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遠山郷・佐久間ダムのくるま旅 (拡大地図を表示)
 このくるま旅の記録は、オートキャンパー誌の日本列島くるり旅日記に投稿し、2013年8月号に掲載された記事に、文章や写真などを追加して作成したものです。

 さて、今回は「遠山郷・佐久間ダム」のくるま旅。
きっかけは遠山郷の龍淵寺(りゅうえんじ)の境内に湧き出ている観音霊水。このお水はPH8の弱アルカリ性で硬度225.5の硬水にもかかわらず、とても美味しく、半年くらい常温で保存しても飲用可能です。

 このお水を昨年の11月に、75リットルくらい頂いて来ました。そのお水が底をついてしまい、すぐにでも頂きに行きたかったのですが、3月中旬から私に所用があり、くるま旅に出ることができませんでした。それも5月上旬で終了し、やっとこのくるま旅に出ることがでました。

遠山郷は南アルプスと伊那山脈に挟まれた谷あいの郷。谷あいに沿って秋葉街道、現在の国道152号が走っています。その国道152号は分断国道。北は地蔵峠、南は青崩峠で分断されています。その分断された中に遠山郷はあり、日本の秘境100選のひとつです。

 遠山郷は2度訪問しています。最初は、国道151号沿いの道の駅・新野千石平の近くから国道418号に入りました。これは酷道で、大変な道です。2度目は、道の駅・新野千石平よりさらに北側、国道151号の早稲田の交差点から長野県道244号に入りました。この道の方が、お勧めです。

 そして、このくるま旅を計画していて分断区間に迂回路があることを知りました。地蔵峠には蛇洞(じゃぼら)林道、青崩峠には兵越(ひょうごし)林道です。その兵越林道を帰路に利用して佐久間ダムを観光することにしました。

 何故ダムなのかと言うと、ダムカードの存在を知ったからです。これまでも行く先々でダムがあれば、アズサ(我が家の旅くるま)を停めて写真などを撮っていました。これからはダムカードを収集すると言う楽しみが加わりました。

 このくるま旅の主な目的地は訪問順に、木曽路・馬篭宿、道の駅・きりら坂下(泊)、龍淵寺、道の駅・遠山郷(泊)、佐久間ダム、鳳来寺山表参道駐車場(泊)、長篠城址、桜淵公園(愛知県立自然公園)です。

□2013.5.14(火)□   【信州物味湯産手形はお得】
 妻が昼食のおにぎりを用意する。馬篭宿をナビに設定して自宅を10時35分に出発。いつものように夫婦二人旅です。自宅は伊勢湾岸自動車道の東海ICまで10分くらいのところ。高速道路を利用するには便利が良い。でも時間だけが有る身なので、高速道路はできるだけ避けて、一般道を利用することにしている。

 国道19号を行く。名古屋市内で手間取ったが、12時15分に内津峠のトンネルを抜けて岐阜県に入った。ちょうど昼時。バロー・多治見ショッピングセンターの駐車場で車中昼食。そして昼寝を30分。この30分が午後の睡魔を寄せ付けない秘訣だ。国道19号沿いのカーマホームセンター・恵那店で飲料水用のポリタンク・20リットルを購入。観音霊水を詰めるため。自宅からはポリタンク・20リットルを2個、ペットボトル・4リットルを2本、2リットルを8本、飲料水用防災袋5リットルを1袋用意して来た。購入したものも合わせて約90リットルを詰めることができる。
 15時15分に馬篭宿の上入口近くのB2駐車場に到着。駐車場は無料。馬篭宿は石畳の坂道に沿って宿場が形成されている。私たちは坂を下りながら散策。帰りにその坂を上ってアズサに戻った。下入口にアズサを停めて、上り下りを逆にして散策した方が楽なように思った。

 宿場の中間に藤村記念館(島崎藤村の生家)がある。その石碑の前に腰かけて、写生をしている方がいた。その石碑は記念写真の撮影ポイント。「場所を譲って下さい」とも言いづらいもの。そこでの写真はあきらめた。
馬篭宿
馬篭宿
馬篭宿・藤村記念館・記念写真の撮影ポイントで写生をする人
写生をする人
馬篭宿・藤村記念館にて
藤村記念館にて
馬篭宿
馬篭宿
馬篭宿・案内看板
馬篭宿・案内看板
馬篭峠の頂上
馬篭峠の頂上
 今日は道の駅・きりら坂下(きらりではありませんよ)で車中泊の予定。その前に日帰り温泉へ。南木曽温泉・木曽路館へ向かう。この温泉は前にも利用したことがある。馬篭峠の頂上(標高801メートル)を越えると長野県に入る。16時26分に到着。1階が土産物フロアー。その奥の階段を上がると日帰り温泉。

 ここで信州物味湯産手形・1260円(価格は版年度により異なる)を2冊購入。この温泉を前に利用したときは、入浴後にポスターを見て信州物味湯産手形のことを知った。時すでに遅しだった。今回はその手形を使って入浴した。ちなみに、お土産を買う予定があるなら、先に信州物味湯産手形を購入しましょう。割引特典が利用できます。

 18時05分に出発。道の駅・きりら坂下に向かう。国道256号から国道19号へ入る。ここは両国道の重複区間。その少し手前が中山道・妻籠宿。もう遅いし、駐車場は有料なので通過。
南木曽温泉・木曽路館
南木曽温泉・木曽路館
南木曽温泉・木曽路館・玄関からの景色
玄関からの景色
 国道19号に入って少し行くと道の駅・賤母(しずも)がある。このあたりは夜間でも交通量が多いので、車中泊には向かないかも。重複区間の国道256号は弥栄橋で木曽川を渡って分岐する。そこにショッピングセンター・サラがあり、その奥が道の駅・きりら坂下。出発して25分で到着した。国道から1段下がったところにあり、夜間はとても静かだ。サラで夕食の弁当と惣菜を購入。

 車内が暑〜い。両サイドの窓には網戸が入っているが、風向きが悪いので効果がない。左右のフロントドアの窓とバックドア部に手作りのバグネットを取り付けた。網戸の張り替えネットを開口部の大きさに合わせてカットしたものを、マグネットバーで押さえるだけ。目止め加工のしてあるネットなら、簡単に作ることができる。(2017年にからは「主な持ち物」のページに内のバグネット・自作を使用している)

 やっと風が抜けるようになった。車中夕食。当然にアルコールも。23時に就寝。
フロントドアの窓は上部を少しだけ開けて、バックドアは閉めた。涼しくなったし、開いたままじゃ不用心だからね。
 
□2013.5.15(水)□   【駅猫に再会】
 6時45分に起床。良い天気だ。今日も暑くなりそう。炊飯をして車中朝食。そして、昼食のおにぎりも用意する。

 この道の駅には人懐っこい駅猫(実は野良猫)がいます。昨年12月に車中泊したときに会いました。その時にトイレ掃除の女性スタッフから聞いた話によると最初は3匹いて3ケ月くらい前(昨年9月)から見かけるようになったが、2匹はいなくなったとのこと。
 冬のトイレ室は暖房されているので、寒さをしのぐために出入りしていた。誰かが扉を開いてくれるまで、扉の前でじっと待っていた姿がいじらしかった。その駅猫にまた会うことができました。人懐っこさは変わっていませんでした。つまりいじめられることもなく、皆から可愛がられていたのでしょう。 道の駅・きりら坂下の駅猫(実は野良猫)
きりら坂下の駅猫
(実は野良猫)
 今日は道の駅もサラも定休日。定休日を利用して周辺の草刈をするようで、クルマの移動を頼まれた。日差しも強いので、サラの建屋で出来た日陰に移動した。そこでくるま旅をしている群馬のご夫婦と会い、暫しの情報交換。

 道の駅・遠山郷をナビに設定して9時05分に出発する。国道19号から国道256号と昨日の道を戻る。南木曽温泉・木曽路館の前を通り、清内路峠のトンネル(標高1094メートル・全長1642メートル)を抜ける。ここから6分くらい下ると漬物店・信州清内路峠のおつけものがある。ここに寄ることも、このくるま旅の目的のひとつにしている。
水汲み場・清内路一番清水
清内路一番清水
  ここのわさび味の長いも漬けがお気に入りなのだ。その他に胡瓜、みょうが、にんにくの漬物を買った。長いもとみょうがは冷蔵庫に入れないと日持ちしない。

 10時33分に出発。少し行くと国道沿いに水汲み場・清内路一番清水がある。ここの湧水も自由に汲むことができる。
 この先、国道153号から三遠南信自動車道(飯田山本IC〜天竜峡IC・無料)を経て国道151号に入る。早稲田の交差点から静岡県道244号へ。その先、天竜川に沿って静岡県道1号を南下。

 天竜川を渡る羽衣崎橋の少し手前に大蛇ミニパークがある。数台の駐車スペースとあずま家がある。ここで少し休憩。天竜川は平岡ダムで堰き止められ、満々と水をたたえ、その奥にはJR飯田線の鉄橋を見ることができる。絶景ポイントです。
天竜川・静岡県道1号からの景色
天竜川
静岡県道1号より
大蛇ミニパークからの景色
大蛇ミニパークより
大蛇ミニパークにて
大蛇ミニパークにて
大蛇ミニパークにて
大蛇ミニパークにて
大蛇ミニパーク
大蛇ミニパーク
 羽衣崎橋を渡り5分くらいで国道418号、その先、自然と国道152号に入る。12時35分に道の駅・遠山郷に到着した。そのまま前を通過して、近くのヨシマルヤストアに向かう。冷蔵庫用のブロック氷を買うため。エンジン停止中は冷蔵庫の電源をオフにして、氷での冷却に頼っているのだ。ラッキー。最後の1個を買うことができた。道の駅に戻り、車中昼食。そしてやっぱり昼寝を30分。
龍淵寺・観音霊水・水汲み場
龍淵寺・観音霊水
水汲み場
 14時15分に龍淵寺に向かう。5分で到着。早速、持って来た容器に観音霊水を詰める。その後、境内へ。参拝を済ませ、奥の観音大杉へ向かう。ここはパワースポット。大杉に抱きついてパワーをもらってきました。

 短歌 by EMI
  龍淵寺 天にそびえる 親子杉
  幹のぬくもり パワーいただく

 和尚さんにご挨拶するために朱印所へ。話し好きの和尚さんは、飯田に出かけていて留守でした。お庫裏さんが対応してくれ、妻と世間話で盛り上がっていました。
 15時40分に道の駅・遠山郷に戻った。時間も早いので周辺を散策する。遠山川を渡った対岸には秋葉街道の宿場町・和田宿がある。道の駅の近くに橋が掛っているので簡単に行くことができる。そこには昔の面影の残る町並みがあり、人情がありました。大人、子供を問わず「こんにちは」、あるいは「散歩かね」などと声を掛けてくれました。

 17時30分に道の駅に併設した日帰り温泉・かぐらの湯へ。信州物味湯産手形で1割引になります。夕食は温泉施設内の食堂・味ゆ〜楽。定食と五平もち、それと楽しみにしていた馬刺しとビールです。風呂上がりの一杯は本当に美味しい。

 短歌 by EMI
  遠山郷 ひびきなつかし 山間の
  旅の疲れも 湯けむりにとけ

 アズサに戻りPCの電源を入れる。ここはフリースポットが設置されていてインターネットに接続できます。
22時40分に就寝。
道の駅・遠山郷
道の駅・遠山郷
遠山川・安全を祈願した水神様の石碑
遠山川・水神様の石碑
和田宿の精肉店・遠山郷の十二支の看板
遠山郷の十二支看板
秋葉街道の宿場町・和田宿
秋葉街道の宿場町
和田宿
和田宿・金山大神と猿田彦大神の石碑
金山大神と
猿田彦大神の石碑
和田宿・秋葉山大権現と金毘羅大権現の石碑
秋葉山大権現と
金毘羅大権現の石碑
日帰り温泉・かぐらの湯・食堂・味ゆ〜楽での夕食
味ゆ〜楽での夕食

□2013.5.16(木)□   【佐久間ダムで停電】
 6時30分に起床。週間天気予報ではそろそろ崩れる頃なのに、今日も良い天気で良かった。炊飯をして車中朝食と思ったら、何故か床が濡れている。水漏れだ。調べてみたら飲料水用防災袋5リットルからポタポタと滴が。これじゃ災害時に役立たない。みなさんも一度確かめておいた方が良いですよ。
兵越林道
兵越林道
 袋を2重にしてボールで受けておくことにした。やっと朝食。そして昼食のおにぎりも用意する。

 佐久間電力館をナビに設定。国道152号から兵越林道で兵越峠を越えて水窪(みさくぼ)経由で行く予定。でもナビは設定を色々変えても国道418号しか案内しない。

 昨日、道の駅の観光案内所・アンバマイ館で通行出来ることを確認している。ちなみにアンバマイは、この地方の方言「アンバマイカ・遊ぼうよ」から。走って行けば再検索で兵越林道を案内することを期待して8時55分に出発。10分足らずで兵越林道に入る。

 暫くしたらナビが再検索で兵越林道を案内。でもまたすぐに再検索して、国道418号方面へ戻れと案内。さらに進んでも戻れ戻れの連続。あきらめて、案内を中止した。

 9時27分に兵越峠(標高1165メートル)に到着。長野県と静岡県の県境だ。ここで毎年10月に峠の国盗り綱引き合戦が行われる。テレビで見たことはあるが、その場所がここだとは、このくるま旅を計画するまで知らなかった。信州軍(飯田市)と遠州軍(浜松市)が綱引きをして勝った方が国境(県境)を1メートル広げる。このとき国境は静岡県側に2m入っていた。
兵越峠・国盗り綱引き合戦の国境(県境)
国盗り綱引き合戦
国境(県境)
兵越林道・兵越峠・長野県側
兵越峠・長野県側
兵越林道・兵越峠・静岡県側
兵越峠・静岡県側
 9時39分兵越林道を抜けた。すぐに草木トンネル(全長1311メートル)に入る。立派なトンネルだ。帰宅後に調べてみた。三遠南信自動車道のために作られたが、周辺の地盤が弱いため、三遠南信自動車道は別ルートになり、一般道として今に至っているとのこと。

 10時19分、国道152号を右折して大井橋を渡り国道473号に入る。民話の郷さくまの看板と共に、国道473号は昼間でもライトオンと書かれた看板があった。

 前から来るクルマは確かにヘッドライトを点灯している。これはやっぱり点けないとまずいかな。それだけカーブが多く見通しが悪いのでしょう。早速にヘッドライトを点灯した。
草木トンネル
草木トンネル
佐久間町大井橋交差点
佐久間町大井橋
佐久間電力館・手前の坂
佐久間電力館入口
 10時35分、佐久間電力館の駐車場に到着。電力館までは急な上り坂。館内に入ると右手に受付。ここで佐久間ダムと秋葉ダムの2枚のダムカードがもらえた。

 少し話をしてから展示室の中へ入った瞬間。何と停電! すぐに受付の人が来てロビーに戻るように促された。話を聞くと、ダム湖に貯まる流木を粉砕機でチップ状に加工している。その粉砕機が原因で時々停電になるらしい。まさか水力発電施設で停電に遭遇するとはね。

 10分くらいで電気が復旧。でも展示装置の起動に手間がかかるらしく、その間は受付の方が色々と説明してくれた。

 佐久間ダムの天端は静岡県道1号になっている。しかしクルマはまったく見かけない。帰る前に少しだけ走行して見た。ダムを渡りきるとそこに愛知県豊根村の標識があった。つまり県道の名称が愛知県道1号に変わると言うことかな。

 日帰り温泉・ゆ〜ゆ〜ありいなをナビに設定し12時14分に出発。
佐久間電力館にて
佐久間電力館にて
佐久間ダム・佐久間電力館の展望台より
佐久間ダム
電力館の展望台より
佐久間電力館・展望台にて
佐久間電力館
展望台にて
佐久間ダム・愛知県側
佐久間ダム・愛知県側
佐久間ダム・愛知県側より・取水口が見える
愛知県側より
取水口が見える
静岡県道1号・佐久間ダム・天端にて
静岡県道1号
佐久間ダム・天端
 静岡県道1号から国道473号の重複区間に戻る。どこかクルマを停めて昼食にしたい。ショッピングセンターなどがあるはずもなく、静岡県道1号の単独区間に入った。

 どうしようかと思い始めた矢先。あった。旧佐久間町の公園。トイレもある。駐車場の横には食堂・あい川。看板によると土日しか営業していない。ここで車中昼食。当然に昼寝を30分。

 14時ちょうどに出発。30分でゆ〜ゆ〜ありいなに到着した。温泉プールやトレーニングルームを併設している複合施設。のんびりと入浴できた。まだ日差しが強いので風通しの良い2階で休憩。
静岡県道1号・旧佐久間町の公園
旧佐久間町の公園
静岡県道1号・旧佐久間町の公園
鳳来寺山・表参道駐車場・左はトイレハウス・右はレストランかさすぎ
レストランかさすぎ
左側はトイレハウス
 今日の夕食と車中泊予定のレストラン・かさすぎをナビに設定して16時22分に出発。18分で到着した。かさすぎは鳳来寺山の表参道駐車場にある。

 ここはアズサが我が家に来て初めてのくるま旅で、初めて車中泊をしたところ。車中泊を予定していた道の駅・鳳来三河三石が工事中で、途方に暮れて、ここに行き着いた思い出の地。ここには24時間使用できるトイレハウスがある。

 そのとき食べた田楽定食としいたけ定食が楽しみだ。ところがすでに閉店していた。扉が1枚開いていたので入ってみた。オーダーストップが16時までなので、もう閉めてしまったとのこと。

 残念だけれど仕方ない。コンビニの場所を教えてもらった。4キロ離れたサークルK・三河くろぜ店。弁当と惣菜、ブロック氷を購入した。

 17時14分に鳳来寺山の表参道駐車場に戻った。まだ明るいので鳳来寺山の登山口まで散歩。途中で家の庭先から男性に声を掛けられた。「これから登るの?」と。「登山口まで」と答えた。途中で暗くなるから危険との趣旨だ。この様な声かけはありがたいね。

 19時に車中夕食。アルコールも。
22時40分に就寝。
鳳来寺山の表参道駐車場・後方が鳳来寺山
表参道駐車場
後方が鳳来寺山
鳳来寺山の登山口
鳳来寺山の登山口
鳳来寺の石段道と殺生禁断の立て札
殺生禁断の立て札
□2013.5.17(金)□   【1万5千対5百の戦い】
 6時30分に起床。連続の晴天。炊飯をして車中朝食。そして、昼食のおにぎりも用意する。今日は帰宅。途中で風呂に入るだけで観光予定はない。道すがら何かあれば寄って行こう。日帰り入浴施設6・3の湯をナビに設定して9時27分に出発。
 愛知県道32号を行く。国道151号へ入ってすぐのところに新城市役所支所があった。通り過ぎてからUターン。観光課へ。観光情報を色々と教えてもらった。

 長篠城址と桜淵県立自然公園が進行方向にあり都合が良い。国道151号を行くと、下帯姿で磔(はりつけ)にされた武将・鳥居強右衛門(とりいすねえもん)の図が印象的な案内看板。そこを左折して9時50分に長篠城址に到着。

 武田軍1万5千に対して長篠城を守る徳川の城兵500との攻防戦・長篠の戦いの舞台だ。いまは土塁と石積みで面影が残るのみ。本丸跡には多くの戦国のぼり旗だけが風に揺れていた。

 短歌 by EMI
  長篠の 戦いのあと のぼり旗
  木々の緑の 静かなりけり

 戦の資料を保存展示した長篠城址史跡保存館も建てられている。すぐ近くに武田軍の陣地となった大通寺があるらしい。行ってみることに。徒歩で5分。ここには盃井戸がある。長篠城への援軍、織田・徳川連合軍3万8千を前にして、武田軍は軍議の末に決戦となった。

 決戦回避を主張した武将らが死を覚悟して、決別の盃をこの井戸の清水で交わしたとある。説明看板が無ければ井戸とはもう分からない。
長篠城址史跡保存館の案内看板
長篠城址史跡保存館
案内看板
長篠城址・鳥居強右衛門の説明看板
鳥居強右衛門の説明
長篠城址史跡保存館
長篠城址史跡保存館
長篠城址・本丸跡に立つ戦国のぼり旗
戦国のぼり旗
長篠城址にて
長篠城址にて
達磨山大通寺・本堂前の石段
達磨山大通寺
大通寺・盃井戸
大通寺・盃井戸
大通寺・盃井戸の説明看板
盃井戸の説明看板
桜淵県立自然公園・豊川に架かる吊橋
桜淵県立自然公園
豊川に架かる吊橋
 ナビの設定を桜淵公園に変更して11時16分に出発。14分で到着した。桜の名所で豊川の両岸が公園。豊川には朱色の大きな吊橋が架かっていて簡単に行き来ができる。

 橋を渡った奥に休憩所・木かげプラザがある。女性スタッフが常駐していて色々と話を聞くことができた。近くに新城高校があり、公園内で弁当を食べる生徒さんを多く見かけた。私達もアズサに戻り車中昼食。いつもの昼寝を30分。

 日帰り入浴施設6・3の湯をナビに設定して13時32分に出発。国道151号から国道23号へ。西尾市内に入り10分。15時20分に到着。ここから自宅までは1時間足らずだけれど、無料手形があったので寄ることにしていた。ここは人工温泉。露天風呂やサウナ、電気風呂もあり、ジェットバスの種類が豊富だ。そのジェットバスを十分に楽しんで、16時40分に出発。自宅近くの食品スーパーで食料を調達。
桜淵県立自然公園・案内看板
桜淵県立自然公園
案内看板
 18時ちょうどに自宅到着。荷物を降ろし、
今回の遠山郷・佐久間ダムのくるま旅を無事終了した。
 
 
 
 
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