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能登半島一周(冬の日本海)と兼六園 (拡大地図を表示)
  このくるま旅では、北陸のめまぐるしく変わる冬の天気を十分に体験しました。旅行中を通して悪天候が多く、写真をあまり撮ることができませんでした。そのため、他の「くるま旅の詳細」よりも写真が少なくなっています。文章ばかりで申し訳ありません。

さて、今回は「能登半島一周(冬の日本海)と兼六園」のくるま旅。
きっかけは冬の日本海。シベリア高気圧から吹き出す冷たく強い季節風が波を押し上げ、岩にぶつかって砕け散る。そんな荒れる日本海を見てみたい。そこで選んだのが、能登金剛など奇岩の多い能登半島。道の駅もうまく点在しているので、一周するのに好都合。

 目的地が決まれば、いつものように妻がガイドブックを調べてくれる。宇宙科学博物館コスモアイル羽咋(はくい)が羽咋市にあることを見つけてくれた。興味津津。行ってみよう。いつも私の気を引くような観光箇所を探してくれる。帰り道沿いなので、妻が行きたがっていた金沢の兼六園にも寄ることにした。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、能登島、能登空港、見附島、白米千枚田、能登金剛、気多(けた)大社、宇宙科学博物館コスモアイル羽咋、兼六園、谷汲山・華厳寺です。

 能登金剛については関野鼻、ヤセの断崖、機具岩(はたごいわ)、厳門鷹の巣岩などを見てきました。道の駅は29か所を訪問。こんなに多くの道の駅を巡ったのも、初めてのことだった。
 
□2011.12.13(火)□   【美濃加茂SAは注意が必要】
 ETC深夜割引を有効利用するため、夕食と風呂を済ませ、おにぎりも2食分用意して22時15分に出発。東海ICから伊勢湾岸自動車道に入る。豊田JCTから東海環状自動車道へ。
 23時29分に美濃加茂SAへ到着。ここで車中泊。美濃加茂SAは美濃加茂ハイウェイオアシス(略:HO)と美濃加茂ICが併設されているので、連絡路が複雑になっている。標識を見落とさないように十分に減速した方が良い。HOから平成記念公園・日本昭和村へは徒歩で行くことができる。ここは入浴施設・昭和銭湯里山の湯と道の駅・日本昭和村を併設している。

 余談ですが、HOに行くには注意が必要。自分の覚えのつもりで掲載しておきます。東海環状自動車道・内回り(上り、土岐方面から)の場合、SAに入ってしまうとHOには行けせん。本線から連絡路に入ったら、標識に従いHOに向かいましょう。HOからはSAに行くことができます。

 次に、外回り(下り、関方面から)の場合、本線から連絡路に入ったら、標識に従いSAに向かいましょう。SAの中を抜けてHOに行けます。HOへ行ってしまうとSAに戻ることはできません。本線かIC(出口)にしか行けません。
道の駅・日本昭和村
道の駅・日本昭和村
美濃加茂SA
美濃加茂SA
美濃加茂SA
美濃加茂SA
 ちなみに、日本昭和村に一番近い駐車場へ行くためには、東海環状自動車道をICから出る必要があります。出たところに標識があるので迷うことはありません。

 本当に複雑ですね。車中泊をどこでするのか決めておかないと失敗しそうです。私達は入浴も済ませているのでSAでの車中泊です。24時に就寝。
 
□2011.12.14(水)□   【日本海の向こうに雪山が見える】
 7時に起床。晴れだ。持参したおにぎりとお漬物、それにインスタントの味噌汁で車中朝食。道の駅・カモンパーク新湊をナビに設定して8時47分に出発。美濃関JCTから東海北陸道自動車へ。東海北陸道自動車の終点・小矢部砺波JCTまでの間に、日本の道路トンネル第3位の飛騨トンネル(全長10.7キロメートル)を含む50本以上のトンネルを抜けることになる。

 美並ICの手前で、何とも気恥ずかしさを感じる大きな造形物が現れる。まん真ん中の里モニュメントと書かれている。帰宅後に調べてみると、かつて長年に亘って旧・美並村(現・郡上市)が日本の人工重心だったときに、村おこしのために建てたものらしい。それにしてもあの形は・・・。走行中で写真が撮れなかったのが残念。

 9時42分にひるがの高原SAへ到着。店舗の入口横に地下水(飲料水)の水飲み場がある。この水がまろやかでとても美味しい。自由に汲むことができるが、生憎と旅の始めで飲料水用のペットボトルはどれも満タンだった。10時00分に出発。
城端SA・ハイウェイオアシス・ヨッテカーレ城端
城端SA
ハイウェイオアシス
ヨッテカーレ城端
 東海北陸道自動車の最後のトンネル城端トンネルを抜けて、10時55分に城端SAへ到着。SAなのに記念スタンプは置いていなかった。残念。

 ここもHOを併設している。地元産品や土産物を販売するヨッテカーレ城端とレストラン、ホテル、結婚式場、プール、温泉などの施設を持つ桜ヶ池クアガーデンがある。

 クアガーデンは端正なたたずまいからか、外観上少し冷たさを感じたのは私だけだろうか。ヨッテカーレ城端にヨッテカーラ(寄ってから)11時14分に出発。

 小矢部砺波JCTから北陸自動車道へ。11時37分に小杉ICで降りて国道472号に入る。最初のGSで初めての給油。
城端SA・ハイウェイオアシス・桜ヶ池クアガーデン
桜ヶ池クアガーデン
 11時55分に道の駅・カモンパーク新湊へ到着。国道8号との交差点の角地にある。白エビが特産で、屋根に掲げられた看板にも白エビの文字とキャラクターが描かれていた。2010年のふるさと祭り東京の全国ご当地どんぶり選手権で、ここの白エビかき揚げ丼が優勝したと張り紙がしてあった。

 そのためか、来店客の増加で販売だけに力が入りすぎ、スタンプが邪魔になったかのようにフードコートの一番奥のテーブルの脇に押しやられていた。そのテーブルに食事客がいるとスタンプは押せないかも。

 長居は無用。道の駅・氷見をナビに設定して12時08分に出発。国道8号から国道160号へ。
道の駅・カモンパーク新湊
道の駅
カモンパーク新湊
道の駅・氷見
道の駅・氷見
 31分で到着。(このときの道の駅・氷見は2012年9月23日に閉館した。現在は5百メートルくらい北に移転して新装開館している)

 氷見ぶりと書いたのぼり旗が数多く立っている。近い方の駐車場は満車。信号交差点の反対側にある駐車場に入れた。こちらはガラガラだ。まずは持参したおにぎりとインスタントスープで車中昼食。そして昼寝を30分。

 駅舎に向かう。入口には海鮮館の看板。氷見漁港からの新鮮な魚介類特にシーズン真っ盛りの寒ぶりや、その切り身が多く並べられている。その色と艶の違いに驚いた。赤みが強くぷりぷり感が見て取れる。私の地元のスーパーでは白っぽいものしか見たことが無い。天然物と養殖物の違いだろうか。

 道の駅のすぐ横に比美乃江大橋がある。1本の主塔が橋の中央にそびえ、左右に張ったロープで桁を支える斜張橋で全長112メートルだ。その主塔は北側に傾いた変わった造りになっている。比美乃江大橋の左側に立派な五重塔が見えた。

 帰宅後にどこのお寺なのか調べてみたが分からない。よくよく調べてみると、寺院ではなく個人邸の庭に建てられていました。永明院五重塔と称し、平成14年完成。相輪高さ21.18メートル、五重屋根高さ15.8メートルとありました。


 どの様な目的で建てたか知りたくて、さらに調べてみると、単行本の一部が紹介されていました。
道の駅・氷見・周辺案内図
氷見・周辺案内図
道の駅・氷見にて
道の駅・氷見にて
比美乃江大橋と五重塔
比美乃江大橋と五重塔
題名は漁民(すなどり)を生きたひと・富山新聞社発行。そこには「先祖代々の霊を祀るとともに、家業の礎となっている諸々の魚類に対する感謝と漁業の発展をも祈る象徴」と書かれていました。
 道の駅・いおりをナビに設定して14時11分に出発。比美乃江大橋を渡る。短い区間ではあるが海岸線に沿って新しい道路ができていた。

 ふと右を見ると海の向こうに雪を頂いた山脈が見える。何故日本海の向こうの、こんな近くに山が見える? 恥ずかしながら、ここはまだ富山県で、その海が富山湾であることを忘れていました。地図を思い描けば、その山が立山連峰であることに気付いただろうに。まったく思いもかけない雄大な眺めに圧倒されて思考停止になったのかもしれません。

 国道160号を北上する。片側1車線で黄色いセンターライン。材木を満載したトラックの後についてしまった。景色がゆっくり見えていいけれど・・・。

 14時52分に道の駅・いおりへ到着。国道から少し上がったところにあり見晴らしは良い。駐車場の中央に物産館・灘わくわく市場。営業していなかった。奥にサービスステーションがあり、レストランと売店が入っている。入口に生乳ソフトクリーム、抹茶ソフトクリームの旗が出ていた。時期外れだよね。雪が降るかもしれないのに。
富山湾と立山連峰
富山湾と立山連峰
国道160号を行く材木運搬トラック
国道160号を行く
材木運搬トラック
道の駅・いおり
道の駅・いおり
道の駅・能登食祭市場
道の駅・能登食祭市場
 道の駅・能登食祭市場をナビに設定して15時05分に出発。16分で到着。大きな道の駅と言うよりはショッピングモール。

 この中の能登祭歳時館に、七尾の大祭・青柏祭(せいはくさい)の写真や曳山行事の情景模型などが展示されていた。曳山はここでは、でか山と呼ばれているだけのことはあり、写真からもその驚くほどの大きさが伝わってくる。

 隣接する七尾マリンパークを散策。雲が立ち込め、風が冷たくなってきていた。今日の車中泊予定は道の駅・のとじま。その前に日帰り温泉へ。ひょっこり温泉・島の湯をナビに設定して15時50分に出発。

 石川県道1号に合流する手前にあった、食品スーパー・どんたくベイモール店で、ちらし寿司と地元の刺身盛り合わせを買った。
道の駅・能登食祭市場・能登祭歳時館
能登祭歳時館
道の駅・能登食祭市場・能登祭歳時館
能登祭歳時館
道の駅・能登食祭市場・能登祭歳時館
能登祭歳時館
七尾マリンパーク
七尾マリンパーク
七尾マリンパーク
七尾マリンパーク
 16時24分に能登島大橋を渡る。橋を渡り終えたあたりに、通過車両の台数を表示する電光掲示板。「あなたは今日2015台目の来町車です」だった。

 16時33分に島の湯へ到着。ポツポツと雨が降り出して来た。大きな露天風呂があるが、これでは入れない。ここには砂風呂があると聞いていたが、休止中の張り紙がしてあった。内湯でジャグジーやジェットバスなどを試しながら入浴。隣り合った人に声を掛けた。能登島の住人では無かったが、昔からよく訪問するらしい。今回は小屋に数日間滞在すると言っていた。小屋? 別荘のことかな。

 橋が出来る前の能登島は医者がいなくて、病気になると大事になることが多かった。今は医院もあり随分と良くなった。それにつれて別荘も多くなったと言っていた。

 17時48分に出発。道の駅・のとじまに向かう。12分で到着。雨は降ったり止んだりを繰り返している。駐車場は2つに分かれているが両方とも1台のクルマも停まっていなかった。

 トイレハウスが綺麗な下の駐車場へ。道路沿いに街路灯が数本あるだけで寂しいが、トイレハウスの明かりがありがたい。駐車スペースの白線の外だけれど、そのトイレハウスのすぐ横にアズサを停めた。雨対策だ。トイレのたびに傘をさすのも面倒だからね。車中夕食。当然に刺身を肴にアルコールも。
22時に就寝。   
道の駅・のとじま・島内案内図
道の駅・のとじま
島内案内図
道の駅・のとじま
道の駅・のとじま
道の駅・のとじま
道の駅・のとじま
□2011.12.15(木)□   【ニコちゃんマークの島】
 6時30分に起床。雨。炊飯をして車中朝食。そして、昼食のおにぎりも用意する。道の駅・なかじまロマン峠をナビに設定して8時50分に出発。海とは反対側の丘の上に、何とも形容しがたい、あえて言うならば宇宙的な建物が見える。何だろうか。

 駐車場からすぐのところなので行ってみることに。そこは能登島ガラス美術館だった。美術館の建物なら何でもありだからと、その外観に納得。

 石川県道257号で海沿いを行く。5分も行くと、海の中に小さな船が多数浮かんでいた。どの船も真ん中に大きな四角い箱を載せている。その船に人影は見えない。

 気になったので帰宅後に調べてみた。これは船ではなく、係留されている釣り人用の沖筏らしい。知りたかった真ん中の四角い箱の用途は不明。筏が揺れるときに、道具や自分の体を保持するためのものくらいしか想像がつかない。

 9時12分にツインブリッジのと(正式名・中能登農道橋)を渡り能登半島に戻った。ここから7分で道の駅・なかじまロマン峠に到着。時間が早く、雨も降っているせいか車は3台しか停まっていなかった。かき釜めしの看板。この時期は特産の能登かきをメインに販売しているようだ。
能登島ガラス美術館
能登島ガラス美術館
七尾北湾・沖筏
七尾北湾・沖筏
ツインブリッジのと(正式名・中能登農道橋)
ツインブリッジのと
道の駅・なかじまロマン峠なかじまロマン峠
穴水大社
穴水大社
 道の駅・能登空港をナビに設定して9時39分に出発。国道249号を北上。穴水町に入る。穴水大社の前を通過して、穴水ICから能越自動車道(無料)へ。終点の能登空港ICから石川県道303号へ入る。

 10時19分に能登空港へ到着。空港の旅客ターミナルビルがそのまま道の駅になっていることに驚くよね。夜間はターミナルビルが閉鎖されるが、駐車場奥に24時間利用できるトイレハウスがある。ターミナルビルの中に入ると多くの警備員。さすが飛行場だ。これほど多くの警備員がいる道の駅はないと思う。

 ここでゲットしたガイドブック・ぶらり能登は、知りたいことが分かりやすく載っていてお勧めです。見つけた時は必ずゲットしておきましょう。事前に自宅送付もしてくれるようです。詳細はネットで調べてね(検索ワード・ぶらり能登)。別冊マップと別冊付録・能登のおもてなしスポットが入っています。別冊マップには、すっごく詳しい詳細地図が載っています。別冊付録には割引などの特典が付いていて重宝しました。

 能登空港の横に木原岳の展望台があるので行ってみた。何で空港のすぐ横に山頂展望台があるのかな。調べてみました。木原岳の山頂部を削って能登空港は作られたので、展望台が横にあっても不思議ではなかったのです。

 雨模様で景色はさっぱりでした。空港に近いところにアズサを寄せてターミナルビルと旅客機をバックにアズサの写真を撮っていたら、警備員が少し離れた所からじーっとこちらを監視していました。このようにして空港の安全を確保しているのですね。
能登空港・旅客ターミナルビル
能登空港
旅客ターミナルビル
能登空港・旅客ターミナルビル内部
旅客ターミナルビル
能登空港・木原岳の山頂展望台側
能登空港・木原岳の
山頂展望台側
 道の駅・桜峠をナビに設定して、10時55分に出発。8分で到着した。こじんまりとした駅舎。中に入ると駅長さんの人柄か、アットホームな雰囲気が漂う。手作りのポップ広告が並んでいる。それを見ているだけでも、ちょっと楽しい。

 意外と言うか、やっぱりと言うか、駅長さんは女性でした。気さくな方で色々と話をすることができました。(駅長のマッキーさんは2013年3月31日に退任されたそうです。その節はありがとうございました。)

 焦げパンラスクが美味しそうでめずらしかったので買ってきました。そうそう小さな駅ですがここには限定10食の能登丼がありましたよ。

 見附島をナビに設定して10時30分に出発。
道の駅・桜峠・駅長さんと
桜峠・駅長さんと
道の駅・桜峠
道の駅・桜峠
見附島・軍艦と言うよりはニコちゃんマーク
見附島
ニコちゃんマーク?
 石川県道57号を行く。国道249号に入る。石川県道57号の終点から起点まで、全区間を走行したことになりました。

 11時55分にフレッシュライン見附公園へ到着。第1駐車場に停める。海岸に出ればすぐのところに見附島がある。その姿から軍艦島とも呼ばれているが、私にはニコちゃんマークに見える。

 海岸緑地に「見附島と空海」の説明看板があった。そこの最後に「今は歳月による風化に加え、能登沖地震(注・1993年発生)や台風の被害により島に往時を偲ぶ雄姿はなく、島上の社も崩壊したまま今日に到っています」と書かれていた。

 「往時を偲ぶ雄姿はなく」の一文が気にかかり、やはり帰宅後に調べてみた。やっと見つけた昭和25年以前と説明された写真には、軍艦島と呼ぶにふさわしい先端が切り立った見附島があった。

 もっと驚いたことは、見附島の左に見える小さな岩が、現在の5倍以上の高さがあったことです。この先、どうなってしまうのかな。
「見附島と空海」の説明看板
「見附島と空海」の説明
見附島と縁結びの鐘
見附島と縁結びの鐘
 道の駅・すずなりをナビに設定して12時12分に出発。12分で到着した。ここは廃線になった、のと鉄道・能登線の珠洲(すず)駅の跡地を利用している。当時のプラットホームが残されていました。

 おにぎりと、インスタントのもずくスープで車中昼食。そして昼寝を30分。
道の駅・すずなり・プラットホームにて
道の駅・すずなり
プラットホームにて
 能登半島最北端の道の駅・狼煙(のろし)をナビに設定して14時24分に出発。石川県道287号を行く。海岸線を行く石川県道28号をパスするように287号は内陸に入る。再び海岸線に出ると、石川県道28号と再び合流する。

 雨が降ったり止んだりしている中、サーフボードをかかえて歩いているサーファースーツの人を見かけた。どうせ濡れるので雨は問題ないよね。でもこの冬の日本海でサーフィン? 確かに波打ち際には人影が見える。凄いね。

 14時46分に道の駅・狼煙へ到着した。少し前から雨が強くなって来た。当然に観光客は一人もいない。観光スポットの禄剛崎(ろっこうさき)灯台はここから徒歩7分。日本の灯台50選に選ばれているとか、周辺が能登半島国定公園に指定されているとか、断崖絶壁の下に千畳敷の海食棚が広がるとか、う〜ん、見てみたい! でも雨には勝てずに断念。

 記念スタンプで我慢しましょう。道の駅の女性スタッフは「もうそろそろ閉めようかな」と話していました。HPには、冬季は時短営業の場合がありますと載っていた。スタンプが押せただけでもラッキーでした。と言うことで、道の駅・すず塩田村をナビに設定して、10分滞在しただけで出発。
石川県道28号・高屋町海岸
石川県道28号
高屋町海岸
 この先も石川県道28号で海岸線を行くがこれまでと海の様子は一変する。禄剛崎までは、言ってみれば比較的穏やかな湾内。先端部を回り込んだこちらは、正真正銘の日本海だ。海は荒れて白波が立っている。

 国道249号に合流して10分。15時30分に道の駅・すず塩田村へ到着した。建物の壁に世界農業遺産認定の看板が掲げられていた。「能登の里山里海」として認定された。その中で奥能登の揚げ浜式の製塩法が、伝えていくべき伝統的な技術として評価されている。

 ここは、その塩の資料館(有料)がメインとなっていて、売店などは小さい。夏場なら塩づくりの体験ができる。

 ロビーの海側一面がガラス張りになっていて、そこにはベンチが用意されていた。荒波が海食棚に打ち寄せて白波となる様を、温かい建物の中から見ることができる。今日のように雨風が強くても、ゆっくり眺めることができてお勧めだ。

 道の駅・千枚田ポケットパークをナビに設定して15時43分に出発。
石川県道28号・馬緤町海岸
馬緤町海岸
道の駅・すず塩田村
道の駅・すず塩田村
 国道249号を8分くらい行くと八世乃洞門新トンネル。トンネルを抜けると曽々木海岸。そこに窓岩ポケットパークがある。

 ここから三角形をした板状の岩に直径2m位の穴が開いた奇岩・窓岩を見ることができる。幸いに雨が上がっていたので写真を撮ることができた。
窓岩・曽々木海岸・窓岩ポケットパーク
窓岩・曽々木海岸
道の駅・千枚田ポケットパーク
千枚田ポケットパーク
 すぐに出発をして、16時02分に道の駅・千枚田ポケットパークへ到着した。売店と自販機があるだけの小さな道の駅。もちろんトイレハウスもあります。駐車場も広くは無い。

 今年(2011年)から「輪島・千枚田あぜのきらめき」と銘打って白米(しらよね)千枚田のあぜをイルミネーションで彩るイベントが12月25日まで開催されている。もともとは、2008年の能登ふるさと博で「輪島・千枚田あぜの万燈(あぜのあかり)」として、三万個のキャンドルをあぜに並べたのが始まり。この1日限りのイベントも毎年開催されている。

 イルミネーション点灯までにまだ時間があった。千枚田を眺めてから売店へ。入口横の外のカウンターでよもぎたい焼きを焼いていた。店内は雑然と商品が置かれ、高齢の女性が店番をしている。そこに見たことのない黄色いつぶつぶをまぶしたまんじゅうがあった。能登の名物・えがらまんじゅう、とのこと。腹ごしらえに店内の椅子に座って、蒸かし立てのえがらまんじゅうと、焼き立てのよもぎたい焼きを食べた。美味しかったー。

 外に出ると雨が降りだしていた。こんな天気でも16時30分には駐車場が満車になった。イルミネーションが点灯したようだ。あぜにはピンク色(赤紫と言うべきか)のLEDが並んでいる。雨は強くなったようだ。傘をさして千枚田のあぜ道を散策。白色の大きめのLEDがあぜ道を案内している。海からの風が強かった。カメラを構えても、傘を持つ手が揺れてしまう。写真は手ぶれで全滅だった。アズサに戻ると駐車場のクルマは、ほとんどいなくなっていた。
道の駅・千枚田ポケットパーク・駐車場
ポケットパーク
駐車場
能登・白米千枚田
能登・白米千枚田
能登・白米千枚田・千枚田あぜのきらめき
千枚田あぜのきらめき
 道の駅・輪島ふらっと訪夢をナビに設定して17時37分に出発。国道249号を行く。輪島の街並みに入り、石川県道1号へ左折して1分足らず。18時に道の駅・輪島ふらっと訪夢へ到着。道の駅・すずなりと同じように、廃線になった、のと鉄道・七尾線の終点・輪島駅の跡地を利用している。駅舎の裏手には、やはりプラットホームが残されていた。

 そこに立つ駅名標には隣駅・のといちのせと書かれていて、反対方向(日本海方向)は終点駅なので空白のはずが、何とシベリアと書かれていた。廃線前からの名物だったらしい。通路には踏切までも設置されている。
 駅舎の中はバスの待合室と観光案内所。多くの学生がバスを待っていた。ここはバスターミナルの機能も併せ持っている。そのためか、道の駅でありながら、「駐車は1時間以内でお願いします」のプレートが掛っていた。確かにここにクルマを停めて、バスで行ってしまったのでは迷惑だよね。でも、ここで車中泊をしたい私達にとっては大問題だ。仕方がないので、プレートの文言の頭に「昼間の」を勝手に付けることにした。「昼間の駐車は1時間以内で・・・」だ。 道の駅・輪島ふらっと訪夢
輪島ふらっと訪夢
 きょうは夕食の準備をしていない。近場の飲食店で夕食にしよう。観光案内所へ。教えてくれたところは高級店ばかりだったのでパス。外に出ると、駐車場と反対側にカレー屋の看板。庶民のお店も有るじゃないか。ゴーゴーカレーと書いてあった。チェーン店のようだけれど私の地元では聞きなれない名前。

 カレーでは肴にならない。アズサに戻り、ナビで食品スーパーを周辺検索。ワイプラザグルメ館・輪島店がヒットした。5分程度で到着。焼きそば、モダン焼き、いかげそ握りなどを購入。
 19時10分に輪島ふらっと訪夢に戻った。駐車場はもうガラガラだった。雨対策で駅舎の横の庇が出ているところに駐車した。今日は正規の駐車スペース。

 車中夕食。アルコールも。いかげそ握りは生姜と良く合い柔らかくて美味しかったな。外を見ると雨は雪に変わっていた。
22時20分に就寝。
 
道の駅・輪島ふらっと訪夢
輪島ふらっと訪夢
□2011.12.16(金)□   【息子は生きていた】
輪島駅前交差点・物損事故
輪島駅前交差点
物損事故
 6時30分に起床。霙(みぞれ)。雪が積っていなくて良かった。炊飯をして車中朝食。そして、昼食のおにぎりも用意する。道の駅・赤神をナビに設定して8時49分に出発。輪島ふらっと訪夢前の輪島駅前交差点で信号待ちをしていると、右方向でガチャーンと大きな音。軽自動車が歩道の施設物にぶつかっていた。私も気をつけないとね。
 国道249号は輪島の街中で左に折れて、内陸に入る。冬の日本海を見たい私達は、右に折れて石川県道38号で海岸線を行く。出発時には霙は上がっていたが、その後は降ったり止んだりを繰り返した。海岸線とは言っても、山がせまっているのでアップダウンが多い。センターラインの無い、すれ違い困難区間も多い。スリップには要注意だ。

 9時25分、大沢地区に入った。間垣の里と言われるところ。間垣とは3メートルほどの苦竹(にがたけ・真竹の別名で、タケノコがニガイことから付けられたらしい)を組んだ垣根のこと。日本海から吹き付ける強い季節風から家屋を守るためだ。丸い竹を並べて垣根にしているので、隙間ができ適度に風が抜ける。これにより垣根の倒壊防止と夏場の涼しさが得られる。

 この先のアタケ岬は荒波が打ち寄せ、今にも波で道路を洗いそうな状況。怖々通過して、上大沢地区に入る。ここまでが間垣の里。ここから石川県道38号は内陸に入り男女滝(なめたき)川に沿って南下する。山道に入り数分もすると道路状況は一変した。シャーベット状の積雪道だ。

 暫く行くと左に河川名の由来となった(?)男女滝が見える。女滝と男滝の2本の滝が寄り添うように流れ下り、1本の滝になることから男女と付けられた。県道を行く車中から見えるのは本滝の女滝。支流の男滝は県道の間近を流れているらしい。

 上り坂が続く。道路左端が工事中の箇所があった。工事柵で仕切ってあるが、その工事柵が風で移動して通行できる部分を塞いでいた。工事柵を元の位置へ戻そうとアズサから降りた。足が滑って転びそうになった。道路が凍結気味だ。上り坂なので歩くのも大変。スタットレスタイヤの威力を知った。こんな道路状況でも平気で上ってこられたのだ。

 霙ではなく、雪が降り出した。またたく間に烈しい吹雪になった。道が下りに変わったころに雪は止んだ。道路の雪は全く無くなっていた。この間10分くらいか。石川県道38号は国道249号に突き当たる。ここでも石川県道38号の起点から終点まで、全区間を走行したことになった。国道249号沿いのGSで給油。再び海岸線に出る。

 10時12分に道の駅・赤神へ到着した。今までの天気が嘘のような快晴。特産品販売所へ。
能登・大沢地区・間垣の里
大沢地区・間垣の里
石川県道38号・アタケ岬
石川県道38号
アタケ岬
能登・上大沢地区・間垣の里
上大沢地区・間垣の里
石川県道38号・男女滝
石川県道38号
男女滝
石川県道38号・内陸部
石川県道38号
内陸部
石川県道38号・内陸部
店内に猿山岬灯台で実際に使われていた、多面フレネルレンズが展示されている。高さは天井の梁近くまである大きなものだ。灯台のある猿山岬は、道の駅から北に直線で10キロメートルくらい、今でも奥能登の秘境と言われる地域にある。2007年3月の能登沖地震でこのレンズが破損。灯台は新しい灯器に交換され、外したレンズがここに展示された。
道の駅・赤神
道の駅・赤神
 レプリカではない本物。これほど近くでは見たことがない。写真を撮るのも忘れて見入ってしまった。写真掲載できないのが残念。

 アズサに戻ろうとドアを開けると、外は強風と霙。いっそ雪なら払えばよいが、この霙ではずぶ濡れになってしまう。さっきまでは快晴だったのにとぶつぶつ言いながら、休憩所でしばらく様子を見ていたら小降りになって来た。
 能登金剛・ヤセの断崖をナビに設定して、10時37分に出発。霙は止んでいた。国道249号は輪島市から志賀町へ入ると、再び内陸へ向かう。そこを右折して石川県道49号で海岸線を行く。数分進んだところ。道路右側の崖の下から、何やら茶色っぽい綿玉風のものが舞い上がって来た。波の花だ。都合良く道路左側に駐車場。アズサを停めて動画を撮影した。

 短歌 by EMI
  荒れる海 車を停めて 波の花
  見とれてしばし カメラに収める

 そこに関野鼻まで700mと書いた道路標識があった。でも、関野鼻は能登半島地震(注・2007年発生)以降閉鎖されているらしい。雨もぱらついているので、道路から眺めるだけにした。

 10時55分に能登金剛・ヤセの断崖の駐車場へ到着した。どうしたことか、いままでどんよりと立ち込めていた雨雲が切れて青空に変わった。突然だった。風は相変わらずに強い。断崖の先端までは100メートル。雨が降っていたら先端までは行かなかったと思う。

 そこにあった説明看板には「平成19年3月25日午前9時42分、震度6強、マグニチュード6.9を記録した能登半島地震が発生しました。震源はここから望むことができる沖合い数kmと近かったために、園地内も大きな被害を受け、断崖の突端部分約150m3が崩落しました。」と書かれていた。

たび重なる地震の爪痕が、今でも各所に残っているのですね。それでもヤセの断崖からの眺めは、天気の回復もあって素晴らしいものでした。駐車場に戻ると、同じ名古屋ナンバーの乗用車が入って来た。同世代のご夫婦。一言二言言葉を交わした。ご夫婦は断崖へ。

 私達は、道の駅・とぎ海街道をナビに設定して11時10分に出発。来た方向に戻る。出発してすぐに強い雨になった。いわゆる土砂降り。あのご夫婦は傘を持っていなかった。どうしたのかなー。あの時だけ晴れていたのだ。申し訳ないけれど私達はラッキーだった。
石川県道49号・志賀町・駐車場
石川県道49号
志賀町・駐車場
波の花・石川県道49号・志賀町・駐車場にて(動画を表示・YouTube)
波の花・志賀町にて
(動画・YouTube)
能登金剛・ヤセの断崖より
志賀町・駐車場より
能登金剛・ヤセの断崖より
能登金剛・ヤセの断崖
能登金剛・ヤセの断崖・説明看板
ヤセの断崖・説明看板
道の駅・とぎ海街道
道の駅・とぎ海街道
 国道249号に入り内陸へ。雨は霙に変わった。海岸線に出て、11時28分に道の駅・とぎ海街道へ到着。

 天気は霙から雹(ひょう)に変わった。粒はそれほど大きくはない。アズサのFRPで架装した屋根にあたり、ばらばらと音がしている。アスファルトに落ちた粒は弾みながら風にあおられ吹きだまりへ。

 道の駅の後ろの堤防を上ると増穂浦海岸。そこに世界一長いベンチ
(この時すでに世界一ではなかった)があるが、とても行くことができない。駅舎へ。伝承ホールに酒見(さかみ)祭、西海(さいかい)祭、八朔(はっさく)祭礼など、この地方の祭りの写真や、祭りに使うキリコ(直方体の巨大な灯篭)を展示している。

 それと、「岸壁の母」記念展示室があった。ここが、二葉百合子が歌った「岸壁の母」のモデルと言われる、故・端野いせさんの生まれ故郷とのこと。出征した息子の生存を信じて、ナホトカ港からの復員船が入港するたびに、東京から舞鶴港に通い続け、その岸壁に立った。しかしその願いは亡くなるまで叶わなかった。

 写真や新聞切り抜きなどの資料で展示紹介されている。ここに産経新聞・平成12年8月10日付の新聞切り抜き。大見出しで『「岸壁の母」息子生きていた』とあった。そこには、母のイメージが壊れてしまうと思い「帰るに帰れず」と書かれていた。歌はもちろん知っていたが、この事実はここに来るまで全く知らなかった。

 売店でころ柿(干し柿)を購入。これは妻の好物。外へ出たら青空が見える。世界一長いベンチへ。堤防階段の上り口に全長460.9mを説明するプレートがある。

 堤防を上がるとそこに岸壁の母の石碑がある。そこから海側に少し下がったところに、そのベンチは設置されていた。確かに長いベンチだ。目的は何だったのだろうか。ベンチの前は白波の立つ冬の日本海。景色は良いのでベンチに座って、ボーっとするのも良いかもしれない。でもベンチは濡れているし、海風が強すぎて今日は駄目だ。

 アズサに戻り、おにぎりと玉子スープで車中昼食。そして昼寝を30分。昼寝から起きたら外は吹雪状態。天気の急変をこれほど体験するとさすがに慣れてしまう。
道の駅・とぎ海街道・伝承ホール
伝承ホール
道の駅・とぎ海街道・「岸壁の母」記念展示室
岸壁の母・記念展示室
増穂浦海岸・岸壁の母の石碑
岸壁の母の石碑
増穂浦海岸・元世界一長いベンチ
増穂浦海岸
元世界一長いベンチ
吹雪の中の道の駅・とぎ海街道
吹雪の中の
道の駅・とぎ海街道
吹雪の中の世界一長いベンチの看板
吹雪の中の看板
世界一長いベンチ
 
 厳門洞窟をナビに設定して13時38分に出発。国道249号をしばらく行くと機具岩(はたごいわ)の案内標識。国道を右に外れる。出発して8分で到着。海岸からすぐのところに、機具岩がある。

 伊勢の二見岩に良く似ているので能登二見とも呼ばれている。同じようにしめ縄が張られていた。なぜ機具岩と呼ばれているのだろう。説明がどこかにあったかもしれないが強風と霙で外に出る気がしなかった。車窓から写真を撮ってすぐに出発。

 14時に能登金剛センターへ到着。営業は終わっていた。この時期は初めから営業していないのかも。誰も見かけない。天気は悪いまま。厳門洞窟へは私だけが向かう。妻はアズサで留守番。

 能登金剛センターの下を抜けて階段を下りると正面に千畳敷岩。荒波を被っていて、ここに平たい岩が千畳と言われるほど広がっているとは全く分からない。説明プレートで分かるだけだ。ここに巌門洞窟の入口がある。中は薄暗い。明かりは全くないようだ。波も高い。当然に誰もいない。何故か危険な感じがして、とても入る気にはなれなかった。

 今日の車中泊予定の道の駅・ころ柿の里をナビに設定して14時11分に出発。駐車場の海側の歩道の脇に厳門鷹の巣岩の看板。アズサを寄せて車窓から写真をパチリ。石川県道36号から国道249号に入る。
能登金剛・機具岩
能登金剛・機具岩
能登金剛・千畳敷岩は海の中
千畳敷岩は海の中
能登金剛・厳門洞窟・入口
厳門洞窟・入口
能登金剛・厳門鷹の巣岩
厳門鷹の巣岩
道の駅・ころ柿の里
道の駅・ころ柿の里
 14時30分に道の駅・ころ柿の里へ到着。雨は上がり、青空さえ見える。国道249号を挟んだ反対側にスーパーセンターロッキー・志賀の郷店がある。まずは夕食の買い物へ。近くに横断歩道が無いので、国道をそのまま横切る。サラダ巻、太巻寿司、サーモン、ポテトサラダ、フライなどを購入。

 アズサに戻りおやつで腹ごしらえ。農産物直売所・みちのえき旬菜館へ。お土産担当の妻は、ころ柿ようかんを5箱も購入した。

 16時30分に道の駅に併設したアクアパーク シ・オンの日帰り温泉へ。洋風と和風の風呂があり、週ごとに男女が入れ替わるらしい。私の入ったのは洋風らしいが、どこを指して洋風と言っているのかな。周辺を少し散策。

 19時に車中夕食。アルコールも。22時に就寝。
 
スーパーセンターロッキー・志賀の郷店 スーパーセンター
ロッキー・志賀の郷店
□2011.12.17(土)□   【UFO神話のまち】
 6時30分に起床。雪が降っているが積ってはいない。駅舎の庇の下で炊飯。車中朝食。外を見るとほぼ快晴に変わっていた。昼食のおにぎりも用意する。

 気多大社をナビに設定して9時16分に出発。また雪が降り始める。国道249号を南下。雪は勢いを増し、またたく間に吹雪状態。あたり一面は真っ白に変わった。路面にも積雪。気多大社前の信号交差点を慎重に右折。その先は上り坂。9時32分に何とか駐車場に到着。参拝客が5組くらい。早い時間なのに、さすがは土曜日だ。

 湿った雪を踏みながら参拝。大国主神(おおくにぬしのかみ)が祀られている。御朱印と一緒に「氣」の字を書いた和紙を頂いた。玄関に張っておくと気を招くらしい。気とは今風に言うとパワーか。妻は社務所の女性と世間話。雪は止む様子が無い。

 短歌 by EMI
  雪化粧 足跡つけて 気が下りる
  気多の神に 明日を祈る
気多大社・山門
気多大社・山門
気多大社・本殿
気多大社・本殿
気多大社・社務所にて
気多大社・社務所にて
 宇宙科学博物館コスモアイル羽咋をナビに設定して10時05分に出発。駐車場から国道249号までは下り坂。脇道もある。何か出てきても滑って止まれないかもしれない。ゆっくりゆっくり慎重に下る。無事国道に出る。
宇宙科学博物館コスモアイル羽咋
宇宙科学博物館
コスモアイル羽咋
 14分で到着した。マーキュリー型レッドストーンロケット(屋外展示)が出迎えてくれる。アメリカ初の有人宇宙飛行に使われたものと同型のロケットだ。ここはNASA特別協力施設。宇宙開発の歴史を現物で展示している。入館料は「ぶらり能登」を見せたら350円の2割引で280円になった。

 ロビーに入ると月面車が展示されている。月面車はアポロ15号から17号までのミッションに使用された。その月面車を再現している。乗ることができて、スタッフの女性が私のカメラで記念写真を撮ってくれた。展示室に入ると、入館時にもらったパンフレットに書かれている通りの展示物で大満足でした。

 パンフレットには「人類初の宇宙開発から他の惑星探査活動の歴史まで、宇宙で活躍した実物や博物館グレードの宇宙機材が展示されています」と書かれている。計画遂行のためのバックアップ機、つまり飛行はしていない実物や、実機の予備材料あるいは同じ材料で、実物同様に忠実に製作されたレプリカが展示されていて、見応えがあった。

 なかでも一番驚いたのは、実際に宇宙を飛行し、大気圏に再突入して帰還した実物があったことです。旧ソ連のヴォストーク帰還用宇宙カプセル。焼け焦げて白くなった表面、ひび割れたような無数の傷が大気圏再突入のもの凄さを語っている。説明には時速2万km以上で突入し宇宙船の表面温度は2千℃に達すると書かれていた。

 その他にUFOに関する資料も多数展示されている。羽咋市には「そうちぼん伝説」と言う昔話があるとのこと。そうちぼんとはシンバルのような鳴り物の仏具。両手で持って擦るようにジャラーンと鳴らすものだ。それが夜な夜な火を発して飛んだとの言い伝えから、羽咋市は「UFO神話のまち」になったらしい。これがきっかけで、こんなにすばらしい博物館を作っちゃったのかなー。
コスモアイル羽咋・月面車に乗車して
月面車に乗車して
コスモアイル羽咋・ヴォストーク帰還用宇宙カプセル
ヴォストーク帰還用
宇宙カプセル
コスモアイル羽咋・アポロ司令船
アポロ司令船
 能登有料道路(2013年3月31日から、のと里山海道として無料化)の高松SAをナビに設定して12時20分に出発。高松SAは道の駅・高松を併設している。

途中に千里浜なきさドライブウェイの案内標識があった。荒波のため通行止めになっていることはラジオ放送で知っていたが、行ってみることにした。やはり通行止め。

千里浜なきさドライブウェイの(始まりの)碑があった。「三十数年前、一人の観光バスの運転手が、広々とした波打ち際を思いっきり走れたらと、空バスを試走させたのがデビューにつながった。」と書かれています。うん? いつを基準にして三十数年前なのだろう。碑の裏面に建立日が書いてあるのだろうか。それにしても、あまり良い書き方ではないね。
閉鎖された千里浜なきさドライブウェイ
閉鎖された千里浜
なきさドライブウェイ
千里浜なきさドライブウェイ・(始まりの)碑
なきさドライブウェイ
(始まりの)碑
 Uターンして千里浜ICから能登有料道路に入った。今浜料金所通過時に240円を支払う。この後、終点の内灘ICでも通行料金220円を支払うことになる。知らなかった。こんなことなら今浜ICから入れば良かった。
高松SA・道の駅・高松を併設
高松SA
道の駅・高松を併設
 12時45分に高松SAへ到着。道の駅・高松を併設している。おにぎりとわかめスープで車中昼食。昼寝を30分。売店へ。ここでしか買えない限定商品の、かほっくりまんじゅうを買った。妻は限定商品に弱いのだ。かほく市特産のサツマイモ・かほっくりから作った饅頭。

 道の駅・内灘サンセットパークをナビに設定して、14時16分に出発。
 霙は降ったり止んだりだ。内灘ICを出てから、内灘大橋・サンセットブリッジを渡ると右側に道の駅・内灘サンセットパークがある。14時33分に到着した。

 駐車場には雪が積もっていて歩きにくい。産直ふれあい市場とみつばちはうすを併設している。みつばちはうすでは名前通り、色々な蜂蜜を販売していた。悪天候のためか、土曜日でも数人の客しかいなかった。
内灘大橋・サンセットブリッジ・道の駅・内灘サンセットパークより
内灘大橋
サンセットブリッジ
 兼六園をナビに設定して14時47分に出発。20分くらい走行したところで、クルマのダッシュボードのABSの警告灯が点滅表示している。よく観察して見ると、ブレーキを解除すると消灯。ブレーキを掛けて停車する寸前に点滅表示する。

 トヨタのディーラーに寄ろうかな。取説には「ABSは作動しませんが、通常のブレーキとしての性能は確保されています」と書いてあった。帰宅してから、行きつけのディーラーに持って行くことにして、このままくるま旅を続けることにした。その後、この症状は知らないうちに収まってしまった。
兼六園・案内図
兼六園・案内図
 ナビの案内通りに走行。金沢の街の、どの道を利用したのか全く分からないが、兼六園付近には到着した。金沢21世紀美術館の駐車場へ入れる予定。でも反対車線側で、上手く行くことができない。あっちへフラフラ、こっちへフラフラ。兼六園の周りを一周してしまった。

 やっと到着するも、地下駐車場で高さ制限2.1m。アズサを路肩に寄せる。近くに平面駐車場が無いのかなと思案。入口付近にいた駐車場の係員が「駐車ですか」と確認に来た。高さが2.4メートルあると告げると、何と中へ入れの指示。いいのかな。地下へ入って行くと高さを制限するゲートの前に背が高くても停められる駐車スペースがあった。15時37分に駐車。

 雨は上がっていたが、傘を持ってアズサを降りる。美術館の中を抜けて真弓坂口から兼六園の中に入る。入園料は300円。65歳以上は無料。毎週土日は県民観賞の日で石川県民は無料。窓口で今日だけ石川県民になろうかなと言ったら、「あ、ははは」と笑われた。

 雪はかなり残っていたが、散策路は雪かきにより一部を残して融けていた。霞ヶ池の内橋亭、雪吊りの唐崎松、七福神山、時雨亭などを、雪景色として見えるのはこの季節だけだのもの。観光客が少ないのもいいね。主なところは概ね見たつもり。所用は45分くらいか。

 短歌 by EMI
  雪吊りの 池に写りし 澄みわたる
  晴れやかなる 寒さのなかに

 金沢21世紀美術館に戻り、無料エリアを少し見学。時間があればもう少し観たいような、そうでもないような、微妙な感覚かな。駐車券を機械に通して、30分間無料の割引をしてもらった。平日なら昼間無料だ。駐車料金は300円だった。

 今日の車中泊予定の道の駅・山中温泉ゆけむり健康村をナビに設定して16時48分に出発。国道157号から国道8号に入ってすぐのところにアピタ・松任店。夕食を確保しておかなければ。天ぷら盛合せ、いか天、ます寿司、イカ巻寿司、サーモン巻寿司、マカロニサラダなど。明日の朝食分も購入した。天候によっては炊飯できないかもしれないので。これで安心。
兼六園・真弓坂・出入口
真弓坂・出入口
兼六園・園内整備
園内整備中
兼六園・南天と雪吊り
南天と雪吊り
兼六園・霞ヶ池・内橋亭
霞ヶ池・内橋亭
兼六園・霞ヶ池と唐崎松
霞ヶ池と唐崎松
兼六園・七福神山
七福神山
兼六園・明治紀念之標
明治紀念之標
兼六園・舟之御亭
舟之御亭
金沢21世紀美術館と雪だるま
金沢21世紀美術館と雪だるま
 国道8号を行くと道の駅・こまつ木場潟の標識。ナビにも日本RV協会販売の地図(平成22年度版)にも載っていない。寄ってみると、明かりは煌々と点いていたがドアは閉まっていた。スタッフは中に居るようだったのに。残念、スタンプを押せなかった。帰宅後に調べてみたら平成22年4月オープンで、この時期の営業時間は18時までだった。今は18時12分。もうここで車中泊しようと思った。道路の積雪も心配だったから。 道の駅・こまつ木場潟
道の駅・こまつ木場潟
山中温泉ゆけむり健康村・左奥にアミティー
山中温泉
ゆけむり健康村
左奥にアミティー
 でも、やっぱり温泉に入りたい。予定通り山中温泉へ向かうことに。国道8号から国道364号へ。3桁国道だ。酷道の文字が頭をよぎる。多少狭いところはあったが、杞憂に終わった。18時43分に道の駅・山中温泉ゆけむり健康村へ到着した。思ったよりクルマが多い。キャンピングカー(アミティー)も1台停まっていた。

 入浴の支度をして早速に日帰り温泉・ゆ〜ゆ〜館へ。ゆったりと入って温まった。アズサに戻ってアルコールも頂きながら車中夕食。
23時に就寝。
 
□2011.12.18(日)□   【食べる気しない】
 6時30分に起床。やはり雨が降っている。クルマの横での炊飯は無理。駅舎の庇の下での炊飯は緊急避難。あまりやりたくない。朝食を用意しておいて良かったよ。巻寿司、味噌汁、マカロニサラダで朝食。

 この間の天気は、雨から雹へ、また雨になり、今は止んでいる。道の駅の営業は9時から。それまで周辺を散策。駅舎の横に巨大なお椀があった。欄干の付いた台の上に置かれている。説明によると、山中漆器のシンボルとして作られた「おわんみこし」で、山中温泉「こいこい祭り」に平成12年まで使用された。ガラスケースの中に入っているので、周辺が写り込んで写真が上手く撮れない。

 その横には何故か鉄道車両が展示されている。アルミ車体の2両編成だ。「しらさぎ」と書かれている。しらさぎと言えば名古屋と北陸を結ぶ「特急しらさぎ」しか知らなかった。説明によると、北陸本線の大聖寺駅とこの山中まで、北陸鉄道加南線が結んでいた。昭和46年に廃止されるまで運行していたのがこの「しらさぎ」。その後、平成13年まで大井川鉄道で現役運行し、平成17年からこの地で余生を送ることになった。

 そう言えば駅舎入口に掲げられた大きな看板に「今はやまなか」とあった。意味分からんと思っていたが、童謡の「汽車」の一節と掛け合わせになっていたのか。「今は山中、今は浜、今は鉄橋渡るぞと・・・♪。」

 開店したので駅舎・今はやまなかの郷土物産館へ。「馬のくそだんご」なるものを発見。中身は普通の草まんじゅう。そのように見れば確かに似ているかも。食べる気しない。でも買ってしまった。
道の駅・山中温泉ゆけむり健康村
道の駅・山中温泉
ゆけむり健康村
山中温泉ゆけむり健康村・山中漆器のおわんみこし
山中漆器の
おわんみこし
山中温泉ゆけむり健康村・「今はやまなか」の看板
「今はやまなか」の看板
山中温泉ゆけむり健康村・アルミ車体・しらさぎ
アルミ車体・しらさぎ
国道364号・みず滝トンネル
国道364号
みず滝トンネル
 道の駅・みくにをナビに設定して9時48分に出発。国道364号を南下。このコースはさらに山に入り込む。周辺の積雪量が多くなって来た。出発してすぐに雪も降りだした。国道364号を北上して、海岸線を行った方が良かったかも。でも昨夜来た道を戻るのは、何故か気が進まなかった。

 我谷(わがたに)ダムを過ぎたあたりから、道路上にもシャーベット状の積雪。より慎重に運転。みず滝トンネルを抜ける。トンネル内は積雪がないので走りやすい。少し行くとまたトンネル。石川県と福井県の県境、丸岡山中温泉トンネルだ。トンネルを抜けてから2キロメートルくらい。人家のある少し開けたところ。ここで右折。福井県道10号に入る。積雪はあるが通行は可能だ。

 北陸自動車道の下を抜ける。左に北陸自動車道の女形谷(おながたに)PA。雪は雨に変わり、道路の積雪も無くなった。
福井県道10号・丸岡町長畝付近
福井県道10号
丸岡町長畝付近
 10時42分に道の駅・みくにへ到着。「霊峰白山に抱かれた、越前加賀の國へようこそ」と大きな写真パネルが出迎えてくれる。道の駅と言うよりはショッピングセンターの様。売り場がとても広い。越前カニが並んでいる。大きなものは1杯が15000円の値札。安いのか高いのか。縁が無いので分からない。

 明日帰る予定なので人参、大根、角麩などの食材を購入。昼食用に2種類の炊込みごはんも購入した。外へ出ると雨は止んでいた。道の駅・河野をナビに設定して11時23分に出発。

国道305号を行く。越前加賀海岸国定公園に指定されている越前海岸のコースだ。
道の駅・みくに・写真パネル
白山の写真パネル
道の駅・みくに
道の駅・みくに・越前カニ
越前カニ
国道305号・越前海岸に咲く水仙
国道305号
越前海岸に咲く水仙
 7分も行くと左にタカスサーキットの看板。ラジコンじゃない実車のサーキット場があるなんて。知らなかった。ここを過ぎるとすぐに海岸線に出る。日本海の荒波や海岸端に咲く水仙を写真に収めながら行く。雨は降ったり止んだりを繰り返している。

 越前海岸を地図で見てくの字に曲がったところが越前岬。その手前に銭ヶ浜園地の駐車場がある。駐車場奥の柵の向こうは日本海。その柵に潮吹岩の看板が掛っていた。荒波が岩に打ち寄せると、岩の切れ目から潮が噴き出してくる。柵の下なので間近に見ることができる。この時だけ幸いに雨が止んでいたので動画を撮ることができた。

 短歌 by EMI
  潮を吹く 荒れる能登の 冬の海
  岩の合間に 仕掛けあるかな


 そろそろ昼時。12時35分に越前がにミュージアムに、アズサを停めた。駐車場の横にトイレハウスがある。車中昼食に好都合だ。炊き込みご飯と吸物それにマカロニサラダで昼食。昼寝を30分。

 でも25分でドンと突き上げられ目が覚めた。地震だ。津波は。NHKラジオを付ける。ナビで高台への道を調べる。越前バイパスへ向かうのが良さそうだ。出発の準備。でも、それらは杞憂で終わった。津波の心配は無いとラジオが教えてくれた。本当に良かった。
国道305号・越前海岸
国道305号
越前海岸
越前海岸・銭ヶ浜園地・奇岩とバス停(越前岬)
銭ヶ浜園地
奇岩とバス停
(越前岬)
越前海岸・銭ヶ浜園地・潮吹岩(動画を表示・YouTube)
越前海岸・潮吹岩
(動画・YouTube)
国道305号・越前海岸にて
越前海岸にて
国道305号・越前海岸にて
越前海岸にて
国道305号・越前海岸
越前海岸
 14時5分に出発。雨は一段と強くなった。道路工事に因る片側交互通行。通行車両が少ないので渋滞の心配は全くないね。

 国道305号は海岸線を離れ内陸へ。雨はみぞれに変わった。桜橋の信号交差点を右折して国道8号に入る。

 14時37分に道の駅・河野へ到着。暫くしたら雨は止んだ。ここは高台にあり前が開けていて景色が良い。天気が良ければ。前の海は敦賀湾。その奥に敦賀半島。その先端が立石岬。

 この半島には、あの金食い虫の高速増殖炉もんじゅがある。半島の反対側にあるのでここからは見えない。
国道305号・橋梁補修工事
橋梁補修工事
国道305号・内陸部
国道305号・内陸部
国道305号・桜橋交差点
国道305・桜橋交差点
道の駅・河野
道の駅・河野
道の駅・河野
道の駅・河野
道の駅・河野・駐車場・奥は敦賀半島
道の駅・河野・駐車場
奥は敦賀半島
 道の駅・あぢかまの里をナビに設定して14時58分に出発。国道8号から敦賀バイパスに入る。敦賀の街の東側をかすめて南下し、琵琶湖へと向かう。国道8号が国道161号と分岐する手前のGSで最後の給油。15時43分に滋賀県に入る。そこから7分で道の駅・あぢかまの里へ到着した。

 今日の車中泊予定は道の駅・星のふる里ふじはし。ここには日帰り温泉があるからね。ナビで検索したら、所用3時間以上だ。国道303号を選択していない。とんでもない大回りコース。どのように設定しても国道303号を選択してくれない。ひょっとして通行止め?

 あぢかまの里の駅長に相談したら調べてくれた。どこかに電話して道路状態を確認している。電話口で滋賀県側だけではなく、岐阜県側についても念を入れて聞いていてくれた。本当にありがたかった。積雪はあるが通行可能とのこと。自分でも星のふる里ふじはしに電話して、道路状況と日帰り温泉の営業を確認した。

 夕食用に丸子焼き(たこ焼きのたこが餅になったようなもの)と助六寿司を購入。国道303号の入口付近を画面タッチで設定して16時20分に出発。13分で国道303号に入った。後は道なりに行けば良い。暫くしたら雪が降り出した。道路上にも積雪。場所によっては消雪パイプから水を散布している。
 17時03分に道の駅・夜叉ヶ池へ到着。営業は終了していた。すぐに出発。17時16分に道の駅・星のふる里ふじはしへ到着した。所用は1時間4分だった。ここも道の駅は閉まっていた。売店は営業中。売店に向かう階段には星をイメージした小さな光が埋め込まれている。なかなかにロマンチックだ。道の駅のスタンプが売店側に置いてあるところも多い。念のためスタッフに尋ねてみた。するとわざわざ道の駅へ案内して鍵を開けてくれた。ここで車中泊するので、スタンプは明日でも良かったのだけれど。面倒を掛けて申し訳なかった。

 売店に戻り、店内を回っていたら、こんにゃくうどんが目に留まった。他ではあまり見かけない。これとせんべいを購入した。せんべいは、男性客がおみやげ用に沢山買っていたので、釣られて買ってしまった。

 道の駅に併設されているいび川温泉・藤橋の湯へ。入口手前に無料の足湯があるが、誰も入っていなかった。温泉の方は普通の入りか。身体も十分に温まった。アズサにもどり車中夕食。丸子焼きを肴に一杯。お昼の炊き込みご飯。量が多くて残っていたので夕食に回った。
22時30分に就寝。
 
□2011.12.19(月)□   【スタンプ帳を置き忘れた】
道の駅・星のふる里ふじはし
星のふる里ふじはし
道の駅・星のふる里ふじはし
星のふる里ふじはし
道の駅・星のふる里ふじはし
星のふる里ふじはし
道の駅・星のふる里ふじはし・雪を被ったアズサ
雪を被ったアズサ
 7時に起床。炊飯の予定もないのでゆっくりの起床だ。霙が降っている。助六寿司、春雨ヌードルで車中朝食。妻は昨夜買ったこんにゃくうどんが気にいったのか、もう一つ、それと、どんこ椎茸を購入した。
道の駅・夢さんさん谷汲・案内看板
夢さんさん谷汲・案内
 道の駅・夢さんさん谷汲をナビに設定して9時43分に出発。青空が見え始めた。進むにつれて道路の積雪はどんどん無くなって行く。国道303号から岐阜県道40号に入る。途中で軽四の警察車両とすれ違った。何故か警察官がこちらを見ながら通過した。10時02分に道の駅・夢さんさん谷汲へ到着。アズサを降りて後ろを見たら、その警察車両が入口付近に停まっていた。

 Uターンして来たのだ。こちらをしきりに見ている。何だろう? こちらもじーっと見返していたら、来た方向へ走り去って行った。すっごく感じが悪い。そこまでするのなら、声でも掛けてくれた方がスッキリする。

 気持ちがそっちの方へ行っていたのか、大切なスタンプ帳を、無人の情報交流館に置き忘れてしまった。そのことに気づかず、10時18分に谷汲山・華厳寺に向けて出発してしまった。

 岐阜県道40号を行き、最初の信号交差点を左折。その交差点から華厳寺までは、飲食店やお土産屋などが並ぶ門前町の通りだ。その通りの左側に駐車場がある。平日は無料。12分で到着した。
道の駅・夢さんさん谷汲
道の駅
・夢さんさん谷汲
道の駅・夢さんさん谷汲・情報交流館にて
夢さんさん谷汲
情報交流館にて
 華厳寺に参拝するのは2年ぶりのこと。ここは西国三十三ヵ所の第33番札所、つまり満願の寺。

 西国三十三ヵ所を巡る旅をしていて、満願できた嬉しさを報告した時以来の参拝だ。小雨が降ったり止んだり。平日でこんな天気なのに、思ったよりは参拝客が多かった。
華厳寺へ向かう電車の様なバス
華厳寺へ向かう
電車の様なバス
華厳寺・西国霊場33所巡拝地案内図
華厳寺
西国霊場33所
巡拝地案内図
華厳寺・本堂前の石段
華厳寺・本堂前の石段
華厳寺・精進落としの鯉
精進落としの鯉
華厳寺・菊の御紋入りの大提灯
菊の御紋入りの大提灯
 道の駅・織部の里もとすをナビに設定して11時32分に出発。岐阜県道40号から国道157号へ。9分で到着。ここでスタンプ帳を、道の駅・夢さんさん谷汲に忘れて来たことに気付いた。そうだ、ベンチにスタンプ帳を置いたまま、パンフレット類を見ていて、そのままアズサに戻ってしまったのだ。

 急ぎ夢さんさん谷汲に向かう。情報交流館へ。スタンプ帳を置いたはずのベンチ。何も無かった。売店に届けてないかなー。ふとスタンプが置いてあるテーブルを見たら、その横のカウンターに立てかけてあった。良かった。大切な思い出の一部を失うところだった。このスタンプ帳を持ち去ることなく、そのままにしておいてくれた、多くの知らない誰かさん、ありがとう。12時06分に道の駅・織部の里もとすへ戻った。
道の駅・織部の里もとす
道の駅
織部の里もとす
 ここ本巣市は古田織部の生誕地。織部焼、織部流茶道で有名な武人。敷地内に織部展示館を併設している。

 国道沿いに大きな山門がある。道の駅のシンボルらしいが、なぜ山門なのだろうか。この地にあんなに大きな山門を持つお城があったかな?特産品ショップで沢山の野菜を購入した。
 道の駅・富有柿の里いとぬきをナビに設定して12時22分に出発。国道157号を南下。5分足らずで到着した。すっごく近かったけれど、定休日だった。

 自宅をナビに設定してすぐに出発。少し行くと右側にショッピングセンター・モレラ岐阜があった。ちょうど昼時。店内の名古屋喰堂でオムライス。ここでもアズサに戻って昼寝を30分。14時19分に出発。国道157号から国道22号へ。16時30分に自宅に到着した。

 荷物を降ろし、今回の能登半島一周のくるま旅を無事終了した。

 
 
 
 
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