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青森を旅する (拡大地図を表示)
 このくるま旅の記録は、オートキャンパー誌の日本列島くるり旅日記に投稿して、2020年4月号に掲載された記事に、文章や写真などを追加して作成したものです。

 さて、今回は「青森を旅する」と題してのくるま旅。
例年この時期に横浜で所用があり、これをきっかけにして関東以北へのくるま旅に出ている。今回は紅葉真っ盛りの青森へ向かうことにした。

 我が家からは遥か遠い青森県を初めて旅行するので、目標を決めて旅行計画を立てた。目標は有名観光スポットを巡りながら、県内にある28か所の道の駅の記念スタンプを全て押すこと。そして県内で配布されている11枚のダムカードを全て入手することにした。観光スポットはネットや雑誌を参考にして書き出してから、絶対に外したくないスポットを妻と相談して決めた。尻屋埼灯台、霊場恐山、大間崎、仏ヶ浦、三内丸山遺跡、竜飛崎、岩木山神社、奥入瀬渓流の8か所になった。

 目標と観光スポットを地図に落とし込み全体を把握して走行ルートを決めていく。最初に悩んだことは青森県にどこから入れば都合が良いかだった。できるだけ一筆書きのような無駄のないルートで巡りたい。そこで八戸自動車道の一戸ICまで行き一般道で岩手県から青森県の三戸町へ入ることにした。そこからは道の駅やダム、観光スポットを出来るだけ効率よくつないでルートを完成させた。次に一日の走行時間を概ね4時間前後として宿泊予定場所を決め、その周辺あるいはルートの途中で日帰り入浴施設を探して旅行計画を完成させた。

 でも旅行計画を立てるにあたっての重要な条件を忘れていた。それは我が家のある愛知県と比較して、この時期の青森県は日の入り時刻が25分程度早いという自然現象。午後になるとすぐに夕方になって日が落ちてしまうような感覚になり、慣れるまでに少しの日数を要した。 
□2019年10月17日(木)~19日(土)□  【出発は夜間に】
 いつものように夫婦二人旅。夕食、入浴を済ませ、自宅を21時30分に出発する。夜間に出発する理由はズバリ高速道路料金の節約。つまり深夜割引の活用だ。30%の割引は大きいからね。東海ICから高速道路に入り、新東名の浜松SAで車中泊。翌日に横浜町田ICを出て所用のある横浜関内地区へ。関内地区での車中泊は中々に困難なのでホテルで2泊する。
□2019.10.20(日)□  【ひたすら北上】
 所用が終わった20日午後から今回のくるま旅が始まる。14時33分に石川町入口から首都高に入り川口JCTへ。ここから東北自動車道をひたすら北上する。17時21分に黒磯PAに到着。ここで車中泊。ここを選んだ理由はただ一つ。駐車場とトイレとの間に階段がないことだ。

 夕食は羽生PAで買ったコンビニ弁当。黒磯PAにもコンビニはあるが、運悪く品切れと言うこともあるので先に買っておいたのだ。

 ラジオからはラクビーワールドカップ・日本対南アフリカ戦の実況が流れている。攻守がはっきりした野球放送と違って状況は理解しづらいが試合の熱気は伝わって来た。

スカイタワー・首都高・川口線より
スカイタワー
首都高・川口線より
 黒磯PA
黒磯PA
□2019.10.21(月)□  【事件が発生】
安達太良SA
安達太良SA
 いつものように炊飯をして朝食。昼食のおにぎりも用意する。
8時35分に出発。1時間ほどで安達太良SA。ここで給油。

 ネットの高速道路ガソリン価格情報サイト・高速GSで安い所をあらかじめ調べておいた。宇佐美鉱油のGSでブランドは出光。Usappy会員に登録しているので会員価格で給油できる。ただしUsappy会員に登録してある決済用クレジットカードはENEOSカードだ。このカードで支払えないことはないが出光で使用したのではポイントの還元率が悪い。楽天カードで支払うことにして、GSのスタッフにUsappyカードと一緒に楽天カードを手渡した。すると「楽天カード、登録しておきますか?」と尋ねられた。聞くと3枚まで決済用クレジットカードを登録できるらしい。帰宅後にネットで調べてみたら2枚までとの情報もあるが宇佐美鉱油には確認はしていない。「お願いします」と言うことで、数分で登録と支払いを完了した。今後は楽天カードだけで会員価格での支払いができるようになった。

 12時27分に前澤SAに到着。おにぎりと野菜スープで車中昼食。そして午後の眠気防止の昼寝を30分。15時14分に岩手山SA。安達太良SAで給油してから300km以上走行していたので安心のために給油。高かったので差し当たり15L。安代JCTから八戸自動車道へ。16時5分に岩手県の一戸ICを出て青森県の三戸町へ。ここから錦秋の青森の周遊が始まる。

 15分も行くと食品スーパー・ジョイス・二戸店があった。ここで買い物。決済の時に事件が発生した。高齢の女性スタッフがクレジットカードをレジスターの溝にスライドさせて読み取った後で、そのまま落としてしまったのだ。そしてカードは行方不明に。20分くらい探してレジ袋の棚の奥から見つかった。見つかって良かったよ。

 25分でこま温泉浴場。昨日は入浴していなかったので、ゆったりのんびり入浴して1時間15分も逗留してしまった。
18時30分に出発。4分で道の駅・さんのへに到着した。ここで青森県最初の車中泊。

前澤SA
前澤SA
道の駅・さんのへ・入口
道の駅・さんのへ
入口
道の駅・さんのへ
道の駅・さんのへ
道の駅・さんのへにて
道の駅・さんのへにて
□2019.10.22(火・祝・即位礼正殿の儀)□  【何でジャズ?】
 最初に目指す観光スポットは下北半島の尻屋崎灯台だ。まずは太平洋を望む種差海岸へ寄り道をしながら向かう。種差海岸は三陸復興国立公園内の景勝地の一つ。

 9時10分に出発。26分で道の駅・なんごうに到着。建屋の前に大きなカボチャが300個くらいと、巨大カボチャが10個くらい無造作に置かれている。ハロウィンのかぼちゃランタン作りなどの体験ができるかぼちゃ祭りが週末にあったので、その時の売れ残りかもしれない。

 地場産品直売所の隣にコンクリート地肌のままの建屋が目を引いた。JAZZの館と書かれている。「何でジャズ?」なんだろう。直売所のスタッフに聞いてみたら単純明快な答えが返って来た。「前の村長がジャズ好きだったから」とのこと。ジャズで村興しを考えたのかな。毎年南郷サマージャズフェスティバルを開催している。今年は30周年で、7月27日に開催され約2000人の来場があった。全盛期は5800人の来場があったらしい。三分の一にまで減少したとはいえ、まだまだ全国から多くのジャズファンが集まって来ているんだね。

道の駅・なんごう
道の駅・なんごう
巨大カボチャ
巨大カボチャ
JAZZの館
JAZZの館
世増ダム
世増ダム
 10時6分に出発。世増ダムへ。11分で到着。青森で最初に訪問するダムだ。でもここではダムカードを配布していない。写真を撮って道の駅・なんごうに戻る。この時にちょっとした失敗をしてしまった。来た道を戻るだけなのだが、初めての道なので間違いなく戻る自信が無く道の駅・なんごうをナビで検索した。

 ナビはヤフーナビを使用している。アズサにはケンウッドの車載ナビを搭載しているが、地図ソフトが古いのであまり出番はない。機種が古いので更新用の地図ソフトが供給されないのだ。その点、ヤフーナビは常に更新され続けているので都合がよい。ただしネット環境が必要だ。あいにく世増ダムは電波が届いていなかった。ダムに来るときは途中からネット環境が無くなってもタブレットのバッファーに保存された地図データで案内されたのだろう。でも検索はネット環境が必須なようで検索出来なかった。

 仕方なく車載ナビで道の駅・なんごうを検索してみた。検索は出来たが、来た時とは反対方向へ案内している。車載ナビは車体の向いている方向を考慮してルートを検索している。ここで判断を間違えた。案内しているので反対方向からも普通に行くことができるのだと。車体の向きを反転して再検索してみるべきだったのだ。

 行くと道が急に細くなった。「行けるのだろうか」と不安がよぎる。その結果、やっぱりUターン。来た道を戻ることにした。道は細かったけれど何とかUターンできた。来た道を少し戻ればネット環境が復活すると思ったがそうではなかった。暫く走行して、やっと検索可能になった。11分で行けたところを30分ほど掛かってやっと道の駅・なんごうへ戻ってこられた。スタッフに写真を見せて1枚目のダムカードを入手した。
世増ダム
世増ダム
ダム湖は青葉湖
ダム湖は青葉湖
世増ダムとアズサ
世増ダムとアズサ
 11時8分に出発。道の駅・はしかみに向かう。33分で到着。訪問記念スタンプを押してすぐに出発。種差海岸へ向かう。種差海岸は青森、岩手、宮城の三県にまたがる三陸復興国立公園の一端を担う景勝地。12時30分に種差海岸インフォメーションセンターの駐車場にアズサをとめる。

 目の前に種差天然芝生地が広がっている。天然芝は波打ち際まで敷き詰められている。その奥にはゴツゴツとした岩が並び、その先に太平洋が広がっている。丁度昼時。景色を見ながら昼食。昼寝をしてからインフォメーションセンターを見学。三陸復興国立公園指定5周年の記念団扇をいただく。周辺を軽く散策しながらアズサに戻る。

 ここから8分で葦毛崎展望台。円形に石を積んだ展望台は中世のお城を思わせる。実は太平洋戦争中のレーダーサイトの跡だ。ここに立つと地球の丸さが実感できる。南東の壁には「ハワイ(ホノルル)約6500km」の看板が掛けられていた。

 アズサに戻りさらに北上を続ける。海岸沿いを離れ、いったん内陸に入る。道の駅・ろくのへ、とわだ、しちのへ、おがわら湖と記念スタンプを押しながら道の駅伝いに行く。今日の入浴は姉戸川温泉。中々に面白味のある温泉だ。湯を供給する鉄管が、天井から湯面に向かって無造作に垂れ下がっている。しかし湯面には届いていない。湯面よりも上で断ち切られた鉄管の端から、どばーと半端ない量で湯が放出され続けている。ダイナミックな源泉かけ流しの温泉。入浴料は驚きの200円。ここから30分。19時に道の駅・みさわに到着した。道の駅は斗南藩記念観光村の中にあり、営業時間は19時まで。それ以降は観光村への入口が閉鎖される。でも南側入口横の駐車場は夜間も開放されていてトイレハウスもある。ここで車中泊。
 
道の駅・はしかみ
道の駅・はしかみ
種差海岸
種差海岸
インフォメーション
センター
奥が種差天然芝生地
奥が種差天然芝生地
種差天然芝生地
種差天然芝生地
葦毛崎展望台
葦毛崎展望台
 
ハワイ(ホノルル)約6500kmの看板
ハワイ(ホノルル)
約6500kmの看板
道の駅・おがわら湖
道の駅・おがわら湖
 
道の駅・みさわ・南側入口横の駐車場
道の駅・みさわ
南側入口横の駐車場
□2019.10.23(水)□  【死生感に思いが至る】
道の駅・みさわ・くれ馬ぱ~く
道の駅・みさわ
くれ馬ぱ~く
 昨日は営業時間外に到着したので道の駅の記念スタンプが押せていない。営業は9時から。でも8時40分には入口ゲートが開いていた。早速に移動。斗南藩記念観光村は20ヘクタールの敷地があり、先人記念館などの文化施設や、ちびっこ動物園など娯楽施設が点在している。総合案内施設・くれ馬ぱ~くも開いていたので、すぐにスタンプを押すことができた。ここで私たちと同じようにバンコンのキャンピングカーでくるま旅をしている福島のSさんと初めてお会いした。その後も何度かお会いすることとなった。

 9時25分に出発。尻屋埼灯台まで85km。下北半島を北上する。途中のファミリーマート・東通店で食材を購入してすぐに出発。11時に県道6号から離れ、尻屋埼灯台へ向かう地方道に入る。この地方道の入口に踏切の遮断機風のゲートが設置されている。「注意」と大書きされた案内板には「自動車は停止位置までお進み下さい」と書かれ、「このゲートはタイマーセットにより午前7時から午後5時まで作動致します」、そして「午後5時で閉鎖されますので公園内より出てください」と注意書きがあった。でも道路を遮断している腕木には「7:00~16:45の間作動」の注意表示幕が掛けられている。入口側は15分早く閉鎖すると言うことなのかな。

 このゲートの目的は、尻屋崎周辺の牧草地に放牧されている寒立馬(かんだちめ)が、遠くへ行かないようにするためらしい。それにしてもこのゲートの構造で、外へ出ようとする馬を阻止できるのだろうか。馬の方もゲートから先へは行ってはいけないことを知っているのを前提とした構造なのかもしれない。

 もう一つこのゲートの存在を知って腑に落ちたことがあった。このくるま旅「青森を旅する」では一日の走行時間を概ね4時間前後として旅行計画を立てた。走行時間はヤフー地図を利用している。スタート/ゴールを指定して走行ルートを検索すると推定所要時間が表示される。今回も同様に調べていると納得のいかないことが起きた。道の駅・みさわ~尻屋埼灯台間の走行時間を調べようと検索すると、県道6号までしかルートが表示されない。やり方を変えて何度やっても地方道部分が検索されないのだ。以前調べた時には検索出来ていた。たぶん理由はここにゲートが設置されていたから。以前調べた時はゲート作動中、今回はゲート作動時間外の時刻に検索していたからだ。つまり、ヤフー地図は検索したときの時刻を考慮しているのだろう。因みにヤフーナビなら出発時の日時指定を行うことができるので、このようなことは回避できる。

 県道6号から離れ、ゲートを通過して尻屋埼灯台へ向かう地方道に入る。灯台の300mくらい手前にトイレハウスを確認。11時に尻屋埼灯台に到着した。本州最北端に立つ白亜の灯台が美しい。周辺は寒立馬の放牧場になっていて四頭ほどがまだ青さが残る枯れ草を食んでいた。ただ一頭だけは少し離れたところに居て、作り物かと思うほどに微動だにしない。時折り頭部がほんの少し動くので本物と確認できる。ここで斗南藩記念観光村でお会いした福島のSさんと再会した。私たちと同じルートをとっているようだ。30分ほど観光して出発。その前に、来るときに確認したトイレへ。
斗南藩記念観光村にて
斗南藩記念観光村
にて
尻屋埼への入口ゲート
尻屋埼・入口ゲート
尻屋埼
尻屋埼
尻屋埼バス停
尻屋埼バス停
尻屋埼灯台
尻屋埼灯台
尻屋埼灯台にて
尻屋埼灯台にて
「本州最涯地」の碑
「本州最涯地」の碑
寒立馬と尻屋埼灯台
寒立馬と尻屋埼灯台
寒立馬(動画表示・YouTube)
寒立馬(動画表示・YouTube)
尻屋埼
尻屋埼
尻屋埼にて
尻屋埼にて
  11時35分に出発。2番目の観光スポット・霊場恐山に向かう。恐山菩提寺までは40kmほど。4km手前の道沿いに恐山冷水(おそれざんひやみず)がある。冷たくて美味しい湧き水で不老水と言われている。2リットルのペットボトル6本に給水した。自宅から持って来た清水が半分になっていたので丁度良かった。この場所が俗界と霊界の境界で、いよいよ霊場に入って行く。

 12時55分に恐山菩提寺の駐車場に到着した。駐車場の北側に菩提寺の伽藍、南側にひっそりとたたずむ宇曽利湖、紅葉で彩られたお山が周囲をつつみ込んでいる。確かに死者の霊が集まるにふさわしい雰囲気がある。さりとて時間が来ればお腹は減る。遅い昼食と昼寝をしてから参拝に向かう。

 入山料は500円。総門から本尊安置地蔵殿まで石畳の参道がまっすぐに伸びている。中間に山門がある。立派な二重門で霊場恐山と書かれた寺額が掲げられている。山門を抜けると地蔵殿の西側に無間地獄と呼ばれる荒涼とした光景が広がり、霊場としての神秘性が増してくる。地蔵殿に参拝してから、入山した時にもらったリーフレットの経路案内に従って境内を散策した。所用は概ね2時間だった。観光とは少し異なる死生感に思いが至る場所でした。

 ここには恐山温泉があり入山した人は無料で入浴できる。場所は石畳の参道の中間にある山門の先。参道の右側が薬師の湯・男湯、左側が古滝の湯・女湯。泉質は強酸性で温度も高めの源泉掛け流しの温泉。入山前に受付所で「後で車にタオルを取りに行ってもいいですか」と尋ねたら、入山券の半券で出入自由とのこと。アズサに戻りお風呂セットを取って来て恐山温泉に入浴した。

 温泉があって駐車場にはトイレハウスがあるので、車中泊に最適と掲載している車中泊情報のサイトがあった。ここで車中泊する気は起きないが受付所で確認したら、トイレハウスは夜間閉鎖とのこと。車中泊は無理だね。

 16時45分に出発。薬研温泉の公共駐車場へ向かう。駐車場から500mほど行くと宇曽利湖から流れ出る唯一の河川・正津川を渡る。その橋の右手の宇曽利湖沿いには朱色の太鼓橋が架かっている。恐山菩提寺に向かっているときは、車が数台止まっていて駐車できなかったのでそのまま通過した。今は誰もいない。写真だけでもと思いアズサを止めた。

 太鼓橋脇の石の標柱には三途川と書かれている。太鼓橋の手前には石像が2体。石板に書かれた説明によると2体は「奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)」。説明書きを概略すると「人が亡くなり三途の川までくると、奪衣婆が身ぐるみをはがし、その衣類を懸衣翁が柳の枝に掛ける。枝の垂れ具合により生前の悪行の軽重を推量。その後、閻魔様に死後の行く先が言い渡される」とのこと。やっぱり生前の行いが大切だよね。

 ゆっくりもしていられないのですぐに出発。薄暗くなりかけている山道を行く。30分で薬研温泉の公共駐車場へ到着した。立派な休憩所がありトイレも利用できる。ここで車中泊。
恐山冷水
恐山冷水
参道中間にある山門
参道中間にある山門
参道奥に地蔵殿
参道奥に地蔵殿
地蔵殿
地蔵殿
奥の院の参道より
奥の院の参道より
慈覚大師堂
慈覚大師堂
地蔵尊とカラス
地蔵尊とカラス
左奥は宇曽利湖
左奥は宇曽利湖
恐山参拝記念
薬師の湯
薬師の湯
薬師の湯
薬師の湯
奪衣婆と懸衣翁三途川に架かる太鼓橋
奪衣婆と懸衣翁
三途川に架かる太鼓橋
薬研温泉の公共駐車場
薬研温泉の公共駐車場
□2019.10.24(木)□  【本当に運が良かった】
大間崎・ 奥の影は北海道
大間崎
奥の影は北海道
 8時に出発。3番目の観光スポット・大間崎へ向かう。50分で無料の大間崎駐車場に到着した。トイレハウスもあり、車中泊もできそう。駐車場の隣は大間崎テントサイトになっている。ここも無料で利用できる。大間崎から北海道までは津軽海峡をはさんで17.5km。肉眼でもしっかりと見ることが出来る。

 大間崎レストハウスで本州最北端大間崎到着証明書を発行してもらった。ここには今年(2019年)の豊洲市場初セリで史上最高額・3億3360万円の値が付いたマグロと漁師さんの実物大の顔出しパネルがある。もちろん記念にパチリ。周辺を散策。レストハウス横の広場にはタイルが敷かれていて、本州最北端の碑やマグロモニュメント、石川啄木の歌碑などがある。それとタイルの上に大きな日本地図が描かれ、本州の東西南北端が示されている。最北端・ここ大間崎、最南端・和歌山県・潮岬、最西端・山口県・毘沙ノ鼻、そして最東端・岩手県・魹ヶ崎(とどがさき)。それぞれ到着証明書を発行している。

 9時36分に出発。4番目の観光スポット・仏ヶ浦へ向かう。牛滝港から観光船に乗る予定にしている。25分ほど南下すると佐井港があった。大間崎と仏ヶ浦のほぼ中間点。ここからは仏ヶ浦行の定期船が出ている。ちょっと寄ってみよう。乗船券売り場は佐井村海峡ミュウジアムの中にある。料金と発着時刻を確認する。牛滝港からよりも乗船距離が長いので、時間も掛かるし料金も高い。どうせ先に進むのだから、やっぱり牛滝港から乗船しよう。

 すぐに出発。30分ほど行くと道路脇から仏ヶ浦が見える仏ヶ浦駐車帯があった。展望デッキも用意されているが樹木が邪魔をして展望はあまり良くなかった。牛滝港まで20分弱。観光船の運営者に連絡すると運行は10月15日までで終了したとのこと。何と言うこと。ネットでは10月下旬までとなっていたのに。佐井港に戻る気にもなれず観光船を断念。

本州最北端の店
本州最北端の店
大間崎レストハウス
大間崎レストハウス
大間崎・マグロモニュメントにて
マグロモニュメント
石川啄木の歌碑
石川啄木の歌碑
本州最北端の碑にて
本州最北端の碑にて
佐井村海峡ミュウジアム・乗船券売り場
佐井村海峡ミュウジアム乗船券売り場
展望デッキから見た仏ヶ浦の海岸
展望デッキから見た
仏ヶ浦の海岸
仏ヶ浦駐車帯と展望デッキ
仏ヶ浦駐車帯と
展望デッキ
 気を取り直して川内ダムへ向かう。国道338号をしばらく南下。牛滝港への分岐路がある。分岐路に未練を残しながら直進して県道253号へ。道の駅・かわうち湖の前を通過して2分、11時42分に到着した。2枚目のダムカードを入手。

 記念スタンプを押すために道の駅・かわうち湖へ戻る。ぴったり12時。昼食にしようと思ったが、何となく気になって先に店に向かうと閉店の準備をしている。女性スタッフに話を聞くと「本当は定休日だったけれど食事の団体予約があったので昼まで営業していた」とのこと。記念スタンプを押すことが出来て本当に運が良かった。仏ヶ浦を観光できなかったのは残念だったけれど、これでさっぱりと未練は断ち切れた。

 次は道の駅・わきのさわへ向かう。国道338号の曲がりくねった道路状況が気になっていたのでスタッフに相談した。来た道を戻りその国道338号を行くよりは、県道253号を川内ダム方向へ進んで陸奥湾側から回り込んだ方が走りやすいので、距離は長いが時間的には同じくらいと教えてもらった。アズサに戻り昼食と昼寝。

 13時20分に出発。15分も行くと、川内川渓谷遊歩道の大滝休憩所。駐車場があったので少し寄り道。遊歩道案内図によると大滝は休憩所のすぐ近くだったので見に行くことに。季節的に水量が少なかったのか「これが大滝・・・」状態だった。大滝だけを見てすぐに出発。

 10分ほどで陸奥湾沿いの国道338号に突き当たる。右折して30分、14時20分に道の駅・わきのさわに到着した。大滝見物を除いた走行時間だけで50分を要した。思ったより遠かった。次へ向かうのに陸奥湾沿いで右折してから30分間走行して来た道をそのまま、また戻るのかと思うと気が重い。これだったら曲がりくねっていても国道338号でここまで来た方が、気が軽かったかな。後で調べてみたら脇野沢までの国道338号は別名・海峡ラインと呼ばれていて、風光明媚な道として知られていた。残念。道の駅は、天然記念物に指定されている世界最北限の猿を見ることが出来る脇野沢村野猿公苑に隣接していたが今回はパスする。

 1時間掛かってむつ矢立温泉に到着。そして入浴も1時間。マエダストア・むつ中央店で弁当と総菜を買ってから、道の駅・よこはまへ向かう。18時15分に到着。道の駅は既に閉店していた。弁当を買っておいて良かったよ。ここで下北半島最後の車中泊。
川内ダム・下流側
川内ダム・下流側
道の駅・かわうち湖
道の駅・かわうち湖
川内川渓谷・大滝
川内川渓谷・大滝
道の駅・わきのさわ
道の駅・わきのさわ
むつ矢立温泉
むつ矢立温泉
道の駅・よこはま
道の駅・よこはま
□2019.10.25(金)□  【棟方志功御用達】
清水目ダム
清水目ダム
 道の駅の営業開始の8時を待って記念スタンプを押す。5番目に目指す観光スポットは三内丸山遺跡。8時5分に出発。まずは下北半島の付け根付近にある清水目ダムへ向かう。45分で到着したがスタッフが不在でダムカードは入手できなかった。野辺地町観光物産PRセンターへ向かう。ここでもダムカードを配布している。ダムの写真を見せて3枚目のダムカードを入手した。

 道の駅・浅虫温泉へ向かう。40分ほどで到着。ここには温泉施設があり、しかもビル5階の展望風呂で陸奥湾を一望できる。旅行計画を立てるにあたりここで車中泊しようと思ったが、日程がどうしても合わず断念した。でも国道4号がすぐ横を通り、トイレも遠いようなので車中泊向きではない雰囲気があったので断念して良かったよ。浅虫ダムへ向かう。距離にして1.5km。アクセス道路が極めて狭く軒先をかすめるような路地裏の道。5分掛かって到着。途中に温泉宿・椿館がある。棟方志功が静養に何度も訪れていたゆかりの施設で、このことはウィキペディアにも掲載されている。宿の前に棟方志功の大きな張りぼて人形が置かれていた。ダムカードは道の駅で配布している。ダムの写真を撮って道の駅に戻り4枚目を入手した。

 10時44分に出発。三内丸山遺跡に向かう。その前にねぶたの家ワ・ラッセに寄って行こう。30分で到着。近くには青森駅と青森港、そして美しい景観を見せるケーブルで吊られた斜張橋・青森ベイブリッジが青森駅を跨ぐように架けられている。有料駐車場はあるが高さ制限がギリギリ。奥に観光バスが見えるけど入口が分からない。有料と言うこともあり、路上にアズサを止めて周辺のみ撮影して早速に退散。

 11時37分に三内丸山遺跡に到着した。ワ・ラッセと違ってここの駐車場は無料。観覧料は410円。入場すると12時からのガイドツアーの参加者を募る放送が流れていた。もともとガイドツアーに参加するつもりでいたので、待ち時間が無くてラッキーだった。ガイドさんは話術が巧みで楽しく見学することが出来た。ここを見学するならガイドツアーに参加すべきですね。ガイドさんの説明によると、縄文時代の集落跡に県営野球場を建設するために調査を行ったら、大規模な集落跡と分かり、野球場建設を中止して遺跡を保存することになったとのこと。その後、県営野球場は少し離れた別のところに建設された。

 13時半にアズサに戻り遅い昼食と昼寝をして14時半に出発。下湯ダムへ向かう。23分で到着。5枚目のダムカードを入手した。

 津軽半島を北上する。湯の沢温泉・ちゃぽらっとへ向かう。16時40分に到着。この先少しで車中泊予定の道の駅・たいらだて。入浴後では道の駅の営業時間・17時を過ぎて記念スタンプを押せなくなると思い通過。5分ほどで到着。記念スタンプを押してちゃぽらっとへ戻り入浴。道の駅の様子も分かっているので慌てることもない。工事中などで時として車中泊できないこともあるからね。安心してゆったりと1時間20分も留まってしまった。道の駅・たいらだてに戻り車中泊。
道の駅・浅虫温泉
道の駅・浅虫温泉
温泉宿・椿館・棟方志功の人形
温泉宿・椿館
棟方志功の人形
青森ベイブリッジ
青森ベイブリッジ
三内丸山遺跡にて
三内丸山遺跡にて
ガイドツアーに参加
ガイドツアーに参加
復元した掘立柱建物
復元した掘立柱建物
復元大型掘立柱建物
復元大型掘立柱建物
記念にガイドさんと
記念にガイドさんと
復元した竪穴建物
復元した竪穴建物
下湯ダム・下湯平成湖
下湯ダム・下湯平成湖
道の駅・たいらだて
道の駅・たいらだて
□2019.10.26(土)□  【階段国道】
 8時50分に出発。6番目の観光スポット・竜飛崎へ向かう。道の駅・奥津軽いまべつに寄ってから道の駅・みんまやの前を通過して10時10分に龍飛崎灯台に到着。灯台横の展望台では望遠レンズを装着したカメラを持った男性二人が談笑しながら海の方を眺めている。聞くと渡り鳥を待っているとのこと。ここは多くの渡り鳥の飛行ルートになっているらしい。ついでに津軽海峡冬景色の歌謡碑の場所を尋ねると「あそこだよ」と指を差して教えてくれた。竜飛崎ではぜひ寄ってみたいと思っていたところだ。灯台の駐車場からは道を下って1キロ弱。国道339号沿いにあった。私たちは道の駅・みんまやの前を通過して、竜飛崎シーサイドパークキャンプ場側から来たので分からなかった。

 歌謡碑に向かう途中に339・階段国道の立て看板があった。そこから100mくらい行くと、左に歌謡碑、右奥に大きな駐車場がある。でも歌謡碑の脇にちょっとした空き地があったので、そこにアズサを停めた。歌謡碑の前に大きな赤い押し釦ボタンスイッチ。妻が押すと♪ジャジャジャジャーンと前奏が始まり、続いて石川さゆりさん本人の歌唱で「ごらんあれが竜飛岬・・・」と楽曲の2番が流れてきた。初めはその音の大きさに驚いた。景色を眺めながら2~3回は聞いただろうか。

 先ほど見かけた階段国道に向かう。当然に徒歩で。階段は立派な石畳で中央には手すりが設けられている。階段入口の案内看板には「日本唯一の階段国道339号(1974年) 全長388.2m(362段) 標高差約70m 龍飛崎」と書かれている。下り階段だけれど帰りは上り。「362段か。うんー、ちょっと無理か」と行くのを止めた。先ほど通過した道の駅・みんまやに戻る。ここには青函トンネル記念館があり体験坑道見学ができる。今回はパスし、道の駅の記念スタンプを押してすぐに出発。
道の駅奥津軽いまべつ
道の駅奥津軽いまべつ
龍飛崎灯台
龍飛崎灯台
龍飛崎灯台
龍飛崎灯台
龍飛崎灯台にて
龍飛崎灯台にて
歌謡碑
歌謡碑
階段国道339号
階段国道339号
階段国道339号
階段国道339号
道の駅・みんまや
道の駅・みんまや
津軽国定公園七つ滝
津軽国定公園七つ滝
 道の駅・こどまりへ向かう。25分ほど行ったところで滝を発見。津軽国定公園の七つ滝。国道339号脇なので手軽に見ることが出来る。ここから6分ほどで道の駅・こどまり。見通しのきかないカーブを曲がってすぐのところに道の駅の入口がある。そこを見落として通過してしまった。建屋があるのでそのまま行ってしまうことはないが正直分かりにくい。戻って道の駅の記念スタンプを押す。

 次は小泊ダム。ただしダムカードはここの道の駅で配布している。つまりダムまで行って戻って、次の目的地に向かうためまた同じ道を行かなければならない。ひょっとして事情を話せば、写真が無くてもダムカードを配布してもらえるのではとの思いでスタッフに聞いてみた。当然に駄目。やっぱり写真が無いと配布できないとのこと。ここから6分で小泊ダム。写真を撮って道の駅へ戻る。6枚目のダムカードを入手できた。入り口横でイカを焼いていて美味そうな香りが漂ってくる。丁度昼時だ。つい買ってしまった。イカ焼きをおかずにして車中昼食。焼き過ぎていて少し固かった。昼寝を20分。

道の駅・こどまり
道の駅・こどまり
小泊ダム
小泊ダム
 13時半に出発。中の島ブリッジや道の駅・十三湖高原に寄り、次は道の駅・ふかうらへ向かう。ここは非常に行きにくい場所にある。そのまま秋田県へ抜けて行くなら何の問題もない。しかし青森県内の全ての道の駅の記念スタンプをコンプリートしようとしている身としては、片道40分を行って戻らなければならない。中々に一筆書きの様にはいかないものだ。でもその行って戻っての部分に千畳敷海岸がある。まずは道の駅・ふかうらまで行ってスタンプを押し、その帰りに千畳敷海岸に寄った。観光バスも立ち寄る景勝地で、多くの観光客がでこぼこした岩の上を歩いたり、奇岩を背景に記念写真を撮ったりしていた。地元の人が餌を撒いているのか、その周りを無数のカモメが飛び交っている。その人について歩いているカモメも多数いた。

 16時14分に出発。温泉施設・海のしずくへ向かう。20分ほど行くとマエダストア・鯵ヶ沢店があったので弁当と総菜を購入。海のしずくは車中泊予定の道の駅・もりたの5kmくらい手前にある。道の駅の営業時間は18時まで。入浴後では閉店してしまうので、ここでも先に記念スタンプを押しに行くことにした。17時8分に到着。記念スタンプを押してから海のしずくへ戻り入浴。ゆっくりと1時間以上滞在して出てきたけれどまだ18時半。道の駅の様子は分かっているし、そろそろ洗濯をしなければと言うことでコインランドリーへ向かうことに。

 道の駅を通過してから15分くらいで、にこにこランドリー・柏店に到着。本当は別のところをヤフーナビで検索していたけれど、ずいぶんと手前にこの店があった。洗濯物を洗濯機にセットして、待ち時間に車中夕食。まだ道の駅までの運転があるのでアルコール抜きの食事だ。洗濯物を片付けて道の駅・もりたに戻ったのが21時10分。ここで車中泊。
中島遊歩道橋
中島遊歩道橋
歌碑・恋の津軽十三湖
歌碑・恋の津軽十三湖
道の駅・ふかうら
道の駅・ふかうら
道の駅・ふかうら
道の駅・ふかうら
千畳敷海岸
千畳敷海岸
千畳敷海岸にて
千畳敷海岸にて
温泉施設・海のしずく
温泉施設・海のしずく
道の駅・もりた
道の駅・もりた
□2019.10.27(日)□  【「ねぷた」と「ねぶた」】
飯詰ダム
飯詰ダム
 出発準備をしていて事件が発覚。昨日着ていたベストが行方不明。海のしずくに忘れたのかもしれない。電話をしたら保管していてくれた。温泉施設が近くて良かったよ。9時に出発。まずはベストを引き取りに海のしずくへ。お礼に名古屋銘菓・なごやんを2個持参した。

 飯詰ダムへ向かう。ダムは青森県道26号沿いにある。でもナビの案内はダムまで数キロのところで県道を外れた。何か違和感がある。Uターンして県道に戻る。少し行くとナビはリルートして県道を案内し始めた。9時54分に到着した。ここではダムカードを配布していない。写真を撮って青森県西北地域県民局へ。お役所なのに日曜日でもダムカードを発行してくれていてありがたいね。おかげで7枚目のダムカードを入手することができた。

 道の駅・つるた、なみおかと回り、7番目の観光スポット・岩木山神社へ向かう。青森県道3号に入ると津軽富士と呼ばれる岩木山が正面に見える。青森県の最高峰で標高は1625m。岩木山神社はその南東の麓にある。12時45分に到着。駐車場は無料で一の鳥居のすぐ前。県道脇なので分かりやすい。

 車内で昼食をとってから境内へ。駐車場から社殿までまっすぐに伸びた参道を行く。七五三詣の時期で日曜日なのに意外と観光客は少なかった。まずは手水舎へ。三つ首の龍神様の口から水が勢いよく流れ出している。岩木山からの湧き水とのこと。その水で手と口を清めようとしても、足場から水までが遠くて届かない。束の長~い柄杓が置いてあるので、それで水を受けて手元に手繰り寄せる。でも身を少し乗り出さないと柄杓が水に届かない。まして小柄な女性では無理かもしれないな。

 立派な楼門を抜け、さらに中門を抜けると拝殿がある。中門も彫刻を施した四脚門で立派な造りだ。拝殿と奥にある本殿も含め、これら社殿のほとんどが国の重要文化財に指定されている。拝殿で参拝。

 もと来た参道を戻る。一の鳥居を出たところでリヤカーのアイスクリーム屋さんが店開きしていた。「りんごとパインのカランカランアイス」と書かれている。その看板に魅かれて1本購入。分け合って食べた。
県西北地域県民局
県西北地域県民局
道の駅・つるた
道の駅・つるた
正面に岩木山
正面に岩木山
岩木山神社・参道
岩木山神社・参道
岩木山神社・手水舎
岩木山神社・手水舎
岩木山神社・楼門
岩木山神社・楼門
岩木山神社・中門
岩木山神社・中門
岩木山神社・拝殿
岩木山神社・拝殿
アイスクリーム屋
アイスクリーム屋
 道の駅・津軽白神に寄ってから津軽ダムへ向かう。総貯水容量が青森県最大のダムで、津軽の名を冠するにふさわしい堂々とした姿をしている。8枚目のダムカードを入手した。

 弘前城へ向かうも、時間が詰まってきてしまったので、急きょパスして、弘前城近くの津軽藩ねぷた村へ。誤字じゃないですよ。「ねぶた」ではなく「ねぷた」です。青森のねぶたまつりは有名ですが、弘前では同様の祭りをねぷたまつりと言います。どちらも国の重要無形民俗文化財として、それぞれ「青森のねぶたまつり」「弘前のねぷたまつり」として登録されている。

 津軽三味線の実演を鑑賞し、ねぷた祭の太鼓叩きも体験できた。出口手前には様々なコマを回して見せてくれる実演コーナーがある。実演の最後にコマのルーレットで楽しませてくれる。文字が書かれたプレートの中心にコマを回す台があり、コマの回転が止まって倒れたところの文字を当てる。ルーレットのコマは2つあり、プレートには東西南北と、もう一方には数字1~6が書かれている。この組み合わせを予想する。妻が選んだ組み合わせがあたって小さなコマをもらいました。私はどちらの文字も当たらなかった。

 道の駅・いなかだてへ寄ってから道の駅・ひろさきへ向かう。途中のすき家7号弘前高崎店で牛丼をテイクアウト。18時に道の駅・ひろさきに到着した。ここで車中泊。でもその前に温泉へ。斜め向かいに花の湯がある。200m程だけれどアズサで移動。ゆったりと入浴して道の駅に戻る。ここで福島のSさんの奥さんと再会した。花の湯へ缶ビールを買いに行くとのこと。うっかりと切らしてしまったらしい。道の駅には酒類を売っていないところが多いからね。
道の駅・津軽白神
道の駅・津軽白神
津軽ダム
津軽ダム
津軽藩ねぷた村にて
津軽藩ねぷた村にて
津軽三味線演奏者と
津軽三味線演奏者と
扇ねぷた
扇ねぷた
□2019.10.28(月)□  【なんとも艶めかしい】
福島のSさんと再会
福島のSさんと再会
 出発準備をしていると国道7号側の駐車場で車中泊していた福島のSさんが、東側の駐車場に移動して来た。20分ほど談笑。

 9時に出発。道の駅・いかりがせきを通過して久吉ダムへ。ダムの写真を撮ってから秋田県の道の駅・やたて峠へ向かう。県境を越えてすぐのところにあるので寄ることにした。そこから6分で遠部ダム。やはりダムの写真を撮って通過した道の駅・いかりがせきへ戻る。ここで写真を見せて9枚目と10枚目のダムカードを入手した。

 道の駅・虹の湖へ。11時38分に到着。周辺を散策すると噴水の池・加伊寿の泉があった。イタリアの「トレビの泉」をかたどったものらしいが・・・。噴水の中心には加伊寿御前の像が立っている。鎌倉時代末期の女性ですが「現代風の姿に再現」したと説明されている。現代風とは言え、水しぶきを浴びる姿はなんとも艶めかしいブロンズ像です。

 浅瀬石川ダムへ向かう。7分で到着。ここにはダム資料館がある。実際に水を流すことができるダム放流シミュレーション模型や3D立体映像シアターなどを体験できる。休憩スペースには無料の望遠鏡が備えられていて湖面や湖岸を観察できる。ここで11枚目のダムカードを入手した。これでダムカードの目標を達成することができた。丁度昼時だったのでアズサに戻り昼食と昼寝を20分。13時半に出発。
久吉ダム
久吉ダム
遠部ダム
遠部ダム
道の駅いかりがせき
道の駅いかりがせき
道の駅・虹の湖
道の駅・虹の湖
噴水の池・加伊寿の泉
噴水の池・加伊寿の泉
加伊寿御前の像
加伊寿御前の像
浅瀬石川ダム
浅瀬石川ダム
 明日は最終8番目の観光スポット・奥入瀬渓流を散策する予定。あらかじめ案内資料をもらうため奥入瀬渓流館へ向かう。途中に城ヶ倉大橋がある。十和田八幡平国立公園内にある八甲田連峰が一望できる紅葉展望スポットだ。多くの観光客が景色を眺めていた。私たちもアズサを駐車場に入れ、橋の上から暫しその美しさに見とれた。

 八甲田山ロープウェイ山麓駅に少し寄り道。さすがに人気の観光スポット。多くの観光バスが停まっていた。

 ここから9分で酸ヶ湯温泉がある。奥入瀬渓流館へ向かう国道103号沿いなので寄ることにしていた。テレビの積雪中継でよく見かけている。当然にいつも雪の中の温泉施設しか見たことが無い。雪のない状態ではどんなところか見てみたかった。国道がU字に曲がっている外側に駐車場があり、その奥に温泉建屋がある。そして国道の内側つまり反対側にも駐車場がある。そのどちらの駐車場も空きが無く、立ち寄ることを断念して外観のみを撮影した。もう少し進んだところにも広い駐車場があったがそのまま通過した。

 まだ明るいうちの15時8分に奥入瀬渓流館に到着。奥入瀬渓流の案内地図とJRバスの時刻表をもらった。今日の入浴は十和田湖温泉郷・市民の家。8分で到着した。浴室の一部が二階建てになっていて二階部分にも浴槽がある変わった造り。ゆっくりと入浴してから、車中泊予定の道の駅・奥入瀬へ向かう。17時15分に到着。道の駅は営業中で記念スタンプを押すことができた。これで明日は早朝出発ができる。
城ヶ倉大橋
城ヶ倉大橋
八甲田連峰
八甲田連峰
八甲田山ロープウェイ
八甲田山ロープウェイ
酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯温泉
国道103号
国道103号
奥入瀬渓流館
奥入瀬渓流館
十和田湖温泉郷・市民の家
十和田湖温泉郷
市民の家
 奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出る唯一の川・奥入瀬川の渓流で国の特別名勝、天然記念物に指定されている。散策は下流から遡る方が景色は良いとされている。下流側の石ヶ戸休憩所にアズサを駐車して上流に向かい、適当なところから路線バスで戻ることにしている。その石ヶ戸休憩所の駐車場は数台しか停められない。ネット情報ではこの周辺は道幅が若干広くなっているので路駐できるとのこと。でも路駐スペースもすぐに満車になってしまうらしい。なので早朝出発ができることは大助かりだ。

 駐車場から少し離れたところに水飲み・手足洗い場を見つけた。これ幸いと2リットルのペットボトル6本に給水した。今夜が青森県で最後の車中泊。
□2019.10.29(火)□  【驚きの答え】
石ヶ戸休憩所
石ヶ戸休憩所
 5時20分に起床。炊飯と身支度を整えて6時に出発。奥入瀬渓流の石ヶ戸休憩所へ向かう。25分で到着した。休憩所前の駐車スペースは既に満車だったが、道路沿いの駐車スペースは十分に空いていた。でも8時前にはそこも満車状態になった。ここで朝食を済ませて、8時10分に散策を始める。

 奥入瀬川沿いに整備された遊歩道を、奇岩や滝、紅葉に彩られた流れを眺めながら上流・十和田湖方向に歩く。上流に向かっているのでほとんどは上り坂だ。でも傾斜は緩いので苦にはならない。雲井の滝まで散策。

 10時20分頃にバス停・雲井の滝へ着いた。次のバスは13分後。でも来なかった。このバスは昨日もらった時刻表によれば季節便。間引かれたのかも。やって来るのは星野リゾートのシャトルバスばかりだ。10時43分の定期便は時刻通りにやって来た。乗車時間10分ほどで石ヶ戸休憩所へ戻る。料金は210円。

 少し休憩してからアズサでさらに上流の銚子大滝まで移動する。ここにも若干の駐車スペースがある。でも、やっぱり満車状態。少し先へ行くと道幅が若干広くなっていたのでそこに停めた。周辺の見どころを散策。
石ヶ戸休憩所付近の路駐スペース
石ヶ戸休憩所付近の
路駐スペース
奥入瀬渓流・案内看板
奥入瀬渓流
案内看板
石ヶ戸の瀬
石ヶ戸の瀬
馬門岩
馬門岩
奥入瀬渓流にて
奥入瀬渓流にて
路線バス・石ヶ戸
路線バス・石ヶ戸
銚子大滝
銚子大滝
 12時40分に出発。青森県では最後に訪問する道の駅・しんごうへ向かう。13時18分に到着。28か所目の記念スタンプを押して目標を達成した。そのスタンプに「キリスト伝説の里」と書かれていたのでスタッフに尋ねてみた。新郷村にキリストのお墓があると驚きの答えが返って来た。帰宅後ネットで「新郷村 キリスト」を検索すると記事がごまんと出てきて、これまた驚きだった。かなり遅い昼食、それから昼寝をして14時26分に出発。

 35分で十和田湖畔に到着した。乙女の像を見たかったが時間的にちょっと無理。湖畔だけでも散策しようかな。でも駐車場は有料しか見当たらない。散策も諦めてこのまま通過しよう。少し行くと廃業施設(十和田湖グリーンホテル?)の前に駐車場があったので急きょ利用させてもらった。湖畔の手近なところだけを少し散策してすぐに出発。砂子沢ダムへ向かう。

 22分で発荷峠展望台。十和田湖の眺望スポットだ。立ち寄っては見たが、曇り空の夕暮れ前で、期待したほどの景色を見ることは出来なかった。ここから先は秋田県。15時45分に砂子沢ダムに到着。ここではダムカードを配布していないので写真撮影だけ。配布は鹿角地域振興局。明日行く予定にしている。

 ここから9分で道の駅・こさか七滝。道路の反対側奥に日本の滝百選・七滝が見える。記念スタンプを押してから七滝を見に行く。徒歩1~2分。60mの落差を7段の滝となって流れ落ちる。滝の水量は少なめなので何とか7段を確認できる。水量が多いと段が繋がってしまい3段くらいの滝に見えるのではないだろうか。

 16時13分に出発。道の駅・おおゆへ向かう。マックスバリュー・小坂店に寄り弁当と惣菜を買って17時15分に到着。道の駅・おおゆは、新国立競技場の再コンペを勝ち取ったあの隈研吾氏が設計。記念スタンプを押してから色々と見て回る。全体にすっきりとしている。でも何だかお洒落に造り過ぎていて使いにくそう。

 道の駅周辺には多くの入浴施設がある。サービスカウンターの女性スタッフに一番近い温泉施設・保養センター湯都里を教えてもらった。徒歩5分位か。入浴中に雨が降り出した。傘は持って来ていない。アズサで移動していればと後悔するも、時すでに遅し。でも心掛けが良かったのか、アズサに戻る頃には雨が上がっていた。

 アズサに戻り夕食を済ませた頃にまた雨が降り出した。あの時だけ雨が止んでいてくれたんだ。ありがとう。でも今夜は耳栓が要りそうだ。
道の駅・しんごう
道の駅・しんごう
記念スタンプ
記念スタンプ
十和田湖畔
十和田湖畔
発荷峠展望台より見た十和田湖
発荷峠展望台より
砂子沢ダム
砂子沢ダム
道の駅・こさか七滝
道の駅・こさか七滝
日本の滝百選・七滝
日本の滝百選・七滝
保養センター湯都里
保養センター湯都里
道の駅・おおゆ
道の駅・おおゆ
道の駅・おおゆ
道の駅・おおゆ
七滝にて
七滝にて
□2019.10.30(水)~11.3(日)□  【帰路】
 鹿角地域振興局でダムカードをもらった後は、道の駅伝いに一般道で帰路につく。道の駅・庄内みかわ(山形県)、ちじみの里おぢや(新潟県)、アルプス安曇野ほりがねの里(長野県中信地方)、信州平谷(長野県南信地方)で車中泊。4泊して11月3日昼前に自宅に到着した。

 以下は帰路について、もう少し詳しく書いたものです。テーマ「青森を旅する」から外れてしまうので付記としました。
 
□2019.10.30(水)□  【満車状態】
鹿角地域振興局
鹿角地域振興局
 8時50分に出発。砂子沢ダムのダムカードをもらいに鹿角地域振興局へ。20分で到着。秋田県では初めてのダムカードを入手した。ここからは一般道で道の駅伝いに記念スタンプをもらいながら帰路につく。

 道の駅・かずの、ひない、大館能代空港、かみこあに、五城目と伝って12時50分にしょうわに到着。ここで車中昼食と昼寝を20分。物産販売コーナーで雪小町印・白玉野菜餅を購入した。人参、カボチャ、ほうれん草味の3本セット。ソーセージのような形をしていて長期保存が出来る。使い勝手がよく美味しかった。帰宅後にネットで探してみたが見つからなかった。同じメーカで野菜の入っていない白玉餅を見つけたので購入した。これも美味しかったのでリピート購入しようと思っている。

 14時6分に出発。23分で道の駅・あきた港に到着。ここには高さ143mのポートタワーセリオンがある。地上100mに展望室があり無料開放されているので上がってみた。全周ガラス張りで日本海から秋田の街並、そして直下の駐車場も見ることができる。さすがに車はトミカのミニカー、人は米粒大だ。

 14時47分に出発。道の駅・岩城、にしめ、象潟(きさかた)、鳥海と伝って18時27分に車中泊予定の道の駅・庄内みかわに到着。遅い時間なのに駐車場は満車状態。駐車場整理のスタッフがそこかしこに立っている。指示に従って移動するも空スペースがなく右往左往。道の駅の建屋も良く分からない。スタッフに「道の駅はどこですか」と尋ねてみたが「?・・・」と反応が薄い。どうも隣接する文化館なの花ホールでイベントがあり、そのために違う町から駆り出されて来ているようだった。それなら時間が経てば空くだろう。

 駐車してから歩いて行くつもりだった、なの花温泉・田田へ移動。入浴を済ませて19時50分に道の駅に戻る。駐車場はガラガラで道の駅の建屋もすぐに分かった。
 
道の駅・しょうわ
道の駅・しょうわ
ポートタワー・セリオン
ポートタワー
セリオン
なの花温泉・田田
なの花温泉・田田
道の駅・庄内みかわ
道の駅・庄内みかわ
□2019.10.31(木)□  【当時は日本一】
 9時に出発。道の駅・あつみ、朝日、神林と伝って11時42分に荒川頭首工へ到着。ダムカードを入手してすぐに出発。

 17分で道の駅・胎内。駐車場の反対側に越後胎内観音があったので参拝して来た。観音像は青銅製で高さ7.3m。昭和45年に建立した当時は日本一の高さだったらしい。

 12時38分に道の駅・加治川に到着。ここで車中昼食と昼寝を30分。道の駅・豊栄、花夢里にいつ、燕三条地場産センターと伝って、次に浦原大堰・中野口川水門管理所へ向かうがナビの案内が不適切で行きつくことができない。道すがら、犬を散歩させていた女性に聞くことができて、やっと16時6分に到着した。ダムカードを入手してすぐに出発。

 道の駅・パティオにいがたに寄ってから温浴施設・エコトピア寿へ向かう。その途中、パティオにいがたから8分ほどのところにスパー・PLANT-5・見附店があったので夕食の弁当を購入。17時47分にエコトピア寿に到着。ゆっくりと入浴してから車中泊予定の道の駅・ちじみの里おぢやへ向かう。19時37分に到着した。
荒川頭首工
荒川頭首工
道の駅・胎内
道の駅・胎内
越後胎内観音・仁王殿
越後胎内観音・仁王殿
浦原大堰
浦原大堰
温浴施設・エコトピア寿
温浴施設
エコトピア寿
道の駅・ちじみの里おぢや
道の駅
ちじみの里おぢや
越後胎内観音像
越後胎内観音像
□2019.11.1(金)□  【無料入浴】
テルメドーム
テルメドーム
 8時45分に出発。道の駅・クロス10十日町、信越さかえ、野沢温泉と伝って11時37分に道の駅・ふるさと豊田に到着。ここで車中昼食と昼寝を30分。

 13時50分に出発。途中渋滞があり1時間ほど掛かって川中島温泉テルメドームに到着。物味湯産手形で無料入浴。

 車中泊予定の道の駅・アルプス安曇野ほりがねの里へ向かう。道の駅近くの食品スーパー・ベイシア・あずみの堀金店で夕食を購入して18時52分に到着した。
道の駅・アルプス安曇野ほりがねの里
アルプス安曇野
ほりがねの里
□2019.11.2(土)□  【半端ない値引き率】
 8時53分に出発。5分でHAMAフラワーパーク。ここの中にあるかんてんぱぱショップ・安曇野店は、こちらに来た時の行きつけのお店で店長さんとも顔なじみ。談笑しながら色々と買い込んで9時31分に出発。

 2時間ほど走り続け、今度はかんてんぱぱガーデン(長野県伊那市)に到着。ここには中央アルプスの伏流水の水汲み場がある。美味しいお水で2リットルのペットボトル10本に給水した。お店では純米吟醸・今錦の試飲販売をしていた。試飲したかったが運転があるので断念。妻が試飲して許しが出たので1本購入した。アズサに戻り車中昼食と昼寝を30分。

 13時38分に出発。北川製菓・駒ケ岳工場へ向かう。12分で到着した。駐車場のすぐ下に北川製菓の販売店・ル・ノール・リヴィエールがある。ここでは通常の商品の他に賞味期限が短めなどの訳あり品も販売している。半端ない値引き率なのでついつい買い過ぎてします。

 14時6分に出発。15時22分に日帰り温泉・ゆったり~な昼神に到着。物味湯産手形で無料入浴。昼神温泉はアルカリ性単純硫黄泉でいわゆる美人の湯だ。滑らかで肌馴染みのよい浴感が気に入っている。ゆったりと入浴して16時47分に出発。

 25分ほどで道の駅・信州平谷に到着。ここでくるま旅「青森を旅する」の最後の車中泊。
かんてんぱぱショップ
かんてんぱぱショップ
かんてんぱぱガーデン・水汲み場
水汲み場
水汲み場・利用案内
水汲み場・利用案内
かんてんぱぱガーデン・案内パネル
かんてんぱぱガーデン
案内パネル
北川製菓
北川製菓
駒ケ岳工場
ル・ノール・リヴィエール
ル・ノール
・リヴィエール
ゆったり~な昼神
ゆったり~な昼神
道の駅・信州平谷
道の駅・信州平谷
□2019.11.3(日)□  【自宅到着】
 8時38分に出発。長期のくるま旅の時は、出発前に冷蔵庫内の食品を出来るだけ使い切っている。帰宅前に調達しなくては。豊田市のスーパーやまのぶ・野見山店で食料品を買い込む。こちら方面から帰るときはいつもここを利用している。値打ちなので。

 11時49分に自宅到着。早速、荷物を降ろし今回のくるま旅を無事終了した。

 
 
 
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