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草津温泉・白根山の湯釜 (拡大地図を表示)

 さて、今回は「草津温泉・白根山の湯釜」のくるま旅。
きっかけは、長女からのプレゼント。妻の誕生日と母の日の両方を合わせて、草津温泉の温泉旅館に招待してくれた。山梨市に所用があり、それを済ませてから草津温泉に向かうことにした。

 それと釈迦堂遺跡博物館の見学。釈迦堂PAから行くことができる。上り線側からだと徒歩10分、下り線側からだと徒歩3分だ。釈迦堂PAの上り線側は何度も行ったことがある。しかし徒歩で7分の差が、気持ち的に大きく影響して、未だに見学できていない。それと釈迦堂PAに到着する時間が、閉館時間前後になってしまうことが多かったのも要因だ。今回は上下両方のPAを利用するつもりなので、見学して来よう。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、南八ヶ岳・花の森公園、旧軽井沢から白糸の滝、鬼押出し園、草津温泉、白根山・湯釜、浅間酒造、高崎(友人)、釈迦堂遺跡博物館です。
 

□2011.06.12(日)□   【高速道路最高地点】

 天候は曇り。勝沼ICをナビに設定して14時02分に出発。東海ICから伊勢湾岸自動車道に入る。東海環状自動車道から中央自動車道へ。15時15分に恵那峡SAで最初の休憩。

 16時48分に中央道富士見バス停前を通過。ここの少し手前が、中央自動車道の標高最高地点1015mだ。高速道路で第1位だと思っていたが、実は第2位だった。第1位は東海北陸道の松ノ木峠1085mらしい。東海北陸道は五箇山ICまで行ったことがある。なので、松ノ木峠も通過したはずだ。でも全く意識していなかったので、何の記憶も無い。

 17時14分に双葉SAに到着。ガソリンを給油。31L入った。燃費は9km/L。17時29分に出発して、18分で釈迦堂PAに到着した。ここでナビの設定を日帰り温泉・天空の湯に変更。勝沼ICを17時51分に出た。ETC休日特別割引で1000円。雨が降り出して来た。天空の湯に9分で到着。露天風呂からの景色が素晴らしいが、今日は駄目だ。風呂から出てロビーの売店を覘くと、芳醇仕立・焼きねぎ味噌があった。安曇野の大王わさび農場で買うものと同じ商品だ。この商品は当HPでも度々登場している。要はこの味噌の風味がお気に入りなのだ。4個購入した。

道の駅・甲斐大和
道の駅・甲斐大和
 19時18分に出発して17分で車中泊を予定していた道の駅・甲斐大和に到着。いつものようにトイレに近い一番奥のエリアに止めた。ここでの車中泊は3度目だ。慣れたもの。でも今日は違った。雨が強くなったのだ。アズサを同じ奥のエリアの、屋根付身障者用駐車場の隣へ移動。出来るだけ屋根に近付けて停めた。これで濡れずに出入りができるかな。
 自宅から持参した惣菜とおにぎりで車中夕食。アルコールもいただく。23時に就寝。
当然に耳栓をして。雨音は安眠妨害だ。
 
□2011.06.13(月)□   【まほろばって何だ】
 7時に起床。曇り。雨があがって良かった。炊飯して車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。ここでの車中泊は所用のためなので、いつもゆっくりの出発で良い。
道の駅・甲斐大和・記念植樹の標柱
記念植樹の標柱
 周辺を散策。一番奥に石垣があり、石段が付けられている。上ると広河原公園だ。そこに第十一回まほろばサミットin山梨開催記念と書いた柱が何本も建てられている。柱の異なる面には記念植樹・○○県大和○(写真の柱は宮城県大和町)と書かれている。それぞれの柱は桜木?の脇に立っていた。各県の大和・市町村がここに集まり、まほろばサミットを開催した記念に、苗木を植樹したことは分かった。
 でも、まほろばサミットとは何だ。その説明はどこにもなかった。帰宅後に調べてみた。まほろばとは、美しく住みやすい場所。古事記に、倭(やまと)は国のまほろば・・・と詠われている。そのことから「大和」の文字を持つ12の市町村が集まり、交流事業・まほろば連邦を平成元年に発足させた。その連邦の毎年の会議が、まほろばサミット。でも平成の大合併で多くの「大和」が廃止になり、第16回(平成16年)を開催して、そこでまほろば連邦を解散した。これらのことを全く知らなかった。

 駅舎の売店に行くと、まほろばの味覚・うらじろまんじゅうを売っていた。ヨモギまんじゅうに似ているが、ヨモギではなく、うらじろの葉を練り込んでいる。うらじろと言うと正月飾りを思い出す。あれはシダの仲間。このうらじろは、キク科のオヤマボクチと書かれていた。

 1パック6個入り。「保存料は一切使用しておりません。お早めにお召し上がりください。」とあった。早めにと言われても、2人で6個はちょっと多い。と話していると1個売りもあるとのこと。旅行者への気遣いがうれしいね。2個購入した。

 9時58分に出発。国道20号を勝沼IC方向へ戻る。所用先には10時19分に到着。所用を済ませる。道の駅・にらさきをナビに設定して11時27分に出発。国道20号から国道141号へ。12時25分に到着。車中昼食。そして昼寝30分。

 道の駅・南きよさとをナビに設定して13時49分に出発。出発してすぐの所に、6月18日小田川ほたる祭りの立て看板。ここは環境庁自然保護局の部会が選定した、ふるさといきものの里100選に選ばれている、小田川ほたるの里だ。源氏ほたるが観察できる。
 14時06分に道の駅・南きよさとへ到着。さっそくリフトカーに乗り、南八ヶ岳・花の森公園へ。麓がまごい駅、頂上がひごい駅、そこをつなぐリフトカーが鯉のぼり号。何故に鯉のぼりにこだわっているのかな。後になって1枚の写真がヒントをくれた。谷あいの地形を活かして450匹の鯉のぼりが飾られていた。こどもの日前後の、有名なイベントらしい。つまり鯉のぼりで地域の活性化を目指したのだろう。

 乗車券は自販機で購入する。往復300円。リフトカーが駅にいなければ乗車口に備え付けられた押しボタンスイッチを押す。するとリフトカーが下りて来る。高低差100mを3分余りで登って行く。運転手さんが、おやじギャグ付のガイドをしてくれました。ひごい駅に着いた。ここからは北に八ヶ岳、西に南アルプスの山々が見える。はずであるが麓は見えても頂上は雲の中。山容が分からない。

 駅の通路を出ると円形の広場。右の周囲にはテントが張られ、丸太椅子とテーブルが置かれている。左の周囲は2段のコンクリートの階段(ベンチ?)になっている。右のテントの下を抜けるとわんぱく広場。周囲には遊具が置かれている。わんぱく広場の右には、ペダル付の自走遊具に乗れる広場があった。もちろん子供用。無料で利用できる。

 散策道を行くとラベンダー、ポピー、バラ、パンジーなどが咲いていた。コキアも有りました。円形の広場に戻り、加工体験施設・花工房緑の館に寄る。押し花やドライフラワーを使った壁飾りやコースターなどを販売している。加工体験施設なので自分でも製作することができる。

 リフトカーでまごい駅へ。登りと同じ運転手さん。でもガイドは有りません。売店でドライフラワーと野菜を購入。 
道の駅・南きよさと・リフトカー・鯉のぼり号
道の駅・南きよさと
リフトカー
鯉のぼり号
道の駅・南きよさと・花の森公園
花の森公園
道の駅・南きよさと・花の森公園のポピー
花の森公園のポピー
道の駅・南きよさと・リフトカーより麓を見る
リフトカーより
麓を見る
道の駅・南きよさと・花の森公園からの眺望
花の森公園からの眺望
道の駅・南きよさと・花の森公園のわんぱく広場
花の森公園の
わんぱく広場
道の駅・南きよさと・花の森公園・パンジーの寄せ植え
パンジーの寄せ植え
道の駅・南きよさと・花の森公園にて
花の森公園にて
 今日の車中泊予定の道の駅・みまきをナビに設定して15時50分に出発。国道141号を北上する。ちょうど1時間走ったところに食品スーパー・マツヤ南佐久店。夕食の弁当と総菜を購入。品数が豊富で安かった。
道の駅・みまきの標識
道の駅・みまきの標識
 小諸から長野県道40号に入る。18時03分に道の駅・みまきへ到着。駐車場とトイレハウス以外に何も無い。よく見ると隣にテニスコートが2面。ただそれだけだ。車も数台しか停まっていない。変だな。ここには信州布引温泉・御牧の湯があるはずだ。温泉施設が有ればもっと多くの車が停まっているはず。

 駐車場入口横の案内看板を見ると、道路反対側に色々な施設があるようだ。道路際に確かにお店は有るが、既に閉まっている。隣は工事フェンスで囲まれていて中は見えない。案内看板では温泉まで距離がありそう。たまたま散歩で通りかかった人に聞くことができた。すると、温泉はお店のすぐ裏にあるとのこと。行って見ると和風レストランと、和風旅館を思わせるたたずまいの温泉施設があった。そして工事フェンスの中が駐車場。改修工事をしているのか、スペースが狭くなっていて満車状態だった。あふれた車だけがアズサを停めた駐車場に来ていたのだ。

 お風呂セットを持って温泉へ。露天風呂から浅間山が見えるらしいが時間も遅く曇っているので駄目だった。アズサに戻り、車中夕食。残念ながら今日は休肝日。22時30分に就寝。夜中に雨が降り出す。小雨の様で音は気にならなかった。
 
道の駅・みまき
道の駅・みまき
道の駅・みまき・周辺案内看板
道の駅・みまき
周辺案内看板
□2011.06.14(火)□   【見るとやるでは大違い】
 7時に起床。起きたら晴れていた。アスファルトもすっかり乾いている。トイレに起きた時だけ雨が降っていたのだろうか。傘を隣のテニスコートの金網に引っ掛けて乾燥だ。炊飯して車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。周辺を少し散策。傘も忘れずにしまって、白糸の滝をナビに設定して9時08分に出発。
 小諸まで戻り、国道18号に入る。日本ロマンチック街道はここから始まる。幾つもの国道を抜けて日光にまで至る広域観光ルートだ。

 軽井沢駅前近くでガソリンを給油。軽井沢駅前を左折して軽井沢本通りへ。旧軽井沢ロータリーを抜けて左へ。三笠通りを行く。右に行けば旧軽井沢銀座。旧軽井沢ロータリーの手前から旧軽井沢銀座にかけて、多くの商店が立ち並ぶ。三笠通りは商店がほとんどなく、カラマツ並木の道だ。

 旧三笠ホテルの前を過ぎると、白糸ハイランドウェイに入る。名前からは立派な道路をイメージするが、一般自動車道の有料道路で、3桁国道の山道と同じ程度の道路状態だ。舗装はしてあるが、センターラインはない。通行料金は300円。

 つづら折りの登り坂を抜け、しばらく行くと小瀬料金所がある。と言っても屋根付の料金ゲートがある訳ではない。道路の右脇に建屋があり、そこから係員が道路まで出て来て、料金を徴収する。

緑の樹木の中をしばらく走行。道路が急に広くなる。土産物店・草軽交通(株)白糸の滝店があり、その前が滝への入口だ。10時17分に到着。駐車も見学も無料。入口から白糸の滝まで150m。案内看板には「白糸の瀧」と書かれていた。渓流沿いの道を行く。

 滝は高さ3m、幅70m。一直線ではなくL字形だ。滝の前は浅い池になっている。この滝は人の手を加えて、地下湧水が流れ落ちるようにしたものらしい。その時は知らなかった。思い出してみると自然にしては、滝の形状が綺麗に揃い過ぎていたかな。入口に戻り、土産物店に寄る。買う気を誘うものも無い。
旧軽井沢三笠通りのカラマツ並木
旧軽井沢三笠通りの
カラマツ並木
白糸ハイランドウェイ
白糸ハイランドウェイ
土産物店・草軽交通白糸の滝店
土産物店
草軽交通白糸の滝店
白糸の滝の入口
白糸の滝の入口
白糸の滝への連絡路
白糸の滝への散策路
白糸の滝
白糸の滝
白糸の滝にて
白糸の滝にて
白糸の滝・説明看板
白糸の滝・説明看板
白糸ハイランドウェイから鬼押ハイウェーへ
白糸ハイランドウェイ
から鬼押ハイウェーへ
 鬼押出し園をナビに設定して10時50分に出発。8分で峰の茶屋料金所。小瀬料金所と違って、こちらは屋根付の料金ゲート。白糸ハイランドウェイから出る方はそのまま料金所を通過する。

 すぐに信号交差点に出る。国道146号だ。この交差点で国道146号は有料道路・鬼押ハイウェーと、いま走行して来た白糸ハイランドウェイに分岐している。

 鬼押ハイウェーに入る。鬼押出しまでの通行料金は260円。少し行くと浅間六里ヶ原休憩所。大きな駐車場があり正面に浅間山が望める。景色の良さに魅かれて立ち寄る。写真をパチリ。10分くらいで出発。
浅間六里ヶ原休憩所にて
浅間六里ヶ原休憩所
にて
 鬼押出し園の駐車場は第1〜第4まである。第1と第4が乗用車で、第2と第3が観光バス。区別があることは知らなかった。入園時にもらったパンフレットに書いてあった。

 駐車場の周りは一方通行の周回道路になっている。鬼押ハイウェーは自然にこの周回道路に入る。第1駐車場の入口を見過ごした。次の入口から入った。そこは第2駐車場。観光バス専用。第1と第2はつながっているけれど、車止めがあり移動することができない。道路に出て第1に戻りたいが、一方通行。仕方なく周回道路を一周。
 11時10分に第1駐車場にようやく到着。駐車場は無料。入園料は600円。周回道路の上を歩道橋で渡る。広場があり、その奥に鬼押出し園の入口の惣門がある。両側を二天尊像が守護している。一礼して門をくぐる。

 奇岩群の間に参道が整備されている。参道はアスファルトで舗装されているので歩きやすい。パンフレットによれば、奇岩は天明3年(1783年)の浅間山の噴火と火砕流でできた。時間にして十数分の出来事だったらしい。

  短歌 by EMI
  鬼おこる 浅間の山の 大噴火 黒々光る 奇岩の広野

 表参道から奥の院参道脇に安置されている炎観音(ほのおかんのん)へ。奥の院参道は1200mの散策コースだが、炎観音までなら200mくらいか。炎観音をお参り。ここから少し離れた山の中に、廃墟と化した建物が見えた。ガラス張りの円形展望台を備えた立派な建物だ。帰宅後に調べてみたら平成5年に新館移設により、閉館した浅間火山博物館。使われなくなると、20年足らずの間にあそこまで朽ち果てるものなのか。

 奥の院参道を戻り、浅間山観音堂へ。手前に鐘楼堂がある。この鐘はいつでも誰でも打つことができる。私も妻も打たせてもらいました。お賽銭と合掌を忘れない様にね。

 浅間山観音堂に参拝。長女のために子宝のお守り袋を購入。裏参道を通って広場に戻った。鬼押出しの由来でもある鬼の飾り物を売るお土産店に寄る。ユーモラスな顔をした鬼が並んでいる。見るだけにして12時35分にアズサに戻る。

 車中昼食だ。天気が良すぎて、如何にしても暑い。樹木が多い第4駐車場へ移動しよう。第1駐車場に入り損ねて、周回道路を一周した時に見かけていたのだ。木陰にアズサを停めた。車中昼食。

 道の駅・草津運動茶屋公園をナビに設定して13時05分に出発。有料道路の鬼押ハイウェーを避け国道146号に迂回する。群馬大津から国道292号へ入る。
鬼押出し園・入園口
鬼押出し園・入園口
鬼押出し園・第1駐車場
鬼押出し園
第1駐車場
鬼押出し園・惣門前にて
惣門前にて
鬼押出し園・奇岩群
鬼押出し園・奇岩群
鬼押出し園・炎観音
鬼押出し園・炎観音
鬼押出し園から見た廃墟と化した旧浅間火山博物館
鬼押出し園から見た
廃墟と化した
旧浅間火山博物館
鬼押出し園・鐘楼
鬼押出し園・鐘楼
鬼押出し園・奇岩の中に建つ浅間山観音堂
奇岩の中に建つ
浅間山観音堂
鬼押出し園・浅間山観音堂
浅間山観音堂
鬼押出し園・ユーモラスなお顔の鬼飾り
ユーモラスなお顔の
鬼飾り
 道の駅の手前でタイヤが「草津節」を奏でた。ここに音響道路があることを、全く知らなかった。妻はお昼寝タイム中で、これを聞き逃した。残念でしたね。
道の駅・草津運動茶屋公園
草津運動茶屋公園
 13時47分に道の駅・草津運動茶屋公園へ到着。明日はここで車中泊予定だ。トイレなどを確認。

 今日の宿泊は日新館。湯畑の湯滝のすぐ下と聞いている。でも温泉街の道は縦横無尽だ。一方通行も多い。やっぱりナビに日新館を設定。じっくりと走行ルートを確認した。13時54分に出発して6分で到着。

 まずはチェックイン。駐車場にアズサを停めさせてもらって、温泉街を散策。湯畑へ。自噴する温泉を40mの湯樋で湯滝へ流している。湯樋は7本あった。湯の花の採取と、湯温を入浴に適した温度まで下げるのが目的らしい。湯樋にカバーが掛っている写真をよく見るが、寒い季節だけなのだろうか。このときの湯樋にはカバーが掛っていなかった。

  短歌 by EMI
  湯畑の 音をたてつつ 流れ落ち 行きかう人々
   硫黄に包まれ

 湯畑を周回する道路は一方通行。その内側の湯畑側に散策道が設けられている。 

草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・湯畑
草津温泉・夕暮れ時の湯畑
夕暮れ時の湯畑
 湯畑の上流側の脇に観光施設・熱の湯がある。ここでは湯もみと踊りを観覧できる。入場は15時からで、開演は15時30分だ。近くで少し時間をつぶしてから入場した。料金はチェックインの時にもらった草津温泉観光施設共通割引券を使用して50円引きの450円。

 湯もみ体験コーナーがあり参加した。湯もみ板は30cm×180cm。板を立てた状態から水平にひねる。このとき湯船の縁と板が当たってトンと音が出る。そのままの勢いで、先ほどとは反対の方向に板を立てる。また板を水平に戻してトン。これを草津節に合わせて、リズムよく繰り返す。

 湯もみのお姉さん(この際、年齢不問)は、いとも簡単そうにやっていましたが・・。見るとやるでは大違い。水圧が加わっているので上手く出来ない。できても、トンの音が草津節に合ってくれない。参加者には賞状が授与されます。楽しかったですよ。参加するなら舞台の袖近くに座ることをお勧めします。
草津温泉・熱の湯
草津温泉・熱の湯
草津温泉・熱の湯・湯もみショー
熱の湯・湯もみショー
草津温泉・熱の湯・湯もみ体験
熱の湯・湯もみ体験中
   短歌 by EMI
   草津の湯 板を回して 音頭とる 湯もみショーに 飛び入り参加 
草津温泉・熱の湯の祠
熱の湯の祠
草津温泉・熱の湯・公演プログラム
公演プログラム
草津温泉・熱の湯・湯もみ体験参加賞状
湯もみ体験参加賞状
草津温泉・熱の湯・舞台の袖・湯もみ体験するならここ
湯もみ体験するならここ
草津温泉・西の河原公園
西の河原公園
 湯畑から西の河原公園へ。美味しい西の河原通りを行く。両側に色々なお店が並ぶ。中でも温泉まんじゅうのお店が多く、1個丸ごとの試食をなかば強制的に手渡してくれる。だから美味しい通りだ。

 片岡鶴太郎美術館を過ぎると西の河原公園だ。西の河原露天風呂あたりまでは穏やかな登り。この先は少しきつくなる。下りて来た人が「上のつつじは満開でしたよ」と教えてくれた。ここから戻るつもりでいたが、行って見ることに。

 上にはつつじ群生地や鬼の相撲場(碑)、鬼の泉水がある。山つつじは満開だった。吾妻屋のところが鬼の相撲場だろうか。碑に書かれた鬼の姿が何とも楽しい。

   短歌 by EMI
   つつじ咲く 西の河原を 上り行く 鬼の相撲を
   見てみたかった

 図らずもここまで来ることが出来て良かった。帰りはつつじ群生地を抜けて、別の道で戻った。この道は途中から階段に変わる。下りは良いが、上りはちょっと大変かも。 
草津温泉・西の河原公園・鬼の相撲場にて
鬼の相撲場にて
草津温泉・西の河原公園・鬼の泉水
鬼の泉水
草津温泉・西の河原公園・山つつじ
山つつじ
草津温泉・西の河原公園・水子地蔵尊
水子地蔵尊
草津温泉・西の河原公園・鬼の茶釜
鬼の茶釜
草津温泉・西の河原公園・琥珀の池
琥珀の池
 17時に日新館へ戻った。日新館は草津最古のお宿。箸袋にさりげなく説明がありました。

 江戸期以前より湯本安兵衛として湯宿を営んでいた。湯本の姓と家紋の三日月は、源頼朝公から与えられたと伝わっていることが書かれていた。話し好きな女将が仕切る、気取りのない宿だ。

 ここの温泉は6つの大源泉の中の、湯畑から引かれている。湯畑の湯は立ちのぼる湯気が濃くて、重みがあるようにさえ見える。少しピリピリ感があり、スッキリとする気持ち良い湯だ。酸性湯なので石鹸はまったく泡立たない。でも洗い場のカランとシャワーは別の湯なのか、普通に泡立った。気持ちのこもった夕食をいただいた。夜の温泉街を散策。23時に就寝。 
 
草津温泉・日新館・パンフレットと箸袋
日新館
パンフレットと箸袋
草津温泉・日新館・男性浴室
日新館・男性浴室
□2011.06.15(水)□   【一時停止違反】
 6時30分に起床。晴れだ。布団が暑かったので何度も目が覚めた。旅館は万人向けなので、暑がりの私たちには合わないらしい。これは日新館だけではなく、どこの宿泊施設でも同じだ。正直、アズサでの車中泊の方が良く眠れる。アズサなら自分で色々と調節できるから。でも、夏は駄目だ。暑いのは調節の方法が無い。だから夏はくるま旅に出ないことにしている。
草津温泉・湯畑にて
草津温泉・湯畑にて
 7時に朝風呂。8時に朝食。9時にもう一度、私だけが入浴。9時30分にチェックアウトした。温泉街を散策。アズサは日新館の駐車場に入れたままだ。駐車はいつまででもいいですよと言ってくれた。

 光泉寺、地蔵の湯で足湯、大滝の湯を経由して頌徳公園(しゅうとくこうえん)などを回る。

 12時10分に日新館の隣、茶房・ぐーてらいぜで昼食。ドイツ語で「良い旅を」を意味するらしい。日新館の女将の娘さんが厨房を、コーヒーをご主人が担当している。日新館の昔の風呂場を改築して使用していて風情があった。

 午後から白根山・湯釜を観光する予定。まずは道の駅・草津運動茶屋公園をナビに設定して12時40分に出発。
草津温泉・光泉寺階段
光泉寺階段
草津温泉・地蔵の湯・足湯
地蔵の湯・足湯
草津温泉・地蔵の湯
草津温泉・地蔵の湯
草津温泉・大滝の湯
草津温泉・大滝の湯
草津温泉・メアリヘレナコンウォールリー女史像
リー女史の像
  信号交差点・草津のT字路を左折。少し先のガソリンスタンド近くのY字路で、ピピピピーと鋭い笛の音。ドキ。「何か違反したか」とアズサを左に寄せ停止させた。私たちではなかった。前のRV車が一時停止を怠ったようだ。よく見ると、何と国道292号側が一時停止だった。

 道の駅から温泉街(Y字の下から上に向かう)方向には一時停止は無かった。温泉街から道の駅(Y字の左から下に向かう)方向だけが一時停止になっている。Y字の右は一方通行の入口。つまり道の駅方向から来て、右折で一方通行路に入る車を優先しているのだ。先頭を走行していたら自分が違反していたかもしれない。

 何故に優先すべき国道側を一時停止にしているのかな。帰宅後に調べてみたが、はっきりしたことは分からなかった。たぶん雪道での追突防止対策かな。道の駅からは、緩い左カーブの下り坂。近づかないと右折車が止っていることに気付きにくい。そこからブレーキを掛けても、雪道では止まれないかも。そのため、道の駅からの流れをスムーズにさせているのだろう。
 8分で道の駅・草津運動茶屋公園に到着した。白根山は火山活動の状態によって入山規制がある。道の駅でその情報を得るためだ。

 もともと湯釜から500m以内は立ち入り禁止。例年、一部緩和措置により、中央登山道から湯釜のすぐ上にある南側の展望台へ行くことが出来た。しかし新たな火山ガスの発生があったので、現在はその一部緩和措置の実施を見合わせているらしい。それでも西側登山道から別の展望台へは登れるとのことだった。

 道の駅で教えてもらった、草津白根レストハウスをナビに設定して12時58分に出発。信号交差点・草津まで戻りT字路の突き当りを左折する。国道292号沿いには沢山のスキー場があった。しばらく行くと右手に白根火山ロープウェイの山麓駅。ロープウェイは整備点検中で運行していなかった。

 白根山中腹のこの辺りは殺生河原と呼ばれている。火山ガスの影響で白茶けた岩石の地肌をいたるところで見せている。車内にも火山ガスの臭いが入り込んできた。急いで換気を内気循環に切り換えた。

 火山ガスの多くは水蒸気。でも時に硫化水素などの猛毒を多く含む場合がある。最初から内気循環にして、この地域を早く抜けた方が良い。駐停車禁止(赤丸にバツ印)の道路標識の他にも、文章で駐停車厳禁と書かれた看板が立てられている意味も良く分かる。

 13時33分に白根レストハウス駐車場へ到着。駐車場は有料。情報の通り中央登山道は立入禁止だった。西側登山道に近い奥の広い駐車場に移動した。

 登山開始。登山道は石敷のコンクリート舗装。路面がゴツゴツして歩きにくい。展望台に向かってジグザグに道が付けられている。傾斜は結構きつい。何度も休憩しながら登った。23分掛かって、14時01分に草津白根山火口展望台に着いた。湯釜のエメラルドグリーンがとても美しい。すぐ手前にも池がある。一部がつながっていそうだけれど別の池・涸釜だ。その涸釜の水の色は全く異なる土色だった。

   短歌 by EMI
    白根山 くの字くの字の 人の列 湯釜のみどり深呼吸する

 湯釜の右側の壁の上に、中央登山道の展望台の柵と標柱が見える。以前はあそこから湯釜を見ることが出来たのだ。凄く近い。良く見ると人が動いていた。誰だろう。気象庁か東京工業大学の調査の人だろうか。

 下山は楽だ。でも勢いがつかない様に、踏ん張って歩くので足に負担が掛る。途中の腰かけられる石の有るところで、でやっぱり休憩した。それでも10分で下山できた。アズサを、またレストハウスに近い方の駐車場に移動。白根山資料館へ。白根山の生い立ちが良く分かります。

 15時にアズサに戻っておやつの時間。バナナを1本。    
草津国際スキー場・青葉山ゲレンデ
草津国際スキー場
青葉山ゲレンデ
白根火山ロープウェイの山麓駅
白根火山ロープウェイ山麓駅
国道292号・白根山中腹・殺生河原
国道292号・殺生河原
白根山・西側登山道から見た草津白根レストハウス
草津白根レストハウス
白根山・西側登山道
白根山・西側登山道
白根山・西側登山道
白根山・西側登山道
白根山・中央登山道の展望台
中央登山道の展望台
白根山・湯釜
白根山・湯釜
白根山・西側登山道からの眺望
西側登山道からの眺望
白根山・観光看板前にて
観光看板前にて
白根山資料館の資料パネル
白根山資料館の資料
草津温泉・国道292号
草津温泉
国道292号
 今日の車中泊予定の道の駅・草津運動茶屋公園に向けて15時26分に出発。途中から路線バスが先頭の大名行列の仲間になってしまった。

 16時20分に到着。道の駅の売店へ。スタッフに人気のお土産を聞いた。答えは温泉玉子まんじゅう。温泉街の出来たての温泉まんじゅうも美味しいが、賞味期限が短いのが難点だ。それに比べると、これは脱酸素剤も入っていて充分に長いので購入した。
 今日はどこの温泉に入ろうか。迷った挙句に、無料の共同浴場・白旗の湯に行くことにした。一度経験しておきたかったから。アズサを泉光寺参道入口近くの有料駐車場に入れた。白旗の湯はすぐ前だ。

 共同浴場に入るには作法があります。タオルを湯船に入れない、大声を出さない、騒がないことは当たり前ですね。気付かないのが、脱衣室に戻る前に体を拭いて、脱衣室の床を濡らさないこと。濡らした場合は拭き取ること。

 私はこれをつい怠って、地元の人に注意されてしまいました。その他に女風呂の方では、シャンプー、石鹸の使用を禁止と注意書きがあったそうです。白旗の湯の外へ出てから妻に聞きました。男風呂では注意してくれた地元の人も、石鹸を使用していました。私も使いました。もっとも泡はまったく出ませんが。

 駐車時間に余裕があったので、ぶらぶらと美味しい通りを西ノ河原まで散歩。そして温泉まんじゅうを試食。

 道の駅・草津運動茶屋公園に戻る途中で夕食の買い出しをした。例の国道292号の一時停止のY字路。そこの一方通行路を入ったところにある、スーパー大津草津店に寄った。ちらし寿司とフライなどの惣菜を購入。
道の駅・草津運動茶屋公園・駐車場
草津運動茶屋公園
駐車場
 18時23分に道の駅に戻った。車中泊と思われるキャンピングカーやワゴン車が多く停まっていた。バスコンも1台。

 19時30分に車中夕食。アルコールもいただく。
22時30分に就寝。国道沿いでも夜間の走行は極めて少なく、幸いにトラックの駐車も無かったので静かな環境だった。
□2011.06.16(木)□   【プロ野球日本新記録】
 6時に起床。今日も晴。炊飯して車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。ワゴン車で車中泊した人が、跳ね上げたバックドアの下に椅子とガスバーナーを持ち出して、朝食の準備を始めた。
自車の駐車スペースの白線からはみ出さない様に、気を使っているようだ。私も炊飯器をアズサのすぐ近くに置いて炊飯している。なので強いことは言えないが、道の駅で車外に椅子などを持ち出して利用することはルール違反。でも、道の駅の営業時間外で、自車の駐車スペース内でのこと。正直この程度なら許容範囲と思うが・・・。 道の駅・草津運動茶屋公園・朝の風景
草津運動茶屋公園
朝の風景
浅間酒造・プロが選ぶ観光のトップテン紹介パネル
プロが選ぶ観光の
トップテン紹介パネル
  浅間酒造をナビに設定して8時15分に出発。浅間酒造は旅行新聞新社が主催するプロが選ぶ、観光・食事施設100選と、土産物施設100選の両部門で何年も連続第1位の実績を誇っている。A子(長女)が寄って来ると良いよと教えてくれた。

 国道292号を群馬大津まで戻り国道145号へ。15分で着いてしまった。
 開店まで30分もある。時間がもったいないので先へ進むことにした。道の駅・おのこをナビに設定。そのまま国道145号を行く。何か車内の空気が重たくなった。浅間酒造をパスしたので、家内の機嫌が悪くなったのだ。「せっかくA子が教えてくれたのに・・・」とブツブツ言っている。Uターン。店の手前の駐車帯で少し時間調整。さすがに連続第1位の実績だ。豊富な品揃えと豊富な試食があった。酒まんじゅう、山海漬、豆腐こんにゃくなどを購入。戻って良かった。

   短歌 by EMI
   クルマ停め 浅間酒造の 品揃え 味見の山に お腹も笑う

 機嫌も直り、9時31分に出発。
国道145号・八ッ場バイパス
八ッ場バイパス
 少し行くとナビにデータの無い新道に入った。ナビ表示は山の中を走行している。先ほど浅間酒造をパスしたときもこの道を行って、途中でUターンした。10分ほどで行くと国道145号に合流した。帰宅後に調べてみた。あの道路は国道145号の八ッ場バイパスだった。あの八ッ場ダムの工事に伴う道路整備の一環で作られた。あそこが問題の八ッ場とは思いもよらなかった。知っていたら寄り道してでも工事状況を見てみたかった。

 中乃条から国道353号へ入る。10時19分に道の駅・おのこへ到着。多角形をした駅舎だ。農産物直売所で冬磨iどんこ)と山くらげを購入。
道の駅・おのこ
道の駅・おのこ
 道の駅・こもちをナビに設定して10時32分に出発。国道17号・鯉沢バイパスに入ってすぐ。13分で到着した。駐車場は7分の入りで良く繁盛している。こんにゃくを沢山販売していた。そうめんこんにゃく、おかひじき、ミニトマトなどを購入した。

 道の駅・よしおか温泉をナビに設定して出発。とは行かなかった。道の駅・よしおか温泉は2010年3月にオープンしたばかり。ナビにデータが入っていない。地図表示でそれらしいところを画面タッチして設定。11時14分に出発した。国道17号を行く。関越自動車道の下を抜け、前橋渋川バイパスに入る。ナビの案内で吉岡町のランプを降りて右折。T字路の突き当りをまた右折。ナビが「目的地周辺です。音声案内を終了します。」と言っている。でも、それらしい所がない。画面タッチがずれていたのか。

 ナビの地図を色々と移動させていたら、吉岡ケイマンゴルフ場の表示。道の駅のガイドブック(AC誌の付録)には、パークゴルフなど3種類のゴルフが楽しめると書いてあった。きっとここだ。11時38分に到着した。キャンピングカーも数台停まっていた。何のことはない。最初のT字路を左折すれば良かったのだ。
道の駅・よしおか温泉・吉岡ケイマンゴルフ場
道の駅・よしおか温泉
吉岡ケイマンゴルフ場
 建屋の裏は利根川。利根川の河川敷が、緑一杯のゴルフ場になっている。3種類のゴルフとはケイマンゴルフ、パークゴルフ、グランドゴルフだ。日帰り温泉施設のよしおか温泉船尾の湯・リバートピア吉岡を併設している。無料の足湯も有る。足湯に浸かると正面が緑の河川敷。何とも気持ち良い。

 すぐ近くに飲料水の供給口が用意されていた。ここで2Lのペットボトル2本に水を補給した。24時間使用できるトイレもシャワー付だった。レストランや地元農家の野菜などを販売する物産館などがある。また有料施設の利用料金が、とてもリーズナブルに設定されている。正に車中泊に最適の道の駅だ。

 たまたま近くに停まっていた、キャンピングカーのご夫婦と話す機会が有った。ここから1時間くらいの熊谷から来ているいとのこと。ご夫婦は昨夜に着いて車中泊。午前中にグランドゴルフを2時間くらい。午後からまた2時間くらいプレーしてから温泉に入り、今日もここで車中泊。明日帰ると言っていた。ここへは良く来るとのこと。

 確かにこの様な道の駅が近くにあれば、何度でも来たくなるな。12時に車中昼食。昼寝を30分。
道の駅・よしおか温泉・足湯
よしおか温泉・足湯
道の駅・よしおか温泉・飲料水の供給口と各種ゴミ箱
飲料水の供給口と
各種ゴミ箱
 友人の勤める事務所をナビに設定して13時49分に出発。事務所は高崎駅から2kmくらいのところ。国道17号から国道354号に入る。14時28分に到着した。

 この事務所は私が勤めていた会社の高崎営業所。ここに来たのは初めてだ。充分に旧交を温めることができた。彼が育てたじゃがいもをもらった。帰宅後に食べたが、ほくほくして美味しかった。車内で出たゴミの処分をお願いした。出発間際から雨が降り出した。
 道の駅・ふじおかをナビに設定して15時16分に出発。雨はすぐに上がった。23分で到着。ここは上信越自動車道の藤岡ICに併設した
ハイウェイオアシス・ららん藤岡の中にある。噴水を中心にした大きな円形広場が有る。その周りに商業施設が並んでいる。焼きそば、ポテトサラダなど夕食の惣菜を購入。

 道の駅・上州おにしをナビに設定して15時54分に出発。群馬県道13号から国道462号に入る。16時26分に到着。駐車場は国道から少し下ったところにある。駅舎は大正ロマンを思わせる洋館風の造りだ。この辺りは三波石(さんばせき)の産地。三波石のふるさと展示室や、譲原(ゆずりはら)石器時代住居跡の展示館などがある。
道の駅・ふじおか
道の駅・ふじおか
道の駅・上州おにし
道の駅・上州おにし
 見学したかったが先を急いでいたので10分で出発した。こちらにはなかなか来ることが出来ないので、この先の道の駅・万葉の里でも、ぜひスタンプを押したい。17時の閉館まで24分しかないからだ。
下久保ダム
下久保ダム
 国道462号は下久保ダムで出来た神流湖(かんなこ)沿いを行く。この神流湖は心霊スポットとして有名。後で写真を見るとその雰囲気は充分だ。カーブの多い道。運転に集中していて、その雰囲気に気付かずに通過した。

 しばらく行くと、タイヤが「こいのぼり」を奏でた。ここにも音響道路があった。帰宅後に調べてみた。こどもの日前後に「神流町鯉のぼり祭り」を開催。神流川になんと800匹の鯉のぼりが飾られる。やはり地域の活性化策なのだろう。

 道の駅・万葉の里へ17時02分に到着。間に合わなかった。すでに閉館していた。残念。その時、駅舎の扉が開いた。荷物の運び出しのためにスタッフが出て来た。頼んでスタンプを押させてもらった。何とラッキー。

 今日の車中泊予定は道の駅・両神温泉薬師の湯。ここへは二通りの行き方が有る。国道462号から国道299号を行くルート。もう一つが国道462号を少し戻って群馬県道71号を行くルートだ。距離はこちらの方が4分の1程度短い。
心霊スポットとして有名な神流湖
心霊スポット・神流湖
道の駅・万葉の里
道の駅・万葉の里
たまたま駐車していた商用車の運転手に聞くことが出来た。「道の状態はあまり変わらないので私なら県道を行くよ」と教えてもらった。道の駅・両神温泉薬師の湯をナビに設定して17時28分に出発。7分で群馬県道71号に入った。センターラインの無い区間もあるが、すれ違いに少し注意が要る程度だ。通行車両も少ないので全く支障が無い。

 土坂トンネルを抜けると埼玉県。名称が埼玉県道71号に変わる。県境を越えても、ほとんどの場合で番号は変わらない。国道299号と交差する少し手前で埼玉県道37号に入る。
 18時07分に道の駅・両神温泉薬師の湯へ到着。早速に温泉へ。少しぬるっとした感じのお湯でした。

 アズサに戻り、情報を得るためにラジオを入れる。NHKで野球中継・中日戦を放送していた。めずらしい。ラジオを聞きながら20時に車中夕食。対ソフトバンク戦だ。
道の駅・両神温泉薬師の湯
道の駅
両神温泉薬師の湯
そして5対2で中日ドラゴンズの勝利。この試合で岩瀬仁紀選手が、通算287セーブのプロ野球日本新記録を達成した。大いに盛り上がった。
 22時30分に就寝。夜中に雨が降り出したようだ。
 
□2011.06.17(金)□   【サービスが最低だった】
 6時に起床。今も雨が降っている。車外では炊飯ができない。車内でも炊飯は避けたい。換気扇が無いので。しかたなく道の駅の案内所の大きな庇の下へ炊飯器を移動。ここで炊飯した。

 車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。出発前に雨は上がった。道の駅・大滝温泉をナビに設定して8時37分に出発。
道の駅・両神温泉薬師の湯
道の駅
両神温泉薬師の湯
温泉施設・大滝温泉遊湯館
温泉施設
大滝温泉遊湯館
 埼玉県道37号から国道140号へ。22分で到着した。温泉施設・大滝温泉遊湯館は、10時からの営業。そこにスタンプがある。困ったな。念のため少し離れた遊湯館の入口へ行って見た。スタッフが外で業者風の人と話をしていた。聞いてみたら、扉を手で開いて入って下さいとのこと。自動扉で少し重たかったけれど、開くことが出来た。スタンプは入ってすぐの所にあり、押すことが出来た。

 ここで、私たちと同じように両神温泉薬師の湯で車中泊していた人と話す機会があった。道の駅の関係者かと思っていた。何故なら、樹木と家と人をモチーフにしたあの道の駅の大きなマークを、ライトバンのドアに付けていたから。でも違っていた。三重県の人で、全国をくるま旅していると言っていた。マークは旅先で暇な時に造ったらしい。本当に上手く出来ていた。でも勝手に使ってはいけないのでは・・。

 色々と情報交換。この先の雁坂トンネルが有料なのを知らなかったと話すと、彼も知らない様子。私は両神温泉薬師の湯で、パンフレットを見て知ったのだ。そのパンフレットをあげると、「うーん、高いなー」と見入っている。通行料金は普通車で710円。キロ単価で100円以上する。確かに高い。どこか抜け道を探してみると言っていた。有るのかな。
道の駅・大滝温泉
道の駅・大滝温泉
道の駅・大滝温泉・施設案内パネル
大滝温泉・施設案内
 サービスが最低だった道の駅・みとみをナビに設定して9時38分に出発。出発してすぐに国道140号は2ルートに分かれる。中津川沿いを行くルートと、秩父湖に出るルートだ。ナビは中津川沿いのルートを案内した。少し行くと滝沢ダムに出た。重量式コンクリートダムだ。道はダム堤の基底部から堤頂まで、ループ橋で一気に上がる。すぐのトンネルを抜けるとダム堤横の駐車場入口が有る。

 周りには何もないが、ここには路線バスが停まるようだ。看板に自由乗降で「乗車の際は、安全地帯にて、手をあげて運転手に乗車することを知らせて下さい」と書いてあった。利用する人、いるのかな。

 ダム湖沿いはトンネルと橋が連続する。2200mの大峰トンネルでダム湖から離れる。トンネルを抜けると、滝川沿いの道で、雁坂トンネルに至る。谷川の急斜面を削って付けたような道路だ。猿が国道に降りて座っていた。アズサが近付いたら、脇の藪の中へ入って行った。

 10時18分に雁坂トンネルに入った。そこから12分で道の駅・みとみに到着した。ここで信じられない対応を受けてしまった。売店でお土産として、桔梗屋の信玄桃を2箱購入した。小さな桃そっくりの和菓子だ。

 小分けしたいので袋を余分に2枚欲しいと言ったら1枚しか貰えなかった。小さなレジ袋に、売店名が印刷されている普通のもの。妻が「もう1枚下さい」と言ったら、中年の女性店員に「中の袋と合わせて2枚です」と言われた。「いえ、もう1枚欲しいのです」と妻。それでも「この省エネの時代なのに。我慢して下さい」と言って出してくれなかった。

 妻は初めから、余分に2枚欲しいと言ったのに、勝手に勘違いして、余分に1枚しか出さなかった。買った商品の数しか袋を出せないなら、最初に出せないと説明するはず。自分の勘違いを繕うために、省エネとは呆れる。それに客が必要と考えているものを、他人の店員が省エネで我慢しろと言うのは、筋違。まったく納得がいかない。

 今度は私が、返品するつもりで再度袋を要求したらやっと出してくれた。だから、ここはサービスが最低だった道の駅なのだ。

 道の駅とは、道路利用者に快適な休憩と多様で質の高いサービスを提供する施設のはず。道の駅・みとみは、スタッフ教育が出来ていないようだ。また国道140号を利用しても、もうここでは2度と買わない。   
滝沢ダムとループ橋
滝沢ダムとループ橋
滝沢ダム・ダム湖
滝沢ダム・ダム湖
滝沢ダム・見学駐車場入口案内看板
滝沢ダム・入口案内
国道140号・この先に猿がいました
国道140号
この先に猿がいました
道の駅・みとみ
道の駅・みとみ
道の駅・みとみ
道の駅・みとみ
広瀬ダム公園・案内看板
広瀬ダム公園・案内
 道の駅・花かげの郷まきおかをナビに設定して10時45分に出発。少し行くとダム湖がありその先にダム。広瀬ダムだ。岩石を積み上げたロックフィルダム。ここには広瀬ダム公園がある。寄りはしなかったが案内看板には、小川に滝と池を配した庭園と芝生広場などが書かれていた。
道の駅・花かげの郷まきおか
花かげの郷まきおか
 11時05分に道の駅・花かげの郷まきおかへ到着した。駅舎は階段の上。花一杯の道の駅だ。駅舎の前には花のプランターが積み上げられている。駅舎の裏は丘になっていて、斜面に花が咲いていた。この丘は遊具などを置いて、彩甲斐公園として整備されている。駅舎の左には、他の場所から移築した、牧丘郷土文化館(旧室伏学校校舎)がある。入場は有料。明治8年にルネサンス様式で建てられた洒落た建物だ。

 何故かほっとする道の駅だった。サービスが最低だった道の駅・みとみを経験して来たので、よけいに感じたのかもしれない。 
道の駅・花かげの郷まきおか・彩甲斐公園の斜面
彩甲斐公園の斜面
道の駅・花かげの郷まきおか・牧丘郷土文化館
牧丘郷土文化館
道の駅・花かげの郷まきおか・彩甲斐の石碑の前にて
彩甲斐の石碑の前にて
道の駅・花かげの郷まきおかにて
花かげの郷まきおか
道の駅・花かげの郷まきおか・案内看板
道の駅・案内看板
 勝沼ICをナビに設定して11時35分に出発。国道140号から山梨県道38号へ。ナビの案内のまま走行。勝沼ICの手前でガソリンを給油。12時09分に勝沼ICから中央自動車道へ入る。4分で釈迦堂PAに着いた。早速に釈迦堂遺跡博物館に向かう。

 博物館は山側に有る。写真を撮りながら、階段をジグザグに上る。5分も掛かってしまった。軟な私たちには結構きつかった。観覧料は200円。ここに来たかったのは、ユーモラスな顔をした土偶たちに会いたかったから。入るとすぐにその顔たちに出会った。縄文の顔・現代の顔と題して、土偶の顔と子供たちの笑顔を、写真パネルで展示したコーナーがあった。透過光で見せる演出が上手い。

 土偶の顔の実物展示では、笑い顔・怒り顔・泣き顔など多様な表情があり、実に楽しい。その他にも土器や石器などの展示がある。あの土偶たちは何の目的で造られたのだろうと考えながらアズサに戻った。  
釈迦堂PA・釈迦堂遺跡博物館案内パネル
釈迦堂PA・釈迦堂
遺跡博物館案内パネル
釈迦堂PA・釈迦堂遺跡博物館連絡路モニュメント
連絡路のモニュメント
釈迦堂遺跡博物館連絡路より釈迦堂PAを望む
連絡路より・釈迦堂PA
釈迦堂遺跡博物館・笑顔の展示コーナー
笑顔の展示コーナー
釈迦堂遺跡博物館・土偶
土偶
釈迦堂遺跡博物館・土偶
土偶
釈迦堂遺跡博物館・外観
遺跡博物館・外観
 13時に車中昼食。今日は昼寝無しでも大丈夫そう。今日の車中泊予定は刈谷PA。ETC休日特別割引の有効利用するためだ。差し当たり東海ICをナビに設定して13時26分に出発。
諏訪湖SA
諏訪湖SA
 でも、やっぱり眠くなりそうな気配。14分で境川PA。ここで昼寝を30分して14時38分に出発した。

 15時39分に諏訪湖SAへ到着。外のテントで長芋をワゴン販売していた。店のご主人に、美味しいのを選んでもらって2本購入した。10分で出発。
 この後はノンストップで土岐JCTから東海環状自動車道へ。豊田松平付近は滅茶苦茶に虫が多く、ウインドウォシャーで洗浄しながら走行。洗浄液が無くならないかと心配だった。このおかげで後日の洗車が大変だった。

 18時04分に刈谷PA(ハイウェイオアシス)へ到着。いつもはPA側に駐車する。今日はハイウェイオアシス側の、デラックストイレに近いところに駐車できた。ここには天然温泉かきつばたがある。でも明日は自宅なので節約だ。
刈谷PA(ハイウェイオアシス)
刈谷PA
ハイウェイオアシス
 売店で朝食用にとメロンパンを購入。19時40分にレストランで夕食。その後、園内を散策。

 21時過ぎにデラックストイレに行ったら、このトイレは22時で閉鎖すると看板があった。初めに利用した時には、その看板は置かれて無かった。他のトイレまでは200mくらいの距離が有る。看板は常に出しておいて欲しいな。仕方なくいつものPA側に移動した。
23時に就寝。
 
□2011.06.18(土)□   【帰宅】
 6時に起床。今日は晴れ。非常食で持って来ていた春雨ヌードルと昨夜に買ったメロンパンで車中朝食。非常食は、もう必要ないから。7時34分に出発。10分で東海ICを下りた。ETC休日特別割引で1000円。

 自宅到着7時52分。
荷物を降ろし、今回のくるま旅を無事終了した。

   短歌 by EMI
   真夏でも 草津温泉 さっぱりと 逃げて行きたい 名古屋の暑さ

 
 
 
 
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