内図
室戸ジオパーク
イラスト案内図
室戸ジオパーク・エボシ岩にて
室戸ジオパーク
エボシ岩にて
室戸岬先端・灌頂ヶ浜
室戸岬先端・灌頂ヶ浜
室戸ジオパーク・弘法大師行水の池
室戸ジオパーク
弘法大師行水の池
室戸ジオパーク・乱礁遊歩道
室戸ジオパーク
乱礁遊歩道
室戸岬・中岡慎太郎像にて
室戸岬
中岡慎太郎像にて
 10時22分に出発。2分で灌頂ヶ浜。浜を散策。黒々とした岩と、拳大の石の浜でした。

 国道沿いに中岡慎太郎像が太平洋を見据えて立っていました。目線は南。赤道を越えたその先、オーストラリアでしょうか。中岡慎太郎は坂本龍馬が暗殺された近江屋事件の巻き添えで落命した。

 桂浜の坂本龍馬像の目線の先はアメリカとされている。目線の向きをあえて違えたのか、それとも意図なく建てたのか。
 10時40分に出発。室戸岬灯台へ向かう。国道55号から高知県道203号・室戸スカイラインへ入る。10分で最御崎寺(ほつみさきじ)の駐車場に到着。ここから徒歩400m。最御崎寺の参道を行く。仁王門の前を通り、少し狭くなった手摺の通路を抜けると展望台に出る。正面のすぐ前に室戸岬灯台。灯台の踊り場とほぼ同じ高さ。日本一の一等レンズを近くに見ることができる。

 ここに「恋人の聖地」のハート形のパネルがある。恋人の聖地プロジェクトが認定するプロポーズにふさわしいロマンティックなスポット。岬が全体として認定された。恋人の聖地プロジェクトはNPO法人地域活性化支援センターが主催し、観光庁とJTBが後援している。つまり地域活性化策の一つなのだ。

 戻りは先程の仁王門から最御崎寺の境内に入る。四国八十八ヶ所霊場・第二十四番札所。NHKの年越し番組「ゆく年くる年」で、ここの鐘楼から除夜の鐘の音が放送されたことを記念する石板(除夜の鐘放送記念碑)があった。石板には5回の放送年が記されていた。やっぱり放送されることはステイタスだよね。
最御崎寺・参道入口
最御崎寺・参道入口
室戸岬灯台
室戸岬灯台
室戸岬・最南端
室戸岬・最南端
最御崎寺・山門
最御崎寺・山門
最御崎寺・鐘楼
最御崎寺・鐘楼
最御崎寺・除夜の鐘放送記念碑
除夜の鐘放送記念碑
高岡園地展望台にて
高岡園地展望台にて
 11時34分に出発。5分で高岡園地展望台。駐車場の看板には室戸岬山頂展望台とも書かれていた。周囲300度以上にわたって水平線が見える。「地球は丸い」を意識できる場所だ。

  短歌 by EMI
  地平線 展望台にて 見る地球 はてしない海 室戸の岬

 室戸風力発電所の風車も近くに見える。海の蒼さと真っ白な風車のコントラストが美しい。ここにも「恋人の聖地」のハート形のパネルがあった。
高岡園地展望台からの眺め
高岡園地展望台より
 道の駅・キラメッセ室戸をナビに設定して12時に出発。室戸スカイラインを北上。室戸市街で再び国道55号に入る。20分で道の駅・キラメッセ室戸に到着した。

 鯨資料館・鯨館を併設している。ザトウクジラのリアルなモニュメントが国道沿で迎えてくれる。

 ちょうど昼時だ。炊飯に失敗して出来た硬めの粥におにぎりの素を混ぜたおじや風のご飯とポテトサラダで車中昼食。そして昼寝を30分。

 産直の楽市で、トマトとキンカンを購入。どちらもとても美味しかった。これほどの味には中々出会えない。遠すぎて買いに行けないのが残念だ。
道の駅・キラメッセ室戸・鯨館・ザトウクジラのモニュメント
鯨館・ザトウクジラの
モニュメント
道の駅・キラメッセ室戸
道の駅
キラメッセ室戸
道の駅・田野駅屋
道の駅・田野駅屋
 道の駅・田野駅屋をナビに設定して14時11分に出発。24分で到着。ごめん・なはり線(土佐くろしお鉄道・阿佐線)の田野駅に隣接している。田野駅に屋を付けて道の駅・田野駅屋(たのえきや)としている。「たのえきや」は「田野へ来〜や」、つまり「田野へ来てね」のかけことばなのだ。

 キャッチフレーズは、四国一小さな町の四国一元気な道の駅。面積が1番小さい自治体であることは間違いないが、四国一元気は主観的すぎるよね。目標ということかな。
 道の駅・大山をナビに設定して14時53分に出発。国道55号を行く。道はこれしかないのだ。途中で2度目の給油。15時11分に道の駅・大山へ到着。

 駅舎の反対側は漁港。外海とは堤防で仕切られている。こちら岸に多くの漁船が係留されていた。堤防とこちら岸の間に、石積みの堤防らしきものがある。船の出入りに邪魔だと思うが、何でこんなものがあるのかな。

 帰宅後に調べてみた。江戸時代の堤防跡で資金難から工事を中断してしまったらしい。現在は伊尾木漁港緑地公園となっていた。
道の駅・大山
道の駅・大山
道の駅・大山・伊尾木漁港緑地公園
伊尾木漁港緑地公園
岩崎弥太郎の生家
岩崎弥太郎の生家
 岩崎弥太郎の生家へ向かう。岩崎弥太郎は三菱財閥の創業者。ナビでは検索できなかったので、安芸警察署をナビに設定して、15時19分に出発。その後は「まっぷる四国」の地図が頼りだ。目的地近くで行き過ぎてしまったが、16分で到着した。畑の中に未舗装の駐車場があった。案内看板が新しいので、出来たばかりかもしれない。

 歩いて数分。生垣に囲まれた中に、茅葺で一部瓦葺の母屋と、その奥に土蔵が2棟、母屋の手前に瓦葺の小屋が1つあった。母屋の左に岩崎弥太郎生誕の地と書かれた大きな石碑がある。

 岩崎弥太郎は生まれた時は母屋だけだったと思われる。それでも母屋の印象からは、大河ドラマ・龍馬伝で描かれているほど生活が困窮していたとは思えない。掲示されている説明パネルを読むと、ドラマでは全く違う人物像で描かれていたと思う。ドラマと史実は違うとはいえ、実在した人物がこれほど違ってしまって良いものだろうか。さらにこの先の高知でも、このドラマが史実と大きく違っていたことを知った。

 15時53分に出発。地図を見ながら野良時計に向かう。
6分で到着。近くに駐車場がある。
岩崎弥太郎の生家・生誕の地の石碑
生誕の地の石碑
岩崎弥太郎の生家・説明パネル
説明パネル
岩崎弥太郎の生家・日本列島の石組
日本列島の石組
岩崎弥太郎の生家・日本列島の石組の説明パネル
石組の説明パネル
岩崎弥太郎の生家
生家・垣根側より
岩崎弥太郎の生家・説明パネル
生家・説明パネル
 15時53分に出発。地図を見ながら野良時計に向かう。6分で到着した。近くに溝ノ辺公園、その横に駐車場がある。

 そこに鯉のぼりのモニュメントと童謡・鯉のぼりの譜面と歌詞を書いたパネルがあった。帰宅後に調べてみたら、安芸は作曲者の弘田龍太郎の生まれ故郷だった。

 野良時計は小川に沿った道の向こうにある。明治時代に製作された時計台。アメリカ製の時計を参考に独学で部品一つから製作した分銅式時計。

 当時は時計が普及していなかっただろうから重宝したのかもしれないね。時計は3面に付いているが、表示している時刻はバラバラだった。今はもう時を刻んでいないようだ。
溝ノ辺公園・弘田龍太郎の童謡「鯉こいぼり」のモニュメント
モニュメント
童謡・鯉こいぼり
安芸市・野良時計
安芸市・野良時計にて
道の駅・やす
道の駅・やす
 道の駅・やすをナビに設定して16時10分に出発。国道55号に戻る。20分くらい行くと食品スーパー・サンシャイン芸西。夕食の弁当や惣菜、キャベツ、納豆などを購入。ちなみに私は納豆が苦手。国道55号を右折。ごめん・なはり線の高架橋の下を抜けて右へ行くと海浜緑地公園のヤ・シィパーク。道の駅は左へ。16時55分に道の駅・やすへ到着。正面は、ごめん・なはり線の夜須駅。

 農産物直売所・やすらぎ市でキンカンを購入。キラメッセ室戸で買ったのが美味しかったので、ここでも買ってみた。う〜ん。キラメッセ室戸でもう一袋買っておけばよかった。

 道の駅の向こう側はヤ・シィパークの一部、その奥が太平洋で500mの海水浴場が広がる。   
道の駅・やす
 天然の湯・ながおか温泉をナビに設定して17時に出発。11分で南国市に入る。読みは「なんごくし」ではなく「なんこくし」。でも語感の響きは「なんごくし」の方が私は好きだ。「なんこくし」が耳から入ると、難酷○かと不吉をイメージしてしまう。

 ナビの案内に従って右折。土讃線・後免駅の前を通過。ごめん・なはり線の始発駅でもある。高知県道45号に入る。その先、小川沿いの狭い道に入る。ナビが目的地周辺を告げたが、それらしい建物が見つからない。先に進むと道はさらに狭くなった。あきらめてUターン。小川に架かる小さな橋に看板が出ていた。小川の向こうの奥まったところに、ながおか温泉はあった。17時31分に到着。

 和食レストランや温水プール、トレーニングルームを併設する複合施設。温泉だけの料金設定がないので少し高め。共通チケットの利用で200円引きになった。内湯も露天も石垣風の壁が印象的なお風呂だった。

 道の駅・南国風良里をナビに設定して18時42分に出発。高知県道45号を北上し、国道32号に入りすぐ。10分で到着した。
 出やすいように駐車場スペースにはバックで停めた。いつものように水平器でアズサの傾きを調べたら助手席側が下がっている。駐車場には少し傾斜があるようだ。

 妻が使用する後部ベットは、構造上の都合で助手席側が頭になる。アズサの向きを反対方向に停め直した。
道の駅・南国風良里
道の駅・南国風良里
 周辺を散策。お店はすべて終了している。カフェレスト風良里の入口にモーニングバイキングの案内が出ていた。明日は豪華な朝食だ。アズサに戻り車中夕食。幕の内弁当としらす御飯、エビフライとスパサラダを肴にアルコールも。
23時に就寝。
 
□2012.2.10(金)□   【ドラマの設定には無理がある】
道の駅・南国風良里・カフェレスト風良里のモーニングバイキング  今日は炊飯をしないので7時に起床。快晴。モーニングバイキングは8時から。なので8時に入店。すでに2組の先客がいた。少し早く開店するのかな。種類も豊富で味付けも良い。ソフトドリンクもフリー。混み合うこともなくゆったりと朝食を楽しめた。9時を回ったらお客も増えてきた。
道の駅・南国風良里・カフェレスト風良里のモーニングバイキング 道の駅・南国風良里・カフェレスト風良里のモーニングバイキング 道の駅・南国風良里・カフェレスト風良里のモーニングバイキング  
 外に出ると「南国土佐を後にして」のメロディーが聞こえる。6mのやぐらの上のからくり時計からだ。茶運び人形が後ずさりで扉の中へ帰るところだった。9時から18時までの毎正時に動いているらしい。

 やぐらには「からくりとまほろばの里」の垂れ幕が下がっていた。あの時計塔がからくり時計だったとは、垂れ幕が有ったのに、まったく気付かなかった。
道の駅・南国風良里・茶運び人形のからくり時計
茶運び人形の
からくり時計
 帰宅後に調べてみた。ここはからくり半蔵といわれた細川半蔵頼直の出身地。全く知らない人物だ。そこから、からくりの里と付けられたらしい。

 でも、からくりと言えば我が地元・愛知県が中心と思っている。何故なら七代目尾張藩主・徳川宗春の政策によって大きく発展したから。

 ま〜あ、これは脇に置いておいて、
まほろばの里についても調べてみたが理由は分からなかった。まほろばサミットについては、草津温泉・白根山の湯釜のくるま旅のページで取り上げているので参照して下さい。

 ショップ風良里で鯨ジャーキーと鯨ハムを購入した。土佐は「おらんくの池にゃ 潮吹く魚が 泳ぎよる、よさこい よさこい」だからね。
高知市内
高知市内 
 龍馬の生まれた町記念館をナビに設定して9時30分に出発。国道32号を南下。9時57分に、はりまや橋交差点を通過。路面電車が多く走っている。高知城が見えたので、写真を撮ろうと高知城前交差点を右折した。国道32号は次の県庁前交差点が終点でその先は国道33号になる。

 高知城の周りの道路には、アズサを停めて置けそうなところが全く無い。走行しながら妻が車窓から撮ることにした。でもなかなか撮ることができない。高知城を反時計回りに3周もしてしまった。

 国道33号から北へ1本入る。道路の2/3くらいのところに水路が流れていて道路幅が狭い。

 龍馬の生まれた町記念館には10時22分に到着。記念館の前の無料駐車場が1台分だけ空いていた。道路幅と駐車スペースが狭いので入れにくかった。

 入場料は共通チケットの利用で1割引。龍馬が暮らした当時の町と、龍馬の生い立ちから脱藩までを展示紹介している。   
高知城・車窓から
高知城・車窓から
龍馬の生まれた町記念館
龍馬の生まれた町
記念館
 観光ボランティアガイドの仕組みがあり、予約制で受け付けている。観光ボランティアガイドを知らずに来てしまったので、予約はしていない。運よくガイドさんに余裕があったので案内してもらえることになった。男性ガイドさんが付いてくれた。ガイドさんの説明が有ると無しでは、理解の深さも、楽しさも大違いだ。

 ここで大河ドラマ・龍馬伝に絡んで、岩崎弥太郎と坂本龍馬の関係を説明してくれた。二人が初めて会うのは龍馬が脱藩した後、脱藩の罪を許され海援隊として長崎に滞在中。弥太郎が藩命による2度目の長崎派遣の時らしい。

 ドラマの中では弥太郎が竹細工の虫かごを背負ってたびたび城下を訪れたり、龍馬と話をしたりしていた。しかし弥太郎の生家から城下までは約40km。隣町へ行くような気軽さで、行き来できる距離ではないので、ドラマの設定には無理があると言っていた。

 ガイドさん、楽しいお話をありがとうございました。
龍馬の生まれた町記念館・説明パネル
記念館・説明パネル
龍馬の生まれた町記念館・龍馬と乙女姉さん
龍馬と乙女姉さん
龍馬の生まれた町記念館・龍馬と近藤長次郎
龍馬と近藤長次郎
道の駅・かわうその里すさき
かわうその里すさき
 道の駅・かわうその里すさきをナビに設定して11時38分に出発。国道56号を行く。12時18分に新名古屋トンネルを抜ける。高知県に名古屋? 

 12時29分に道の駅・かわうその里すさきへ到着。今では絶滅したといわれるニホンカワウソが、日本で最後に発見された新荘川が近くを流れている。

 今日は昼食のおにぎりを用意していない。レストランへ向かう。建屋の前にテントを張って蒜山(ひるぜん)焼きそばの試食会をしていた。岡山県蒜山の観光アピールの一環。

 カワウソの着ぐるみ(名前不明)も応援している。テレビ局のクルーがイベントの様子を撮影していた。テントの前に15人くらい並んでいたが、その後に続いた。テレビに映っちゃうかも。

 ソース味を2パックもらった。レストランは止め。焼きそばと、売店で何か買って車中昼食にしよう。カツオ飯とぶんたん餅、ゆずゆべしなどを購入。

 外にでたら、「残り3個」の声。みそ味を2パック、またもらってしまった。おまけに沐浴剤を5袋も。もらったソース味とみそ味の焼きそばで車中昼食。買ってきたカツオ飯は夕食へスライドした。昼寝を30分。
道の駅・かわうその里すさき・カワウソの着ぐるみと
カワウソの着ぐるみと
道の駅・かわうその里すさき・ひるぜん焼きそば試食
ひるぜん焼きそば試食
道の駅・かわうその里すさき・岡山のゆるキャラまにぞうと
真庭市のゆるキャラ
まにぞうと
 道の駅・あぐり窪川(くぼかわ)をナビに設定して14時15分に出発。国道56号を行く。途中で3度目の給油。14時53分に道の駅・あぐり窪川へ到着。サンドイッチを購入。

 道の駅・ビオスおおがたをナビに設定して15時17分に出発。国道56号を南下。15時57分に到着。物産館・ひなたや市場で大根煮、キャベツなどを購入。

 道の駅・めじかの里をナビに設定して16時13分に出発。国道56号沿いのコンビニ・スリーエフ・入野店で冷蔵庫用の氷を購入。四万十市に入ってすぐ、ダイソー・中村古津賀店があった。残念。スナックわかめは無かった。小さなお玉を持っていなかったので購入した。
道の駅・あぐり窪川
道の駅・あぐり窪川
道の駅・ビオスおおがた
道の駅
ビオスおおがた
 この少し先を右折して、国道56号から国道321号へ入る。足摺岬方面だ。足摺岬へのアクセス道路との交差点を通過してさらに20分くらい。
道の駅・めじかの里
道の駅・めじかの里
 17時38分に道の駅・めじかの里へ到着。道の駅はまだ営業していた。農水産物直売所・さんに市の建屋前のビニールハウスでは、地元の人たちがコーヒーで寛いでいた。しきりにアズサの方を見ている。この時期に、ここで車中泊するのは珍しいのだろう。

 ところで、「さんに市」の名前の由来について。この記事を読んでいて気付いた方はいますか。私はまったくでした。ネットを見ていてたまたま見つけたのです。そうです。国道321号にちなんでいるのです。

 アズサに戻り車中夕食。カツオ飯とサンドイッチ、残りのエビフライにキャベツとみょうがとトマト。それにアルコール。
22時に就寝。
道の駅・めじかの里
□2012.2.11(土)□   【黒潮を見た】
 6時15分に起床。快晴。炊飯をする。これは昼食のおにぎりと夕食用。朝食はカツオ飯の残りと予備食として持参しているパンに味噌汁。

 ジョン万次郎資料館をナビに設定して8時50分に出発。昨日来た国道321号を戻り、10分で到着した。ジョン万次郎資料館は、海の駅・あしずりの2階にあった。海の駅とは、クルマを対象にした道の駅の船舶版の様なものらしい。知らなかった。知っていればここで車中泊していたと思う。往復で20分は節約できた。

 ここにはトイレも水飲み場もある。実際に、ここの緑地でテント泊していた男女がいた。私達が到着したときにはテントを畳んで撤収準備をしていた。私もここで水を補給した。その時に話しをしたら、松山からときどき来ていると言っていた。

 観光バスが2台停まった。観光客が建物の中へ。それを見て何故かジョン万次郎資料館に入りそびれた気分になり、写真だけにして次へ向かうことにした。

 足摺岬をナビに設定して9時37分に出発。国道321号に戻る交差点の手前に、怒涛を背にして力強く前へ踏み出そうとしている萬次郎少年像があった。萬次郎の後ろには、迫りくる怒涛の恐怖に逃げ惑う4人の水夫。石板には萬次郎と仲間達の群像と書かれている。

 この迫力ある群像の製作者は銅像作家の浜田浩造。歴史上に名を残した高知出身者の銅像を多く製作している。海の駅の主要施設から少し離れているので見逃すところだった。
海の駅・あしずり・ジョン万次郎資料館
海の駅・あしずり
ジョン万次郎資料館
海の駅・あしずり
海の駅・あしずり
海の駅・あしずり・ジョン万次郎資料館にて
ジョン万次郎資料館
にて
海の駅・あしずり・萬次郎と仲間達の群像
萬次郎と仲間達の群像
海の駅・あしずり・萬次郎と仲間達の群像 海の駅・あしずり・萬次郎と仲間達の群像 海の駅・あしずり・萬次郎と仲間達の群像 海の駅・あしずり・萬次郎と仲間達の群像の石板
 国道321号を土佐清水の市街まで戻り、足摺岬へのアクセス道路に入る。足摺岬へは高知県道27号の東ルート、西ルートと高知県道348号・足摺スカイラインがある。足摺スカイラインが一番走りやすいらしい。ナビの案内通りに走行したのでどのルートを利用したか定かではない。
金剛福寺・大師亀
金剛福寺・大師亀
 10時27分に足摺岬へ到着。足摺岬観光案内所のある広場横の駐車場は満車だった。その広場の奥に足摺岬展望所へ向かう自然遊歩道がある。

 少し待ったが空きそうにない。あきらめて、少し戻って金剛福寺の駐車場に停めた。ここは四国八十八ヶ所霊場・第三十八番札所だ。

 停めさせてもらったので、まずは参拝。手持ちの納経帳に御朱印も頂いた。境内は大きな亀の石像・大師亀と大きな池、そこかしこに配置された大きな岩が印象的。
金剛福寺
金剛福寺
 観光案内所へ向かう。広場には、あしずり椿まつりののぼり旗。観光案内所で資料をもらう。ここにも観光ボランティアガイドの仕組みがあったのでお願いした。女性ガイドさんの案内で展望所へ。岬の先端の一番高いところにある。その先はなだらかに下る。そこが四国最南端の突端と一般的には言われている(実際は他の地区)。ここに足摺岬灯台がある。

 遥か彼方で海の色が違っている。説明によると、奥の色の濃い方が暖流の黒潮。手前の沿岸水帯は温度が低いので色の濃淡ができるらしい。それが潮目。今日のように海が凪いでいないとわからない。ただ、景色としては少し波立って、白波があるくらいの方が美しいと言っていた。

 ガイドさんとはここで別れて私達は自然遊歩道を散策。天狗の鼻(展望所の東側にある別の突端)には皇太子殿下御歌の石碑があった。「足摺の 岬はるけく 黒潮の 海広がれり さやに光て」。ここにおいでになり、あの黒潮をご覧になったのだ。足摺の七不思議などを見ながら広場へ戻る。
足摺岬
足摺岬
足摺岬・四国最南端の突端
四国最南端の突端
足摺岬・天狗の鼻
足摺岬・天狗の鼻
足摺岬・天狗の鼻・皇太子殿下御歌の石碑
皇太子殿下御歌の石碑
足摺岬・散策路
足摺岬・散策路
足摺岬・散策路の道しるべ
散策路の道しるべ
足摺岬灯台
足摺岬灯台
 くるま旅に出て6日。洗濯物が溜まってきた。観光案内所で近くにコインランドリーがないか聞いた。受付の女性スタッフは「無いと思うが・・」と言いながらも奥の男性に聞いてくれた。近くの万次郎足湯にあるとのこと。

 アズサを移動。駐在所の前が駐車場になっていた。万次郎足湯は海に面した方がガラス張りになっている。眼下には海蝕で出来た高知県の天然記念物・白山洞門を見ることができる。無料の足湯に浸かりながら景色を堪能できる。

 でもコインランドリーは無かった。コインロッカーは有ったけれどね。きっと勘違いしたのかな。
 道の駅・大月をナビに設定して12時18分に出発。高知県道348号・足摺スカイラインを行く。スカイラインを出たところにホームセンター・ハマート清水店があった。土佐清水市の街中ならコインランドリーがあるだろう。何も買わないのに図々しとは思ったが、居合わせた女性スタッフに聞いてみた。知らない様子だったが、集荷に来ていた宅配の運転手にわざわざ聞いてくれた。

 さすがに宅配業者。「道なりに行くと左にパチンコ屋あるので、そこを右折して、少し行ったトンネルの手前にあるが、右折した先で道路工事をしているので、通りにくいかも知れないよ」と超具体的に教えてくれた。潮岬でも、ここでもとても親身な対応。親切がここの土地柄なのかな。とてもありがたかった。

 行ってみたら昨日こちらへ来るときに通った道だった。トンネルは以布利バイパスの以布利トンネル。確かにトンネルの手前にコインランドリー。昨日は見落としていたのだ。13時20分にコインランドリーへ到着。洗濯30分、乾燥40分にセットする。その間におにぎりとスープで車中昼食。昼寝を30分。これは時間に無駄が無く効率が良い。トイレもコインランドリーの建屋内にあったので好都合だった。
川口漁港・漁船の大漁旗
川口漁港
漁船の大漁旗
 道の駅・大月をナビに再設定して14時52分に出発。国道321号を行く。車中泊した道の駅・めじかの里の前を通過。竜串海中公園近くで4度目の給油。

 川口漁港では漁船に葉を残した竹ざおで大漁旗が掲げられていた。今日は建国記念日。国民の祝日には大漁旗を掲げるのかな。

 15時36分に道の駅・大月へ到着。駐車場に入りそびれてUターンと思ったところ、建屋の通り過ぎた側にも駐車場があった。茄子と塩麹を購入。建屋の裏は小高い丘になっていて、展望公園がある。そこはパス。

 道の駅・すくもをナビに設定して15時50分に出発。14分で到着した。
道の駅・大月
道の駅・大月
 この道の駅は他の道の駅とは少し様子が違っている。瓦屋根の建物が道路側から少しづつ前へ前へとずれながら、6軒ほどが横並びに建っている。同じ形の平屋建てだ。その前は何もない広場。そこでは子供たちがボール投げをしていた。広場の端は屋根つきの通路。通路の反対側が駐車場。その駐車場の奥の端には鐘楼が建っていた。よく見ると2階は簾掛けになっている。鐘楼ではなく遍路小屋だった。紛らわしいね。

 横並びの建物の一番海側が、道の駅すくもの観光案内センター。1階はお土産売り場。奥に映画「パーマネント野ばら」の記念の集合写真に撮影風景を配したポスターパネルや、撮影スナップが展示してあった。主演・菅野美穂、共演・小池栄子、夏木まり等で2010年に公開された。

 2階は展望休憩所?。ここには「戦艦大和&連合艦隊」のパネルが展示してあった。「戦艦大和公試運転の地が望める」と書かれている。沖の島と鵜来島(うくるしま)の間を昭和16年10月に試験航行したらしい。どちらもパネルと写真しか無かったけれど結構楽しめた。
道の駅・すくも
道の駅・すくも
道の駅・すくも・遍路小屋
道の駅・すくも
遍路小屋
道の駅すくも・観光案内センター
観光案内センター
道の駅すくも・観光案内センター・映画「パーマネント野ばら」のポスターパネル
観光案内センター
映画のポスターパネル
道の駅すくも・観光案内センター・「戦艦大和&連合艦隊」のパネル
戦艦大和&連合艦隊
パネル
日帰り温泉・一本松温泉あけぼの荘
一本松温泉あけぼの荘
 一本松温泉あけぼの荘をナビに設定して16時20分に出発。すぐに国道321号は終点になり国道56号に入る。19分で到着。

 正5角形の辺の中点が内側に少し折り込んだようなユニークな外観。あけぼのつつじをイメージしているとのこと。外側はすべてガラス張りになっている。もっとも目隠し塀があるので、景色が良いわけではないが解放感はある。残念ながら露天風呂は無かった。隣の地元農水産物直売所・フレッシュ一本松でミニトマトを購入。
 道の駅・みしょうMICをナビに設定して17時48分に出発。国道56号を行く。南宇和郡愛南町の街中に入る。ダイソー・御荘店があったので、あの目的で寄った。でもスナックわかめは無かった。
 道の駅・みしょうMICはここからすぐだった。18時08分に到着した。街中のためか、駐車場は道の駅としては小さめだ。道の駅の表示が無ければ食品スーパーと間違えそう。ということでスーパーの中へ。惣菜類が値下げになっていた。ひじきや野菜の煮物などを購入した。

 夕食はスパ鍋。それに冷ご飯があるので鯛茶漬けと、買ったばかりの惣菜。スパ鍋を肴にアルコールも。

 スパ鍋とは少なめの水でスパゲティを茹でる。茹であがる少し前のまだ水分があるうちに、キャベツなどの野菜を蓋がやっとできるくらい山盛りに入れる。野菜がしんなりしてきたら、塩コンブを入れて味を調える。使用した鍋は、主な持ち物のページで紹介しているガラス蓋付卓上鍋20センチ。手間無く簡単で車内も暖まる。

 鯛茶漬けは、ディスニーシーと高遠城址公園のくるま旅のページで取り上げているので参照して下さいね。
22時に就寝。
 
道の駅・みしょうMIC
道の駅
みしょうMIC
道の駅・みしょうMIC
道の駅・みしょうMIC
□2012.2.12(日)□   【先端まで行ってカメラ電池切れ】
 6時15分に起床。晴。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。道の駅・きさいや広場をナビに設定しようとしても検索できない。色々な方法を試してみたが上手くいかない。しかたないので、地図で確かめた位置を画面にタッチして設定した。
四国霊場別格六番・龍光院
四国霊場別格六番
龍光院
 8時39分に出発。国道56号を北上。途中で5度目の給油。道の駅・きさいや広場を探しながら宇和島市街の中心部まで来てしまった。

 左に予讃線の終点・宇和島駅がある。通り過ぎてしまったかな。方向転換するために、駅前の信号交差点を右折。一旦路地に入る。そこに寺院の駐車場があった。長い階段を上った先に寺院の屋根だけが見える。看板には四国霊場別格六番・龍光院と書かれていた。別格て何だろう。

 ここでUターン。たまたま通りかかった女性に、きさいや広場を尋ねた。先ほどの信号交差点を左に行った正面らしい。来た道を戻ることになる。やっぱり見落としたか。
宇和島駅付近
宇和島駅付近
 9時50分に道の駅・みなとオアシスうわじまきさいや広場へ到着した。それにしても正式名称は長過ぎるね。左折すればそこが道の駅だった信号交差点を右折して、宇和島駅へ出てしまったのだ。

 ここは大きな道の駅。農水産物や特産品のショッピングエリアには、多くの業者がそれぞれ特徴ある店舗を出している。白菜漬、ビール漬、栗おこわ、揚出豆腐、いか天を買った。

 真珠館がある。最高級品の真珠の輝きを間近に見ることができる。宇和海沿岸での真珠生産量は日本一と書かれていた。ここに来るまでは三重県の志摩半島沿岸が日本一とばかり思っていた。調べてみると以外にも三重県は第3位。第2位は長崎県。順位は時々変わるらしい。


 隣が牛鬼館。宇和島の郷土文化の一つ、牛鬼まつりの様子を大型テレビで紹介している。牛鬼は高さ3m、長さ6mもある大きなものだ。首を振って街を練り歩く姿は見応えがある。実物も展示している。ショッピングエリアの隣には、大きくは無いが足湯もあった。      
道の駅・みなとオアシスうわじまきさいや広場
道の駅
みなとオアシス
うわじまきさいや広場
道の駅・みなとオアシスうわじまきさいや広場・真珠館
真珠館
道の駅・みなとオアシスうわじまきさいや広場・牛鬼館
牛鬼館
道の駅・伊方きらら館
道の駅・伊方きらら館
 道の駅・伊方きらら館をナビに設定して11時06分に出発。国道56号を北上。上宇和で国道56号を離れ八幡浜方面へ。ダイソー・八幡浜駅前店に寄る。スナックわかめは無かった。塩コンブを購入。

 ここから国道197号に入る。12時30分に道の駅・伊方きらら館へ到着。ここ伊方町には、四国電力伊方発電所がある。いわゆる伊方原発。原発の町なのだ。伊方きらら館の後ろの高台には、四国電力と原子力発電のPR館・伊方ビジターズハウスがあり、連絡通路でつながっている。

 道の駅の駐車場にポツンとお店。伊方じゃこ天きらら店の看板。じゃこ天とじゃこカツを購入。この揚げたての熱々と、おにぎりと吸い物で車中昼食。じゃこ天とじゃこカツの評価は、ここへ来たら「また必ず買うでしょう」かな。昼食の後は昼寝を30分。

 伊方きらら館にはふれあい水槽と言う不思議な水槽がある。水の中に手を入れて魚に触れることができるのだ。水槽の上からではなく、横に開けた穴から。この穴から水があふれ出てこないのが不思議。

 種明かしです。水槽は手を入れる穴以外は密閉構造。水面と天板の空間を負圧(空気を抜く)にする。穴の外側には受け皿が付いていて、大気圧が上から加わるようにしする。こうすることで、この不思議を実現している。子供に人気だった。

 民俗資料の展示コーナーもある。誰もいなかった。ここはやはり人気がない。売店に戻りイヨカン餅を買った。
伊方ビジターズハウス・施設案内パネル
伊方ビジターズハウス
施設案内パネル
道の駅・伊方きらら館・ふれあい水槽
ふれあい水槽
道の駅・伊方きらら館・民俗資料展示コーナー
民俗資料展示コーナー
 道の駅・瀬戸農業公園をナビに設定して14時18分に出発。7分で到着した。駐車場の前に農水産物を販売するふるさと市・だんだんがある。ちなみに「だんだん」はありがとうのこと。駅舎は階段を上がったところ。トイレもここにある。車中泊には向かないな。だんだんでキャベツを購入。 道の駅・瀬戸農業公園
道の駅・瀬戸農業公園
 佐田岬灯台駐車場をナビに設定して14時36分に出発。国道197号を行く。三崎港からは愛媛県道256号に変わる。国道197号はここが終点ではなく、三崎港から海上国道になる。豊後水道を渡り大分県の佐賀関港から九州に上陸して大分市に至って終点になる。
佐田岬灯台駐車場・案内モニュメント
佐田岬灯台駐車場
案内モニュメント
 15時15分に佐田岬灯台駐車場へ到着。灯台まで散策。散策路の入口に瀬戸内海国立公園と書かれた大きな案内看板。そこに「灯台まで1800mです。がんばりましょう!」とあった。

 散策路は舗装されているので歩きやすい。行程の1/3くらいのところに佐田岬灯台キャンプ場がある。後で知ったのだが、このキャンプ場へ下りる連絡路と散策路との接続点に、愛媛県道256号の起点プレートが設置されていたらしい。

佐田岬灯台駐車場までが県道かと思っていた。まさかクルマが入れないここまでが県道とはね。それも終点ではなく起点とは。大きな町の方を起点にすることが多いので、これも不思議。調べてみたら国際観光上重要な地も起点になりうるらしい。佐田岬も国際観光上重要な地になるのかな。

 2/3くらい行ったところに椿山展望台。小山になっていて、一周できる道がある。小山に上がると展望台。見る方向によってはハート形になるパイプのモニュメントがある。上り口の説明看板によると、戦時中はここに軍事施設・移動式探照灯の格納庫と移動用のレールが敷かれていたらしい。

 16時01分に灯台の基底部へ着いた。あっ、カメラが電池切れ。予備電池はアズサの中。持ってくるのを忘れてしまった。何としても四国最西端の景色を撮らなくては。少し休憩すれば電池が回復するかも。果たして一回だけ撮影出来た。

 16時08分に帰路につく。16時50分に駐車場へ到着。駐車場からの夕日が綺麗だ。カメラの電池を予備に交換して、夕日の写真撮影に挑戦。あえなく失敗。

  短歌 by EMI
  佐田岬 沈む夕日に 思いはせ 向こう岸は 佐賀関半島
佐田岬・佐田岬灯台キャンプ場
佐田岬灯台キャンプ場
佐田岬灯台
佐田岬灯台
佐田岬・四国最西端・佐田岬灯台基底部より
佐田岬・四国最西端
佐田岬灯台基底部より
 亀ヶ池温泉をナビに設定して17時16分に出発。ナビは国道197号の旧道を案内した。でも来るときに道の駅・瀬戸農業公園の手前で亀ヶ池温泉の案内看板が出ていたような気がした。旧道は国道番号197をもじって、イクナ(行くな)酷道と言われていた。行く気しない。そのまま新道を行く。
 18時に道の駅・瀬戸農業公園に戻った。国道197号の佐田岬半島部分は佐田岬メロディーラインと呼ばれている。瀬戸農業公園から伊方きらら館の方向への車線では、タイヤが「みかんの丘」のメロディーを奏でる音響道路になっている。

 録画しながら走行することにした。クルマの速度が変わるとメロディーの音程が狂ってしまう。音響道路の区間の終盤にカーブが含まれていて、一定速に保つのが難しかった。おまけに、録画中にナビの音声案内が入って、がっかり。戻って録画を撮り直した。
佐田岬メロディーライン・「みかんの丘」を奏でる(動画を表示・YouTube)
佐田岬
メロディーライン
「みかんの丘」を
奏でる
(動画・YouTube)
 佐田岬メロディーライン沿いに、亀ヶ池温泉の案内看板がやはり出ていた。案内に従って坂道を下る。亀ヶ池温泉の手前の分岐路が分かりにくい。もう暗くなっていたこともあり、少し迷ってしまった。18時12分に亀ヶ池温泉へ到着。ふるさとレストランや交流物産館を併設した、割と大きな施設だ。露天風呂にも入ってスッキリ。物産館で小豆ういろうとご当地パンを購入。

 今日の車中泊予定の道の駅・伊方きらら館をナビに設定して19時32分に出発。18分で到着した。きさいや広場で購入した栗おこわや惣菜で車中夕食。今日はよく歩いたので一段とビールが美味い。

 明日は伊予伊予(いよいよ・かけ言葉のつもり)坂の上の雲ミュージアムのある松山だ。ガイドブックを見ていたら、明日は月曜で休館が多かった。予定を変更して、松山の手前にある伊予の小京都・大洲を観光することにした。
23時に就寝。
 
□2012.2.13(月)□   【道の駅が夜間閉鎖】
 8時に起床。大洲は近いのでゆっくりで良い。天候は小雨。炊飯は出来ない。昨夜の残りの栗おこわ。それに亀ヶ池温泉で買ったご当地パンとコーヒーで車中朝食。

 9時17分に伊方ビジターズハウスを見学。シアターでは、女性ガイドが二宮忠八(後日の項で説明)の製作した玉虫型飛行器に乗って、原子力発電所内を飛行して案内するストリーのPR映像を見ることができる。200インチの大型スクリーンによる3D映像。鑑賞者は妻と2人だけの貸し切りだった。原子力発電をPRしているが、現実を知った今ではちょっとねと、疑問符が付く。

 駐車場に戻ると、ちょうど伊方じゃこ天きらら店の女性スタッフが、店の裏口から入って行くところだった。これから開店準備をするのだろう。妻が「水をもらってくるわね」と、空のペットボトルを持って裏口から入って行った。気持ち良く、お水をもらえたらしい。
伊方ビジターズハウス・シアターホール
伊方ビジターズハウス
シアターホール
伊方ビジターズハウス・原子力発電所内写真パネル
原子力発電所内
写真パネル
大洲まちの駅あさもや
大洲まちの駅あさもや
 大洲まちの駅あさもやをナビに設定して10時24分に出発。16分で、来るときにも寄ったダイソー・八幡浜駅前店。パックご飯とコーヒーを購入した。近くのGSで6度目の給油。

 11時17分に大洲市に入った。10分で大洲まちの駅あさもやへ到着。小雨の中でも揃いのジャンパーを着たスタッフが動き回っている。最近開店したばかりのような活気が感じられる。帰宅後に調べてみたら10年も前にオープンしていた。道の駅と同じように、特産品販売やレストランなどがある。揚げたてのじゃこカツをここでも販売していた。

 大洲観光総合案内所を併設していてスタッフが常駐している。女性スタッフが対応してくれた。町の概略の説明と散策資料をもらった。大洲観光イラストマップ、おおず町並マップ、肱南地区ランチマップなど。その中で「町並ぶらり散策帖」が一番分かりやすかった。
大洲・レンガ舗装の道・案内石板
大洲のレンガ舗装の
道に埋め込まれた
案内石板
 おおず赤煉瓦館へ向かう。レンガ舗装の洒落た道だ。石畳と違ってレンガは、雨に濡れても滑らなくて歩きやすい。

 おおず赤煉瓦館は明治期に銀行として建設された。現在は手作り雑貨のお店。れんが資料館と有料のシネマコレクション、鉄道おもちゃコレクションを併設している。2階は休憩所として開放されていて、レトロな椅子とテーブルが置かれている。コーヒーを飲みながら手入れされた中庭を眺めていると、時間がゆったりと流れて行くようだ。

 おはなはん通りに向かう。大洲市を舞台にした1966年のNHKの連続テレビ小説「おはなはん」にちなんで付けられた名前だ。

 道の端には掘割があり、幾つもの竹筒が掘割を跨ぐように渡されている。その竹筒は、ふしとふしの間が切り取られ、そこに草花が植えられている。情緒豊かな通り。武士の時代には掘割側に武家屋敷、向かい側に商家が立ち並んでいた。
おおず赤煉瓦館
おおず赤煉瓦館
おおず赤煉瓦館にて
おおず赤煉瓦館にて
大洲・おはなはん通り
大洲・おはなはん通り
大洲・臥龍山荘
大洲・臥龍山荘
 日本近代建築百選の山荘庭園・臥龍(がりゅう)山荘を見て、ポコペン横町へ向かう。昭和30年代の街角。オフシーズンのためか、荒れた感じになっていた。唯一オープンしていたのが、思ひ出倉庫。入場料が必要だけれど、昭和の時代に青春の多くを過ごした方は楽しめるかも。

 13時15分にアズサに戻る。じゃこカツを買って、パックご飯と春雨ヌードルで車中昼食。昼寝を30分。特産品販売コーナーの出入口横のワゴンで、よもぎまんじゅうを販売していたので購入。
大洲・ポコペン横町入口
ポコペン横町入口
大洲・ポコペン横町・思い出倉庫
ポコペン横町
思い出倉庫
大洲・ポコペン横町
ポコペン横町
昔懐かしい看板
大洲・ポコペン横町
ポコペン横町
 15時06分に出発。大洲城三の丸南隅櫓公園に向かう。4分で到着した。大洲市役所近くの無料駐車場に停める。別名お殿様公園。大洲藩主加藤家住居跡だ。

 ここで映画・寅さんシリーズ第19話「男はつらいよ 寅次郎と殿様」が撮影された。渥美清、嵐寛寿郎、三木のり平の写真パネルが展示してあった。古いな〜。写真を見て名前が分かる自分も古いな〜。

 建物はガラス障子が特徴的で国の登録有形文化財に指定されている。玄関横の10畳和室にはお雛様が飾られていた。
大洲城三の丸南隅櫓公園・大洲藩主加藤家住居跡
大洲城三の丸
南隅櫓公園
大洲藩主加藤家住居跡
大洲城三の丸南隅櫓公園・大洲藩主加藤家住居跡
大洲藩主
加藤家住居跡
大洲藩主加藤家住居跡・映画「男はつらいよ 寅次郎と殿様」の撮影スナップ
映画・男はつらいよ
撮影スナップ
大洲藩主加藤家住居跡・映画「男はつらいよ 寅次郎と殿様」の撮影スナップ
映画・男はつらいよ
撮影スナップ
大洲城三の丸南隅櫓公園・説明看板
三の丸南隅櫓公園
説明看板
大洲城・肱川橋北側堤防駐車場より
大洲城・肱川橋北側
堤防駐車場より
 15時38分に出発。複合商業施設・オズメッセ21へ向かう。国道56号の肱川(ひじかわ)橋から大洲城が良く見えた。対岸の堤防内に駐車場が有るようだ。

 大洲城の写真を撮るために急きょ寄り道。出発から9分で肱川橋北側堤防駐車場に到着。大洲城の全景が障害物なしで撮ることができた。

 16時11分にオズメッセ21へ到着。健康ランド・オズの湯へ。露天風呂も小さいが有った。入浴を済ませて施設内のAコープおおずへ。ちらし寿司、筍煮付、スパサラダなどを購入。
大洲城・肱川橋北側堤防駐車場より
 今日の車中泊予定の道の駅・ふたみをナビに設定して17時54分に出発。伊予灘に注ぐ肱川に沿って、愛媛県道24号を行く。伊予灘の海岸線に出る。ここからは国道378号。愛称は夕やけこやけライン。日の入り時刻はすでに過ぎてしまっている。もっとも今日は雨降りで夕やけは全く駄目だ。

 18時40分に道の駅・ふたみへ到着。トイレを確認する。24時間使用できるトイレは商業施設の建屋の反対側。かなり遠い。雨降りなので足元もあまり良くない。そちら側には駐車場は無いのかな。暗くて良く分からないが、トイレの向こうは樹木の植わった公園のようだ。仕方なく駐車場に戻る。駐車場に入るときには見落としていた看板。22時以降駐車場閉鎖と書かれていた。「えぇー」と思わず声が出てしまった。ここでは車中泊が出来ない。道の駅は24時間利用可能な駐車スペースとトイレが必須条件のはずなのに夜間閉鎖とは。

 この文章を書きながら、駐車場を夜間閉鎖する道の駅・ふたみとは、どのようなところかを調べていて初めて知った。閉鎖されるのは南側駐車場だけ。トイレの向こうの公園のさらにその先に北側駐車場があり、こちらは夜間駐車も出来たようだ。その時は北側駐車場があることに全く気付かなかった。駐車場閉鎖の看板内に北側駐車場があることを明記しておいて欲しかったな。

 季節的に日が落ちるのが早く、おまけに小雨が降っていて、もう真っ暗。「どうしよう」。困った末に考え付いたのが、松山自動車道の伊予灘SAへの移動。伊予灘SAをナビに設定して18時55分に出発。伊予ICから松山自動車道に入らなければならない。でもナビは、一般道で伊予灘SAを案内していたようだ。伊予灘SAには一般道からも利用できるウェルカムゲートが有ることを、帰宅後に知った。

 当然に伊予ICにはいつまでも到着しない。たまたま入ったコンビニで道を確認して、通り過ぎていたことを知った。「何で? ナビのデータが古いのかな」等と、その時は思った。来た道を戻り、伊予ICから松山自動車道に入る。19時26分に伊予灘SAへ到着した。道の駅・ふたばではかなり焦った。そのせいなのか、お腹が空いてしまった。スナックコーナーでしらす丼を食べた。

 アルコールはアズサに戻ってから。本当は休肝日なのだけれど、窮地を回避できたのでご褒美だ。肴はちらし寿司、焼きナス、筍煮付、トマト。よく食べるね。
23時に就寝。
 
□2012.2.14(火)□   【無料駐車場】
 6時15分に起床。雨は降っていないが、今にも降り出しそう。外が騒がしい。観光バスが到着していた。車外にビニールシートを広げて、何やら荷物の仕分けをしている。おいずる(白色の袖のない羽織の様なもの)を着ているので、お遍路さんの団体か。それにしても早くから行動するものだ。
私達はこれから炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。
伊予灘SA・早朝の観光バス
伊予灘SA
早朝の観光バス
伊予灘SA
伊予灘SA
伊予灘SA・遠景の説明パネル
遠景の説明パネル
伊予灘SA・モニュメント
伊予灘SA
モニュメント
 
松山城二之丸史跡庭園利用者駐車場・案内看板
案内看板
 松山市役所をナビに設定して8時42分に出発。観光情報を入手するため。松山ICを出て街中に入る。とうとう雨が降り出した。この後は降ったり止んだりが続いた。松山市役所に到着したが停められる駐車場がない。仕方なく妻だけが観光産業振興課へ向かう。私は周辺を回りながら待機。もらって来た観光資料には期待したようなものは無かった。

 愛媛県庁西側の駐車場に入れようとしたら、係員がナンバープレートを確認して飛んできた。何はともあれ他県ナンバーはチェックされるようだ。観光目的での駐車は出来ないらしい。二之丸史跡庭園に行くのなら、この先に専用駐車場があると教えてくれた。

 200メートルくらい行くと、なんと無料駐車場があった。松山城二之丸史跡庭園利用者駐車場。観光産業振興課でもらった駐車場案内に、ここは載っていない。有料駐車場しか載せていないのは、あまりに不親切だ。
松山城二之丸史跡庭園利用者駐車場
松山城二之丸史跡
庭園利用者駐車場
城山公園案内図
城山公園案内図
 ここにアズサを停めて徒歩で坂の上の雲ミュージアムに向かう。来た道を戻る。愛媛県庁南西角を左に折れる。国道11号。路面電車が走っている。県庁、検察庁、裁判所と並んでいる。その先を左に入ると坂の上の雲ミュージアム。徒歩で12分くらいか。

 入口の門柱には、坂の上の雲ミュージアムと、さらに奥にある萬翠荘(ばんすいそう)の両方の名前が掲げられている。近くに駐車場があり身障者はここに停めさせてもらえるようだ。コンクリート地肌と突き出したガラス窓が印象的な建物は、俯瞰すると正三角形をしている。地上からでは、それは分かりにくい。

 入場料は共通チケットの利用で400円の2割引。司馬遼太郎の作品にちなんだ資料を紹介することで、近代国家の形成から、その後の日本をそしてその先へと思いを巡らすきっかけを与えてくれる。

 このような趣旨で展示されている。とは言うものの、つまりはテレビ放送を欠かさずに見ていたので、十分に楽しめました。見ていないと・・・。ミュージアムカフェでコーヒーとタルトセットを頂いた。      
坂の上の雲ミュージアム入口
坂の上の雲
ミュージアム入口
坂の上の雲ミュージアム・建屋
坂の上の雲
ミュージアム建屋
坂の上の雲ミュージアムにて
ミュージアムにて
ミュージアムカフェ・コーヒーとタルトセット
コーヒーとタルトの
セット
萬翠荘周辺案内図
萬翠荘周辺案内図
坂の上の雲ミュージアムから見た萬翠荘
ミュージアムから見た
萬翠荘
秋山兄弟生誕地
秋山兄弟生誕地
 秋山兄弟生誕地へ向かう。国道11号から松山城ロープウェイの東雲口(しののめぐち)乗り場の方向へ少し行って右に入る。7分くらいで到着。入場料は300円。

 6人くらいのグループが見学を終えて帰ろうとしていた。ここは公益財団法人・常盤同郷会が運営している。その常盤同郷会の女性がグループのもとへ急いでやって来た。

 聞くともなしに聞こえて来たところによると、グループは三笠会の人達らしい。三笠会のことは全く知らない。秋山真之が乗船していた旗艦・三笠と関係があるのだろうか。三笠会の人達は見学を終えていたけれど、もう一度女性の説明を聞きながら見学するようだ。私達も一緒に回らせてもらった。

 小さいところで展示品も多くは無い。この説明を聞けなかったら、つまらないものになっていたと思う。女性の説明は分かりやすく、内容も奥深いものだった。たまたま居合わせてラッキーだった。いつでもこの様な説明が聞けたら、誰でも大満足で来て良かったと思うだろうに。
秋山兄弟生誕地・展示品
展示品
秋山兄弟生誕地・展示品
 14時になっていた。雨が降っていて、おにぎりを食べられそうなところが無いので、お店に入ることにした。東雲口乗り場の方向へもう少し行ったところの、SOVASOVAに入る。火曜日大盛サービスの張り紙に魅かれた。店内はカウンターも有り和風カフェのようなちょっと洒落た感じ。

 玉子丼と瀬戸おろしそばセットを食べた。丼も蕎麦も美味しかった。張り紙に偽りなく蕎麦は大盛だ。くるま旅の途中で愛知からと言うと、店長さんが話に乗って来て、会話がはずんだ。

 最後に松山城二之丸史跡庭園を見学してアズサに戻ることにした。入場料は100円。二之丸は、天守閣のある本丸防備のための施設。
松山市内の飲食店・SOVASOVA
松山市内の飲食店
SOVASOVA
松山市内の飲食店・SOVASOVAの店内
松山城二之丸史跡庭園出入口・二之丸多門
二之丸多門
松山城二之丸史跡
庭園出入口
 二之丸邸は明治5年に焼失していて、その遺構も調査した跡に覆土して、見ることができない。御殿の間取りは草花や芝や砂利、あるいは水などで表現していて、分かるようにはなっている。

 正直、観光と言うよりは散策に向いているね。15時55分にアズサに戻る。
松山城二之丸史跡庭園模型
二之丸史跡庭園模型
松山城二之丸史跡庭園
二之丸史跡庭園
松山城二之丸史跡庭園より見た松山城天守
松山城天守
二之丸史跡庭園より
松山城二之丸史跡庭園・散策路
松山城二之丸史跡庭園
散策路
 今日の車中泊予定の道の駅・小松オアシスをナビに設定して16時15分に出発。この道の駅は石鎚山SAに併設している。国道11号を行く。途中のGSで7度目の給油。

 ナビの案内で西条市の三嶋神社前の交差点を右折。道の駅に向かうにしては、道がすこし狭い気がする。ナビはいま一つ信頼できない。交差点横のGSまで戻って、確認した。ナビの案内は間違っていなかった。

 17時48分に到着。トイレを確認。24時間使用できるトイレは、石鎚山ハイウェイオアシス館の向こう側、高速道路の下り線、第2パーキング側にしか無かった。距離にして100メートルくらいか。ここも遠いな。

 アズサに戻り椿温泉に向かう。椿温泉はハイウェイオアシス内にあるけれど、距離が分からないのでアズサで移動した。歩いて行けない距離ではなかったが、クルマで正解だった。専用の駐車場もある。大浴場の正面がガラス張り。天気が良ければ燧灘(ひうちなだ)が見える。露天風呂もあった。1時間ほどゆったり。

 道の駅の駐車場に戻り車中夕食。お昼に食べられなかったおにぎり。それに茄子とミョウガとキャベツの塩コショウ炒めに、ポテトサラダ、白菜漬物。アルコールも。知らない間に雨は上がっていた。
23時に就寝。
 
道の駅・小松オアシス
道の駅・小松オアシス
石鎚山SA・西条市小松中央公園案内図
石鎚山SA
小松中央公園案内図
石鎚山SAを道の駅小松オアシスより見る
石鎚山SA
小松オアシスより
□2012.2.15(水)□   【妖気漂う小雨の夜】
道の駅・マイントピア別子・東平ゾーン通行止めの案内
マイントピア別子
東平ゾーン通行止め
 6時15分に起床。昨夜上がったのに、また雨だ。パックご飯とみそ汁で車中朝食。農産物販売所・おあしす市場でゆばを購入した。

 道の駅・マイントピア別子をナビに設定して9時32分に出発。国道11号に戻る。新居浜の街中で渋滞。愛媛県道47号に右折してやっと渋滞から逃れた。新田橋を渡り山根公園前を右折。ここから足谷川に沿って登って行く。そこに案内看板。マイントピア別子・13〜17日・点検のため休館。道の駅は休館でも、東平(とうなる)ゾーンの東洋のマチュピチュは見えるだろうと行くことにした。

 10時24分に道の駅・マイントピア別子へ到着。当然のことながら関係者以外誰もいない。おまけに東平ゾーンへは12月〜2月末まで通行止めの張り紙。このことはHPに休館日として掲載されていた。通年で見学できると思い込んで確認していなかった。
道の駅・マイントピア別子・東平ゾーンの観光ポスター
東平ゾーン
観光ポスター
 諦めて大歩危(おおぼけ)に向かうことにした。まずは道の駅・とよはまをナビに設定して10時59分に出発。来た道を戻り国道11号に入る。もう渋滞は解消していた。食品スーパー・マルナカ三島店。納豆、キャベツ、ちくわ、イカコロフライなどを購入。

 12時20分に香川県に入る。ここから3分。道の駅・とよはまへ到着。車中昼食。今日は炊飯していないので、予備食として持参しているレーズンパンと春雨ヌードルだ。昼寝を30分。おみやげ用の讃岐うどんを購入。   
道の駅・とよはま
道の駅・とよはま
道の駅・大歩危・洗面所
道の駅・大歩危
一流ホテル並みの
洗面所
 道の駅・大歩危をナビに設定して14時12分に出発。国道11号を10分くらい戻り、国道192号に入る。14時42分に境目トンネルを抜けて愛媛県から徳島県に入る。

 15時19分に道の駅・大歩危へ到着。妖怪屋敷と石の博物館を併設している。ここ山城町は、水木しげるが会長を務める世界妖怪協会が認定した三カ所の怪遺産の一つ。他の二カ所は鳥取県境港市、岩手県遠野市。境港は2010年2月に訪問している。遠野はまだ行けていない。売店ですだち餅を購入。店内はとても綺麗で観光情報も充実している。綺麗と言えば、トイレが一流ホテル並みに素晴らしい。

 ここから3分の大歩危峡温泉・ホテル大歩危峡まんなかへ向かう。日帰り温泉を営業している。内湯はあまり印象に残っていない。何と言っても露天風呂の方が印象深い。露天風呂へは階段を下りなければならない。屋根付の露天風呂。内湯の外側の壁一面を取り払ったような造り。すぐ目の前に国道32号の藤川橋、その向こうに大歩危峡の吉野川が見える。

 景色を眺めながらゆったりと湯船につかる。ロビーには湯上り処と称した休憩所がある。そこにはお雛様が飾られていた。おみやげ処でゴーフレット、よもぎカステラを購入。旅も終盤になってくると、財務兼土産物担当の妻の気が緩むのか、買い物が増える。

 周辺を少しドライブして、17時18分に道の駅・大歩危へ戻る。駐車していた2台のクルマもいつしかいなくなりアズサだけになった。小雨の中に、街路灯と淡い光に照らされた妖怪屋敷の大きな看板。ここは怪遺産の一つ山城町。妖気が漂ってきそう。でも、トイレが明るく綺麗なのが救いで怖さは払拭できる。車中夕食はスパ鍋とイカコロフライ。鍋を肴に一杯も中々のものです。
22時30分に就寝。
 
国道32号の藤川橋
国道32号の藤川橋
大歩危峡温泉・ホテル大歩危峡まんなかにて
ホテル
大歩危峡まんなかにて
道の駅・大歩危・妖気漂う小雨の夜
妖気漂う小雨の夜
□2012.2.16(木)□   【遊覧船を貸し切った】
 6時30分に起床。雨は上がり曇り空。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。9時09分にレストランまんなかに向かう。大歩危峡観光遊覧船の乗り場が有る。2分で到着。遊覧船は9時45分の出発。30分間の遊覧だ。

 乗船券を購入。この時期は乗船客が少ないので、先に乗船券を購入しておかないと遊覧船が出ないかもしれない。共通チケットの利用で1割引になった。出発まで時間があるので売店へ。生せんべいを購入した。

 9時40分に乗船。救命胴衣を着用する。船はこたつ仕様になっていて暖かい。私達だけの貸切船。何と言う贅沢でしょう。

 最初は流れに乗って、船頭さんの説明と共に下って行く。水面は緑色をしている。緑色は岩についた苔の色。光の屈折により、透明の水を緑色に見せている。天気が良くて強い光が差し込むと、さらに美しい黄緑色に変わるらしい。

 両岸は切り立った白い岩壁。そのまま下れば小歩危。遊覧船はUターン。エンジンの音が大きくなる。流れに向かうためだ。

 10時15分に下船した。船頭さんの話の中で、これから向かう祖谷のかずら橋が、3年に1回の架け替え工事中で渡ることができないらしい。残念。

  短歌 by EMI
  渓流の 大歩危小歩危の 舟に乗り 流れるような 船頭の声
レストランまんなか・大歩危峡観光遊覧船乗り場
大歩危峡観光遊覧船
乗り場
大歩危峡観光遊覧船乗り場
遊覧船乗り場
大歩危峡観光遊覧船より
大歩危峡観光遊覧船
大歩危峡観光遊覧船にて
遊覧船にて
徳島県道45号・県道を跨ぐ茅葺の大屋根
徳島県道45号を跨ぐ
茅葺の大屋根
 道の駅・にしいやをナビに設定して10時30分に出発。国道32号から大歩危橋を渡り徳島県道45号に入る。暫く行くと茅葺の大屋根が県道を跨ぐように建っている。右側の柱に「ようこそ祖谷(いや)へ」の看板。

 大屋根をくぐり平家落人伝説の地に入った。すぐに967mの祖谷トンネルを抜ける。出発してから15分で道の駅・にしいやに到着。不定休の休館日に当たってしまった。それでも駅舎の中に入ることができ、スタンプは押せた。
道の駅・にしいや
道の駅・にしいや
 ここから8分で祖谷のかずら橋。かずら橋夢舞台(商業施設)に大型の有料駐車場がある。そのすぐ前に、リアルナなお婆さん人形が番をする有料駐車場があった。つまり集金を善意に頼った出入自由の無人駐車場。当然にこちらの方が安い。

 かずら橋の架け替え工事は、ほとんど終了しているように見えたがチエーンが掛けられていた。蔓(かずら)で編んだ橋は床板がすかすかの梯子状でスリルが有りそう。やはり渡ってみたかった。

 近くにある琵琶の滝を散策。茶屋があり、店の外で串打ちをした鮎とアマゴを炭火のまわりに立てて塩焼きにしていた。食べようと思ったがまだ焼けていなかった。かずら橋夢舞台で名物の祖谷そばを購入。
祖谷のかずら橋・有料駐車場
祖谷のかずら橋
有料駐車場
祖谷のかずら橋
祖谷のかずら橋
琵琶の滝にて
琵琶の滝にて
琵琶の滝近くの茶屋
琵琶の滝近くの茶屋
祖谷のかずら橋
祖谷のかずら橋
祖谷のかずら橋
祖谷のかずら橋
祖谷渓を経由する徳島県道32号
祖谷渓を経由
 栗林公園を観光するために高松方面に向かう。祖谷渓を経由して200mの絶壁にせり出した岩に立つ小便小僧像を見ることにした。

 差し当たり祖谷温泉をナビに設定して12時05分に出発。
徳島県道32号を行く。急峻な山間を祖谷川のV字谷に沿って断崖絶壁の道を進む。対向車とのすれ違いには注意を要する隘路が続く。

 20分足らずで温泉旅館が1軒のみの祖谷温泉。前をそのまま通過して2kmくらい。小便小僧像に到着。

 そこには剣山国定公園の看板と、四国交通の「風呂の谷」のバス停があった。他には絶景があるだけだ。バスは8時から15時の間に上下3本づつの運行。ここで降りたら時間を持て余しそう。

 小便小僧が立っている岩は、小便岩と言うらしい。その昔、度胸試しでこの岩の上に立って用を足したらしい。その逸話にちなんで像がたてられた。
祖谷渓・小便小僧像
小便小僧像とバス停
祖谷渓・小便小僧像
祖谷渓・小便小僧像
 ここを出発して10分足らずのところに祖谷渓展望台。狭い道路の脇に3台分の駐車スペース。内1台は障害者マーク。トイレも有る。何とシャワートイレだ。

 もう12時37分。ここで車中昼食にした。車内でおにぎりを食べていると乗用車が1台。観光で訪れたと思われる、3人の若い女性グループ。展望台に上がり暫くしたら出発して行った。

 ここに45分くらい滞在したが通ったのはその1台だけだった。展望台からの眺めは、V字谷に沿って断崖絶壁の道を来たことを実感するに十分だ。
祖谷渓展望台
祖谷渓展望台
祖谷渓展望台より
祖谷渓展望台より
道の駅・たからだの里さいた
道の駅
たからだの里さいた
 道の駅・たからだの里さいたをナビに設定して13時23分に出発。ちょうど道路が狭くなったところで、日に3本しか運行していない路線バスとご対面してしまった。すこしバックするだけですれ違うことができた。

 祖谷口橋を渡って国道32号に入る。14時14分に道の駅・たからだの里さいたへ到着。物産館、温泉施設、宿泊施設などが近隣に集合している。物産館でみかん、野菜、生しいたけ、うどん、ちくわなどを購入。食事のメニューは主に妻が決定している。夕食は鍋だな。
 道の駅・空の夢もみの木パークをナビに設定して、15時19分に出発。国道32号を北上。9分で到着した。敷地内にアメリカ・ムーニー社製の軽飛行機・M20E Super21が展示してある。(セスナではありませんよ)

 ここには二宮忠八飛行館がある。二宮忠八は1889年11月に、ここ十郷村(現・まんのう町)もみの木峠で、滑空するカラスを見て固定翼での飛行原理を発見する。1891年4月にはゴム動力での飛行実験にカラス型模型飛行器(二宮忠八は器の字を使用している)で成功させた。1893年10月に大型模型の玉虫型飛行器を完成させる。

 この飛行器が伊方ビジターズハウスのシアターの原子力発電所のPR映像で、発電所内を案内飛行した機体だ。しかし実際には動力源が未解決、資金難、日清戦争従軍などで実機の完成には至っていない。

 ライト兄弟の初飛行が1903年12月だったことを考えると、当時としてはいかに先駆的だったかが分かる。ところで、その二宮忠八飛行館を楽しみにしていたが、毎週水・木曜日は休館日だった。
道の駅・空の夢もみの木パーク
道の駅
空の夢もみの木パーク
道の駅・空の夢もみの木パーク・二宮忠八飛行館
二宮忠八飛行館
道の駅・空の夢もみの木パーク・二宮忠八飛行館
ムーニー社製軽飛行機
道の駅・滝宮
道の駅・滝宮
 道の駅・滝宮をナビに設定して15時35分に出発。国道32号沿いのGSで8度目の給油。

 16時04分に道の駅・滝宮へ到着。国道から少し入ったところ。目につくのは綾川町うどん会館とふれあい産直市の看板。「道の駅はここかなー」。少し分かりにくい。名物パンとハタダタルトを購入。
 今日の車中泊予定の道の駅・香南楽湯をナビに設定して16時16分に出発。5分も行くとイオン・菱川店。いか握り、うの花、サラダを買った。夕食は鍋と思っていたが・・・。16時43分に出発。香川県道13号に入る
16時59分に道の駅・香南楽湯へ到着。早速に温泉へ。ここは木の風呂と石の風呂の2種類がある。週ごとに男女が入れ替わる。石の風呂に入浴した。

 石は御影石と庵治石(あじいし)。石の名前は産地を表している。御影は兵庫県神戸市の地名。庵治はここから直線で20km足らずの香川県高松市の地名だ。庵治石は地肌のきめが細かく磨くほどに艶を増す。花崗岩のダイヤと呼ばれているらしい。妻の入った木の風呂は檜造り。木の香と温か味がある。どちらかと言えば木の風呂に入りたかったな。

 風呂を出る時に受付で100円(2人で200円)の返金があった。入浴時間が50分以内で出てくると「ひとっ風呂」と言うことで返金されるシステム。知らなかった。

 19時に車中夕食。やっぱり鍋だ。中身は白菜・人参・生椎茸・ちくわ。この時期の鍋は実に良い。それと好物のいか握り、マカロニサラダにうの花だ。もちろんアルコールも。テーブルいっぱいの豪華な食事。
23時に就寝。
       
道の駅・香南楽湯
道の駅・香南楽湯
道の駅・香南楽湯
□2012.2.17(金)□   【栗林公園散策】
史跡高松城跡・玉藻公園案内図
史跡高松城跡
玉藻公園案内図
 6時30分に起床。曇り。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。史跡高松城跡・玉藻公園をナビに設定して9時05分に出発。香川県道13号から国道193号へ。すぐに高松の街中へ入る。左に栗林公園。前を通過する。国道193号は終点となり、国道11号に変わる。

 高松港の手前右側が史跡高松城跡・玉藻公園。駐車場が実に分かりにくい。右折して公園を周回。香川県立ミュージアムの手前の細い道に右折して入ると玉藻駐車場。9時38分に到着した。駐車場は無料。入場料は共通チケットの利用で200円の3割引。駐車場の奥が高松城の中堀。その向こうに艮櫓(うしとらやぐら)がある。

 HPのトップの写真になりそう。アズサを駐車場の奥に移動して、艮櫓をバックにデジカメでパチリ。この写真は2013年6月のトップページに使用した。

 中堀を旭橋で渡り、高松城の大手・旭門から入場する。場内にも内堀が施されている。中堀、内堀ともに北側の水門より海水を引き込んでいる。庭園は良く整備されていて心地よく散策できる。この日も職人さんが選定作業をしていた。

 内苑庭園の隅の大きな庭石の割れ目に、小さな松が生えている。ど根性松。説明によると「影石の上に落下した松樹の種子が、岩の亀裂に根を下ろし成長しています。樹齢はおよそ17年。果たして成木と成りえるのか? そっと見守りたい。」とあった。頑張れよ。
史跡高松城跡・玉藻公園・駐車場
玉藻公園・駐車場
史跡高松城跡・玉藻公園にて
玉藻公園にて
史跡高松城跡・玉藻公園・ど根性松
玉藻公園・ど根性松
 栗林公園をナビに設定して10時27分に出発。19分で到着。県営東門駐車場に停めた。駐車料金は25分100円。帰りに500円支払った。入園料は共通チケットの利用で400円の2割引。駐車場から東門入口に向かう途中に観光事務所。ここで観光ボランティアガイドを受け付けているようだ。ここでもお願いすることにした。女性ガイドさんが付いてくれた。

 入園する時にもらう栗林公園案内図によると、園内全体を観光すると2時間程度必要らしい。半分の60分で回るモデルコースも書かれていた。ガイドさんが「お時間は」と私達の都合を確認された。(時間だけは有る身なので)十分に有ると伝えた。園内の見所は大変に多く、ガイドさんの説明がなければ、全く気付かずに多くのところを見過ごして観光していたと思う。

 由緒などの一般的な説明の他に、庭園が美しく見える撮影ポイントや一番美しく見える季節に撮った写真などで、分かりやすく説明してもらった。案内図には載っていない夫婦松。一本の大きな赤松の根元から右に分かれた枝。その枝は種類の違う黒松で雄松。ずーと大きな赤松が雌松とのことで、現代にも通じていると納得してしまう。

 栗林公園随一の眺めは飛来峰からのものと思う。松樹の向こうに南湖が広がり、そこに架かる?月橋(えんげつきょう)、奥に掬月亭(きくげつてい)、そして紫雲山。素晴らしい。やはり観光には2時間掛かった。ガイドのJHさんありがとうございました。12時をとっくに回っている。

 香川に来たなら讃岐うどんを食べないわけにはいかないでしょう。良い店がないかJHさんに尋ねたら、栗林公園付近の讃岐うどん店の場所が載っているチラシを持って来てくれた。駐車場が狭いか無いところが多いらしい。

 「これからどちらに向かうのですか」と聞かれたので、徳島へ向かうと答えたら、それならわら家さんが良いのではないかと教えてくれた。
栗林公園案内図
栗林公園案内図
栗林公園・ガイドさんと
栗林公園・ガイドさんと
栗林公園・夫婦松(左側の二股になった松)
夫婦松
(左側の二股の松)
栗林公園・南湖の島・恋ツツジ
南湖の島・恋ツツジ
栗林公園・飛来峰より南湖を見る
飛来峰より南湖を見る
讃岐うどん老舗・わら屋
讃岐うどん老舗
わら屋
 わら家をナビに設定して12時52分に出発。国道11号を行く。国道が少し混んでいたが20分で到着。屋島ドライブウェイ入口の左側。四国村の一角にある。四国村とはオフィシャルHPによると、四国各地からの古い民家を移築復元した野外博物館。案内看板を見ると結構楽しめそう。でもこのくるま旅ではパス。

 まずは昼食。釜揚げうどん。大きさを迷っていたら、お店の人が二人なら特大を一つで十分とアドバイスしてくれた。うどんは大きな桶で出て来る。つゆは温めたどでかい徳利に入って来る。ねぎとすりショウガもいっぱい付いて来た。これで900円。赤米おにぎりが300円。安いですね。わら家を13時50分に出て隣の屋島神社の駐車場へ移動。ここで昼寝を30分。
讃岐うどん老舗・わら屋・釜揚げうどん
わら屋・釜揚げうどん
 道の駅・源平の里むれをナビに設定して14時57分に出発。駐車場を出ると下り坂。下りはじめたら後部でガチャーン。ポットの固定を忘れた。落下して中瓶を破損してしまった。

 ステンレスポットの匂い移りが嫌でガラスポットを使用している。お湯が流れ出て来たがスライドドアのステップの上でよかった。ガラスは容器の中に収まっていたので、そのまま持ち帰り廃棄処分にした。

 15時19分に道の駅・源平の里むれへ到着。ここでは牡蠣飯を買う予定をしていた。ガイドブックに美味しいと載っていたので。売店へ行くと最後の2パック。良かった。香川名物の灸まんも購入。

 道の駅・津田の松原をナビに設定して15時40分に出発。国道11号を行く。18分で到着。右手に金棒、左手にお団子を持った可愛い青鬼くんが出迎えてくれる。色は付いていないが青鬼とのこと。駐車場の奥は黒松の林。その向こうには播磨灘が広がっているはずだ。
道の駅・源平の里むれ
道の駅・源平の里むれ
道の駅・津田の松原・青鬼くん
津田の松原・青鬼くん
道の駅・津田の松原
道の駅・津田の松原
  道の駅・第九の里をナビに設定して16時18分に出発。国道11号を少し行くとダイソー・東かがわ店があった。はじめの内はスナックわかめを求めて、小まめに寄っていた。でも空振りが多かったので、あきらめて通過していた。最初に買うことができた徳島に近づいたので寄ることにした。あった。4袋全部購入した。徳島県道41号に入る。狭い道が続く。卯辰越(うだつごえ)のすれ違い困難区間も対向車に遇うことなく通過できた。
道の駅・第九の里・案内図
道の駅・第九の里
案内図
 17時15分に道の駅・第九の里へ到着。名前の由来は、ベートーベンの交響曲第9番が日本で最初に全曲演奏されたのが、この地にあった板東俘虜収容所内だったから。第1次世界大戦でのドイツ人捕虜1000人が収容されていた。捕虜による自治活動が許され、文化活動の中で演奏された。道の駅の物産館の裏の丘の上にはベートーベンの像がある。その他、ドイツ館、賀川豊彦記念館などが併設されている。

 ナビの周辺検索で日帰り温泉を探す。近くに、あせび温泉やすらぎの郷。早速に向かう。高松自動車道の下を抜ける。13分で到着。露天風呂でゆったりと浸かって暖まった。ロビーで妻と待ち合わせ、アズサに戻ろうとした時に館内放送。車幅灯の消し忘れの案内。アズサだ。誰も私達がそのクルマの持ち主とは気付かないと分かっていても、ちょっと恥ずかしかった。

 18時43分に道の駅・第九の里へ戻った。数台のクルマが駐車していたがいつしかいなくなった。車中泊はアズサだけのようだ。車中夕食は牡蠣飯にキャベツと人参の胡麻和え、トマトとマカロニサラダ。
アルコールも。22時30分に就寝。
 
道の駅・第九の里
道の駅・第九の里
道の駅・第九の里・ベートーベンの像
ベートーベンの像
□2012.2.18(土)□   【四国霊場やっぱり参拝】
 6時30分に起床。曇り。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 四国八十八ヶ所霊場・第1番〜第3番の札所がこの近くにあることを知った。当初は全く参拝する予定はなかった。このくるま旅では第二十四番札所・最御崎寺と第三十八番札所・金剛福寺を参拝した。それは他のところを観光する都合からだ。

 今日は帰宅の予定。でもせっかくここまで来ているのだから帰宅前に寄って行くことにしよう。おそらく札所が近くにあっても、それが第1番でなければ寄る気にはなれなかったと思う。

 霊山寺をナビに設定して8時54分に出発。3分で到着した。第一番札所・竺和山一乗院霊山寺。総合案内所があり、遍路に必要なものは全て揃う。さすが一番札所。

 くるま旅にはいつも納経帳を持参している。でも四国霊場は特別だ。ここで四国霊場八十八ヶ所納経帳を購入した。予め第一番の頁に朱印と墨書きしたものを渡してくれる。それを見て気付いたことが一つ。四国霊場では納経帳に日付を記入しないのだ。西国三十三カ所の納経帳には納経した年月日が記入されていた。日付を記入しなければあらかじめ記入したものを用意しておくことも可能な訳だ。
第一番札所・竺和山一乗院霊山寺
第一番札所
竺和山一乗院霊山寺
第一番札所・竺和山一乗院霊山寺
第一番札所・竺和山一乗院霊山寺
第一番札所・竺和山一乗院霊山寺にて
霊山寺にて
  極楽寺をナビに設定して9時20分に出発。2分で到着した。第二番札所・日照山無量寿院極楽寺。納経して、とは言っても私達は、にわかお遍路。スタンプラリーの乗りで納経帳に朱印と墨書きを頂いた。
第二番札所・日照山無量寿院極楽寺
第二番札所・日照山
無量寿院極楽寺
第二番札所・日照山無量寿院極楽寺 第二番札所・日照山無量寿院極楽寺
 金泉寺をナビに設定して9時43分に出発。5分で到着した。第三番札所・亀光山釈迦院金泉寺。参拝していると、青空も見えているのに雪が舞い始めた。このときはすぐに上がった。
第三番札所・亀光山釈迦院金泉寺
第三番札所
亀光山釈迦院金泉寺
第三番札所・亀光山釈迦院金泉寺 第三番札所・亀光山釈迦院金泉寺  
徳島県道11号の小鳴門橋
小鳴門橋
徳島県道11号
 納経を済ませて、一旦道の駅・第九の里へ戻る。道の駅の物産館が開店する前に出発したので店内を見ていないから。ふしめんと紫大根を購入した。

 鳴門北ICをナビに設定して10時33分に帰宅の途に就く。徳島県道12号を行く。途中で9度目の給油。徳島県道11号の小鳴門橋を渡り、四国本島から大毛島に入る。11時13分に鳴門北ICから神戸淡路鳴門自動車道に入った。この先は高速道路を乗り継いで伊勢湾岸自動車道・東海ICを目指す。最初に大鳴門橋を渡り淡路島に入る。

 来るときに行けなかった道の駅・うずしお。今度は反対車線なので行けるものと思っていた。残念。当然に行くことは出来なかった。
神戸淡路鳴門自動車道の大鳴門橋
大鳴門橋・神戸淡路
鳴門自動車道
 11時17分に淡路島南PA。10分間の休憩。淡路島を42分で縦断して12時09分に淡路SAに到着。5分くらい前から雪が降り出した。積もる様子はないが徐々に強くなって来た。

 12時23分に出発。明石海峡大橋からの景色は雪で何も見えない。12時39分に神戸西ICから山陽自動車道の木見支線へ。ここには料金所がある。通行料金はETC割引で2625円。

 この先、三木JCTで山陽自動車道の本線へ合流する。神戸JCTから中国自動車道へ。天気は晴れに変わった。13時に西宮名塩SAに到着。ここでおにぎりと吸物で車中昼食。昼寝を30分。14時10分に出発。
淡路SA案内図
淡路SA案内図
淡路SA・花時計
淡路SA・花時計
新名神高速道路・金勝山トンネル
金勝山トンネル
新名神高速道路
 吹田JCTで名神高速道路へ。大津SA付近は雪景色だ。15時05分に草津PAに到着。

 ここでは日野菜の桜漬を買う予定をしていた。日野菜は滋賀県発祥の伝統野菜。その日野菜の漬物は滋賀県の名物で、少し苦味のある辛さがたまらない美味さだ。中でも桜漬が一番のお気に入り。ここで何度も購入したことがあるが、置いていなかった。生八橋の皮を購入。

 外に出ると雪が降り出していた。この後、草津JCTから新名神高速道路に入る。甲南PAや土山SAにも寄ってみたが、日野菜の桜漬はどこにも置いていなかった。雪は降り続いていて、土山SAでの外気温はマイナス1.7℃まで下がっていた。凍結が心配だ。
新名神高速道路・甲南PA
甲南PA
新名神高速道路
 15時50分に亀山JCTから東名阪自動車道へ。ここまできたら天気は晴れに変わったが風が強烈。16時11分に御在所SAに到着。1年半前にリニューアルした。当時はテレビでも頻繁に紹介されていた。私達は今回がリニューアル後初めての利用だ。駐車場の駐車スペースの取り方が悪いのか、クルマの停め方がぐちゃぐちゃ。店の造りも大したことはなかった。テレビを見て抱いていたイメージとはかなり違った。

 16時18分に出発。四日市JCTから伊勢湾岸自動車道へ入り、16時38分に東海ICを出る。通行料金はETC割引で3250円。

 自宅到着16時49分。荷物を降ろし、今回のくるま旅を無事終了した。

 
 
 
 
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