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大日影トンネル、登呂遺跡、豊川稲荷 (拡大地図を表示)

 さて、今回は「大日影トンネル・登呂遺跡・豊川稲荷」へのくるま旅。
きっかけは所用で山梨市へ向かうことになったから。これは「昇仙峡と野辺山へのくるま旅」の時と同じきっかけだ。

 いつものように妻がガイドブックを調べる。今は使われなくなった中央本線の大日影トンネルが、遊歩道になっていることを知った。所用先からも近い。これは行かなくちゃ。帰りに登呂遺跡と豊川稲荷に寄ることにした。登呂遺跡は弥生時代の農耕集落跡と、その昔に学校で教えられたが、行ったことが無い。豊川稲荷はバス旅行で行ったことはあるけれど、じっくりとは周っていない。この際にゆっくりと観光しましょう。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、大日影トンネル遊歩道、登呂遺跡、御前崎(海鮮なぶら市場、みさきの広場、御前埼灯台)、浜岡原子力館、豊川稲荷です。
 

□2011.01.31(日)□   【変わり続ける天候】
 天候は曇り。寒波が到来している。雪が心配で、出発を躊躇していた。インターネットで道路状況を確認する。目的地までチェン規制は無いようだ。観光だけではなく、所用もあるので出発を決意した。

 勝沼ICをナビに設定して10時30分に出発。東海ICから伊勢湾岸自動車道、東海環状自動車道、中央自動車道へと乗り継ぐ。その中央自動車道に入る土岐JCTの手前から雪が降り出した。11時51分に恵那峡SAに到着。トイレ休憩。車が走行する道路上に雪はなかったが、それ以外は薄っすらと雪化粧している。すぐに出発。全長8.5kmの恵那山トンネルと、全長1.9kmの網掛トンネルを抜けると、そこは快晴だった。でもその後、天候は変わり続けた。12時20分、飯田ICを過ぎた辺りからまた雪に変わった。

 12時44分に駒ケ岳SAに到着。雪は降り続いている。用意して来たおにぎりとお吸い物で車中昼食。そして昼寝30分。妻がテーブルの上に出して置いた飴を、私が積み忘れたらしいので売店で購入。いつも、何かしら忘れて来てしまう。
 14時09分に出発。伊奈IC付近は曇。辰野PA付近は雪・氷点下3.9℃。岡谷JCT付近は晴・氷点下4.2℃。諏訪IC付近は雪。中央自動車道の最高地点1015mの富士見バス停付近は晴・氷点下6℃。ここから少し行くと富士山が前方に現れた。はっきりと見える。そして小淵沢IC付近では、また雪・氷点下5℃。甲府市に入ると快晴・5.6℃(氷点下ではない)と言う具合だ。

 15時57分に勝沼ICに到着。ETC休日特別割引で1000円。まず、天空の湯のある勝沼ぶどうの丘へ向かう。16時10分に到着。周辺を散策。星降り岬・希望の鐘の前で記念写真。そして天空の湯へ。前に来たとき、露天風呂からの眺めは、街の灯りだった。今日は街並みが見える。どちらも良い景色だ。ロビーの売店を覘くと見たことの無い枝豆こんにゃくを販売していた。物珍しさで買ってみた。
中央自動車道・富士見バス停付近
中央自動車道
富士見バス停付近
勝沼ぶどうの丘・星降り岬・希望の鐘にて
勝沼ぶどうの丘
星降り岬にて
 ナビの周辺検索で食品スーパーを探す。Huga・勝沼店がヒットした。ナビに設定して17時38分に出発。丘を下ってすぐのところに有った。惣菜と何故か「きりたんぽ」が有ったので購入。「きりたんぽ」は帰宅後に食べた。結構美味しかった。

 今日の車中泊予定の道の駅・甲斐大和をナビに設定して18時00分に出発。15分で到着した。ここでの車中泊は2度目。前と同じように、トイレに近い一番奥のエリアに止めた。車中夕食。Hugaで買った惣菜、それに海苔わさびといつものアルコールを少々。就寝は早いけど21時。雪の降る中の運転で気疲れしたのかな。
 
□2011.02.01(月)□   【トイレも凍結】
氷点下8℃・ガラス内側が凍る
氷点下8℃
ガラス内側が凍る
 7時に起床。晴れだ。昨夜はよく冷えた。厚手のパジャマで寝袋に入り、二重毛布とホンダでもらったアシモのフリースブランケットを掛けて寝ていたが、少し寒かった。妻は後部ベッドの上段で寝ているせいか全く寒さは感じなかったらしい。

 運転席のウインドガラスの内側が、凍っていたのには驚いた。トイレ清掃をしていた女性スタッフは、今朝が一番寒くて氷点下8℃と言っていた。初体験だ。
 アズサは運転席と居室の間に、厚手のカーテンが引けるようになっている。居室の窓は凍らなかったことを見ると、このカーテンが断熱にかなり効果が有ったようだ。寒さ対策にFFヒータの効果は絶大だが、ファンの回る音とサブバッテリーの容量の問題で、就寝中は停止している。

 目が覚めると、寝袋から手だけを出して、まずFFヒータのスイッチを押す。運転を開始するとすぐに居室が暖かくなる。それから寝袋を出て着替えをする。楽珍ご飯(カセットガス炊飯器)を車外に出して炊飯する。今朝は炊き上がるまでに倍近く時間が掛った。それでも炊けて良かった。車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 9時30分に出発。所用先に向かう。30分足らずで到着。所用は20分で終了。
 早速に大日影トンネル遊歩道に向かう。ナビに勝沼トンネルワインカーヴを設定して出発。勝沼トンネルワインカーヴは、全長が1.1kmの旧深沢トンネル内にワインの貯蔵ラックを置いてセラーとしている。 旧深沢トンネルと大日影トンネルは連続したトンネルなので、ワインカーヴとトンネル遊歩道の深沢口とは隣り合っている。

 途中でガソリンを補給。10時40分に到着した。駐車場もトンネル遊歩道も無料。大日影トンネルの全長は1.4km。トンネル内の照明は、歩くのに支障のない程度の明るさ。煤で汚れたレンガの質感と良くマッチしている。列車を避けるための退避所だったところに、大日影トンネルの説明パネルが掲げられている。入口の案内パネルによると、退避所が36か所で説明パネルが16か所にあるとのこと。

 説明文を読んでいると、ゴーと音が響いて行く。えっ、何かな。25分掛かってトンネルを抜けた。そこが菱山口。
勝沼トンネルワインカーヴ・駐車場にて
勝沼トンネル
ワインカーヴにて
大日影トンネル遊歩道・深沢口にて
大日影トンネル遊歩道
深沢口にて
大日影トンネル遊歩道・利用案内
トンネル利用案内
大日影トンネル遊歩道・トンネル内にて
トンネル内にて
大日影トンネル遊歩道・中間地点表示
中間地点表示
大日影トンネル・説明パネル
説明パネル
大日影トンネル遊歩道・菱山口にて
トンネル・菱山口にて
 何とトンネルの口が3つ並んでいた。左から新大日影トンネル(中央本線上り)、新大日影第2トンネル(中央本線下り)そして大日影トンネル遊歩道。先程のゴーは列車の通過音だった。まさかすぐ隣に、現役のトンネルがあるとは思いもよらなかった。帰宅後に調べてみた。新宿9時30分発・甲府行・特急かいじ101号に間違いない(と思う)。 

 菱山口はベンチなどが置かれた公園になっている。その先の階段を下りて少し行くと、勝沼ぶどう郷駅がある。

 途中にEF64形電気機関車が展示されていた。この形式は国鉄時代に勾配線区用に開発されたもので、現在も運用されている車体もあるらしい。

 駅周辺を散策。駅のトイレを借用。水が凍結していて、流れないようだ。どうしよう。妻が女性用は流れたよと言っていた。妻に番をしてもらってこそっと女性用トイレを拝借。11時55分に深沢口に戻った。 

 その足で勝沼トンネルワインカーヴへ向かう。まずワインカーヴ管理棟へ。ここではワインの販売や観光案内もしている。中の管理事務所で名前を記入。それから旧深沢トンネルへ。鉄の扉を開いて中に入ると、トンネル奥深くまで整然と並んだワインの貯蔵ラック。個人オーナーの貯蔵ラックは複数年のキャンセル待ち状態とのこと。凄い。
勝沼ぶどう郷駅・EF64形電気機関車の前にて
EF64形電気機関車
勝沼ぶどう郷駅・入口
勝沼ぶどう郷駅・入口
勝沼トンネルワインカーヴ・説明パネル
勝沼トンネル
ワインカーヴ・説明
勝沼トンネルワインカーヴ・入口
勝沼トンネル
ワインカーヴ・入口
勝沼トンネルワインカーヴ・内部
勝沼トンネル
ワインカーヴ・内部
 12時30分にアズサに戻り、車中昼食。昼寝を30分。今日の車中泊は道の駅・富士川ふるさと工芸館を予定している。ここには「野麦峠と絶景富士山」へのくるま旅でも車中泊した。この道の駅は、山梨県富士川クラフトパーク内にある。前回は園内をくまなく散策した。今回は切り絵の森美術館として、園内に点在しているギャラリーを見て回りたい。

 まずは、道の駅・とよとみをナビに設定して13時44分に出発。途中で2度目のガソリン補給。16時36分に道の駅・とよとみに到着。おっと、休館日だった。でもトイレは使えるので問題ない。道の駅・富士川ふるさと工芸館をナビに設定して出発。国道52号を峡南橋西詰交差点で右に外れると、なかとみ和紙の里がある。その正面にあるHuga・中富店で惣菜を購入。
 その後、なかとみ和紙の里へ。てっきり無料かと思っていたら・・。入館を止めて先に進むことにした。入場料を払って入館しても、あまり時間も取れないので。国道52号に戻り、富士川に沿って南下。右折すると道の駅・富士川ふるさと工芸館。その、上沢の交差点を左折して国道300号に入る。ここから4キロメートルくらいにある下部温泉会館へ向かう。 国道52号からの景色
国道52号からの景色
 15時35分に到着。ここの駐車場は会館の下にあり、高さ制限で利用できない。すぐ手前の「村の駅」の駐車場に停める。ここも前回に利用しているので承知している。入浴を済ませて休憩室へ。妻が出て来るまで、会館や地元の人と談笑。この辺りは雪が少ないが、昨年は多くて大変だったらしい。

 17時05分に道の駅・富士川ふるさと工芸館に到着。この道の駅は国道から少し入っているので静かなのが良い。ただ一般駐車場とトイレが離れているのが少し難点。そこで今回はトイレ前の観光バス専用駐車場に駐車した。その場所は路面の傾斜が大きい。助手席側を傾きの上になるように駐車。理由は後部ベッドが横向きで、助手席側を頭にするため。アズサは運転席側後部を、FRPで架装して車幅を広げている。その架装部分は狭いので、こちらを頭にはしにくいのだ。車中夕食。当然にアルコールも。
就寝22時。
 
□2011.02.02(火)□   【えっ、休館】
山梨県富士川クラフトパークの夜明け
山梨県富士川
クラフトパークの夜明け
 7時に起床。今日も晴れ。早速にアズサを、観光バス専用駐車場から上の一般駐車場に移動。炊飯。昨日と違って普通に炊けた。車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 ギャラリーの開館時間を確認しがてら、園内を散歩。「えっ、休館! 2月24日まで」。ギャラリーは冬季休館中だった。思っても見なかった。仕方なく、そのまま園内を少し散歩。
道の駅・富士川ふるさと工芸館
道の駅
富士川ふるさと工芸館
山梨県富士川クラフトパークにて
山梨県富士川
クラフトパークにて
山梨県富士川クラフトパークにて
山梨県富士川
クラフトパークにて
山梨県富士川クラフトパーク・駐車場にて
山梨県富士川
クラフトパークにて
 道の駅・とみざわをナビに設定して、10時35分に出発。33分で到着。売店の厚焼き玉子寿司がとても美味しそうだったので購入。ついでにみかんも。登呂遺跡をナビに設定して11時19分に出発。国道52号から国道1号へ。
 12時37分に登呂遺跡の有料駐車場に到着。まずは車中昼食。ここでも昼寝を30分。

 静岡市立登呂博物館へ。1階は無料スペース。弥生時代の情景を再現展示している。その情景の中に入ることができるので結構リアルに感じる。登呂遺跡グッズ?を販売するミュージアムショップもあります。 2階の常設展示室は入場料が必要。屋上からは富士山が展望できる。下に目を移すと当時を再現した登呂遺跡再現建屋郡を見ることが出来る。

 早速にそちらへ。住居や高床倉庫が再現されている。住居の方は入ることができる。中は意外と広い。床は土のままなのに乾燥していた。 子供のころ隠れ家と称して、掘立小屋を作って遊んだ。雨が降ると床の土が湿って、ベチャベチャになった。晴れても屋根で日射しを遮っているので、中々乾燥しなかった覚えがある。先人も苦労したと思う。湿ってこない工法を完成させたのだろうか。博物館横の土手伝いに、復元水田を見ながらアズサに戻った。
登呂遺跡公園・案内パネル
登呂遺跡公園・案内
登呂博物館にて
登呂博物館にて
登呂博物館・布を織る弥生時代の女性
布を織る弥生時代の
女性
登呂博物館・富士山の眺め
登呂博物館からの眺め
(富士山)
登呂遺跡再現建屋郡
登呂遺跡再現建屋郡
登呂遺跡再現建屋郡・高床倉庫
登呂遺跡再現建屋郡
高床倉庫
登呂遺跡再現建屋郡・住居基礎
登呂遺跡再現建屋郡
住居基礎
川根温泉ふれあいの泉・休館案内
川根温泉ふれあいの泉
休館案内
 今日の車中泊予定は、道の駅・川根温泉。温泉があるので。ナビに設定して14時45分に出発。道の駅の手前にあるミニストップ・川根町店でちょっとした食材を購入。

 16時に到着した。「えっ、休館!」。概ね、第一火曜日(異なる月も有るので要注意)が定休日のようだ。風呂を楽しみにここまで足を伸ばしたのに残念。仕方ない。朝風呂だ。
 周辺を散歩。足湯はやっていた。混雑気味だ。17時30分。少し空いたようなので足湯へ。地元の人たちの世間話が楽しい。ちょっと気になる話題が。最近、農機具の盗難が多いらしい。結構大きなトラクターなども、トラックで来て盗んで行くとのこと。一見穏やかに見える町でもこんなことが起きているのだ。

 アズサに戻り、車中夕食。厚焼き玉子寿司はいけたな。アルコールも少し。寝る前にもう一度足湯へ。20時30分。貸し切りだった。ぽかぽか足で、気持ち良く21時に就寝。
 
□2011.02.03(水)□   【原子力発電】
 7時に起床。曇り。炊飯をして車中朝食。そして、おにぎりも用意する。風呂は9時から。まだ時間があるので周辺を散歩。9時20分に入浴。常連さんの話では、昨日が休館日だったので、平日にしては人が多いとのこと。売店で、前に来た時にも買った玉こんにゃく、茶そば、雪見かぶらを購入。玉こんにゃくは出来たてで、今日の内なら生のまま食べられる。ついでに天ぷら、こんにゃくの煮物も購入した。 道の駅・川根温泉・大井川の河原にて
大井川の河原にて
国道473号沿いの茶畑
国道473号沿いの
茶畑
 御前崎海鮮なぶら市場をナビに設定して11時35分に出発。国道473号を南下。茶畑が続く牧之原台地を行く。東名高速道路・相良牧之原ICの下を抜けたところで、ナビは左折を案内。でも、良い道が真っすぐに伸びている。迷ったが案内を無視して直進した。

 帰宅後に調べたら、1月23日に開通したばかりの相良バイパスだった。終点の大沢ICを出てすぐに右折。南遠道路に入る。総延長7キロメートル足らずの短い道路だ。終点の地頭方ICを直進。

 御前崎海鮮なぶら市場の手前の埠頭に、海上保安庁の巡視船PM24・ふじ・335トンが停泊していた。白地にブルーの文字が映える。アンカー部分の錆びの色が気にはなるが、美しい船体だ。

 12時46分に御前崎海鮮なぶら市場に到着。昼食用に握り寿司とまぐろ漬け丼を購入。自分の土産に、しらすと佃煮のりを購入。アズサに戻り車中昼食。昼寝を30分。
相良バイパス・菅山IC案内標識
相良バイパス
菅山IC
案内標識
巡視船PM24・ふじ・335トン
巡視船PM24・ふじ
御前崎海鮮なぶら市場の外観
御前崎海鮮なぶら市場
御前崎海鮮なぶら市場・握り寿司とまぐろ漬け丼
寿司とまぐろ漬け丼
 
 14時28分に出発。12分でみさきの広場に到着。「静岡県最南端の岬の碑」の前で記念写真。ここから御前埼灯台まで、階段を歩いて上ることが出来る。でもきつそう。

 みさきの広場に来る途中に、御前崎グランドホテルがある。その手前のT字路に、御前埼灯台への案内標識があったのを見かけた。軟弱な私たちはアズサで、その道から灯台へ向かうことにした。少し迷いそうなところも有ったが、間違うこと無しに到着。灯台の横には、大きくはないが駐車場と土産物店、展望台があった。

 土産物店は閉まっていた。展望台からの眺めは素晴らしく、それこそ地球の丸さを実感できる。

 浜岡原子力館をナビに設定して14時57分に出発。16分で到着した。
御前埼灯台より見た、みさきの広場
御前埼灯台より見た
みさきの広場
みさきの広場より見た、御前埼灯台
みさきの広場より見た
御前埼灯台
浜岡原子力館・総合案内パネル
浜岡原子力館
総合案内パネル
 一般駐車場のすぐ隣に、新エネルギーホール。その横の階段を上って奥へ向かうと屋外のイベント広場?に出る。ちょうど広場を覆う大屋根を建設していた。その下を抜けて通路を行くと浜岡原子力館がある。

 新エネルギーホールは自然エネルギーや燃料電池などを、ジオラマやゲームなどを使って分かりやすく紹介している。クイズに正解すると記念写真を撮ってくれるゲームもあった。挑戦してバッチリ撮ってもらいました。小学生が対象なので全問正解して当たり前かも。

 浜岡原子力館は、原子力発電のしくみや必要性、安全性などを紹介している。ここでの見どころは、やっぱり高さ22メートルの浜岡3号機の実物大原子炉模型ではないだろうか。原子炉部分をカットして、内部を分かりやすく紹介している。放射能を閉じ込めながら、核反応を制御して熱エネルギーを取り出すには、これほどの装置が必要なのか。と、その仰々しさに感心し、なかばあきれた。

(このカッコ内は東日本大震災後の思いです。大震災では、福島第一原子力発電所で、制御装置への電力供給が遮断され、制御を失った。見学時には思いもよらなかった。仰々しいほどの装置でも、安全が確保できなかった。今になって思えば、「なかばあきれた」と感じたことは、未熟な技術で、あれほどの装置にしてまで、無理して使っていることへの不安だったかもしれない。使えないものを使ってはいけないのだ。)

 エレベーターに乗って、最上階の展望台に上がる。エレベーターのガラス越しに、さきほどの実物大原子炉模型を見ることが出来る。

 展望台からの眺めは良く遠州灘沿いに設置された風力発電用風車群、御前崎市内、浜岡原子力発電所などが見える。桜が池・池宮神社の朱色の大鳥居もすぐ近くに見えた。
新エネルギーホール・左奥に浜岡原子力館
新エネルギーホール
左奥に浜岡原子力館
遠州灘沿いの風力発電用風車群
遠州灘沿いの
風力発電用風車群
桜が池・池宮神社の朱色の大鳥居
池宮神社の大鳥居
 今日の車中泊予定の道の駅・潮見坂をナビに設定して16時06分に出発。国道150号を行く。途中から渋滞。3度目のガソリン補給。国道1号・浜松バイパスは流れていた。その先、浜名バイパスへ。17時33分に道の駅・潮見坂に到着。売店へ行くと焼きそばが半額。ゲットして、ついでにみかんも購入。

 車中夕食。昼に食べる予定だったおにぎり、ゲットした焼きそば、川根温泉で買った天ぷらとこんにゃくの煮物、それと玉こんにゃくを刺身でいただく。これが美味い。もちろんアルコールも。

 就寝22時。と思いきや、けたたましいエンジン音。クルマが少なくなった駐車場を、1台のオートバイが必要以上にエンジンを吹かして周回している。女性2人を含む6人くらいのグループだ。どうも、新しいオートバイを、何人かで試し乗りをしているようだ。耳栓をしても聞こえてくる。寝付けないでいると、30分くらいで走り去って行った。
やっと眠りに就いた。
 
□2011.02.04(木)□   【神社か寺院か】
 7時に起床。晴天だ。車中朝食はレーズンパンと昨夜の残りなど。レーズンパンは、もしもの場合の予備食。今日は帰宅予定なので、もう予備食は不要。8時から売店は営業している。8時30分に売店の野菜コーナーで買物。いちご、ほうれん草、きゅうり、レモン、紫キャベツを購入。きのう買ったみかんが美味しかったので、もう1袋追加購入した。アズサのおみやげスペースが、みかんで溢れそうだ。
 豊川稲荷をナビに設定して9時10分に出発。国道1号から国道151号へ。10時13分に豊川稲荷に到着。近くの豊川稲荷大駐車場は有料。無料駐車場はないかなー。ナビの周辺検索でカーマホームセンターを見つけ移動。隣にフィール・豊川店があった。帰りに夕食材料を買う都合があるので、そちらの大駐車場に駐車した。

 豊川稲荷まで徒歩15分位。まず本殿に参拝。右奥にある霊狐塚に向かう。途中に三重塔や弘法堂がある。「何か変だなー」。神社なのにお寺みたい。

 その先の大黒殿の前に、2体の大黒天の石像。撫でると福徳がいただけると書かれていた。右側の大黒天は、ふくよかなお腹がスリムになってしまっている。ついでに、立てた膝や打ち出の小槌もへこんでいた。手で触り続けるとあんなにへこんでしまうものかなー?。
豊川稲荷・総門
豊川稲荷・総門
豊川稲荷・本殿
豊川稲荷・本殿
豊川稲荷・大黒殿・大黒天
大黒殿の前の大黒天
豊川稲荷・大黒殿・大黒天
大黒殿の前の大黒天
豊川稲荷・三重塔
豊川稲荷・三重塔
豊川稲荷・霊狐塚
豊川稲荷・霊狐塚
 大黒殿を過ぎて左に折れると霊狐塚だ。多くのお狐様が奉納されている。その数に圧倒された。そのすぐ前に小さな祠を祀った、ゴツゴツとした大きな岩がある。そのゴツゴツとした岩の間に、多くの硬貨がはまり込んでいる。聞くところによると、その硬貨を取り出してお守りにすると、お金持ちになれるらしい。見事にお金を儲けた暁には、お礼として何倍かを、この岩に隠しに来なければいけないとのこと。しかし、取り出すのはとっても難儀だ。 豊川稲荷・霊狐塚
豊川稲荷・霊狐塚
 運良く、1円玉を取り出すのに成功した。これでお金持ちになれるかも。(でも未だに実現してはいない。)

 お参りを済ませて、参道をぐるりと回って来ると、本殿前の大鳥居に出た。「やっぱり、変だ」。その大鳥居の笠木(一番上の横木)の下の島木(二重になった横木の下側)の側面に卍が描かれている。やっぱりお寺みたい。気になる! たまたま、説明ボランティアの方が、説明を終えて戻って来た。ちょうど良かった。その方に教えていただいた。

 ここの正式名称は円福山・豊川閣妙厳寺(えんぷくざん・とよかわかく みょうごんじ)と言う。神社ではなく、曹洞宗の寺院だった。境内の鎮守のため神様を祀っている。それがお稲荷様とのことだった。ここに来るまでは神社と思っていた。納得。
豊川稲荷・参道の大鳥居
参道の大鳥居
豊川稲荷・鳥居に卍の記号
鳥居に卍の記号
豊川稲荷・門前町・稲荷寿司店
門前町・稲荷寿司店
豊川稲荷・門前町・稲荷寿司店
門前町・稲荷寿司店
  豊川閣妙厳寺案内図
豊川閣妙厳寺案内図
豊川稲荷・稲荷寿司
稲荷寿司
 豊川稲荷の門前町は、色々な店で、色々ないなり寿司を作っていることで有名だ。食べ比べてみよう。わさびを2種類、玄米、五目、天ぷらの各いなり寿司を、色々な店で昼食用に買ってみた。

 アズサに戻り車中昼食。その結果、私たちの評価は。安い方のわさびと天ぷらは美味しかった。高い方のわさびを含め、他は、リピートしない。たぶん。
 フィールで買物。今日は節分。まるかぶり寿司を購入。種類が多かった。チョイスするのも大変なほど。そのほかに好物の焼きそばなどの食材を購入。

 自宅をナビに設定して13時36分に出発。国道1号に出る。大あんまきで有名な、知立の藤田屋の前を通過。あんまきを買いそびれた妻は残念そうにしている。そのまま何くわぬ顔で、豊明ICから国道23号へ。

 自宅到着15時30分。荷物を降ろし、今回のくるま旅を無事終了した。

 
 
 
 
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