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高野山から熊野本宮大社へ冬のくるま旅 (拡大地図を表示)
 このくるま旅の記録を、オートキャンパー誌の日本列島くるり旅日記に投稿し、2014年10月号に掲載されました。投稿原稿はこの記録を大幅に割愛したものです。誌面に掲載された文章は、(たぶん頁の制約で)投稿原稿よりさらに割愛されたものになっています。

 さて、今回は「高野山から熊野本宮大社へ冬のくるま旅」。
きっかけは、この年の1月にあった叔父の法要。お勤めを終えた和尚さんが、所用でこれから高野山へ行くと話された。それも車で。高野山は標高1000m前後。この時期に車で上まで行けるとは思っていなかった。和尚さんいわく、何度も行っているが、スタッドレスを履いていれば大丈夫とのこと。そして、寒いけれど雪景色の高野山もいいですよと付け加えられた。この一言が心を捉えた。ただし、「寒いけれど」は記憶の外へ。

 熊野本宮大社については、ここが熊野三山の一社であること。熊野三山は熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社の総称。その内の熊野本宮大社には、まだ行けていない。高野山から南下して、南紀白浜温泉へ。その後、熊野本宮大社まで足を延ばすことにした。

 南紀白浜温泉では、中世ヨーロッパのお城の様なたたずまいのホテル川久の日帰り温泉入浴を予定している。温泉博士に無料入浴の温泉手形が載っていたから。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、高野山・檀上伽藍、奇絶峡、南紀白浜温泉・ホテル川久、熊野本宮大社です。
 
□2013.12.13(金)□   【針TRSは寒かった】

 妻が昼食のおにぎりを用意する。まずは温泉博士が利用できるサンピア伊賀・芭蕉の湯をナビに設定して自宅を11時23分に出る。いつものGSに寄りガソリンを満タンにしていざ出発。名四国道(国道23号)から国道1号と国道25号の重複区間を経て名阪国道(国道25号)を行く予定。

 12時40分に名四国道の木曽川大橋を渡る。1kmほど先には揖斐長良大橋が有る。ここは1級河川に挟まれた中州なのだ。この流域では宝暦年間に幕命により薩摩藩が木曽三川(揖斐川、長良川、木曽川)の分流を目的に4カ所で締め切り工事を行った。宝暦治水と言われている。人力による工事は多くの犠牲者を出した。

 その中州の国道沿いに長島スポーツランドがある。日帰り温泉やテニス、乗馬、ゴルフなどができる複合スポーツ施設。ここで車中昼食といつもの昼寝を30分。ちなみに海側に3kmほど行くと絶叫マシンなどで有名な長島スパーランドがあります。

サンピア伊賀・芭蕉の湯
サンピア伊賀
芭蕉の湯

15時38分にサンピア伊賀に到着。芭蕉の湯のほかに、ホテル、テニスコート、レジャープール、スケートリンクなどがある複合施設。

 伊賀は松尾芭蕉の生誕地。そして伊賀流忍者の里。ここには伊賀流手裏剣道場(遊興施設)が常設されています。

 ゆったりと入浴。妻が温泉備え付けの保湿クリームが使いやすいと気に入ったようで購入。好物のひの菜漬があったのでこれも購入。

 17時07分に出発。33分で道の駅・針TRSに到着。ここで車中泊。遮るものが何もないので風が吹き抜けていく。駐車場からトイレが遠いのが少し辛い。寒さが身に凍みる。夕食は車内で湯豆腐。安くて簡単、車内も暖まる。ただし、換気は忘れないように。
23時に就寝。

 

道の駅・針TRS
道の駅・針TRS
□2013.12.14(土)□   【金剛峯寺もけっこう冷えた】
 6時に起床。天候は晴れ。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 高野山に向かうにはいくつかのルートがある。笠田から西高野街道・国道480号で向かうルートが一番走り易いらしい。

 西高野街道入口近くにある道の駅・紀の川万葉の里をナビに設定して9時15分に出発。名阪国道を無料区間の終わる天理ICで降りて国道24号へ。11時に道の駅・紀の川万葉の里へ到着した。柑橘類が安い。みかん、キンカン、レモンを購入。

 高野山・金剛峯寺駐車場をナビに設定して11時31分に出発。出発してすぐのところにAコープ・かつらぎ店。高野山では食料調達がままならないと考え、巻き寿司、いか天、エビカツ、コールスローなどを購入した。

 西高野街道沿いには雪がまったく見当たらない。少し拍子抜けだ。と思っていたら、屋根にぶ厚い雪を載せたミニバンとすれ違った。上は雪なのか。暫くしたら前を行くダンプカーに追いついてしまった。景色を見ながら、のんびりと登って行く。周辺に残雪が見え始めた。
名阪国道・天理IC
名阪国道・天理IC
道の駅・紀の川万葉の里
紀の川万葉の里
西高野街道・国道480号
西高野街道
国道480号
高野山・金剛峯寺駐車場
高野山
金剛峯寺駐車場
 12時36分に高野山・金剛峯寺駐車場に到着した。ここには24時間使用できる暖房されたトイレが有る。今日はここで車中泊の予定。道路や駐車場にはほとんど雪は無かった。駐車場の端に停めてある数台のクルマの屋根には、10センチくらいの雪が載っていた。昨日はかなりの降雪だったのだ。それでもアスファルトの上の雪は融けてしまったようだ。早速におにぎりと吸い物で車中昼食。昼寝を30分。

さて、高野山を観光しましょう。最初に金剛峯寺を拝観。拝観料金500円。有料の諸堂6カ所を拝観できる2日間有効の共通内拝券2000円も有る。今回は金剛峯寺と霊宝館だけのつもりなので個別に料金を支払うことにした。

 金剛峯寺の拝観は靴を脱いで板の間を歩くことになる。冷え込むので対策をと何かに書かれていたので、厚手の靴下を用意して二重履きにした。

 趣の違う部屋の造り、襖絵や掛け軸、石庭などが見所。ただ石庭は、雪で枯山水の砂紋が隠れてしまうのが残念です。

 見学コースの途中でお茶とお煎餅のお接待があります。このお部屋にはストーブが置かれていました。見学は概ね1時間くらいか。けっこう冷えた。

 アズサに戻りおやつを食べながら休憩。夕方、周辺のお店を散策。夕食はAコープで買った惣菜とスパ鍋(パスタ鍋としてAC誌04年2月号55頁で紹介してもらいました)。
22時30分に就寝

 

高野山・金剛峯寺
高野山・金剛峯寺
高野山・金剛峯寺・廊下
金剛峯寺・廊下
高野山・金剛峯寺・石庭
金剛峯寺・石庭
□2013.12.15(日)□   【霊宝館も寒かった】
高野山・壇上伽藍
高野山・壇上伽藍

 6時40分に起床。天候は曇り。夜中に雪が少し降ったようだ。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 9時35分、壇上伽藍を散策。石庭と違って伽藍は、断然に雪景色の方が好いですね。天候が良くなって気温が上がったのか、屋根から滑り落ちる雪が半端ない量。ドスンと落ちてくる。危険なので立ち入らないように規制ロープが張られている。

 それでも根本大塔などの諸堂に入るところは軒下を通らなければならない。当然に雪はそこにも落ちてくる。よく見極めて通過しないと直撃を食らってしまうので要注意。

 金堂の左奥に納経所がある。御朱印を頂いた後で、午後から行こうと思っている奥之院の駐車場などを教えていただいた。時間が有るのなら「一の橋」から入るのがお勧めらしい。ただし一の橋の駐車場は有料。

 歴史上の人物や私達の時代の著名人、企業の供養塔が参道沿いに建てられている。花菱アチャコ(昭和初期の漫才師)の墓には楽書塚があり落書きができるようになっているなど変った供養塔も多いとのこと。

 奥之院までの所用は40分。ゆっくり見ながら行くと往復2時間くらいか。無料の駐車場は「中の橋」。ここからだと所用20分。やはり、一の橋から散策したいかな。

高野山・壇上伽藍・不動堂
壇上伽藍・不動堂
高野山・壇上伽藍・根本大塔
壇上伽藍・根本大塔
高野山・壇上伽藍・西塔
壇上伽藍・西塔
 まずは霊宝館へ。拝観料は600円。企画展・徳川家と高野山を開催していた。ここは靴からスリッパに履き替えての見学。靴のままで良いと思っていたので厚手の靴下は持ってこなかった。受付で使い捨てカイロをもらえるが、本当に寒かった。

 曼荼羅図や仏涅槃図の仏画や大日如来や不動明王などの仏像が展示されていた。大師教会を抜けて11時35分にアズサに戻る。

 午後から奥之院を散策してもう一泊しようかと迷ったが、見所が多そうなので良い季節に出直してゆっくり散策することにした。寒さが身に凍みたのが大きな理由だ。和尚さんが「さむいけど」と言っていたことを思い出す。

 もう一つの理由が白浜方面に向かう高野龍神スカイライン・国道371号の冬季通行規制。17時以降は通行止めになる。どの様なトラブルが発生するか分からない。できるだけ早い時間に通過したかった。12時15分に中の橋駐車場に移動。駐車場の少し先が高野龍神スカイライン入口なのだ。
高野山・霊宝館
高野山・霊宝館
高野山・大師教会
高野山・大師教会
高野山・中の橋・裏参道入り口
中の橋・裏参道入り口
高野龍神スカイライン・国道371号・突然に積雪路
高野龍神スカイライン
突然に積雪路
 ここでおにぎりと吸い物で車中昼食。道の駅・ごまさんスカイタワーをナビに設定。いつもの昼寝を止めて12時47分に出発。

 25分くらいで標高1040mにあるドライブイン花園あじさい園を通過。路肩に雪は残っていても道路には積雪が無い。

 雪は無いのかなと思った矢先。突然に積雪路にかわった。もう一面の雪景色だ。少し行くと突然に雪が無くなる。この様な事を繰り返しながら標高を上げて行き、しだいに雪だけの世界になった。

 13時29分に道の駅・ごまさんスカイタワーへ到着。3月末までは冬季休業中。それでも乗用車が3台駐車していた。トイレは使用できるが、当然に清掃は行き届いていない。
高野龍神スカイライン・国道371号・突然雪が無くなる
高野龍神スカイライン
突然雪が無くなる
高野龍神スカイライン・国道371号・また突然に積雪路
高野龍神スカイライン
また突然に積雪路
道の駅・ごまさんスカイタワー・高野龍神国定公園説明看板
ごまさんスカイタワー
国定公園説明看板
道の駅・ごまさんスカイタワー・駐車場
ごまさんスカイタワー
駐車場
道の駅・ごまさんスカイタワー
道の駅
ごまさんスカイタワー
 道の駅・龍神をナビに設定して10分ほどで出発。しばらく行くと道路の雪は無くなった。14時07分に道の駅・龍神へ到着した。店内を少し見てすぐに出発。

 ナビには道の駅・水の郷日高川龍游を設定。20分ほど行くとGSがあった。燃料が心もとない状態だ。さすが山の中。いい値段が付いている。町に出ればもう少し値打ちに入るだろう。せこく10Lだけ給油した。

 14時57分に道の駅・水の郷日高川龍游へ到着。カウンターには女性スタッフが一人。少し取っ付きにくい感じ。でも話したら気さくでとても親切だった。柚あんころを5個、生椎茸を2袋購入した。

 鶴の湯温泉をナビに設定して15時14分に出発。ここも温泉博士が利用できる。国道424号を行く。鶴の湯温泉は和歌山県道30号沿いにある。国道を離れ県道に入るところで道を間違えてUターンすることもあったが、なんとか和歌山県道30号へ入った。

 ナビが右折を案内した。狭い道だ。かなり手前には案内看板があったが、ここには無い。ここを右折で入るなら必ず案内看板があるはずだ。ナビの案内を無視して直進した。
道の駅・龍神
道の駅・龍神
道の駅・龍神・土留めに描かれた龍神の壁画
土留めに描かれた
龍神の壁画
道の駅・水の郷日高川龍游
道の駅
水の郷日高川龍游
鶴の湯温泉の看板
鶴の湯温泉の看板
 少し行ったら大きな鶴の湯温泉と書いた看板。「やっぱりね」と思いながら、そこを通過してしまった。道路沿いの建物が一般の住宅のように見えたから。前を通過するときに、道路から奥まったところにある入口が見えた。「ここだ」。クルマは全く走っていないので、そのまま県道をバックして駐車場に入れた。15時57分に到着。

 入浴の準備をして入口を入った。ちょっと雰囲気が違う。スタッフが出てきて、温泉は奥の建屋と教えてくれた。ここは宿泊施設の建屋だった。入口を出ようとしたら、「こちらからも行けますよ」と中の廊下を教えてくれた。温泉は鉄分の多い黄褐色。浴槽内の足もとは全く見えない。よく温まった。 
鶴の湯温泉・(間違えて入った)宿泊館
鶴の湯温泉・宿泊館
 今日の車中泊予定の道の駅・みなべうめ振興館をナビに設定して17時11分に出発。11分で到着した。ここは2009年10月に車中泊している。西国三十三ヵ所を巡る旅だった。その時と様子は変わっていない。強いて言えば、裏にある小学校の体育館に工事用の足場が組んであることくらいか。

 夕食の惣菜を買い出しに行かなくては。その前におやつ休憩。みなべ町にはけっこうお店がある。4分くらい行くとAコープ・みなべ店。サラダ、ちくわ、キャベツなどを購入。フミリーマート・みなべインター店でサンドイッチを購入した。

 18時19分に道の駅・みなべうめ振興館に戻る。夕食はサンドイッチとサラダ、それと今日もスパ鍋。
23時に就寝。
 
道の駅・みなべうめ振興館
道の駅
みなべうめ振興館
道の駅・みなべうめ振興館・みなべ川沿いの小さな祠
みなべ川沿いの祠
□2013.12.16(月)□   【豪華さに目を奪われた】
うめ振興館・入口の梅に鶯
うめ振興館
入口の梅に鶯
 6時30分に起床。天候は曇り。炊飯をして車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。9時30分、うめ振興館を見学。前に車中泊した時は先を急いでいたので見学できなかった。1階は歴史民俗資料、2階は梅資料、3階は物産の展示販売になっている。

 展示販売コーナーは各種梅干の試食が豊富にそろえてあった。味の違いを知ることができる。蜂蜜梅チューブを2本購入した。

 ガイドブックに載っていた奇絶峡をナビに設定。9時50分に出発。GSがあったのでまずはガソリンを給油。やはり山の中より5円も安かった。
うめ振興館・3階の物産展示販売・商品の前の箱が試食です
3階の物産展示販売
商品の前の箱が試食
 10時33分に到着。奇絶峡は和歌山県道29号沿いにあり、田辺南部海岸県立自然公園の一部。ガイドブックには大きな1枚岩に刻まれた磨崖三尊大石仏が紹介されていた。

 県道沿いに公衆トイレと数台が停められる駐車場がある。桜や紅葉のオンシーズンではすぐに満車になってしまいそう。冬場に来る物好きはいないようだ。

 右会津川に架かる赤く塗られた滝見橋が磨崖三尊大石仏への入口。橋を渡って少し行くと不動の滝。滝の中段付近に不動明王を祀るお堂が建てられている。滝の手前を右に折れ、細くてきつい山道を登ること7分で磨崖三尊大石仏に到着する。

 撮影ポイントを探して右往左往。木の枝とか、大石仏をライトアップ?するための照明灯の電柱などが撮影の邪魔をする。写真撮影とお参りを済ませ滝に戻る。不動明王を祀るお堂へ。斜面に張り出した大岩の下の窪んだところに建てられている。扉やガラス窓はアルミサッシが入っていた。扉を横に引くと意外にもスルスルと簡単に開いた。大岩がそのまま天井になっている。

 滝に近い一番奥にお不動さんが祀られている。大日大空不動明王と名の入った提灯には明かりが灯っていた。上がり框には「一念化生」と書かれた黄色地の小冊子が置かれている。中には経文などとその説明が印刷されている。ちなみに、一念化生はカッコ書きで「一念を込めて行えば、どんなことでも成し遂げることができる」とあった。お賽銭を上げて一部頂いてきた。         
奇絶峡・駐車場
奇絶峡・駐車場
奇絶峡・滝見橋
奇絶峡・滝見橋
奇絶峡・磨崖三尊大石仏
磨崖三尊大石仏
奇絶峡・磨崖三尊大石仏の説明パネル
石仏の説明パネル
奇絶峡・不動の滝にて
奇絶峡・不動の滝にて
奇絶峡・不動明王を祀るお堂
不動明王を祀るお堂
奇絶峡・不動明王を祀るお堂の内部お堂の内部 奇絶峡・右会津川
奇絶峡・右会津川
道の駅・紀州備長炭記念公園
道の駅
紀州備長炭記念公園
 道の駅・紀州備長炭記念公園をナビに設定して11時22分に出発。4分で到着。ここは紀州備長炭発祥の地。記念碑が置かれている。

 物産店へ。店の外のワゴンに袋詰めのみかんが並んでいる。「○○さんのみかん」と生産者の名前が掲示してあった。同姓だ。これは買わなくては。夕食後に食べてみたらとても美味しかった。さすが○○さん。もっと買ってくればよかったな。
 ホテル川久をナビに設定して11時54分に出発。和歌山県道29号を戻る。先ほどの奇絶峡・滝見橋の前を通過。やはり駐車場はがら空き状態だった。

 12時27分に到着。写真で見るよりさらに立派な外観。門を入った正面のエントランスの外には、ホテルのスタッフが待機している。それも2人。ここの駐車場で車中昼食を予定していた。少し気後れしてしまった。予定変更。Uターンして来る途中にあった、とれとれ市場南紀白浜へ向かうことにした。
南紀白浜温泉・ホテル川久の外観
南紀白浜温泉
ホテル川久の外観
南紀白浜・とれとれ市場
とれとれ市場
 7分で到着。すごく大きな駐車場。入口道路の右側駐車場奥がとれとれ市場、左側駐車場奥に白浜温泉・とれとれの湯を併設している。

 平日にも関わらず、右側駐車場は満車に近い状態だった。早速に車中昼食。おにぎりを1個食べたところで、せっかくなので海鮮を食べようと言うことになった。車中の昼食は中断。

 とれとれ市場に向かった。店内には試食が豊富にあった。でも試食はそこそこにして奥のとれとれ横町へ。妻は丼コーナーでサーモンイクラ丼、私は惣菜コーナーで海鮮とろろとご飯をチョイスして丼にした。美味しくて安かった。
南紀白浜・とれとれ市場・とれとれ横町
市場内のとれとれ横町
 アズサに戻り昼寝を30分。14時25分にホテル川久に向かう。駐車場にアズサを入れたらスタッフが出迎えに来た。宿泊客なら荷物を持ってもらって、フロントへ行くのだろう。私達は日帰り温泉入浴。それも温泉博士を利用しての無料入浴。わざわざ申し訳ないな。温泉入浴で入浴準備が有るのでと説明して、スタッフの女性には戻ってもらった。

 入浴の準備をしてエントランスへ。先ほどの綺麗な女性スタッフがフロントへ案内してくれる。ホテル内へ。大理石の柱に支えられたゴールドに輝く高い天井とモザイクを施した床。ロビーの豪華さに目を奪われる。

 フロントで手続きをして温泉へ。エレベータまで女性スタッフが案内してくれた。脱衣室にはバスタオルとフェイスタオルが山のように積まれていて自由に使うことができる。

 時間が早いので、入浴客は私を含めて3人。ゆったり、のんびりと入浴。ロビー奥のショップで洋菓子とスプーンを購入した。
南紀白浜温泉・ホテル川久のロビー
南紀白浜温泉
ホテル川久のロビー
南紀白浜温泉・ホテル川久・脱衣室
南紀白浜温泉
ホテル川久・脱衣室
南紀白浜温泉・ホテル川久・ロビーからの景色
ロビーからの景色
道の駅・ふるさとセンター大塔
ふるさとセンター大塔
 道の駅・ふるさとセンター大塔をナビに設定して、16時に出発。7分も行くとオークワ・白浜堅田店があった。夕食を確保しておかなければ。寿司とたこ焼き焼きそばセットを購入。チェーン店のようだけれど初めて利用した。安くて清潔感があった。この後もオークワをたびたび利用した。

 国道311号を行く。16時51分に道の駅・ふるさとセンター大塔へ到着。良かった。間に合った。記念スタンプを押すことができた。次へ進める。スタンプが押せなかったらここで車中泊のつもりだった。

 この時、二つの思い違いをしていた。スタンプが押せなかった場合にここで車中泊をしても次の日は火曜日で定休日。スタンプは押せなかったのだ。もう一つは、閉店時間。多くの道の駅の閉店時間と同じで17時と思っていた。でもここは17時45分だった。十分に間に合う時間で心配の必要はなかった。

 道の駅・熊野古道中辺路(なかへじ)をナビに設定して16時59分に出発。国道311号を北上。24分で到着した。妻が「ここ良いわ」と褒めた。シャワートイレなのだ。おかしいな。男性側には付いていない。ここは女性を優遇している道の駅なのかな。

 寿司とたこ焼き焼きそばセットで夕食。
22時40分に就寝。

 
道の駅・ふるさとセンター大塔
ふるさとセンター大塔
道の駅・熊野古道中辺路
熊野古道中辺路
道の駅・熊野古道中辺路にて
熊野古道中辺路にて
□2013.12.17(火)□   【熊野川は暴れ川】
 6時30分に起床。天候は曇り。昨日の昼食で残ったおにぎりがあったので炊飯はしない。朝食はそのおにぎりとパックご飯。どちらも電子レンジで温めた。それにお吸い物と野菜サラダ。

 道の駅・奥熊野古道ほんぐうをナビに設定して8時55分に出発。国道311号から国道168号に入る。熊野本宮大社の前を通過。途中から道路が新しくなった。すぐにトンネル。ナビを見ると道路の無いところを走行している。道の駅からはどんどん離れて行く。GPSが受信できないからなのか。でも自立航法システムが付いているはず。トンネルを抜けても同じだった。どこかで道を間違えたか。

 2つ目のトンネルを抜けたところにやっと交差点があった。そこでUターン。1つ目のトンネルに入る手前で左折して、旧国道へ行かなければならなかった。ナビに新道のデータが入っていないので、当然に案内が無かった。9時29分に道の駅・奥熊野古道ほんぐうへ到着した。

 ここには藤原定家が後鳥羽上皇の随員として、熊野参拝をしたときの出来ごとを記録した熊野御幸記の概略を、熊野御幸と藤原定家として音声案内付の説明パネルで紹介しているコーナーが有る。

 楽しいイラストなどで鎌倉時代初期の熊野御幸の様子を知ることができる。美味しそうなみかんクッキーを見つけたので購入。
道の駅・奥熊野古道ほんぐう・ナビに新道のデータ無し
新道のデータ無し
道の駅・奥熊野古道ほんぐう
奥熊野古道ほんぐう
道の駅・奥熊野古道ほんぐう・熊野御幸と藤原定家のコーナー
熊野御幸
藤原定家のコーナー
道の駅・奥熊野古道ほんぐう・熊野御幸と藤原定家のコーナー
熊野御幸
藤原定家のコーナー
熊野本宮大社・参道入り口にて
熊野本宮大社
参道入り口にて
 10時に出発して9分で熊野本宮大社に到着。世界遺産・熊野本宮館の駐車場に入れた。早速参拝へ。参道入り口の鳥居は国道168号に面している。

 参道に入ると右手にお参りの仕方を書いた看板があります。よく読んでから参拝しましょう。でもそれだけでは不十分。お参りの仕方が一つ抜けているのです。

 熊野本宮大社のHPに「新殿に進む前に、参道石段の中腹左側にある祓戸大神(はらえどのおおかみ)に先ずお参りして、見を祓い清めます。」と載っています。看板には書かれていません。

 両側に奉納幟が立てられた参道を進む。158段の石段を上る。忘れずに石段中腹の祓戸大神をお参りしましょう。その後は看板に書かれたお参りの仕方で参拝です。看板には参拝順序が書かれていたのに間違える人が多くいました。気を付けましょうね。

 参拝を済ませて御朱印を頂きました。これで熊野三山のすべてを参拝できました。

 アズサに戻る途中に案内看板があった。この先に大斎原(おおゆのはら)・旧社殿跡。日本一高い大鳥居が有るらしい。熊野本宮館の横を抜けて堤防沿いの道に出る。道の先に高さ約34mの大鳥居が見える。

 説明パネルよると、ここに熊野本宮大社があったが明治22年の熊野川の大洪水で被災し、明治24年に現在の高台の地に遷座したと記されていた。大斎原を散策、参拝。ここには無断撮影禁止の看板が立てられている。

 世界遺産・熊野本宮館へ。何とこの日だけ館内メンテナンスで休館していた。でも工事のために入口が開いていた。工事の人に声を掛けて、トイレを借りるついでに(勝手に)展示物を見させてもらった。11時45分にアズサに戻って休憩。
熊野本宮大社・奉納幟とお参りの説明看板
お参りの説明看板
熊野本宮大社・参道の石段
参道の石段
熊野本宮大社・祓戸大神
祓戸大神
熊野本宮大社・本殿
熊野本宮大社・本殿
熊野本宮大社・拝殿
熊野本宮大社・拝殿
大斎原・旧社殿跡・大鳥居
大斎原・旧社殿跡
大鳥居
大斎原・旧社殿跡・大鳥居の説明パネル
大鳥居の説明パネル
大斎原・旧社殿跡・旧社殿の説明パネル
旧社殿の説明パネル
 道の駅・瀞峡街道熊野川をナビに設定して12時ちょうどに出発。国道168号を新宮市方向へ。22分で到着した。駅舎が無い。自販機とトイレのみだ。隣の敷地に小さなプレハブ店舗・かあちゃんの店。ここで話を聞いた。

 2011年の台風12号で熊野川が氾濫して被災、すべて流失してしまった。店に居合わせたお婆さんが、国道の向こう側の高台の家の屋根まで水が来たと言っていた。それを聞いて車窓から見えていた熊野川の対岸の荒れた様子が理解できた。樹木が横一直線にえぐられ地肌をむき出しにしていたのだ。

 駐車場の脇には亡くなった方々の慰霊碑が建てられている。碑には亡くなられた14名の方の氏名が刻まれている。そして、(あの熊野本宮大社を遷座させるに到らした)「明治22年の大水害以来の大きな爪痕を残す災害となった」と書き添えられていた。熊野川は暴れ川なのだ。手を合わせ犠牲になられた方々の冥福を祈った。

 今日は昼食の準備が無い。ガイドブックによるとここは軽食ができることになっていた。データが古いようだ。仕方ない。予備食のカップヌードルとレーズンパンで車中昼食。昼寝を30分。
熊野川・地肌がむき出しになった川岸
熊野川・地肌が
むき出しになった川岸
道の駅・瀞峡街道熊野川・家の屋根まで水が来た
家の屋根まで水が来た
道の駅・瀞峡街道熊野川・世界遺産熊野の記念碑
世界遺産熊野
記念碑

 道の駅・紀宝町ウミガメ公園をナビに設定して13時40分に出発。国道168号から国道42号に入る。熊野川を渡る。ナビが左折を案内。まっすぐ行けるのに変だとは思ったが案内通りに左折した。直進が紀宝バイパス。後で気づいた。左折すると以前からの国道42号。この道が大変だった。道路工事で片側交互通行が何カ所も行われていた。

 GSがあったのでガソリンを満タンにした。少し行くと食品スーパー・マル井マート。五目御飯、豆腐、ちくわ、うどんを購入。夕食は豆腐鍋か。

 14時40分に道の駅・紀宝町ウミガメ公園に到着。ここでも道の駅・みなべうめ振興館と同じように、西国三十三ヵ所を巡る旅で車中泊している。その時は閉店後に到着して、開店前に出発している。記念スタンプはもらっていない。でも、車中泊しているのでもらったつもりになっていた。

道の駅・パーク七里御浜
道の駅
パーク七里御浜
 スタンプを押さずに、道の駅・パーク七里御浜をナビに設定して14時49分に出発。このことは帰宅後にスタンプを整理していて気が付いた。残念。

 道の駅・パーク七里御浜には7分で到着した。オークワ・阿田和店に併設している。予備食を食べてしまったのでレーズンパンを調達。弁当も安くて美味しそうだったので購入した。豆腐鍋は中止のようだ。
 道の駅・熊野きのくにをナビに設定して15時15分に出発。国道42号を行く。海岸線を走って来たが熊野市大泊町から内陸に入る。その2kmくらい手前の信号交差点。赤信号で停車したら右手に獅子岩。絶好の撮影ポイント。ラッキー。交差点名は獅子岩だった。

 15時49分に道の駅・熊野きのくにへ到着。それほど遅い時間でもないのにクルマはアズサ1台だけだった。3ケ月前の9月29日に自動車専用道路・尾鷲熊野道路が開通した影響だろうか。尾鷲へ向かうなら熊野大泊ICから自動車専用道路に入った方が断然早い。

 生産直売の木工品や特産のメハリ寿司などを食べさせる食堂もあるがそれだけでは集客できないので、この先がちょっと心配だ。

 道の駅・吉野路上北山をナビに設定して16時03分に出発。国道42号を戻り国道309号に入る。その先、国道169号に合流。16時59分に到着した。

 駅舎入口側の駐車場に入れたが、トイレは駅舎の反対側だった。反対側にも数台が停められる駐車場が有ったので移動した。道の駅は、休館日。ここには上北山温泉・薬師湯がある。温泉博士に載っていたので楽しみにしていたが、こちらも休館日だった。ホテルかみきたに併設しているので、日帰り温泉は勝手に通年営業と思い込んでいた。そのホテルかみきたは2011年に閉館していた。

 弁当、五目御飯、ちくきゅう(ちくわにきゅうりを挿した肴)などで夕食。
22時40分に就寝。
 
七里御浜海岸・獅子岩
七里御浜海岸・獅子岩
道の駅・熊野きのくに
道の駅・熊野きのくに
道の駅・吉野路上北山
道の駅・吉野路上北山
道の駅・吉野路上北山・上北山温泉・薬師湯
上北山温泉・薬師湯
□2013.12.18(水)□   【土砂崩れで通行止め】
 6時30分に起床。天候は予報通りの雨。今朝も炊飯はしない。ではなくて、雨で炊飯が出来ない。朝食はパックご飯と味噌汁に野菜サラダ。

 道の駅は休館日だったので記念スタンプが押せていない。開店は10時。時間が有るのでHPの原稿を作成しながら時間つぶし。9時40分に様子を見に行ったらスタッフが開店準備をしていた。お願いしてスタンプを押させてもらった。
道の駅・杉の湯川上
道の駅・杉の湯川上
 道の駅・杉の湯川上をナビに設定して10時08分に出発。国道169号を北上。37分で到着。隣接するホテル杉の湯には日帰り入浴ができるが、毎週水曜日はお休み。通年営業していない。ホテルの温泉なのにね。

 山幸彦のおみやげ屋で吉野葛のくずもちを購入。
 道の駅・宇陀路大宇陀をナビに設定して11時09分に出発。国道169号から国道370号に入る。38分で到着。道の駅・宇陀路大宇陀は2月に車中泊している。その時は雪に降られ、一夜明けたら道路にも積雪があった。今回は雨。雪の心配はない。 道の駅・宇陀路大宇陀
道の駅・宇陀路大宇陀
道の駅・宇陀路室生(写真は2月のものです)
道の駅・宇陀路室生
写真は2月のものです
 道の駅・宇陀路室生をナビに設定して12時05分に出発。国道370号を北上。国道165号と交わる手前にオークワサンクシティ・榛原店。今日も昼食の準備が無い。道の駅・宇陀路室生のレストランでの昼食を予定していたが、店に寄ることにした。弁当を購入。298円。安い。美味しそうと妻がお饅頭も買った。

 これが幸いした。道の駅は無休だけれど、レストランは水曜日が定休だったのだ。12時51分に道の駅・宇陀路室生へ到着した。早速に車中昼食。昼寝を30分。
 昨日は風呂に入っていない。温泉博士が利用できる青蓮寺レークホテルをナビに設定して13時59分に出発。国道165号を行く。ナビの案内で、名張駅口の交差点を左折。住宅街を抜ける。ホテルまでもう少しの場所が土砂崩れで通行止めになっていた。ナビで再検索してもその道しか案内しない。困ったな。すぐ手前に福祉施設(障害福祉サービス事業所青蓮寺オーラック)が有った。ここで迂回路を教えてもらった。女性の看護師さんが対応してくれた。ありがとうございました。
 道はかなり狭かったけれど、14時35分に到着できた。ホテルのフロントで通行止めのことを話したが何の反応もなかった。普通なら「迷惑を掛けています」などの反応が有るはずなのにね。

 玄関からフロントまで案内してくれたスタッフは感じ良かったのに、フロントマンの対応は残念だったな。それでも、温泉からは青蓮寺湖が見渡せ、気分良く入浴できた。
青蓮寺レークホテル
青蓮寺レークホテル
道の駅・伊勢本街道御杖
伊勢本街道御杖
 今日の車中泊予定の道の駅・伊勢本街道御杖をナビに設定して16時02分に出発。明日は帰宅予定。ただ帰るだけなら北上して名阪国道沿いの道の駅・いがで車中泊した方が都合良い。でも温泉博士に美杉リゾート・ホテルアネックスが載っていた。帰宅には少し遠回りになるが、ぜひ入浴したかったのでこのコースにした。

 国道368号を南下。16時47分に到着した。ここは1月に車中泊している。今回で2度目。夕食までには時間があるので、HPの原稿を作成しながら時間をつぶす。夕食は昨日中止した豆腐鍋。
22時40分に就寝。
道の駅・伊勢本街道御杖伊勢本街道御杖
□2013.12.19(木)□   【失敗した】
 6時30分に起床。天候は小雨。カセットガス自動炊飯器を道の駅の庇の下へ持って行って炊飯。車中朝食。昼食のおにぎりも用意する。

 ここには農産物を販売する街道市場みつえがある。開店直前のできごと。軽トラが止まり高齢の男性が降りて来た。店の入口は網で閉鎖されている。(開店していないことに?)突然怒り出して、入口の網を数度蹴っ飛ばした。帰りしなに歩道の脇にあったプランターも蹴っ飛ばした。プランターはひっくり返り土がこぼれ出た。

 あまりのことに思わず「何をやっているのですか」と注意してしまった。でも聞く耳持たず。無視して軽トラに乗り帰って行ってしまった。開店準備をしていた店のスタッフがその音に気付いて外に出て来た。帰り去る軽トラを見て、店によく来る老人のようで「今日は虫の居どころが悪かったのかな」と言っていた。鷹揚なものです。
 開店したので早速に買い物。ほうれん草、大根、かぶら、ヤーコン、春菊、ターサイ、里芋。さすがに最終日。たくさん買った。

 美杉リゾート・ホテルアネックスをナビに設定して、9時50分に出発。国道368号から三重県道15号に入る。廃線になった名松線と縺れるように走行する。一部にすれ違い困難な区間もあるが19分で到着した。

 入浴準備をして朝風呂気分でフロントへ向かう。何とこの日はボイラー点検。日帰り温泉入浴は午後からしかやっていない。午後まで待つか少し迷った。次の機会を期待して帰宅の途に付いた。

 自宅をナビに設定して10時37分に出発。   
廃線になった名松線
廃線になった名松線
美杉リゾート・ホテルアネックス・ロビー
美杉リゾート
ホテルアネックス
 三重県道15号から中勢バイパス(国道23号)へ。12時に四日市。国道23号はいつもの自然渋滞。昼時だけれど車中昼食ができるようなトイレ付きの駐車場が見つからない。四日市競輪場が右にある。気付いた時には立体交差の入口を過ぎていた。しばらく行ったら右側に大遠会館・まぐろレストランの大看板。富田一色町の交差点。都合良く右折車線がある。昼食はまぐろ丼にしよう。右折した。でも、大遠会館と書かれたその建物は・・・。レストランらしくない。入るのを躊躇して道路を一周したらそこにトイレ付きの公園が有った。やっぱり、おにぎりとお吸い物で車中昼食になった。

 帰宅後に調べてみた。この公園はたぶん、四日市海浜緑地の一部かな。そして大遠会館・まぐろレストランは美味しい、安い、でか盛りで人気のレストランだった。失敗した。今度はチャレンジして見よう。

 ここでも昼寝を30分。13時42分に出発。その後は渋滞もなく15時14分に自宅到着。荷物を降ろし、今回のくるま旅を無事終了した。
 
 
 
 
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