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比叡山延暦寺・横川と余呉湖 (拡大地図を表示)

さて、今回は「比叡山延暦寺の横川と余呉湖」のくるま旅。
きっかけは、2011年10月初旬の「比叡山延暦寺と琵琶湖一周」のくるま旅にある。延暦寺で御朱印を頂いた。延暦寺には御朱印所が10カ所。東塔地域に7カ所、西塔地域に1ヶ所。そして横川地域に2ケ所あった。

 でも横川も横川中堂の1ケ所だけと思い込んでいた。横川の元三大師堂(がんざんだいしどう・四季講堂とも言う)も参拝したのに頂き忘れてしまった。もう一度、延暦寺に来なさいよと言われたような気がしていた。なので忘れた御朱印を頂きに行くことにした。

 その他にどこを観光しようか。地図を見ていたら琵琶湖の上にポツンと小さな湖があった。余呉湖。琵琶湖の圧倒的な広さの陰にかすんだような存在が気になった。ネットで調べてみた。天女伝説、菊石姫伝説などがあり、賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いの舞台ともなった。レンタサイクルで湖岸も周遊できるらしい。興味が湧いてきた。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、
比叡山延暦寺・横川、白鬚神社、針江生水(はりえしょうず)の郷、余呉湖です。
 

□2012.3.14(水)□   【パチンコ店へ】
 妻が昼食のおにぎりを用意して10時40分に自宅を出発。一般国道を行く。国道23号(名四国道)で桑名へ。国道421号(八風街道)に入り石榑(いしくれ)トンネルを抜けて近江八幡へ出る予定。
 大きな渋滞もなく順調に走行。国道421号沿いに食品スーパー・カネスエ・東員店。12時30分。ちょうど昼時。駐車場に入れた。カネスエは改装中。併設のジップドラッグとダイソー、衣料品販売・オンセンドは営業中。

 早速に車中昼食。運転手の私は昼寝を30分。その間に妻はダイソーとオンセンドで買い物。出発前にトイレを使いたい。でもトイレはカネスエ店内しかないようだ。改装中で一般客は入れない。脇道の反対側にパチンコフジ・員弁店(いなべてん)。ここでトイレを借りた。何十年かぶりのパチンコ店。騒々しさは昔と変わりは無かったが、綺麗さは雲泥の差だった。
カネスエ・東員店
カネスエ・東員店
パチンコフジ・員弁店
パチンコフジ・員弁店
石榑トンネル・三重県側
石榑トンネル
三重県側
 13時41分に出発。25分くらいで石榑トンネル。周辺には所々に残雪がある。国道421号の難所・石榑峠を回避するために出来たトンネルだ。トンネル内で三重県から滋賀県に入る。トンネルを抜けると道路以外の周囲一面が雪景色。

 14時31分に永源寺ダムを通過。国道421号の終点・近江八幡の友定町交差点を左折して国道8号に入る。すぐに近江鉄道八日市線の跨線橋。跨線橋の上り口から、大渋滞が始まった。友定町交差点を直進して滋賀県道26号を行けば良かったと後悔。15時25分に道の駅・竜王かがみの里へやっと到着。小休止して15時33分に出発。

 琵琶湖大橋天然温泉・みずほの湯へ向かう。16時02分に到着。利用するのは2度目。「比叡山延暦寺と琵琶湖一周」のくるま旅のときに入浴している。その時と同様に客は多かった。

 17時にアズサに戻る。小腹がすいたのでおやつタイム。17時25分に出発。すぐ近くにフレンドマート・守山水保店。惣菜を購入した。

 琵琶湖大橋を渡る。通行料金は200円。17時53分に道の駅・びわ湖大橋米プラザへ到着。ここで車中泊。夕食までに時間があったので周辺を散策。19時30分に車中夕食。22時に就寝。

 夜間に雨が降り出す。嫌だな。もうお米はかしてある(かしてあるは方言・水に浸してある)ので炊飯しなければならない。蒸気がたくさん出るので車外で炊飯している。炊飯器を雨の掛からないところに持って行かなければならないので面倒なのだ。
石榑トンネル・滋賀県側
石榑トンネル
滋賀県側
琵琶湖大橋・大津市側
琵琶湖大橋・大津市側
琵琶湖大橋・米プラザから守山市側を見る
琵琶湖大橋
□2012.3.15(木)□   【観光地ではありません】
 6時30分に起床。雨は上がっていた。良かったと思ったのも束の間、アズサの後ろで炊飯中にまた雨が降り出した。炊飯器を建屋の庇の下へ移動。7時30分に車中朝食。いつものように昼食のおにぎりも用意する。売店が開くのを待って、9時少し前に入店。人気商品の豆腐こんにゃくを2つ購入。
 9時38分に出発。雨は上がっていた。奥比叡ドライブウェイの仰木ゲートへ向かう。13分ほどで到着。ゲートの入口側は自動発券機が設置されている。通行券を受け取るとゲートが上がる。

 ドライブウェイは、片側1車線の曲がりくねった自動車専用道路。常光院参拝駐車場にアズサを停める。駐車場と言ってもドライブウェイの路側帯が少し広くなっているだけ。デイバッグを背負って、さあ出発。常光院参道を行く。元三大師堂に行くのなら、もう少し先の横川駐車場を利用するのが普通だ。伽藍に近くて駐車場も広い。

 「比叡山延暦寺と琵琶湖一周」のくるま旅では諸般の事情で、最初に常光院参拝駐車場にクルマを停めて常光院を参拝した。その時に常光院から横川中堂や元三大師堂へ行く道があることを知った。でもその道は登り坂できつそうだった。登る気にはなれず、クルマで横川駐車場に移動した。今回はその道で行くことにしている。一度は歩いてみたかったから。

 常光院まで500mくらい。なだらかな地道の上り坂。轍(わだち)ができている。クルマでも入って行ける。一般車両は禁止かも。常光院の手前から舗装路に変わる。急坂なのでここだけ舗装したのだろうか。登りきったところに数台の駐車スペースがある。クルマが入れるのはここまで。

 常光院の前で一礼して通過。少し行くと参道は急な登り坂になる。参道脇には残雪。途中にベンチが用意されている。ここで休憩。急な登り坂はさらに5分くらい続く。

 比叡山行院を経て元三大師堂に到着。参拝をして御朱印を頂く。心残りを果たすことができた。横川中堂を参拝。朱色の鐘楼を周って元三大師堂へ。帰りは来た道を戻る。下り坂だ。楽な半面、足には負担が掛かるので要注意だ。

 12時03分にアズサに戻った。ところで巡拝料を支払うところが無かった。いいのかな。12時08分に出発。昼食のため横川駐車場に向かう。8分で到着。ここにはトイレも有り好都合。車中昼食。昼寝を30分。13時37分に出発。入って来た仰木ゲートへ向かう。13分で到着。通行料金は割引券を使用して1280円。割引券はインターネットで入手できる。
奥比叡ドライブウェイ・仰木ゲート
奥比叡ドライブウェイ
仰木ゲート
奥比叡ドライブウェイ・常光院参拝駐車場
常光院参拝駐車場
常光院と横川中堂などを結ぶ参道にて
常光院と横川中堂
を結ぶ参道にて
比叡山延暦寺・元三大師堂
元三大師堂
比叡山延暦寺・横川中堂
横川中堂
比叡山延暦寺・横川・鐘楼
横川・鐘楼
白鬚神社・湖中大鳥居
白鬚神社・湖中大鳥居
 ゲートを出て少し行くと国道161号(湖西道路)。白鬚神社へ向かう。白鬚神社のすぐ手前で給油。14時27分に到着した。白鬚神社は社も駐車場も国道沿いの左側。右側は琵琶湖。その湖水の中に湖中大鳥居が建っている。「近江の厳島」と呼ばれるらしい。

 でもこの様な表現は好きではない。○○の小京都、○○銀座など。何となく○○の方が下に置かれているように感じるから。でも一言でそこの印象を伝えられる利点は確かにあるが・・・。

 境内の白鬚神社境内案内図には近江最古の大社と書かれている。決して近江の厳島とは書かれていない。まず湖中大鳥居へ向かう。湖岸に出るには国道161号を横断しなければならない。クルマはかなりの速度で通過して行く。歩道橋も横断歩道もない。しかもゆるいカーブの頂点で見通しが悪い。横断には本当に神経を使う。

 湖中大鳥居の向こうに見えるのが沖島。琵琶湖にある4つの島の内で最大。ここには人が居住している。淡水湖の島では日本で唯一らしい。

 境内へ戻り拝殿に参拝。33段の石段を上り上の宮へ。小さな社が多くある。小ぢんまりとまとまっているので参拝はしやすい。拝殿の右隣に社務所。御朱印を頂いた。
白鬚神社・境内案内図
白鬚神社・境内案内図
白鬚神社・拝殿と大鳥居
拝殿と大鳥居
白鬚神社・若宮社
白鬚神社・若宮社
白鬚神社・手前から三社、内宮、外宮
白鬚神社・手前から
三社、内宮、外宮
白鬚神社・左から天満宮、稲荷社、寿老人、弁財天
左から天満宮、稲荷社
寿老人、弁財天
白鬚神社・岩戸社
白鬚神社・岩戸社
白鬚神社・社務所
白鬚神社・社務所
 14時55分に出発。針江生水の郷へ。「比叡山延暦寺と琵琶湖一周」のくるま旅のときに道を間違えて行くことができなかった。今度こそはの思いで向かう。

 国道161号を北上。8分で平和堂・あどがわ店。この先での食料調達が心配だ。夕食の弁当と惣菜を購入した。15時44分に針江公民館に到着。水路があり、水車があり、小さな公園と小さな神社。のんびりとした雰囲気にほっとする。

 針江公民館の横に生水の郷委員会の事務所。張り紙を見てほっとした気分は吹き飛んだ。「針江地区 見学のみなさまへ」との書き出し。そして最初の文言は「ここは、観光地ではありません」。「散策は地元ガイドと一緒に」とあり、ガイドを伴っていないと「場合によっては区外に退去をお願いする」などと書かれていた。

 そして見学ツアーの最終は15時。案内料金は1人1000円。時刻はもう過ぎている。料金も高い。自由見学はできない。自然と共にゆったりとした時間の流れるくらしを感じたかったけれど醒めてしまった。

 観光地ではないのに観光客を案内する矛盾。好きになれない。観光地ではないと宣言するなら、見学ツアーも止めて観光客お断りにすればよいと思ってしまう。もう少し柔らかく受け入れられる方法があっても良いのでは。
針江生水の郷にて
針江生水の郷にて
針江生水の郷・小さな秋葉神社
小さな秋葉神社
針江生水の郷・水路
針江生水の郷・水路
針江生水の郷委員会の告知の張り紙
針江生水の郷委員会
告知の張り紙
安曇川魚道堰
安曇川魚道堰
 15時58分に出発。今日の車中泊予定の道の駅・くつき新本陣へ向かう。滋賀県道293号から県道23号を行く。安曇川(あどがわ)に沿って上流へ。

 16時15分に安曇川魚道堰。幾つもの説明看板が建てられている。説明によると、この堰は川床の低下を防止するのが目的。堰は全面魚道になっている。

 魚道は多様な水生生物に対応するために、色々な型式の組み合わせで造られている。魚道の種類がこんなにたくさん有るとは知らなかった。
安曇川魚道堰・概要図
安曇川魚道堰・概要図
 ここから13分で道の駅・くつき新本陣に到着。駐車場の端には除雪した雪の固まりが冬の名残を留めている。

 売店へ。棚にオノミユキさんの本が有った。ここが朽木村(2005年から高島市)だったころに、朽木村のHPに田舎暮らしや子育ての漫画を掲載していた。それは楽しい漫画でファンだった。懐かしい。スタッフに聞くと子供が3人になり、子育てなどに忙しくなって制作を中断したようだ。
道の駅・くつき新本陣
道の駅・くつき新本陣
 くつき温泉てんくうへ向かう。16時39分に出発して6分で到着。ここのシンボルキャラクタは天狗。露天風呂に巨大な天狗の面が据え付けられている。天狗の面の向こう側は女性用の露天風呂かな。売店でラスクを2袋購入。17時50分にアズサに戻る。小腹が空いたのでやっぱりおやつタイム。さっそくラスクを頂く。

 18時23分に道の駅・くつき新本陣へ戻る。19時20分に平和堂で買った弁当と惣菜で車中夕食。22時に就寝。
 
□2012.3.16(金)□   【菊石姫の悲しさ】
高島市朽木地区・安曇川の堤にて
高島市朽木地区
安曇川の堤にて
 6時30分に起床。晴れ。炊飯をして7時40分に車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 周辺を散策。車中泊は私達だけだった。安曇川の堤には多くの桜木が植えられていた。開花の美しさは容易に想像がつく。その堤の脇にはバンガローが3棟。近くにオートキャンプ場なども有る。春の花見、夏のキャンプとこれから観光客で賑わってくるのだろう。

 道の駅に戻ると女性スタッフが駐車場の清掃をしていた。少し話をすることができた。周辺に落葉樹が多いので、時期になると清掃が大変と話していた。裏方の御苦労があって私達が快適に利用できている。感謝です。観光客について聞くと、この時期でも日曜日には朝市があるので沢山の人出があるらしい。
高島市朽木地区・朽木学校前バス停
朽木学校前バス停
道の駅・くつき新本陣
道の駅・くつき新本陣
朽木観光マップ
朽木観光マップ
 
 9時37分に出発。道の駅・マキノ追坂峠に向かう。国道367号を行く。進むにつれて道路脇の雪の量がしだいに多くなって行く。国道303号へ。雪はいつしかなくなった。国道161号(湖北バイパス)に入る。

 10時10分道の駅・マキノ追坂峠へ到着。道路より高いところにあるので琵琶湖を眺めることができる。直売所でキャベツ、ふきのとう、くるみを購入。

 10時35分に出発。余呉湖に向かう。国道8号へ右折してすぐ。21分で道の駅・あぢかまの里。「比叡山延暦寺と琵琶湖一周」のくるま旅のときに車中泊している。ちょっと寄ってみる。駅舎入口の大きな招き猫は、屋根雪落下注意の看板を掛けて出迎えていた。雪が融けてしまったらお仕舞いのこの時だけなので、写真をパチリ。

 余呉湖まで直線なら3kmくらい。でも道が無い。JR北陸本線はここをトンネルで抜ける。クルマは賤ヶ岳を迂回するので11kmくらいになる。国道8号線を木之本まで行き滋賀県道365号に入る。細い道を入って11時18分にJR余呉駅へ到着。
国道367号・檜峠付近
国道367号
檜峠付近
道の駅・マキノ追坂峠がらの眺め・琵琶湖
道の駅・マキノ追坂峠
がらの眺め・琵琶湖
道の駅・あぢかまの里・招き猫
道の駅・あぢかまの里
招き猫
JR余呉駅
JR余呉駅
 駅のすぐ前に無料駐車場。アズサを停めて余呉駅へ。駅舎内にレンタサイクルの受付がある。1日500円。安い。自転車はママチャリ風で内装3段の変速ギア付。フロントバスケットも付いている。まずサドルの高さを調整。サドルに腰掛けて両足のつま先が地面に着くくらいが丁度よい。アズサに戻り荷物を準備。おにぎりにお茶、タオルなどをデイバッグに詰めてフロントバスケットに載せる。

 11時40分に出発。余呉湖一周6.4kmのポタリング(自転車散歩)。3分くらいで湖岸に出る。何となく左方向へ。つまり時計回りで一周。途中で昼食をして、余呉駅に戻ったのが13時30分。1時間50分のポタリングでした。

 湖岸を走りだして最初に目につくのが余呉湖観光館。通過して少し行くと湖上に桟橋が突き出ている。江土釣り桟橋。今はワカサギ釣りのシーズンの終盤。平日でも多くの釣り人がいた。

 余呉湖東岸から南岸に入る手前の尾の呂が浜。賤ヶ岳合戦の火ぶたが切られた所との立て看板。賤ヶ岳合戦は織田信長亡き後の後継者争いで羽柴(後に豊臣)秀吉と柴田勝頼が戦った。看板によると秀吉軍の中川清秀方の馬屋係が勝頼軍の佐久間盛政の兵に切り殺されて合戦が始まったと書かれている。この一連の戦いで中川清秀は戦死した。

 余呉湖南岸には国民宿舎余呉湖荘(平成25年9月30日閉館)がある。近くに余呉湖野外活動センター(余呉湖荘と同時閉鎖)。西岸に入ってすぐのところにバンガローが建ち並んでいる。

 西岸は道路が狭い。この先、槍洗いの池の立て看板や斎部路通(いんべ ろつう・芭蕉の門人)の句碑などを見ながらペダルをこぐ。道路脇にベンチとトイレの有る広場。12時30分、ちょうど昼時。ここで昼食のおにぎりを食べながら20分くらい休憩。

 さらに狭くなった道を少し行くと、菊石姫伝説の蛇の目玉石が置かれている。御幣としめ縄が飾られていた。手前に菊石姫伝説が刻まれた石碑。菊石姫伝説はネットでも読むことができる。悲しい伝説と言われているが、石碑の省略された文言からはあまり悲しさを感じない。でもネットで伝説の詳細を読むと菊石姫の悲しさが伝わって来ます。興味のある方はぜひネットで検索して読んでくださいね。
レンタサイクル・内装3段変速ギアの操作レバー
3段変速の操作レバー
JR余呉駅・無料駐車場にて
JR余呉駅
無料駐車場
余呉湖・尾の呂が浜
余呉湖・尾の呂が浜
余呉湖・国民宿舎余呉湖荘・顔だし看板
国民宿舎余呉湖荘
柴田勝家とお市
余呉湖野外活動センター・バンガロー
余呉湖野外活動
センター・バンガロー
余呉湖・斎部路通の句碑にて
斎部路通の句碑にて
余呉湖・菊石姫伝説の蛇の目玉石
菊石姫伝説の
蛇の目玉石
余呉湖・菊石姫伝説が刻まれた石碑
菊石姫伝説が刻まれた
石碑
 少し行くと、山と湖の間のわずかな平地に田畑や住宅。川並地区だ。時計回りで湖岸の道路に入りここまで来て、人が暮らしているところに出た。ここにも桟橋がある。平舟が係留されているだけで誰もいない。漁業用の桟橋かな。

 北岸に入る手前に「ここは、はごろも伝説発祥の地 川並です」の看板。「発祥の地」が気に掛かり帰宅後に調べてみた。ウィキペディアに1200年以上前に書かれた近江国風土記の中に見られ、日本最古の羽衣伝説として有名である旨の記載があった。羽衣伝説は各所にあるが、最初と言うのは凄いね。

 北岸に入るとすぐに川並釣り桟橋がある。江土釣り桟橋よりもかなり大きい。ここにも多くの釣り人が訪れている。

 道路脇に柳の大木がある。天女が衣を掛けた衣掛柳。枝垂れていないので柳らしくない。マルバヤナギと言う品種らしい。数ある羽衣伝説の中で衣を掛ける木の多くは松。柳の木に衣を掛けるのは、ここだけらしい。シダレヤナギでは衣を掛けにくいけれど、マルバヤナギなら掛けられそう。羽衣伝説に多く登場する松の木に、天女は衣を掛けないような気がする。天女の衣は薄衣。松の尖った葉で衣が傷んでしまいそう。おまけに松ヤニで衣も汚れそう。掛けたり取ったりする時に痛そうだ。などと思ってしまう。すぐ横に石碑と羽衣伝説を説明した看板。看板には二つの羽衣伝説が載っていた。

 アズサを停めた余呉駅に戻る。レンタサイクルを返却しポタリングを終了。国民宿舎余呉湖荘のある南岸からの景色が良かった。アズサを移動して写真を取ることに。HPのトップ写真をと目論んだが、撮った写真は良くなかった。使えそうもない。

 西岸の道路は狭いので、東岸の同じ道路を戻った。余呉湖観光館に寄る。何と電動アシストのレンタサイクルが同じ金額で借りられた。坂は全く無いのでアシストの必要ないと思うが・・・。知っていれば、やっぱり電動アシストを試してみたかったかな。               
余呉湖西岸・川並地区の桟橋にて
余呉湖西岸
川並地区の桟橋にて
余呉湖・川並地区・羽衣伝説発祥の地の看板
羽衣伝説発祥の地の
看板
余呉湖・川並釣り桟橋
余呉湖・川並釣り桟橋
余呉湖・衣掛柳にて
衣掛柳にて
余呉湖・羽衣伝説を説明した看板
羽衣伝説の説明看板
余呉湖観光館・電動アシストのレンタサイクル
電動アシストの
レンタサイクル
余呉湖・尾の呂が浜
余呉湖・尾の呂が浜
余呉湖・南岸
余呉湖・南岸
余呉湖・南岸
余呉湖・南岸
 13時52分に出発。道の駅・伊吹の里へ向かう。国道365号に入る。北陸自動車道・木之本ICの交差点を左折する。国道8号との重複区間になる。平和堂・木之本店があったので寄ることに。夕食の食材を購入。
道の駅・伊吹の里
道の駅・伊吹の里
 14時47分に出発。左に雪を斑にかぶった伊吹山が見えてくる。国道365号を左折。伊吹山を正面に見ながら1.5km。15時26分に道の駅・伊吹の里へ到着。駐車場から伊吹山が良く見える。建屋の2階に伊吹山展望テラスの文字。どこから見ても景色はそれほど変わらない。

 建屋手前に伊吹薬草足湯。でも湯を張った形跡がまったくない。この時期はやっていないのかもしれない。

 記念スタンプを押して15時42分に出発。今日の車中泊予定の道の駅・月見の里南濃へ向かう。
道の駅・伊吹の里・駐車場から見た伊吹山
駐車場から見た伊吹山
 国道365号から岐阜県道56号に入る。別名・薩摩カイコウズ街道と言う。木曽三川を分流させる宝暦治水を、幕命により薩摩藩が実施した。それが縁で鹿児島県と岐阜県は姉妹県となり、鹿児島県の木・カイコウズが沿道に植えられたことから付いた愛称。開花は初夏から初秋で紅い花が咲くらしい。

 16時32分に道の駅・月見の里南濃へ到着した。特産物直売所へ。ここは美味しい南濃みかんの産地。ネットに詰めて販売している。1ネット購入。
道の駅・月見の里南濃
道の駅・月見の里南濃
 今日の入浴は道の駅の裏山(養老山系)にある南濃温泉水晶の湯。でも道の駅に張り紙があった。現在リニューアル中で17日からオープンと書かれていた。つまりピッタリと今日まで休館だ。困ったな。道の駅のスタッフに相談したら海津温泉を教えてくれた。16時56分に出発。国道258号を南下。海津橋を渡って14分で到着した。

 入浴後に、癒しの湯、長寿の湯、ふくしの湯(要予約)の3種類の温泉施設があることを知った。何も知らずに一般的な癒しの湯を利用していた。

 18時35分に月見の里南濃へ戻る。19時20分に車中夕食。22時20分に就寝。夜中に雨が降り出した。明日は午前中に帰宅予定なので昼食のおにぎりは必要ない。炊飯はしないので雨でも悩まなくて済んだ。
 
□2012.3.17(土)□   【路肩が無い】
 7時に起床。雨は降り続いている。予備食として持って来ているパックご飯を電子レンジで温めて8時10分に朝食。電子レンジは本当に便利だ。特産物直売所は8時から開店している。桜クッキーと野菜、それと昨日買ったみかんが美味しかったのでもう1ネット購入した。
 9時46分に出発。どこにも寄る予定はない。自宅を目指す。昨夜に海津温泉へ向かった時と同じ道を行く。海津橋を渡ってすぐに右折。揖斐川と長良川の中州の県道を行く。路肩が無いに等しいくらい狭い。雨の日は特に走りにくい。国道23号に入りほっとする。

 順調に走行して11時7分に自宅に到着。
荷物を降ろし、今回のくるま旅を無事終了した。
 
三重県道106号・橋は国道1号・その奥に長良川河口堰
三重県道106号
橋は国道1号
その奥に長良川河口堰
 
 
 
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